問題一覧
1
日本の論理学者。西洋思想を踏まえながら、儒教や仏教など日本の伝統的思想を考察し、『人間の学』とよばれる倫理学を確立した。
和辻哲郎
2
古代ギリシアの哲学者で、倫理学、論理学、政治学、生物学などあらゆる学問を築いた万学の祖とされ、アレクサンドロスの子供時代の家庭教師も務めた。
アリストテレス
3
古代ギリシア哲学者アリストテレスがその著『政治学』において述べた言葉であり、人間の特質を示す。
社会的(ポリス)動物
4
人々の自由な活動や対話によって生まれる開かれた空間。
公共的な空間
5
ドイツ出身の哲学者。1941年、ナチスによる迫害を逃れ、アメリカに亡命した。
ハンナ・アーレント
6
児童期から成人期へ移行する時期(子供から大人への過渡期)のこと。
青年期
7
子供が成長する過程で、親や周りの人に対して、反抗的な態度を強く示す時期の一つ。
第二反抗期
8
親からの精神的独立の過程をいう。
心理的離乳
9
レヴィンが提唱した青年期の特徴を示す概念。
マージナル・マン(境界人・周辺人)
10
ドイツ出身のアメリカの心理学者。
レヴィン
11
身体的な出生を指す第一の誕生に対して、精神的に、自立・独立しようとすることをいう。
第二の誕生
12
青年期の身体的な変化の特徴を指す。
第二次性徴
13
青年がアイデンティティを確立するまでの猶予期間。
モラトリアム
14
アメリカの心理学者。青年の発達課題として、同年齢の男女との洗礼された交際を学ぶことなど10項目をあげた。
ハヴィガースト
15
エリクソンが提起した心理学の基本概念。「自分であること」、「変わらない自分らしさ」、「社会的に認められている自分」などの意味を持つ。
アイデンティティ(自我同一性)
16
ドイツ出身のアメリカの心理学者。フロイトの精神分析の研究を受け継ぎ、「アイデンティティ」「モラトリアム」などの概念を提起。
エリクソン
17
アメリカの心理学者。「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生き物である」と仮定し、人間の欲求を5段階の階層で理論化した。
マズロー
18
アメリカの心理学者マズローが唱えた、人間の欲求は五つの階層をなしているという説。
欲求階層説
19
人間は本来、自分の持っている潜在的可能性を引き出したいという欲求があり、その欲求が満たされる活動のこと。
自己実現
20
相容れない二つ以上の欲求が同時にあり、そのどれにも決定しかねる、迷い苦しむ状態。
葛藤(コンフリクト)
21
欲求が満たされずに心の中に感情がいらだち、不安や緊張が高まる状態。
欲求不満(フラストレーション)
22
欲求不満や葛藤などによる心の不安や緊張を解消し、安心を求めようとする無意識の心の動き。
防衛反応(防衛規制)
23
画一的・平均的な大衆(一般の人々)の決定が社会の動向を左右する社会。
大衆社会
24
巨大な組織を合理的・能率的に管理・運営するために考えだされた仕組み。
官僚制(ビューロクラシー)
25
アメリカの社会学者。現代の大衆社会を分析した代表者。
リースマン
26
自民族中心主義、自文化中心主義。
エスノセントリズム
27
社会の中に複数の文化の存在を認め、文化の多様性を積極的に評価しようとする考え方。
多文化主義(マルチカルチュラリズム)
28
働こうともしない、学校にも通っていない、仕事に就くための訓練も受けていない若者たちのこと。
ニート(NEET)
29
フリー+アルバイターを略した造語。定職に就かずにアルバイトで生計を立てる人のことをいう。
フリーター
30
職業生活を中核として、生涯にわたって築かれる経歴。
キャリア
31
他の人や社会のために、自主・無報酬の原則のもとに行う活動のこと。
ボランティア
32
高校や大学などの在学時に教育の一環として、職業選択の参考にするなどの目的で、職場就労体験を得ること。
インターンシップ
33
古代の日本人は、自然物・自然現象全てに神が宿っていると考え、崇拝の対象としていた。
八百万神
34
一年の特定の時期に行われる儀式・行事の総称。
年中行事
35
人生の節目に行われる儀式。
通過儀礼(イニシエーション)
36
面目を失うことを最も嫌う価値基準をもつ文化。
恥の文化
37
鎌倉新仏教を起こした、浄土宗の開祖。もっぱら念仏を唱えることで、身分や修行にかかわりなく誰もが往生できると説いた。
法然
38
臨済宗の開祖。
栄西
39
時宗の開祖。平生を常に臨終のときと心得て、「南無阿弥陀仏」を唱えることで救われると説いた。
一遍
40
日蓮宗の開祖。法華経を唯一の真理と信じ、「南無妙法蓮華経」を唱えることで救われると説いた。
日蓮
41
江戸時代の儒学者。日本陽明学の祖。「孝(敬愛=愛し敬う心)」をもって人の生きる道とした。
中江藤樹
42
日本儒学の古義学派の祖。孔子や孟子の原典を読むことで、孔孟の説く本来の儒学の精神が人格の陶冶と豊かな人間関係の形成にあることを再発見した。
伊藤仁斎
43
江戸中期の国学の大成者。「古事記」研究をライフワークとして、「惟神の道」を明らかにし、古代の人々のおおらかさで、ありのままの心を理想とした。
本居宣長
44
哲学者。精神の統一と思想の深化を求め、坐禅に打ち込み、その経験をもとに実在の真相を「純粋経験」の世界において捉えようとした。
西田幾多郎
45
イエスを救済者(キリスト)として神の絶対愛と、隣人愛を説く宗教。
キリスト教
46
ムハンマドが創始した、唯一信アッラーを信仰する宗教。
イスラム教
47
仏陀の教え、転じて仏陀になるための教え。
仏教
48
インドの自然宗教・民族宗教
ヒンドゥー教
49
古代中国の春秋時代の思想家。儒教の祖。「仁と礼」の徳を備えた道徳的人格者(君子)による徳治主義の政治を理想とした。
孔子
50
孔子の思想を発展させ、「仁」と「義」の徳を重視した。人には生まれながらに四端の心が備わっているとし、性善説を解いた。
孟子
51
孔子の説いた徳のうち、「礼」を重視した。また、孟子の性善説に対して、性悪説を説いた。
荀子
52
春秋時代末期の思想家で、道家の祖といわれているが、実在したか判然としていない。万物の根元である道に従い、無為自然に生きることを主張した。
老子
53
老子の思想を継承発展はへた道家の大成者。万物斉同を旨とし、絶対無差別の自然の道に従い虚心となって生きる真人を理想とした。
荘子
54
中国宋代の儒者で、朱子学の大成者。理気二元論に立ち、人は私欲を捨てていくることが理にかなうと説いた。
朱子
55
中国明代の儒学者で、陽明学の創始者。朱子の性即理・格物致知を批判し、心即理・知行合一を主張した。
王陽明
56
古代ギリシアの哲学者。問答を通してアテネ市民に「無知の知」を自覚させ、知の探求に向かわせることを自らの使命とした。
ソクラテス
57
古代ギリシアの哲学者。ソクラテスの思想を受け継いで発展させ、永遠不滅の心理を「イデア」と名づけ、このイデアを求めて限りなく努力していくことが大切と説いた。
プラトン