荷物をクレーンなどのフックに引っ掛ける作業のこと。ワイヤーなどを掛ける場合はもちろん、外す場合も含まれる。これらの作業には資格が必要となる。

木造や鉄骨などで、あらかじめ刻んだ土台、柱、梁や小屋材などの主要な構造材を現場で組み立てることを言い、上棟工事や棟上工事とも言う。 木造住宅では、土台の据付(すえつけ)から柱、梁、棟上げまでの作業のことを指す。

骨組みが組み終わった後に、鉄骨柱の垂直精度を修正する作業。 建て入れ直し、歪み取りとも言う。

コンクリートなどを砕いたり削ったりして壊すこと。

壁枠にコンクリートを流し込むこと。 コンクリートを打つとも言う。

今よりも高くすること。

底面に溜まった水をポンプなどを排水すること。

敷地に建物の柱や壁の位置、高さを表示するための仮設物のこと。 建物周囲に水杭(垂木杭)を打ち、水平に水貫(ぬき板)を打ち付けて水糸を張り、柱壁などの中心線や水平線を設定する。

これから建てようとする位置を確認すること。地縄張りとも呼ばれる。そのままでは位置がはっきりしないため、縄を張ったことから呼ばれるようになった。 工事に着工したときに、最初に行われる作業であり、建設予定地を明確にすることが重要となる。

出来上がる構造物の形や大きさの基準となる仮説の目印のこと。 土木現場の場合は、特に切土や盛土といった法面工事の勾配角度の表示や側溝などの埋設物の高さ(天端)の表示や地盤仕上がり面の高さの表示に利用される。

低いところに土砂を盛上げ、平らな地面盤や法面を形成すること。 傾斜地や低地などにおいて、宅地以外の土地を宅地にするために多く行われる。 対義語：切土

支持力の増強、地面沈下の抑制、液状化に防止などの目的で行う。 地盤の性質を変える作業の総称。

根切り作業後に基礎躯体工事完了後、掘削した土砂を作業のために余分に掘削した部分に埋め戻す作業のこと。

指定の深さまで掘削した後、底面を平らにして砂利敷きや捨てコンクリートを打設できるようにすること。 根切底(ねぎりぞこ)とも言う。

型枠を外すこと。「型枠をバラす」とも言う。 型枠を保持していた締付け金物(単管・サポート・フォームタイ)などを外し、せき板(合板ベニア・コンパネ)を剥がし、コンクリートの表面を表すこと。

建物の基礎を作るために地面を掘り下げること。 掘削工事。

建物の位置や形、大きさなどの基準となる印(線)を床や壁などに表示すること。 表示される線のことを墨と言い、表示する場所は用途によっていくつかの種類に分類。

T字の形をした「この高さまで、土を盛ってください」の意味として使う。

擁壁などの裏に詰める物のこと。栗石や砂利を詰めることが多く、トンネルでも使われる。何もない空間を満たすことではあるが、擁壁やトンネルには大きな意味を持つ。 裏込めの水通しが良いと、擁壁に穴をあけておくことによって、内部の水分を排出させることが可能。

主に型枠や足場作業等に使用。 17mm・21mmの2種類の六角ナットに使用できる。 通称：ガチャ

配管をする際、先端部の歯でパイプを挟み込み、パイプを固定したり、回して締めたり緩めたりするパイプ専用のレンチのこと。 パイプに傷を付けずに作業ができる。 略称：パイレン

主に足場や型枠工事等で使用している番線(針金)を切断する際に使用する。

左官工事の代表的な道具。 左官材の塗り付け、押さえ、ならし、磨きなどに用いられる。 吹付仕上げも可能で、内外装に使用できる。

墨出し作業に使用される道具。 コンクリートや木材に直線を引いたり、建築現場では基準となる血墨や陸墨を引くために使用される。

スチール製巻き尺の測定機器。 目盛りがない側を凸形に反らせた形状のもの。

距離測定の巻き尺。 帯状に薄くのばされた薄鋼板に目盛りがついており、薄鋼板を巻き取るためのハンドルがついたケースに入っている。ある程度の張力がかかった時に正しい測定ができるように制作されている。

L字の形をした金属製のものさし。指矩と書いたり、かねじゃく、まがりかねなどとも呼ばれる。長い辺と短い辺があり、それぞれ長手、短手(妻手)と呼ばれる。 それぞれの内側・外側両方に目盛りがあり、裏面にも目盛りがある。長さや直角を測ったり勾配を出したり、用途に応じて様々な使い方がある。

垂直(鉛直)を調べる工具。 糸を付けた円錐型の重りを吊り下げて壁や柱の垂直を見る。

一定の物体の地面に対する角度や傾斜(水平、垂直、45度など)を確認する工具。水準器とも言う。 金属製あるいは樹脂製のフレーム内に一定の角度で取り付けられた気泡管(液体と一つの気泡が封入されたガラス容器)を利用したものが一般的である。

大型のくぎ抜きでL字形の金属製の工具。 重い物の下に差し込み、テコの原理で持ち上げ、解体や釘抜きに使用する。 別名：カジヤ

塩ビや金属のパイプを切る際に用いる工具。 回すだけで簡単に切ることができるため、扱いやすい。音も静かでまっすぐ切ることができる。

箱の前部に車輪一個をつけ、後部に手押し用の柄をつけた車。 土砂などを運ぶ工事用の一輪車。

反射鏡やレンズで一点に光を集め、特定の方向を照らす照明器具。

木ネジの締め付けや、穴あけに使用する電動工具で小型充電タイプが主流。

鉄筋や鋼材等を切断する際に使用する電動工具。 通称：ベビーサンダー/サンダー

コンクリートの斫り(破壊)や、アンカー打ち込み時の穴あけに使用する器具。

装置の自重と衝撃盤の上下運動よる衝撃で、地面を突き固めるための工具。

砂や砂利、アスファルトなどを押して締め固める。 転圧するための機械。

羽根車の回転運動によって気体にエネルギーを与える機械。

水やその他の液体を揚水・移送するために、ポンプ本体を水中に沈めて使用するポンプ。

滑車やドラムなどでワイヤーを巻き取ることで、重量物の吊り上げ、吊り下げ、けん引、横引きなどをする機械。

キャタピラの付いた車両建設機械。 腕のようなブームとアーム、手のひらのような先端のバケットをフォーク、ハサミなどに付け替えて、解体や土の掘削などにつかう。 「ユンボ」とは登録商標。正式名称は「バックホウ」 その他、油圧ショベル、パワーショベルなどとも呼ばれる。

運転席で走行とクレーン操作が可能な車両系建設機械。運転席とクレーン操作が別のオールテレーンクレーンよりもコンパクトで、前輪と後輪が別で動かすことができる。 狭い場所に入り作業できるので、一般的によく使われている。 正式名称：ラフテレーンクレーン

クレーンを装備したトラックの通称で、トラッククレーンの一種。

作業用バスケット(作業床)が2m以上の高さに上昇できる能力を持つ。 昇降装置、走行装置等により構成され、不特定の場所に動力を用いて自走できる機械のこと。

「セメント+砂(細骨材)+水」を混ぜ合わせた建築材料。 ここでの砂(細骨材)とは、直径5mm以下の小さいものを指す。 ベースとなる粉末状のセメントは、文水と混ぜることでペースト状になり、時間が経つと固まるという特徴がある。

頭部以下が全てネジ部になっているもの。

基礎梁部分に設けられる貫通孔における孔周辺に補強する開孔補強筋。

屋根の野地板を支えるために、その野地下にある建材。

断面の狭い横木の総称。

蛇腹状の構造で形成され、屈折施行が自由にできるダクトのこと。 材料はアルミや鉄、樹脂などを使い、換気扇等やその他の連結部として広く使われている。

コンクリートに打込む金具のこと。上階の床版(天井面)のものを天井インサートと言う。 天井下地を吊り下げたり、設備・電気工事等の器具付けや配管・配線等に使用される。 予めスラブ型枠の上面に取り付け、建築・電気・設備用を色分けして区別する。 コンクリートが固まり型枠を外すと、天井の表面に天井インサートが見える状態となり、天井インサートのネジ穴部分に吊りボルトをねじ込み使用する。

掘削工事に後に、根伐り底に砕石を敷き転圧をかけたうえで厚さ50mm程度の薄いコンクリートの床を作る。 このコンクリートを捨てコンクリートと言う。現場では「捨てコン」と略して使うことも多い。

工場生産されたものを「レディミクスストコンクリート」、凝固前のコンクリートを「フレッシュコンクリート」と言う。

設備や電気の配管が壁や床・梁等を貫通する場合に、その開口を確保するための管や筒を取り付ける工事のこと。 出来上がったコンクリートの躯体に後から穴を開けるのではなく、鉄筋と型枠を組む段階でコンクリートが入らないように予めスリーブを付けておく。

コンクリートパネル。 普通の合板とは違い、板の基本サイズが900×1800mmになっている。厚さは12mm。

コンクリートを設計通りの形にするために、型枠を組んで支えて保持すること。

コンクリートと木材・鋼材などの部材や設備を固定し、部材の浮遊や転倒を防止するためにコンクリートに埋設するボルト。

ハイテンションボルト(H•T•B)。 高張力鋼で造られた非常に強度の高いボルト。 形状、表面処理の違いにより、摩擦接合用高力六角ボルト・溶融亜鉛メッキ高力ボルト・トルシア形高力ボルトがある。

モルタル塗り用の金網状の下地のこと。 塗面の剥離を防止し、形状により、平ラス(メタルラス)、リプラス、波形ラスとも呼ばれる。

主に建物の防水を目的として仕上げ材の隙間などに合成樹脂や合成ゴム製のペーストを充填すること。またはその材料のこと。コーキングとも言う。 ガラスと窓枠の隙間や洗面台と壁の隙間、外壁パネルの隙間など身近なところにも多く使用されている。

建築工事などで用いられる下塗り塗料であり、主に接着を目的としたもの。

鉄骨造の骨組み(柱・梁)を火災の熱から保護するために、耐火性・断熱性の高い材料で被覆すること。ロックウールと言う断熱材とセメントを混ぜ合わせたものを鉄骨に吹き付ける吹付工法が一般的だが、板状の耐火材で鉄骨を覆う方法もある。

コンクリートを粉砕したときの破片や建築廃材のこと。 建築リサイクル法の特定資材としてリサイクルが義務付けられている。

天然の岩石を人工的に小さく砕き、土木・建築用資材として適する大きさに加工したもの。

主に砂利のことを指すが、粒径が5mm以上のこと。

コンクリート用5mm篩を重量で85%以上通る骨材。普通に砂と呼んでおり、粒度によって5mm、2.5mm、1.2mm、0.3mmの4種類に区別している。

最も一般的な合成樹脂製電線管の一種。 ポリエチレン、ポリプロピレンなどで作られた管。 色がオレンジで、コンクリート埋設用で露出配管はできない。 コンバインドダクト。

最も一般的な合成樹脂の一種。 難燃性を持ち、ポリエチレン、ポリプロピレン等に塩化ビニール管を被せたもので、色がグレー系で露出配管できる。 プラスチック フレキシブル コンジット

合成樹脂製電線管の一種で、波付硬質合成樹脂電線管のこと。 フッ素樹脂の一種でできており、土中埋設として広く使われている。 内径30~100mmを超える大口径のもの。28mmまではCD管・PFとなる。 フレキシブル エレクトリック パイプ

設備関係・給排水衛生設備・排水設備で使われる用語で、排水・雨水・雑排水・汚水を流す設備や管のことを言う。

「空気流量制御弁」。 空調ダクトまたは換気ダクトの途中や吹出口、吸込口に設けられており、羽根や板の形状で空気の流量をコントロールする開閉装置。

お互いに角度を持つ管を接合する時に用いる接合管。

配管をT字型に分岐する時に使用する接合管。

化学繊維と軟質塩化ビニールを原料に高品質で均一、長尺に製造された多目的ホース。

ポリエチレン等の合成樹脂製のシートのこと。

建築作業現場で代表的な養生材シート。

養生シートとマスキングテープが一体となった養生資材。

引越しの床養生シートの仮固定。 内装工事、建築物の塗装などの養生目的で使用されるテープ。

塗装を始めとするシーリングやコーキングの際に塗装箇所以外を汚さない目的で使用される保護用の粘着テープ。

工事現場で足場材の結束等に使用される鉄線のことを指しており、鈍(なま)し鉄線、鈍し番線と呼ばれることもある。

塩化ビニル製の排水用の管をさす。用途としては、大きな外圧や水圧のかからないところに限定される。

硬質の塩化ビニル樹脂でできた配管資材である。鉄管と違い、抵抗が少ないため流体の流量が多い。 腐食に強いため、通気、給排水用の管として広く用いられている。

単管や鉄筋の先端に取り付けてケガを防止するためのキャップ。

建築物の天井・壁などの仕上げ作業に使用する作業用踏み台。

スラブ等に配筋させた後、配筋を乱さずに凹凸を避けるための歩行用仮説材。

クランプの突起を保護して、擦り傷や衣服の損傷を防ぐもの。

主に工事現場で資材搬入路の確保や作業床、地盤の保護、軟弱地などでの重機、重量運搬機の足場確保、重量を地盤に分散させるのが目的で敷設される鉄板。

単管パイプを用いて、人や車が侵入しないように塞ぐための柵。

足場の倒壊を防ぐため、建物と足場を緊結するために使用する金物のこと。

部材等の転倒を防止する為のもの。

電気を使うところに、電気を分ける機能を持った箱のこと。

枠組み足場や単管足場等、垂直材と水平材または補強用の斜材等に使用する単管を固定する為の金物。用途に合わせて直行・自在・三連クランプ等の種類がある。

道路工事や建築現場で、簡易的な区画を作る際に使用される折り畳み式バリケード。

主として建築物の天井または内壁面等の仕上げ作業に用いるアルミニウム合金製可搬式作業台のこと。 通称：立ち馬 のび馬

規制や区分けなどをする為に目印となるもの。

建築工事で用いられる機材の一種。単管パイプの略称。

建築現場の高所などに板を渡して、作業員が歩けるようにする物。

作業員が墜落防止のため安全帯を掛けるロープのこと。