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がん化学療法学
  • Uka .

  • 問題数 24 • 7/11/2024

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    問題一覧

  • 1

    56歳男性。30歳から印刷会社に勤務している。6ケ月ごとに実施される特定化学物質健康診断を受診したところ、第一次検査の結果は以下のとおりであった。 (第一次検査の検査値) 身長165cm、体重62.5kg、体温36.6°C、血圧 122/83 mmHg、 脈拍 76 拍/分、AST 40 IU/L、 ALT 46 IU/L、γ-GTP 95 IU/L 第二次検査として、腹部の超音波による検査等の画像検査、呼気中の一酸化炭素量の測定、血清間接ビリルビン及び血液中の腫瘍マーカーの検査を受けた。 (第二次検査の検査値(一部抜粋)) 血清間接ビリルビン 0.97mg/dL(総ビリルビン 1.81 mg/dL、直接ビリルビン0.84mg/dL)、胆道がんの腫瘍マーカー陽性 本症例で陽性となった胆道がんの腫瘍マーカーはどれか。1つ選べ。

    CA 19-9 (carbohydrate antigen 19-9)

  • 2

    17歳男性。病的骨折を起こして精査の中で左骨骨肉腫と診断された。左膝関節離術の後、翌月からメトトレキサート 12g/m2/日、ドキソルビシン 30mg/m2/日、シスプラチン 120mg/m2/日による術後化学療法が開始された(全投与期間 16週間、9コースから成るMAP 療法)。 入院時の検査値、持参した一般用医薬品は以下のとおりであった。 (入院時の検査値) 白血球数 5,300/ML、好中球3,000/ML、Hb 12.1g、血小板数 251✕103/ML、AST 21 IU/L、SLT 22 IU/L、血清クレアチニン 0.82 mg/dL、eGFR 107 mL/min/1.73m^2(入院時に持参した一般用医薬品) ファモチジン錠、ロキソプロフェン錠、ポビドンヨードうがい液、酸化マグネシウム錠この患者に対して、第1週目(1コース目)のメトトレキサートを6時間単独静脈内投与することになった。医療チーム内で薬剤師が確認する事項として、適切でないのはどれか。 1つ選べ。

    メトトレキサート初回投与翌日より葉酸錠の内服を開始すること。

  • 3

    68歳女性。切除不能の再発直腸がんに対して、カペシタビンとオキサリプラチン併用化学療法を開始することになった。外来化学療法室の薬剤師は、この患者にかかりつけ医から以下の薬剤が処方されていることを、お薬手帳より確認した。 なお、以下の薬剤は全て化学療法開始後も継続することとする。 (処方) ロサルタン50 mg・ヒドロクロロチアジド配合錠 1回1錠(1日1錠) スピロノラクトン錠25mg 1回1錠(1日1錠) カルベジロール錠2.5 mg 1回1錠(1日1錠) メチルジゴキシン錠0.1mg 1回1錠(1日1錠) ワルファリンカリウム錠1mg 1回2錠(1日2錠) 1日1回 朝食後 28日分 今回のがん化学療法の開始に伴い、薬物相互作用による重篤な副作用を回避するため、薬剤師が定期的にモニタリングすべき検査項目として、最も重要なのはどれか。1つ選べ。

    PT-INR

  • 4

    52歳女性。約1年前に乳癌(ホルモン受容体陰性、HER2陰性)と診断され、術後化学療法としてAC(ドキソルビシン+シクロホスファミド)療法を受けたが、最近、再発が認められた。そこで二次治療として、アブラキサン®点滴静注用(注)による化学療法を実施することになった。 注:パクリタキセル注射剤(アルブミン懸濁型) 本治療に関する記述のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。

    Dose limiting toxicityとして骨髄抑制があり、好中球数及び血小板数の変動に十分留意する。, 末梢神経障害でしびれなどが現れたときには、減量や休薬が必要とされる。

  • 5

    43歳女性。入院精査の結果、右乳がんのため、術前化学療法としてAC療法が開始となった。 (AC療法) ドキソルビシン塩酸塩 シクロホスファミド注射液 3週間に1回点滴投与 (支持療法) 以下の3剤を抗がん薬投与前に点滴静注 ホスアプレビタント注射液 デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム注射液 グラニセトロン塩酸塩注射液 外来化学療法室の担当薬剤師が2コース目の治療開始前に患者と面談し、1コース目終了後の有害反応として、確認すべき症状はどれか。2つ選べ。

    口内炎, 嘔気

  • 6

    72歳男性。身長173cm、体重 63kg。タール便があり、近医にて内視鏡検査を施行したところ胃噴門部に腫瘤を認め総合病の消化器外科に紹介となった。 精査の結果、胃がんStage IV、肝転移及び多発リンパ節転移と診断され、胃がんの一次治療としてS-1*/シスプラチン療法(SP療法)を導入することになった。そこで自宅にてS-1の服用を開始し (Day1)、Day&よりシスプラチン注射液を投与するため投与前日(Day7)に入院となった。 *:テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤 (処方) Day1-21に内服 テガフール20 mg・ギメラシル・オテラシル配合口腔内壊錠 1回3錠(1日6錠) 1日2回朝夕食後 21日分 Day8に シスプラチン注射液 60mg/m2:120分かけて点滴静注 SP 療法の施行に関する記述のうち、最も適切なのはどれか。1つ選べ。

    シスプラチン注射液の投与前(Day8)に十分な量の輸液を投与する。

  • 7

    73歳女性。卵巣がんStagellcに対してTC(パクリタキセル+カルボプラチン)療法を施行していたが6ヶ月後に再発した。そこで2次療法として、ドキソルビシン塩酸塩をMPEG-DSPE(注)修飾リポソームに封入した注射(ドキシル®注)を導入することになった。 5コース目の投与中に、患者から、刺入部に耐え難い焼かれるような痛みを感じ、赤く腫れているとの訴えがあり、ドキシル®注の血管外漏出が疑われた。 本剤の血管外漏出の対処法として、適切なのはどれか。2つ選べ。

    漏出部周囲から薬液や血液を吸引・除去する。, デクスラゾキサンを静脈内投与する。

  • 8

    64歳男性。心筋梗塞、慢性胃炎。5年前に心筋梗塞を発症して以来、以下の処方薬を継続的に服用している。最近、血便が頻回に認められたため受診し、内視鏡検査を受けたところ大腸がんと診断され、摘出手術を受けた。明日からXELOX療法を実施する予定である。 XELOX療法:カペシタビン+オキサリプラチン (処方) ワルファリン錠1 mg 1回2.5錠(1日2.5錠) 1日1回 朝食後 28日分 ファモチジン錠10 mg 1回1錠(1日2錠) 1日2回 朝夕食後 28日分 外来化学療法室の薬剤師の対応として適切なのはどれか。2つ選べ。

    ワルファリンによる出血リスクが上昇するので、注意すべき自覚症状について患者に指導する。, 手足症候群の発症に注意するよう患者に指導する。

  • 9

    67歳女性。身長160cm。10年前に右乳がんに対し乳房切除術を施行した。術後3年で骨転移し、経年的に肝、肺にも転移した。骨転移が見つかってから、全身化学療法を実施し、現在はエリブリンによる七次治療中である。 7日前にエリブリンの5サイクル目(1サイクル:day1とday8投与、day15休薬)のday1の投与を行った。その後、倦怠感の出現、食欲の低下、歩行困難の進行が認められ、本日、入院となった。疼痛の訴えはない。 本日、この患者に行う治療として、適切なのはどれか。2つ選べ。

    タゾバクタム・ピペラシリン水和物の投与, 食欲不振に対して未梢静脈栄養法又は皮下輸液の実施

  • 10

    58歳男性。手術不能の直腸がんと診断され、以下に示すレジメンに従った化学療法を施行することとなった。 薬剤師による初回面談の際に説明すべき処方薬の副作用として適切なのはどれか。 2つ選べ。

    高血圧, 下痢

  • 11

    68歳男性。以前より便通の異常を自覚していた。病院を受診し、精査の結果大腸がんが判明しStageIvと診断された。病理検査の結果、RAS変異は陰性であった。また、UGT1A1*6のホモ接合体であった。一次治療として、ベバシズマブ+ CapeOX(カペシタビン+オキサリプラチン)療法が開始となった。 薬剤師が行う薬学的関与として適切なのはどれか。2つ選べ。

    カペシタビン投与に伴い、手足症候群のために厚めの靴下を履くように患者に説明する, オキサリプラチン投与に伴い、冷たいものに触れるとしびれを誘発することを患者に説明する

  • 12

    62歳男性。進行性下行結腸がん手術後、テガフール・ウラシル配合剤を内服していた。その後、転移、腹膜播種が認められたため、FOLFIRI (ロイコボリン、5-FUイリノテカン併用) +セツキシマブ療法を行うことになった。化学療法実施に先立ち、以下の検査を行った。 その結果、①KRASのエクソン2(コドン12、13)の変異のホモ接合型及び②UGT1A1*28のホモ接合型であった。 遺伝子検査を実施する理由について、患者から質問があり、薬剤師が回答することになった。 この遺伝子検査に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    RAS遺伝子に①の変異があると、セツキシマブの有効性が低下する。, UGT1A1遺伝子に②の変異があると、イリノテカンによる骨髄抑制が起こりやすくなる。

  • 13

    51歳男性。身長170cm、体重57kg。健康診断の胸部X線検査にて異常が見られたため、胸部CTなど精査を行ったところ、EGFR遺伝子変異陽性、進行・切除不能(StageI)の非小細胞肺癌と診断され、以下の処方で治療を開始することとなった。 (処方) アファチニブマレイン酸塩錠40 mg 1回1錠(1日1錠) 1日1回 起床時 14日分 薬剤師が本剤の服用開始にあたり、患者に指導すべき内容として、適切でないのはどれか。1つ選べ。

    副作用発現の可能性が高まるため、グレープフルーツを摂取しない。

  • 14

    62歳女性。3年前に悪性リンパ腫と診断され、R-CHOP療法が施行された。 R-CHOP療法施行直前の検査で肝機能検査値に異常はなかった。R-CHOP療法4コースを終了後、定期的に通院していたが、ある時ALT 742U/L、AST 1354U/Lと上昇したため入院した。エンテカビルの投与によりALT及びASTは低下した。本人に確認したところ、10年前の献血時にHBC抗体陽性を指摘されたことが判明した。 本症例に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

    R-CHOP療法によりHBVが再活性化した可能性が高い。

  • 15

    HBVが原因のB型肝炎に関する記述として、正しいのはどれか。1つ選べ。

    HBS抗体は肝炎の病態が終息した後に上昇する。

  • 16

    フィラデルフィア染色体が高頻度に認められる疾患はどれか。1つ選べ。

    慢性骨髓性白血病

  • 17

    がんと診断され手術と化学療法を予定している患者がいる。緩和ケアはいつから始めるのが適切か。1つ選べ。

    がんと診断された時

  • 18

    シクロオキシゲナーゼー1(COX-1)と比較してCOXー2に対する選択性が高く、胃腸障害が少ない非ステロイド性抗炎症薬はどれか。1つ選べ。

    エトドラク

  • 19

    58歳女性。左乳がんと診断され、摘出術を受けた後、AC(ドキソルビシン塩酸塩+シクロホスファミド水和物)療法4コースが施行された。1年後に再発、転移が確認されたため、週1回のパクリタキセルを用いた治療の導入のため入院し、2コース目からは外来にて治療継続となった。再発時から切られるような鋭い強い痛みが出現しており、患者の希望により以下の鎮痛薬が処方されている。肝、腎機能は正常である。 (処方) ロキソプロフェンナトリウム錠60mg 1回1錠(1日3錠) 1日3回 朝昼夕食後 14日分 オキシコドン放錠5mg 1回1錠(1日2錠) 1日2回 8時、20時 14日分 5コース目の来院時に、指先がしびれて感覚がなくなり、電撃痛があると患者から訴えがあり、鎮痛薬の追加について薬剤師が相談を受けた。 この患者に生じた電撃痛に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    痛みの伝導路が損傷されている。, 軽微な接触刺激でも痛みが誘発される。

  • 20

    58歳女性。左乳がんと診断され、摘出術を受けた後、AC(ドキソルビシン塩酸塩+シクロホスファミド水和物)療法4コースが施行された。1年後に再発、転移が確認されたため、週1回のパクリタキセルを用いた治療の導入のため入院し、2コース目からは外来にて治療継続となった。再発時から切られるような鋭い強い痛みが出現しており、患者の希望により以下の鎮痛薬が処方されている。肝、腎機能は正常である。 (処方) ロキソプロフェンナトリウム錠60mg 1回1錠(1日3錠) 1日3回 朝昼夕食後 14日分 オキシコドン放錠5mg 1回1錠(1日2錠) 1日2回 8時、20時 14日分 5コース目の来院時に、指先がしびれて感覚がなくなり、電撃痛があると患者から訴えがあり、鎮痛薬の追加について薬剤師が相談を受けた。

    プレガバリン

  • 21

    45歳男性。結腸がんによる結腸切除術後に全身に転移が見られ、処方1により疼痛コントロールを行っていた。今回、疼痛増悪による疼痛コントロール目的で入院となり、処方2に変更となった。 (処方1) オキシコドン塩酸塩水和物徐放錠20mg 1回1錠(1日2錠) オキシコドン塩酸塩水和物徐放錠10mg 1回1錠(1日2錠) 1日2回 8時、20時 14日分 オキシコドン塩酸塩水和物散10mg 1回1包 オキシコドン塩酸塩水和物散5mg 1回1包 疼痛時 10回分 (処方2) オキシコドン塩酸塩水和物徐放錠40mg 1回1錠(1日2錠) 1日2回 8時、20時 3日分 オキシコドン塩酸塩水和物散20mg 1回1包 疼痛時 5回分 入院時に薬剤師が行った痛みの評価では、「午後になると痛みが強くなる、NRS (Numerical Rating Scale):8/10」、「どのタイミングか不明だが突然痛みが出る痛みが出始めるとすぐに強い痛みとなる、NRS:8/10」とのことであった。処方2の薬剤服用開始後に行った評価は、「午後になると強くなる痛みは改善、NRS:8/10」、「突然痛くなる状況は変化がない、NRS:8/10」であり、この結果を受けて緩和ケアチームで患者の処方を検討することになった。
 緩和ケアチームの薬剤師は、オキシコドン塩酸塩水和物散からの処方変更を提案した。代替の薬剤として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。

    フェンタニルクエン酸塩舌下錠

  • 22

    45歳男性。結腸がんによる結腸切除術後に全身に転移が見られ、処方1により疼痛コントロールを行っていた。今回、疼痛増悪による疼痛コントロール目的で入院となり、処方2に変更となった。 (処方1) オキシコドン塩酸塩水和物徐放錠20mg 1回1錠(1日2錠) オキシコドン塩酸塩水和物徐放錠10mg 1回1錠(1日2錠) 1日2回 8時、20時 14日分 オキシコドン塩酸塩水和物散10mg 1回1包 オキシコドン塩酸塩水和物散5mg 1回1包 疼痛時 10回分 (処方2) オキシコドン塩酸塩水和物徐放錠40mg 1回1錠(1日2錠) 1日2回 8時、20時 3日分 オキシコドン塩酸塩水和物散20mg 1回1包 疼痛時 5回分 入院時に薬剤師が行った痛みの評価では、「午後になると痛みが強くなる、NRS (Numerical Rating Scale):8/10」、「どのタイミングか不明だが突然痛みが出る痛みが出始めるとすぐに強い痛みとなる、NRS:8/10」とのことであった。処方2の薬剤服用開始後に行った評価は、「午後になると強くなる痛みは改善、NRS:8/10」、「突然痛くなる状況は変化がない、NRS:8/10」であり、この結果を受けて緩和ケアチームで患者の処方を検討することになった。 前問での提案の理由として最も適切なのはどれか。1つ選べ。

    速やかな薬効の発現

  • 23

    58歳男性。肺がん、ステージIV。強い疼痛を訴えていたため、アセトアミノフェン錠とエンタニル経皮吸収型貼付剤が投与されていた。患者の希望で緩和ケア病棟に1週間前に入院となった。腎機能は、直近のデータでCcr 20mL/minである。入院後、疼痛コントロールが不良になったため、フェンタニル経皮吸収型貼付剤の増量が行われたが、痛みに対する効果が改善されなかった。 この患者の担当薬剤師が医師に処方提案する内容として適切なのはどれか。1つ選べ。58歳男性。肺がん、ステージIV。強い疼痛を訴えていたため、アセトアミノフェン錠とエンタニル経皮吸収型貼付剤が投与されていた。患者の希望で緩和ケア病棟に1週間前に入院となった。腎機能は、直近のデータでCcr 20mL/minである。入院後、疼痛コントロールが不良になったため、フェンタニル経皮吸収型貼付剤の増量が行われたが、痛みに対する効果が改善されなかった。 この患者の担当薬剤師が医師に処方提案する内容として適切なのはどれか。1つ選べ。

    オキシコドン徐放錠への変更

  • 24

    がん終末期における呼吸困難に対する治療薬はどれか。1つ選べ。

    モルヒネ