問題一覧
1
問81 次の文は,後処理について述べたものである。正しいものを選べ。
後処理をどのように行うかは,この先における試験体への悪影響の有無,この先の作業工程における影響を考慮して決める。
2
問82次の文は,各種浸透探傷試験の特徴を述べたものである。正しいものを選べ。
後乳化性浸透探傷試験は他の方法に比べ,浅くて幅のあるきずに対して最も検出感度の高い方法である。
3
問83 大型鋳鋼品の部分探傷を行なう場合,最も良く使われている探傷方法はどれか。正しいものを選ベ。
溶剤除去性染色浸透探傷試験
4
問84次の文は,高温探傷剤の特徴を述べたものである。正しいものを選べ。
一般的な染色浸透探傷剤を100°C以上の高温部に適用したときの問題点には浸透液の染料の退色,溶剤の蒸発がある。
5
問85次の文は,水エアゾールを用いた水洗性浸透探傷試験について述べたものである。正しいものを選べ。
水エアゾールは,浸透処理後まず乾いたウェスで余剰浸透液を除去した後,残った余剰浸透液に洗浄水を一定の距離から吹き付けて洗浄する。
6
問86次の文は,水エアゾールを用いた水洗性浸透探傷試験について述べたものである。最も一般的な実施方法を一つ選び記号で答えよ。
余剰浸透液をできるだけウェス等でふきとり,次に試験体に水エアゾール洗浄液を一定の距離に保ちながら吹きつけ,最後に表面に付着している洗浄水をウェスでふきとる。
7
問87次の文は,低温下における浸透探傷試験の問題点について述べたものである。正しいものを選ベ。
速乾式現像剤の溶剤の揮発性の低下による乾燥時間の増加
8
問88次の文は,構造物の保守検査への適用例について述べたものである。正しいものを選べ。
保守検査は,使用開始後に加えられた応力や雰囲気条件により発生したきずの検出を目的とした検査である。
9
問89次の文は,鋳鋼品の製品検査について述べたものである。誤っているものを選べ。
鋳鋼品に発生するきずの代表的なものは疲労割れである。
10
問90次の文は,浸透探傷試験の特徴について述べたものである。正しいものを選べ。
一回の探傷操作で,すべての方向のきずを検出することができる。
11
問91 次のうち,キー溝やねじ部の様に形状の複雑な試験体や表面粗さの粗いものに適用でき,比較的検出感度も高い探傷方法はどれか。正しいものを選べ。
水洗性蛍光浸透探傷試験
12
問92次の文は,指示模様の解釈の定義について述べたものである。正しいものを一つ選び,記号で答えよ。
指示が認められたならば,指示の発生状況,発生箇所などから指示の発生原因を考え,合否判定の対象にされている種類のきずによる指示模様であるかどうかを探る行為をいう。
13
問93次の文は,試験面のきずを観察し評価する場合について述べたものである。正しいものを選べ。
指示模様が観察された場合,まず,きずによる指示模様かきず以外による指示模様かの判別を行い,きずによる指示模様の場合には,評価対象指示模様か評価対象外指示模様かの判別を行うのが原則である。
14
問94次の文は,現像面を観察するのに必要な環境条件を述べたものである。正しいものを選べ。
光源と目の配置で,光源の光が直接目に入らないようにする。
15
問95浸透探傷試験において,浸透指示模様の観察時の周辺部の明るさ(又は暗さ)として,次のうち正しいものを選べ。
明所視の場合は明るくとも10000lx程度,暗所視の場合は20lx以下の暗さが望ましい。
16
問96次の文は,指示模様の形状について述べたものである。正しいものを選べ。
指示模様はきずについての一つの情報を与えてくれているだけであり,指示模様の形状,寸法だけでその指示模様を示しているきずの実用上の影響を判断することはできない。
17
問97次の文は,疑似指示の発生原因について述べたものである。正しいものを選べ。
乳化処理で乳化時間が短すぎた場合。
18
問98次の文は,指示模様の観察・解釈・評価の中に含まれる行為について述べたものである。正しいものを選べ。
指示模様の解釈を行うときは,判定対象となるきずによる指示模様か,又は判定対象外となるきずによる指示模様なのかを判断し,決めなければならない。
19
問99次の文は,割れについて述べたものである。正しいものを選べ。
割れが進展するかどうかは,加えられた応力の種類と大きさ,割れの存在する位置,材質,割れ先端の形状等により決まる。
20
問100次の文は,蛍光浸透液の劣化状態について述べたものである。正しいものを選べ。
蛍光浸透液に酸が混入すると蛍光輝度が低下する。
21
問101 次の文は,探傷剤の中で水が混ざると粘性が上がり,その性質を著しく低下させるのについて述べたものである。正しいものを選べ。
水洗性浸透液
22
問102次の文は,エアゾールタイプの探傷剤の管理について述べたものである。正しいものを選べ。
浸透液についてはガス圧が低下していても液がノズルから出て,性能に変化がなければそのまま使用してかまわない。
23
問103次の文は,探傷剤のエアゾール製品について述べたものである。正しいものを選べ。
浸透探傷試験で使用する探傷剤は危険物に該当するものもあり,その保管量は消防法により指定されている。
24
問104次の文は,エアゾール製品の安全取り扱いに関連する事項を述べたものである。正しいものを選べ。
エアゾール製品の内部圧力は特に温度による変化が著しいので取り扱いや保管には注意が必要である。