問題一覧
1
精神病薬について正しいものを 1 つ選べ。
陰性症状や認知機能障害への効果は必ずしも十分とはいえないが、非定型抗精神病薬が登場したことで統合失調症治療は大きく前進した
2
内科でみられる不安障害に関して正しいものを 1 つ選べ。
心身症の患者では状況に過剰適応している場合がある
3
うつ状態を示しうる疾患について,正しいものを全て選べ。
甲状腺機能低下症 , アルコール依存症 , 統合失調症 , 神経症, 双極性障害
4
内科で使われる抗精神病薬に関して正しいものを 1 つ選べ。
定型抗精神病薬でおこる錐体外路症状はパーキンソニズムや不随意運動の出現である
5
クロルプロマジン(CPZ)換算値について正しいものを 1 つ選べ。
CPZ 換算値は異なる抗精神病薬の力価や多剤併用時の力価を示すのに便利
6
統合失調症の薬物治療について正しいものを 1 つ選べ。
統合失調症の再発・再燃時は単剤治療が有用である
7
内科でみられる不安障害に関して正しいものを 1 つ選べ。
消化器系の心身症で最も頻度が高いのは、機能性ディスペプシアである
8
正しいものを一つ選べ。
うつ病患者において身体の症状が現れることは多い
9
次にあげる神経伝達物質と精神活動(精神症状)の組み合わせて適切なものを 1 つ選べ。
ノルアドレナリン:怒り
10
内科で使われる抗不安薬に関して正しいものを 1 つ選べ。
ベンゾジアゼピン系抗不安薬では半減期の短いものほど依存がおこりやすい
11
内科で使われる抗うつ薬に関して正しいものを 1 つ選べ。
SNRI は SSRI の効果に意欲向上効果が加わる
12
抗精神病薬による体重増加に推奨される治療法について正しいものを 1 つ選べ。
オランザピンからリスペリドン、ペルフェナジン、アリピプラゾールへの変薬は体重増加を抑制する
13
セロトニン症候群について正しいものを 1 つ選べ。
抗うつ薬服用中に、急に精神的に落ち着かなくなったり、振戦、発汗、頻脈などが認められた場合は、セロトニン症候群の可能性を疑う必要がある
14
抗精神病薬の代謝異常について正しいものを 1 つ選べ。
抗精神病薬を飲んでいることによっておこる体重増加や肥満が糖尿病の引き金になることがある
15
錐体外路系副作用に推奨される予防法について正しいものを 1 つ選べ。
薬剤性パーキンソン症状の予防において、FGAs よりも SGAs を選択することを強く推奨する
16
内科でみられる不安障害に関して正しいものを 1 つ選べ。
咽喉頭異常感症では統合失調症妄想性疾患をはじめうつ病、不安性障害、解離性障害、パーソナリティ障害を否定する必要がある
17
精神病薬の薬理作用における受容体について誤っているものを 1 つ選べ。
ドーパミン受容体は、D1、D2 受容体の 2 種類がある
18
精神運動興奮状態に対し推奨される薬物療法について正しいものを 1 つ選べ。
アリピプラゾール、オランザピン、リスペリドンの経口投与が望ましい
19
内科で使われる抗うつ薬に関して正しいものを 1 つ選べ。
抗うつ薬の重要な薬理作用はセロトニンやノルアドレナリンの再取りこみの阻害である
20
抗不安薬の注意点について正しいものを 1 つ選べ。
SSRI は、使用初期に不安焦燥、悪心・嘔吐、また、性機能障害離脱症状などがおこる
21
BZD 系抗不安薬の消失半減期と依存、耐性、離脱症状の関係について正しいものを 1 つ選べ。
長期投与には、依存・反跳性不安が起こりにくい長時間型 BZD 系抗不安薬が適している
22
正しいものを一つ選べ。
重篤なうつ病にも,当初は一つの抗うつ薬を十分に用いる
23
抗不安薬の薬理学的特徴について正しいものを 1 つ選べ。
5-HT1A 受容体部分作動薬はセロトニン神経系に作用する
24
クロザピン(クロザリル錠)について正しいものを 1 つ選べ。
無顆粒球症等の血液障害は投与初期に発現する例が多いので、原則として投与開始後 18 週間は入院管理下で投与を行う
25
不安についての説明で誤っているものを 1 つ選べ。
特定の危険な状況や恐ろしい状況に限って湧き出てくる
26
正しいものを全て選べ。
気分障害と診断するには,その人の性格や日常的行動特性を知る必要がある, 気分障害と診断するには,身体疾患やアルコールの影響によるものを除外する , 気分障害では,便秘が生じやすい
27
正しいものを一つ選べ。
うつ病相に軽躁状態が重なる病型は,双極 II 型障害である
28
心身症に関して正しいものを 1 つ選べ。
須藤らは心身症を、現実的なストレス環境による「1.現実心身症と本人の性格傾向に問題がある」「2.性格心身症」に分類している
29
広場恐怖がおこる状況について誤っているものを 1 つ選べ。
自宅でお客さんが来ているとき
30
内科でみられる不安障害に関して正しいものを 1 つ選べ。
過敏性腸症候群はストレスとの関連性が強いことが知られている
31
抗精神病薬の臨床薬理について正しいものを 1 つ選べ。
統合失調症の患者では、中脳辺縁系のドパミン経路の過活動が、陽性症状に関連し、逆に中脳皮質系ドパミン経路の機能低下が陰性症状に関与するといわれている
32
各種抗精神病薬の適応について正しいものを 1 つ選べ。
治療抵抗性統合失調症に適応があるのは、クロザピン(クロザリル錠)のみである
33
悪性症候群について正しいものを 1 つ選べ。
悪性症候群のほとんどは、原因医薬品の投与後、減薬後、あるいは中止後の 1 週間以内に発症する
34
パニック発作について正しいものを 1 つ選べ。
パニック発作は睡眠に伴って出現することもある
35
精神病薬の臨床薬理について正しいものを 1つ選べ。
ドパミン D2 受容体を遮断すると、統合失調症の陽性症状が緩和されるが、錐体外路症状や高プロラクチン血症を引き起こす
36
GABAA 受容体の構造と機能について正しいものを 1 つ選べ。
ベンゾジアゼピン(BZD)系不安薬は αと γサブユニットの境界領域に結合する
37
急性期ストレス障害の記述として誤っているものを 1 つ選べ。
時間の流れが速く感じる
38
統合失調症の認知機能障害に対して推奨される薬物療法について正しいものを 1 つ選べ。
抗コリン薬や BZ(ベンゾジアゼピン)系薬の併用は認知機能に悪影響を与える
39
錐体外路症状について正しいものを 1 つ選べ。
5-HT2 阻害作用をもつ非定型抗精神病薬を用いた場合には、黒質線条体経路のドパミン活動低下を防ぎ、錐体外路症状を引き起こしにくいと考えられる
40
内科でみられる不安障害に関して正しいものを 1 つ選べ。
身体症状症に有効な心理療法はしられておらず、一般医が深い精神的葛藤に不用意にふれることは症状を悪化させることもあるため注意が必要である