問題一覧
1
リンパ球増加症になる主な原因を六つ答えよ
①リンパ腫 ②リンパ性白血病 ③副腎皮質機能低下症 ④ワクチン接種後 ⑤感染症 ⑥恐怖
2
排尿期の排尿の流れについて答えよ。
排尿の流れは、 膀胱壁の伸展→骨盤神経→脳幹(排尿・蓄尿中枢)、大脳皮質脳幹→骨盤神経→膀胱排尿筋を収縮(コリン作動性)である。
3
蓄尿期になったらどこが収縮して尿の強力なストッパーになるか。
外尿道括約筋
4
好中球減少症を引き起こす病気を四つ答えよ。
白血病、骨髄異形成症候群、骨髄線維症、放射線照射の四つである。
5
UMN性と、LMN性蓄尿・排尿障害の鑑別について何をするかを四つ順番にこいたえよ。
・問診(排尿パターンの確認・尿意や意識下の排尿の有無) ・膀胱と、尿道括約筋の緊張度の評価 ・会陰反射 ・直腸指診(肛門括約筋の緊張度の評価(S1〜S3までが支配している))
6
後肢から伸びている神経はどこから伸びているかを答えよ。
L4〜S3から伸びている。
7
LMN(下位運動ニューロン)が支配している神経の文節と、体の構造答えよ
腰膨大部にあるL4からS3まで。(第四脊髄から第三仙椎まで) と、C6〜T2(第六頸髄〜第二胸髄)にある運動神経細胞体と軸索と筋肉である。
8
UMN性と、LMN性蓄尿・排尿障害の鑑別の問診で行うことを二つ答えよ。
・排尿パターンの確認 ・尿意や意識下の排尿の有無
9
DICの血液検査で異常が検出される値を答えよ。
①血小板減少 ②活性化凝固時間ATPPの延長 ③PTの延長 ④血漿フィブリノーゲンの減少 ⑤FDP、D-diner の増加 ⑥血漿アンチトロンビンの減少
10
診断精度を上げるためにはどのくらいの大きなスコープを使用するべきか
動物の体格に合わせて可能な限り太いサイズのスコープを使用するべきである。
11
内視鏡を観察する前に必要な ①絶食時間 上部消化管 下部消化管 ② 必要な薬剤 ③他
①絶食 上部消化管の場合は12時間 下部消化管の場合は24時間から36時間の絶食が必要である。 ②薬剤 ・消化器運動亢進薬と、粘膜保護剤と、造影剤(硫酸バリウム)の使用を避ける必要がある。 ③浣腸 ・下部消化管の観察前に通常必要である。 ・肛門よりチューブを結腸のなるべく奥まで挿入 ・温水を注入する ・排出される液体が綺麗になるまで繰り返す。
12
下部消化管を観察する前に温水で浣腸を行うが、それにより気をつける必要性のあることを一つ答えよ。
下部消化管を観察する前に温水で浣腸をするがそれによって粘膜を傷つける場合もあることから、注意が必要である。
13
元々消化管にはリンパ球が存在するため、消化管内視鏡では腸炎は診断出来ない。 この文章が何故間違っているかを答えよ。
腸炎の重症度や炎症細胞の種類(リンパ球形質細胞性腸炎、化膿性腸炎、肉芽腫性腸炎、好酸球性腸炎など)を診断することが可能である。
14
小腸粘膜を病理組織検査する場合はどのような方法を使用するか。 使用する方法の名前と、方法を答えよ。
濾紙固定法を使用する。 ①生検さっしのカップから丁寧にサンプルを剥がす。 ②生理食塩水で湿らせた濾紙上に粘膜面を下にしてそっと置く。 ③臓器別あるいは判別しやすいようにして、容器に収納する ④蓋をしてホルマリン入り容器へ入れる。
15
視覚瞬膜反応の経路を答えよ。
①網膜 ↓ ②視神経(Ⅱ) ↓ ③視交叉 ↓ ④視索 ↓ ⑤外側膝状体 ↓ ⑥視放線 ↓ ⑦後頭葉・視覚野
16
血球の寿命について 犬の赤血球と血小板の寿命はいくつか顆粒球の半減期は何時間か
犬の赤血球の寿命は100日から120日 犬の血小板の寿命は、5日から7日 顆粒球の半減期は5から7時間である。
17
猫の赤血球の寿命と、顆粒球の半減期は何?
猫の赤血球の寿命は74日から82日 顆粒球の半減時間は6時間から9時間である。
18
痛覚で表在痛覚はどこの感覚かを答えよ。
皮膚、粘膜からの感覚
19
LMNの総称。また、LMNはどこを支配しているか。
LMNとは下位運動ニューロンのことである。また、下位運動ニューロンとは脊髄内にある運動神経細胞体・軸索・筋肉である。
20
LMNは何を構成しているか。また、UMNの指示に従ってLMNは最終的に何の運動を行なっているか。
LMNは反射弓(脳を介さな位反射の神経経路)を構成している。 (UMNの指示に従って)LMNが最終的に随意運動を行なっている。
21
LMNサインとは何か(LMNが障害を受けてしまったら)
その神経が支配している筋の随意運動の低下〜消失 反射の低下〜消失 早期に起こる重篤な筋の萎縮(神経原性萎縮) 筋緊張度の低下 「ダラーんとした状態になる」
22
UMNとは何か説明せよ
上位運動ニューロンのことである。LMNよりも頭側にあってLMNに影響を与えているすべての中枢神経
23
UMNはLMNにどのような働きかけをしているか
UMNはLMNに指令を送り、随意運動を起こしている。 UMNはLMNに抑制的に調節している。
24
UMNサイン(徴候)を答えよ。
①その神経が分布している筋の随意運動の低下〜消失 ②姿勢反応の低下消失 ③反射は正常or亢進(UMNが抑制しているから) ④筋の萎縮は軽度 ⑤ 筋緊張の亢進(抑制が取れるから筋肉が勝手に亢進するような形になる)
25
咳に関するメディエーター(気道における強力な炎症性有機物質)として大切なものを三つ挙げよ
タキキニン、ニューロキニンA、サブスタンスP
26
急速適応受容体(RARs)とC線維はどこにあって、どのような咳を引き起こすか。
急速適応受容体(RARs)は上気道〜中枢気道にあって強い咳を引き起こす。また、C線維は末梢気道にあって咳抑制を引き起こす。
27
咳刺激には何と何と何があるか。
咳刺激には機械的、化学的、炎症性がある。
28
食道の解剖で、犬は何筋で構成されていて、猫は何筋で構成されているか。また、犬の食道の特徴と猫の食道の特徴を答えよ。
犬の筋肉は横紋筋で構成されていて、猫の筋肉は横紋筋と平滑筋で構成されている。 また、犬の食道はツルツルなのに対して、猫の食道下部では輪状筋が見える。
29
食道の運動性の違いで犬と猫どちらの方が食道の運動性があるか。
食道の運動性:犬>猫
30
胃から十二指腸で十二指腸はどこら辺を走行しているか。また猫はどこら辺を走行しているか。
十二指腸は右腹部を走行していて、猫はやや正中によっている。
31
犬と猫の十二指腸に開口している管と、どこに開口しているかを答えよ。
犬:膵管と副膵管の二本で膵管は胆管とともに大十二指腸乳頭へ開口 副膵管は小十二指腸乳頭へ開口 猫:一般に主膵管のみで、胆管とともに十二指腸へ開口する。
32
共通リンパ系幹細胞から分かする細胞は何か
Tリンパ球 NK細胞 形質細胞 の三つである。
33
ここの穴埋めをせよ
解説に書いてある。
34
非再生性貧血で骨髄以外の原因を七つ答えよ。
①慢性疾患による貧血 ②Epo欠乏(腎不全) ③甲状腺機能低下 ④副腎皮質機能低下 ⑤エストロジェン過剰 ⑥鉄、ビタミンの欠乏 ⑦薬物投与
35
非再生性貧血で、骨髄不全を六つ答えよ
①免疫介在性貧血 ②白血病 ③骨髄異形成 ④再生不良貧血 ⑤線維化 ⑥腫瘍の転移
36
神経学的検査で使用する道具を五つ答えよ
①神経検査表 ②ヨガマット ③ペンライト ④打診槌(打診器)(ダシンズチ) ⑤鉗子(かんし)
37
v18問17番 屈曲反射で痛覚刺激と、屈曲反射の違いを答えよ。
痛覚の評価は足をつねった時に怒るあるいは噛みつくといった回避反応を確認することで「痛覚あり」と判断する。足先をつねった時に肢を引っ込めるのは引っ込め反射という反射であり、これを「痛覚あり」と確認しないように注意が必要である。
38
経鼻食道カテーテルの利点と欠点を答えよ。
利点 ・容易に設置出来る ・侵襲性も少ない ・安価 ・合併症が少ない 欠点 ・1から2週間が限度 ・エリザベスカラーが必要 ・流動食のみ ・食欲を阻害する可能性 ・鼻出血、鼻炎、咽頭炎
39
食道造瘻チューブの利点と欠点を答えよ
利点 ・設置は容易 ・比較的太いチューブでもOK ・数ヶ月にわたって使用可能 ・カラー不要 ・食欲の妨げとならない 欠点 ・全身麻酔が必要 ・瘻孔の感染 ・チューブが折れ曲がる ・頸静脈採血が困難
40
胃瘻チューブの利点と欠点を答えよ
利点 ・太いチューブが利用可能 ・維持管理が容易 ・長期間使用可能 欠点 ・全身麻酔が必要 ・特殊な器具・チューブが必要 ・瘻孔の感染・腹膜炎 ・最低1週間は抜去NG ・複水・重度皮下脂肪では不適
41
空腸造瘻チューブの利点と欠点を答えよ。
利点 ・膵臓や胃・十二指腸の障害部位を回避できる 欠点 ・外科手術による設置 ・維持管理が困難 ・腸の狭窄や腹膜炎などの合併症の可能性 ・食事内容の問題
42
経鼻食道カテーテルの特徴と、禁忌、合併症について答えよ
特徴 ・短期間 ・簡便に装着可能 ・麻酔や鎮静も不要 禁忌 ・凝固異常 ・鼻腔内疾患 ・食道疾患 合併症 ・チューブの誤挿入による誤嚥 ・異物性鼻炎 ・嘔吐時にチューブを吐出
43
食道造瘻チューブの特徴、禁忌、合併症を答えよ
特徴 ・数ヶ月 ・特殊な器具は不要 ・装着当日から食事OK 禁忌 ・巨大食道症 ・深鎮静または全身麻酔がNGの症例 合併症 ・装着時の感染 ・嘔吐時にチューブを吐出
44
胃瘻チューブの特徴、禁忌、合併症
胃瘻チューブの特徴 ・数ヶ月から数年単位で交換 ・チューブが太い ・内視鏡で装着可能 禁忌 ・腹水 ・胃に病変が存在 ・全身麻酔NG 合併症 ・腹腔内漏出 ・腹膜炎 ・装着部の感染
45
空腸造瘻チューブの特徴、禁忌、合併症
特徴 ・胃や膵臓を回避可能 ・消化態の食事 禁忌 ・開腹手術できない ・重篤な状態 合併症 ・装着部の感染 ・腸の狭窄 ・腹膜炎
46
皮筋反射とは何か。
皮筋反射とは脊髄反射の検査方である。 皮筋反射の出現部位を確認することは、病変部を診断するのに有効である。 通常皮筋反射の出現した部位の直下から3椎体前までの間に病変部位が存在する。
47
引っ込め反射とは何か。
肢のパッド肢間部などの圧迫による痛覚刺激により悲鳴を上げたり振り向いたりして全関節を屈曲させて肢を引っ込める。 しかし、痛覚が消失していてもLMNが障害を受けていなければ無意識の引っ込めは起こり、これが屈曲反射である。
48
屈曲反射とは何の検査方法か。また、屈曲反射とは何かを答えよ。
屈曲反射とは脊髄反射の検査方法である。 肢のパッド、肢間部などの圧迫による痛覚刺激により悲鳴を上げたり、振り向いたりし、全関節を屈曲させて肢を引っ込める。しかし、痛覚が消失していてもLMNが障害を受けていなければ無意識の引っ込めは起こりこれが屈曲反射である。
49
開口時の筋緊張はどこの神経を確認してどのように検査を行うか。正常である場合と、異常である場合を答えよ。
開口時の筋緊張は三叉神経で、下顎の緊張度を確かめる。正常である場合は開口、閉口に抵抗感があり、異常徴候は下顎の下垂、開口操作に抵抗感が無い。
50
固有位置感覚とはどのような検査か
固有位置感覚とは、足先の甲を地面に着けさせ(ナックリング)動物が直ちに正常な位置に戻すことができるかを評価する。
51
姿勢反応とは何か。またどのような検査があるか。
姿勢反応とは、立ったその状態を保つための反応である。 姿勢反応が上手くいくためには足先から脳まで神経の全体が必要である。 検査は三つあって 固有位置感覚 跳び治り反応 踏み治り反応 が主に大切である。
52
表在痛覚と、深部痛覚はどこからの感覚か
表在痛覚は皮膚・粘膜からの感覚で 深部痛覚は骨膜、靭帯、腱、筋膜、骨格筋からの感覚である。
53
跳び直り反応とは何か
跳び治り反応とは動物を片足のみで体重を支える様に保持し、外側あるいは内側に体軸を傾けた際に同時に跳び治り、姿勢を保持出来るかを評価すること。
54
てんかん発作が起こった時の原因は脳のどこにあるか
前脳
55
行動異常が起こった時に原因は脳のどこにあるか
前脳
56
捻転斜頸が起こった時に脳の異常はどこにあるか
前庭
57
各脳神経の異常が起こった時にⅡだったらどこにあるかⅢからⅫだったらどこにあるかを答えよ
Ⅱだったら前脳にあってⅢ〜Ⅻだったら脳幹にある。
58
企図振せんは脳のどこに異常があるか
小脳
59
旋回は脳のどこに異常があるか
前脳or前庭
60
頭位回旋は脳のどこに異常があるか。
前脳
61
右の前庭に異常があった場合と、右前脳に異常があったそれぞれ体の右、左どちらに異常が出るか。
右の前庭=右の姿勢反応が低下 右前脳=左の姿勢反応が低下
62
イオン性の有機ヨード造影材の特徴を三つ答えよ
①イオン性の有機ヨード造影剤は高張性であるため、消化管粘膜から水分を引っ張ってくる性質がある。そのため、低循環/脱水症状の症例では循環血液量をさらに低下させる危険性がある。 ②誤嚥させると肺水腫を引き起こす危険性がある。 ③小腸内を進むに従って徐々に希釈されて不明瞭な造影パターンへと変化してゆきやすい
63
バリウムの特徴について三つ答えよ
①少量であれば誤嚥をしても問題になりにくい ②消化感穿孔の恐れがある時にバリウムは禁忌 ③粘膜に対するコーティング作用が強い
64
穴埋めをせよ
解説に解答がある
65
大きな咳嗽で認められた時に疑われる病変部位はどこか 細かく答えよ。
上気道〜中枢気道 上気道=鼻腔、咽頭、喉頭 中枢気道=気管支
66
赤血球増多症で相対的赤血球増加症と、絶対的赤血球増加症があるがそれぞれなにが原因で起こるかを答えよ。
1相対的赤血球増加症 ・血液の濃縮(脱水) ・激しい運動やエピネフリン注射などによる脾臓収縮 2絶対的赤血球増加症 一次性赤血球増加症とニ次性赤血球増加症がある 一次性赤血球増加症状 ・真性多血症:骨髄増殖性疾患の一つである真性多血症によって骨髄中の異常な細胞が赤血球を過剰に作り、さらに白血球と血小板も過剰に造ることで起こる。 赤血球の産生だけが増えることもある。 二次性赤血球増加症:エルスロポエチンの分泌を増加させることによって起こる。酸素が欠乏すると、血液が運搬出来てる酸素の量を増やすために骨髄を刺激して赤血球の酸性を増やすようにエリスロポエチンが増加する。 ・心疾患あるいは肺疾患などによる低酸素症 ・腎動脈の圧迫による腎局所の低酸素 ・腎などのエリスロポエチン産生腫瘍
67
内視鏡が禁忌になる時を四つ答えよ。
・消化管穿孔やイレウス ・麻酔ができない様な重篤な状態 ・重度の血液凝固異常 ・消化管手術の直後
68
バルーン拡張術の方法とポイントを答えよ。 ①なんの狭窄に対して用いられるか ②拡張術の方法 ③ポイント
・食道の狭窄に対して用いられる。 ・狭窄部位にバルーンを挿入し、水で膨らませつつ圧をかける ポイント ・適正な圧力を三分間保持する ・通常一回では根治しない
69
内視鏡検査では必ずなにをするか。
肉眼的に正常に見えても病変が隠れていることが多い。 から内視鏡検査は生検を必ず含むこと。
70
内視鏡で生検をするときに採取してはいけない部位があるがそれはどこか。また生検する時のポイントを答えよ
食道は例外である。 ポイントは異物の場合も生検をするべきである 隠れた腸炎や腫瘍などによって異嗜が生じることがある。
71
僧帽弁閉鎖不全症のステージ分類で、ピモベンタンはどのステージから投与をするか。また、ピモベンタンの作用を答えよ。
ステージB2から投与開始をする。ピモベンタンは強心薬でありピモベンタン投与において心サイズの減少があった症例は、心不全ならびに心臓関死までの期間を延長した
72
鬱血性心不全が見られず、僧帽弁閉鎖不全症において左房拡大による咳が見られた。最も適した治療薬を二つ答えよ。
ピモベンタン、アムロジピン
73
前肢と後肢で、UMNSが起こった。歩行可能な四肢の運動失調、四肢の姿勢反応の低下を認め、四肢の脊髄反射は正常からやや更新していた。行動や知性と脳神経検査に異常は認めなかった。最も可能性の高い病変部位はどこか
C1からC5の脳の病変
74
前肢で、随意運動の不全麻痺、姿勢反応の低下、反射の低下、筋萎縮が重度に起こり、筋の緊張度合いが低下した。 また、後肢で随意運動の不全麻痺、姿勢反応の低下、反射の亢進筋萎縮が軽度、筋の緊張度が亢進していた。 これはどこの病変か
C3〜T2病変
75
後肢でUMNS徴候が見られた。病変はどこに存在するか。
T3〜L3病変
76
前肢後肢共にUMNサインが見られた。病変はどこにあるか。
C1からC5
77
前肢がLMNサイン後肢がUMNサインが見られた。どこに病変が存在するか。
C6からT2
78
前肢が正常で後肢がUMNサインが見られる病変はどこにあるか
T3からL3
79
前肢が正常で後肢がLMNが起きるのは病変がどこにある?
L4からS3
80
LMNとUMNで位置決めが当てはまらない場合はなに病変か
多発性病変
81
小腸性下痢と、大腸性下痢ではなにを食べさせる?
小腸性下痢では低脂肪食で、大腸性下痢では高線維食を食べさせる。
82
穴埋めを答えよ。
解説は下に書いてある。
83
高繊維食は一般的に何食か
高繊維食は一般的に低脂肪食である。
84
下部尿路のLMNの徴候を五個答えよ
①随意排尿困難→排尿不全 ②蓄尿障害→尿失禁 ③膀胱の筋緊張低下(犬、猫は触診出来る。縁日で水風船の水が少ない感じ) ④膀胱サイズ大(膀胱壁が緩くなってくるから沢山溜まっている。ちょっと下刺激で尿が出てくる) ⑤圧迫排泄が容易である
85
下部尿路のUMNの徴候五つ
①随意排尿困難(排尿不全) ②膀胱の筋緊張亢進(膀胱は緊張) ③尿失禁(溜まりすぎ) ④膀胱サイズ中〜大(ストッパーが開いているからどんどん溜まって大きくなる) ⑤圧迫排尿困難
86
胃の細胞で主用な細胞を三つ答えよ。また、それらの細胞が何をしているかを答えよ。
主細胞と壁細胞とG細胞がある。 主細胞→ペプシノーゲン 壁細胞→HCl G細胞→ガストリン
87
Hands-off検査ではどこの評価を行うか。
知性や行動の評価により大脳機能の評価を行う。
88
混迷とは何か
基本寝ているが、刺激によって起こすことができる状態のことを言う。
89
捻転斜頸と斜頸は同義であるか
捻転と捻転斜頸は一見似ているが別の徴候名であり、発生機序も頭部の傾き方も異なる。
90
意識状態が明らかに低下している時の状態は良い状態か悪い状態かを答えよ。
原因が神経疾患であるなしに関わらず、状態がかなり悪いことを表している。
91
意識状態の観察ではどこに着目するか
覚醒度、すなわちいかに眠りがちかに着目して観察する。
92
前脳に障害を受けた場合、脳幹に障害を受けた場合、小脳に障害を受けた場合どちらに病変が起こるか 旋回は病変側か、病変と反対方向かどちらに旋回を起こすか。
前脳:対側 脳幹:同側 小脳:同側 旋回は病変側へ旋回
93
神経学的検査から何がわかるか。
予測される病変部位
94
予測される病変部位と、りん告、病歴/現症、知識/経験から何を診断するか。
原因診断をして鑑別リストを作成する。(確率の低いものほど下においてゆく、多く上げるほど獣医師として優れている。) →予測される原因疾患に基づく初期治療
95
まず、姿勢反応を見て次に何の反射を見るか。
姿勢反応を見て、次に脊髄反射を見る。
96
穴埋めを答えよ。
答えは解説のところにある。
97
前脳では何脳と何脳が関連しているか。前脳に異常があったら病変はどちら側になるか。
前脳では大脳と、間脳で構成されており、前脳に異常があったら病変は対側に存在する。
98
脳幹は何で構成されていて、脳幹に異常があった場合、病変はどちらに構成されるか。
脳幹は中脳+橋+延髄で構成されていて、病変は同側に存在する。
99
脳のどこに異常が現れたら、異常が現れた同側に病変が現れるか
脳幹(中脳+橋+延髄)と小脳と前庭で同側に病変が現れる。
100
責任病変が少ない神経徴候で以下の病気が起こった場合、脳のどこに異常があると認められるっか ①てんかん発作 ②行動異常 ③捻転斜傾 ④各脳神経の異常 Ⅱ ⅢからⅫ ⑤企図振せん ⑥旋回 ⑦頭位回旋
①てんかん発作→前脳 ②行動異常→前脳 ③捻転斜傾→前庭 ④各脳神経の異常 Ⅱ →前脳 ⅢからⅫ→脳幹 ⑤企図振せん→小脳 ⑥旋回→前脳or前庭 ⑦頭位回旋→前脳