問題一覧
1
外部放射線治療装置の定期的品質管理項目について大きく分けて何があるか。6つ
線量管理, 幾何学的管理, 呼吸同期, 非物理ウエッジ, マルチリーフコリメータ, 放射線画像
2
外部放射線治療装置の定期的品質管理項目の線量管理には何があるか。 1️⃣X線・電子線の①不変性 2️⃣X線・電子線の②不変性(平坦度、対称性の不変性) 3️⃣③の不変性 4️⃣X線・電子線の④不変性 5️⃣⑤の不変性 6️⃣MU直線性、線量率依存性、ガントリ角度依存性、回転照射安定性
出力, 線量プロファイル, 出力係数, エネルギー, 物理ウエッジ係数
3
QC項目であるリファレンス線量計の校正 許容誤差±①% 点検頻度②
0.5, 1年
4
QC項目のリファレンス線量計のチェック 許容誤差±①% 点検頻度②
1, 1月
5
QCの線量モニタシステムの校正 許容誤差 X線±①% 電子線±②% 点検頻度③
2, 3, 1週
6
QC項目の線量モニタシステムの再現性 許容誤差±①% 点検頻度②
0.5, 6月〜1年
7
QC項目の線量モニタシステムの直線性 許容誤差 X線±①% 電子線±②% 点検頻度③
2, 3, 6月〜1年
8
QC項目の線量モニタシステムの1日安定性 許容誤差 X線±①% 電子線±②% 点検頻度③
2, 3, 6月〜1年
9
QC項目の線量モニタシステムの架台角度依存性、運動照射中の安定性、運動照射の位置の点検頻度は?
1年
10
QC項目のX線の深部線量または校正深との線量比 許容誤差±2% 点検頻度①
6月〜1年
11
QC項目の電子線の深部線量または校正深との線量比 許容誤差±3%または±2mm 点検頻度①
1月
12
QC項目の線量プロフィールの平坦度 点検頻度は?
6月〜1年
13
QC項目の線量プロフィールの対称性および平坦度 点検頻度は?
1週〜1月
14
QC 項目の架台角による深部線量安定性 点検頻度は?
1年
15
QC項目の深部線量曲線 点検頻度は?
1年
16
QC 項目の出力係数OPF 点検頻度は?
1年
17
QC項目のX線照射野 許容誤差±①mm 点検頻度②
2, 1月
18
QC項目の光照射野表示 許容誤差±①mm 点検頻度②
2, 1月
19
QC項目の照射野限定システムの平行・直角性 許容誤差±0.5° 点検頻度は?
1年
20
QC項目の電子線照射野の表示 許容誤差±2mm 点検頻度は?
1月
21
QC項目のアイソセンタからの指示点の変位 許容誤差±①mm 点検頻度②
2, 1月
22
QC項目のアイソセンタからの距離 許容誤差±①mm 点検頻度②
2, 1月
23
QC項目の線源からの距離 許容誤差±①mm 点検頻度②
2, 1月
24
QAは何の略か
品質保証
25
QCは何の略か
品質管理
26
①QA②QCで当てはまるのは?
患者とその家族に対して、その治療に用いられるすべての行為および装置の十分な質(精度)を保証するために医療側が行う体系的活動, 患者に対する診療行為および関連する医療手段の全ての管理
27
正しいものを選べ
QAのためにQCを実施する, 品質を保証するために品質を管理する
28
通常の医療行為からの逸脱で患者に損害を与えたり、与える可能性のあったものを何という?
インシデント
29
患者に至らなかったインシデントを何という?
ニアミス
30
放射線治療のQAの要素を答えよ
臨床的, 技術的, 物理的
31
①臨床的QAの目的②物理的・技術的QAの目的
適切な治療方針で的確な治療計画・治療の実施、治療結果の評価, 正確で高精度な治療の実施
32
誤差または偏差として容認できる水準を指すのは?
許容レベル
33
誤差または偏差として容認できない水準を指すのは?
介入レベル
34
レベルを超えた場合是正のための点検が必要となる場合があるのは?
許容レベル
35
レベルを超えた場合、治療を中断し直ちに是正のための作業を必要とするのは?
介入レベル
36
許容レベルはどの区間とするか? 2通りに答えよ
95%信頼区間, 2SD
37
介入レベルはどの区間とすることがあるか? 2通りで答えよ。 1つは「許容レベルの○倍」と答えよ
4SD, 許容レベルの2倍
38
特定値の誤差分布において、点検項目に異常があった場合の対応として①1レベル②2レベル③3レベルそれぞれ何か?
点検, 定期点検, 即時の行動・治療中止・是正行動
39
点検項目に異常があった場合の対応のレベルで正しいのはどれか? ①レベル1②レベル2③レベル3
測定値が通常から若干の逸脱があった場合は治療は継続するが、該当する定期的な精度管理を実施し原因の究明を行う, 精度管理の結果が、許容値の近くにある状態が続いた場合、または1つの結果において許容レベルから過度ではないが逸脱が発生した場合が対象となる。これらの臨床的影響が重大ではないと判断した際は、治療を継続して1-2就業日以内に改善を図る, 線量に関するパラメータの過剰誤差や安全インターロックの不良があった場合は、問題が解決されるまで治療を中止する。
40
測定値のばらつきの小ささの尺度を何というか?
精度
41
精度 ①誤差の小ささ ②性ともいう。
偶然, 再現
42
測定値の平均値が真値に近いことを示す尺度は?
正確度
43
正確度 ①誤差の小ささ
系統
44
穴埋めをせよ ③か④で高い方をかけ。
精度, 正確度, ④
45
治療装置が設置され受け渡しが行われる際に装置の性能、精度、安全が使用に合致していることを確認するための試験を何というか?
受入れ試験, アクセプタンステスト
46
受入れ試験は誰が何のもとで実施するか?
納入業者がユーザー立会のもと
47
受入れ試験終了後に臨床利用に必要なビームデータ取得、治療計画装置へのビームデータの入力、精度検証、操作手順の決定などを行い、治療装置と治療計画装置を使用可能な状態にするための一連の作業を何という?
コミッショニング
48
コミッショニングは誰が行う?
ユーザー
49
外部放射線治療装置の定期的品質管理項目の幾何学的管理には何があるか? 1️⃣①の一致 2️⃣角回転角度の表示値と実際の位置の差 3️⃣②と③の一致 4️⃣④の確認 5️⃣⑤の最大可動域、剛性 6️⃣⑥指示点
Jaw照射野, 放射線アイソセンタ, 幾何学的アイソセンタ, 光学距離, 治療天板, レーザーポインタ
50
外部放射線治療装置の定期的品質管理項目の呼吸同期には何があるか? 1️⃣呼吸同期照射の①不変性 2️⃣呼吸同期照射の②不変性 3️⃣③
出力, ビームエネルギー, 位相/振幅同期時間正確性
51
外部放射線治療装置の定期的品質管理項目の非物理ウエッジには何があるか? 1️⃣非物理ウエッジ使用時の①不変性 2️⃣②の不変性
線量プロファイル, 非物理ウエッジ係数
52
外部放射線治療装置の定期的品質管理項目のマルチリーフコリメータには何があるか? 1️⃣MLC①の一致 2️⃣MLC位置精度、駆動速度、再現性の確認 3️⃣MLC②
照射野, 透過線量
53
外部放射線治療装置の定期的品質管理項目の放射線画像には何があるか? 1️⃣画像系・治療系①の一致 2️⃣最終的な②精度 3️⃣③評価 4️⃣④の評価
座標, 位置決め, 画質, 被ばく線量
54
外部放射線治療の定期的品質管理項目の放射線画像について 強度変調放射線治療や定位放射線治療をおこなううえでのIGRTを実施する場合、各座標中心間の一致度の精度は()以内
1mm
55
穴埋めよ? 感度に関しては 大 中 小で答えよ。
0.6, 0.125, 0.016, 大, 中, 小
56
分解能は、高中低で答えよ 極性効果、イオン再結合、ノイズの影響は、大中小で答えよ
低, 中, 高, 大, 中, 小, 大, 中, 小, 大, 中, 小
57
IMRTでは、治療装置の線量誤差や幾何学的誤差が患者への投与線量に大きな影響を与える。IMRT特有の項目についてコミッショニングを実施した上で臨床導入する必要がある。IMRTでは患者投与線量に予期せぬ差異が現れることがある。すべてのIMRTの治療計画に対して、治療開始前に①を実施する。
線量検証
58
IMRTの線量検証は、治療計画の計算線量と測定線量が許容範囲内で一致することを確認するために実施する。IMRTの線量検証には何があるか?
評価点線量検証, 線量分布検証
59
評価点線量検証では、照射領域内の任意の点の絶対線量について①と②との比較を行う
治療計画装置の計算値, 電離箱線量計の測定値
60
線量分布について、治療計画装置の計算値とフィルムや配列型検出器による測定値の比較を行うことを何という?
線量分布検証
61
線量分布検証で使うフィルム メリット3つ答えよ
高分解能, 測定断面の多様性, 保存性
62
線量分布検証に使われる配列型検出器は、半導体素子や小型電離箱が検出素子として用いられる。 配列型検出器のメリット 即時に測定結果を取得できるため、①に測定可能 線量分布評価に加えて②の評価も可能。 一度の照射で③の線量分布が検証可能
簡便, 絶対線量, 多段面
63
線量分布の解析方法3つ答えよ
DD, DTA, ガンマ解析
64
DDは何を示す指標か?
関心点における計画線量と測定線量の相対的な差
65
DDは、線量分布がどんな領域での線量誤差の検出やホットスポットやコールドスポットの検出に有用か?
緩やかな領域
66
DTA ①を検出するために用いられる ②と③における等しい線量となる点を検索したときの④を示す
位置誤差, 計画分布線量, 測定線量分布, 最短波長
67
DTAはどの領域で位置誤差の検出に有効か?
線量勾配が急峻な領域
68
DDとDTAを複合した評価値は?
ガンマ値
69
ガンマ値では①の採用
最小値
70
ガンマ解析は、線量分布全体を①かつ②に評価できる
総合的, 定量的
71
線量分布を比較している領域内の全ての関心点において、対象となる指標(DD,DTA,ガンマ値)が合格基準を満たしているか否かを集計する。このとき合格した関心点の割合を何というか?
pass rate
72
密封小線源治療装置のQA.QC ①測定が必要
線源強度
73
線源強度測定の頻度は?
使用ごと、少なくとも線源交換ごと
74
線源強度の測定に用いる線量計は?
井戸形電離箱線量計
75
線源強度測定に用いる井戸形電離箱線量計は深度依存性があり、①が最大になる深さで測定する。
感度
76
井戸形電離箱線量計と電位計の校正頻度は?
2年