問題一覧
1
【1】 クレーンに関する用語について、正しいものは、次のうちどれか。 (1)キャンバーとは、ガーダに荷重がかかったときの下向きのそり(曲がり)のことをいう。 (2)定格速度は、つり上げ荷重に相当する荷をつって、巻上げ、走行、横行、旋回等の動作を行う場合のそれぞれの最高速度をいう。 (3)クレーンの作業範囲とは、 クレーンの各種運動を組み合わせて、つり荷を移動させることができる範囲をいう。 (4)ジブの傾斜角とは、ジブクレーンのジブの中心線と旋回中心を通る鉛直線とのなす角をいい、 作業半径が大きくなると傾斜角も大きくなる。 (5)天井クレーンのスパンとは、クラブトロリの移動する距離をいう。
3
2
【2】クレーンに関する用語の記述として、 適切なものは次のうちどれか。 (1)起伏するジブクレーンの定格荷重とは、クレーンの構造及び材料並びにジブの傾斜角及び長さに応じて負荷させることができる最大の荷重から、フックなどのつり具の質量を除いた荷重をいい、クレーンによっては、ジブの傾斜角や長さに応じて定格荷重が変化するものがある。 (2)ケーブルクレーンのトロリがメインロープに沿って移動することを走行という。 (3)定格速度とは、つり上げ荷重に相当する荷重の荷をつって、 巻上げ、 走行、 横行、 旋回などの作動を行う場合の、それぞれの最高の速度をいう。 (4)天井クレーンのスパンとは、クラブトロリの移動する距離をいう。 (5)天井クレーンのキャンバーとは、クレーンガーダに荷重がかかったときに生じる下向きのそり(曲がり)をいう。
1
3
【3】クレーンに関する用語について、正しいものは、次のうちどれか。 (1) 天井クレーンのキャンバーとは、ガーダに荷重がかかった時に生じる下向きのそり(曲がり)をいう。 (2)定格速度とは、つり上げ荷重に相当する荷重の荷をつって、 巻上げ、走行、 横行、旋回などの作動を行う場合のそれぞれの最高速度をいう。 (3)定格荷重とは、クレーンの構造び、材料に応じて負荷させることができる最大の荷重をいい、フックなどのつり具分が含まれる。 (4) ケーブルクレーンで、 トロリがメインロープに沿って移動することを走行という。 (5) クレーンの作業範囲とは、クレーンの各種運動を組み合わせて、つり荷を移動させる ことができる範囲をいう。
5
4
【4】 クレーンに関する用語について、誤っているものは、次のうちどれか。 (1) 荷が上昇する運動を巻上げといい、荷が下降する運動を巻下げという。 (2)玉掛けとは、ワイヤロープ、つりチェーン等の玉掛け用具を用いて荷をクレーンのフ ックに掛けたり外したりすることをいう。 (3)天井クレーンで定格荷重とは、つり上げ荷重からフック等のつり具分の荷重を差し引いた荷重をいう。 (4) 起伏とは、ジブがその取付け端を中心にして上下に動くことをいい、 引込みクレーンでは、ジブを起伏させても作業半径は、変わらない。 (5) ガーダ、水平ジブ等に沿ってトロリが移動する運動を横行という。
4
5
【5】クレーンの用語と運動の説明に関して、誤っているものは、次のうちどれか。 (1) 定格速度とは、定格荷重に相当する荷をつって、つり上げ、走行、横行等の運動をする場合のそれぞれの最高速度をいう。 (2)寄りとはつり具の横行停止位置と走行レール中心間の最小の水平距離をいう。 (3)天井クレーンの走行とは、クレーンガーダがレールに沿って移動する運動をいい、その運動方向は、横行方向に対して直角である。 (4) 揚程とは、 つり荷を有効に上げ下げができる垂直距離である。 (5)引込みとは、 ジブクレーンにおいて、 つり上げた荷の高さをほぼ一定に保ちながらジブの根元に引き寄せたり、遠ざけたりする運動をいう。
4
6
【6】 クレーンに関する用語の記述として、適切なものは、次のうちどれか。 (1)定格速度とは、つり上げ荷重に相当する荷重の荷をつって、 巻上げ、 走行、横行、旋回などの作動を行う場合のそれぞれの最高の速度をいう。 (2) 天井クレーンの寄りとは、 クラブトロリが有効に移動できる距離をいう。 (3)つり上げ荷重とは、構造及び材料に応じて負荷させることができる最大の荷重からフックなどのつり具の質量を除いた荷重である。 (4)ケーブルクレーンで、トロリがメインロープに沿って移動する運動を走行という。 (5) クレーンの作業範囲とは、 クレーンの各種運動を組み合わせてつり荷を移動できる範囲をいう。
5
7
【7】 クレーンに関する用語及び運動について、誤っているものは、次のうちどれか。 (1)橋形クレーンにおいて、 カンチレバーが上下する運動を引込み、 押出しという。 (2)ジブクレーンにおいて、ジブがその取付け端を中心にして上下に動く運動を起伏という。 (3)壁クレーンにおいて、 クレーン全体が建屋の壁側に設けたレールに沿って移動する運動を走行という。 (4)橋形クレーンにおいて、クレーン全体が移動する運動を走行という。 (5)クレーンの各種運動を組み合わせて、つり荷を移動できる範囲を作業範囲という。
1
8
【8】クレーンの種類、形式及び用途に関し、 正しいものは次のうちどれか。 (1)橋形クレーンは、ガーダに脚部を設けたクレーンで、一般に地上又は、床上に設けた レール上を移動するが、 作業範囲を広げるため、走行レールの外側にスイングレバーを設けたものもある。 (2)スタッカー式クレーンは、 巻上装置及び横行装置を備えたクラブがガーダ上を移動するクレーンである。 (3)クライミング式ジブクレーンは、工事の進捗に伴い、必要に応じてマストを継ぎ足し、 旋回体をせり上げる装置を備えたクレーンである。 (4)レードルクレーンは、主に造船所で使用される特殊な構造のクレーンで、ジブの水平引込みができる。 (5)アンローダは、コンテナを陸揚げ・積込み用として、コンテナ専用のつり具を備えたクレーンである。
3
9
【9】 クレーンの種類と用途に関して、正しいものは、次のうちどれか。 (1)引込クレーンは、ロープトロリ式やマントロリ式がある。 (2)テルハは、走行、 起伏、 旋回の作動装置を有する。 (3)橋形クレーンは、走行レールの外側に張り出したスイングレバーを有するものが多い。 (4)アンローダは、コンテナの陸揚げ、積込みで使用される。 (5)クライミング式ジブクレーンには、マストクライミング方式とフロアークライミング方式がある。
5
10
【10】 クレーンの種類及び形式と用途に関し、正しいものは、次のうちどれか。 (1)スタッカー式クレーンは、直立したガイドフレームに沿って荷とともに上下するマントロリを有するクレーンで、倉庫の棚などの荷の出し入れに使用される。 (2)アンローダは、コンテナの揚げ・積込み用としてコンテナ専用のつり具を備えたクレーンである。 (3)橋形クレーンは、クレーンガーダに脚部を設けたクレーンで、一般に地上又は、床上に設けたレール上を移動するが、作業範囲を広げるため、走行レールの外側にスイングレバーを設けたものである。 (4)建屋の天井に取り付けられたレールから懸垂されて走行する天井クレーンは、クレーンガーダを走行レールの外側へオーバーハングさせることができるので、作業範囲を大きくできる特徴がある。 (5)レードルクレーンは、主に造船所で使用される特殊な構造のクレーンで、ジブの水平引込みができる。
4
11
【11】クレーンの種類、型式及び用途に関し、適切でないものは、次のうちどれか。 (1)橋形クレーンは、クレーンガーダに脚部を設けたクレーンで、一般に地上又は床上に 設けたレール上を移動するが、 作業範囲を広げるため、走行レールの外側にスイングレバーを設けたものである。 (2) スタッカー式クレーンは、直立したガイドフレームに沿って荷とともに上下するフォーク等を有するクレーンで、倉庫の棚などの荷の出し入れに使用される。 (3) クライミング式ジブクレーンには、マストクライミング方式とフロアークライミング方式がある。 (4) レードルクレーンは、製鋼関係の工場で使用される特殊な構造の天井クレーンである。 (5) テルハは、工場や倉庫などの天井に取り付けられたI形鋼のレールの下フランジに電気ホイスト又は、電動チェーンブロックをつり下げたクレーンで、荷の巻上げ・巻下げ、レールに沿った横行のみを行う。
1
12
【12】クレーンの種類、型式及び用途に関し、誤っているものは、次のうちどれか。 (1) 壁クレーンは、建屋の壁や柱に取り付けられたクレーンで、水平ジブに沿ってトロリ が移動するものが多い。 (2)橋形クレーンは、ガーダに脚を設けたクレーンで、一般に地上又は床上に設けたレール上を移動する。 (3)塔型ジブクレーンは、高い塔状の構造物の上に起伏するジブを設けたクレーンで、主に造船所でのぎ装に使用される。 (4) テルハは、走行、旋回及び起伏の運動を行うクレーンで、工場での材料や製品の運搬などに使用される。 (5)引込みクレーンには、水平引込みをさせるための機構により、ダブルリンク式、スイングレバー式、ロープバランス式などがある。
4
13
【13】クレーンの種類、形式及び用途に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。 (1) 橋形クレーンは、ガーダに脚部を設けたクレーンで、一般に、地上又は床上に設けた レール上を移動するが、作業範囲を広げるためクレーンガーダにスイングレバーと呼ばれる張り出し部を設け、走行レールの外側につり荷が移動できるようにしたものもある。 (2)引込みクレーンの水平引込みをさせるための機構には、ロープトロリ式及びマントロリ式がある。 (3) クライミング式ジブクレーンのクライミング方法には、マストクライミング方式とフロアークライミング方式がある。 (4)レードルクレーンは、主に造船所で使用される特殊な構造のクレーンで、ジブの水平引き込みができる。 (5)アンローダは、コンテナの陸揚げ・積込み用としてコンテナ専用のつり具を備えたクレーンである。
3
14
【14】クレーンの種類、型式及び用途に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。 (1)引込みクレーンには、水平引込みをさせるための機構により、ロープトロリ式及びマ ントロリ式などがある。 (2)テルハは、走行、 旋回及び起伏の運動を行うクレーンで、工場での材料や製品の運搬などに使用される。 (3) 屋外の架構上に設けられたランウェイのレール上を走行するクレーンは、天井クレーンと同じ構造及び形状のものであっても橋形クレーンという。 (4) レードルクレーンは、埠頭においてコンテナを専用のつり具であるスプレッダでつり上げて揚げ及び積込みを行うクレーンである。 (5)クライミング式ジブクレーンのクライミング方法には、マストクライミング方式とフロアークライミング方式がある。
5
15
【15】クレーンの構造部分に関し、正しいものは次のうちどれか。 (1) Iビームガーダは、 I形鋼を用いたガーダで、単独では水平力を支えることができないので、必ず補助けたを設ける。 (2) ジブクレーンのジブは、荷をより多くつれるように自重をできるだけ軽くし、かつ剛性を持たせる必要がある為、 パイプトラス構造やボックス構造のものが用いられる。 (3)プレートガーダは、三角形に組んだ部材を単位とする骨組構造で、 強度が大きい。 (4)橋形クレーンの脚部には、剛脚と柔脚があり、 その構造は、ボックス構造やパイプトラス構造が多い。 (5)ボックスガーダは、その断面のみで水平力を支えることができないので、補助けたと組み合わせて用いられる。
2
16
【16】クレーンの構造部分について、適切でないものは次のうちどれか。 (1)クレーンの荷をつり上げるための支持部分(機械部分を除く。)は、構造部分といい、構造部分には荷重を受けて応力が発生する。 (2)橋形クレーンの脚部には、剛脚と揺脚があり、その構造はボックス構造やパイプトラス構造が多い。 (3) ジブクレーンのジブは、 荷をより多くつれるように自重をできるだけ軽くし、かつ剛 性を持たせる必要があるため、 パイプトラス構造やボックス構造のものが用いられている。 (4) Iビームガーダは、 I形鋼を用いたガーダで、単独では水平力を支える事ができない ため、必ず補助けたを設ける。 (5)天井クレーンのサドルは、ガーダを支え、走行のための車輪を備えた構造物である。
4
17
【17】 クレーンの構造部分に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。 (1)Iビームガーダは、 I形鋼を用いたクレーンガーダで、単独では水平力を支えること ができないので、必ず補桁を設ける。 (2) ジブクレーンのジブは、 荷をより多くつれるように、自重をできるだけ軽くするとともに、剛性を持たせる必要があるため、パイプトラス構造やボックス構造のものが用いられる。 (3)プレートガーダは、細長い部材を三角形に組んだ骨組構造で、強度が大きい。 (4)橋形クレーンの脚部には、剛脚と揺脚があり、剛脚はクレーンガーダに作用する水平力に耐える構造とするため、クレーンガーダとピンヒンジで接合されている。 (5)ボックスガーダは、鋼板を箱形状に組み合わせた構造であるが、その断面形状では水平力を十分に支えることができないため、補桁と組み合わせて用いられる。
2
18
【18】 クレーンの構造部分についての説明として、誤っているものは次のうちどれか。 (1)クレーンの構造部分は、各部材の結合方法によって、リベット構造と溶接構造に分けられるが、強度の高いリベット構造が多い。 (2)橋形クレーンの脚は、通常、一方の脚を剛脚、他方を揺脚として、 各運動による水平力や風などの水平力に耐えられる構造となっている。 (3)天井クレーンのサドルは、クレーンガーダを支え、クレーン全体を走行させる車輪を備えている。 (4) ケーブルクレーンのメインロープは、 荷重を支持するため二つの塔間に張り渡されたワイヤロープのことである。 (5) ジブクレーンのジブには、ボックス構造やパイプトラス構造のものが多く採用されている。
1
19
【19】 クレーンの構造部分に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。 (1)クレーンガーダは、トロリなどを支持する構造物で、「桁」とも呼ばれる。 (2)プレートガーダは、鋼板をI形状の断面に構成したもので、 補桁を設けないこともある。 (3)橋形クレーンの脚部には、剛脚と揺脚があり、その構造は、ボックス構造やパイプ構造が多い。 (4) ボックスガーダは、鋼板を箱形状の断面に構成したものであるが、その断面形状では水平力を十分に支えることができないため、 補桁と組み合わせて用いられる。 (5)サドルは、主として天井クレーンにおいて、クレーンガーダを支え、クレーン全体を走行させる車輪を備えた構造物で、その構造は鋼板や溝形鋼を接合したボックス構造である。
4
20
【20】クレーンのトロリ及び作動装置に関し、適切でないものは次のうちどれか。 (1)巻上装置に主巻と補巻を設ける場合、 定格荷重の大きい方を主巻、小さい方を補巻と呼び、一般的に巻上げ速度は、 補巻の方が速い。 (2)ワイヤロープ式のホイストには、トップランニング式と呼ばれるダブルレール型ホイストと、サスペンション式と呼ばれる普通型ホイストがある。 (3)クラブトロリの横行装置には、電磁ブレーキや電動油圧押上げ機ブレーキが用いられ るが、屋内に設置される横行速度の遅いものなどでは、ブレーキを設けないものもある。 (4) 旋回装置は、ジブクレーンにおいて、中心軸の周りでジブを回転させる装置で、電動機、減速装置、固定歯車、ピニオン等で構成される。 (5) 天井クレーンの一電動機式走行装置は、片側サドルに電動機と減速装置を備え、走行装置側の走行車輪のみを駆動する。
5
21
【21】クレーンのトロリ及び作動装置に関し、正しいものは、次のうちどれか。 (1) クラブとは、トロリフレーム上に巻上装置と走行装置を備え、2本のレール上を自走 するトロリをいう。 (2)マントロリは、トロリに運転室が取付けられ、荷とともに運転室が昇降するものである。 (3)電動機、制動用ブレーキ、減速機、ドラム等からなる巻上装置では、巻下げの際、荷により電動機が回されようとするので、電動機軸に速度制御用ブレーキを取付け、速度の制御を行うものが多い。 (4) 天井クレーンの一電動機式走行装置は、片側のサドルに電動機と減速装置を備え、電動機側の走行車輪のみを駆動する。 (5) ワイヤロープ式のホイストには、 トップランニング式と呼ばれる普通形ホイストとサスペンション式と呼ばれるダブルレール形ホイストがある。
3
22
【22】クレーンのトロリ及び作動装置に関し、誤っているものは、次のうちどれか。 (1)ロープトロリは、トロリフレーム上に巻上装置と横行装置を備え、ロープを介して横行位置を制御するものである。 (2)天井クレーンの走行装置の電動機は、一電動機式ではガーダのほぼ中央に取り付けられている。 (3)ジブクレーンの起伏装置には、ジブが安全、確実に保持されるよう、電動機軸又は、ドラム外周に制動用又は、保持用ブレーキが取り付けられている。 (4) 引込み装置には、ジブとのつり合いを保つためのバランスウエイトを備えて動力を小さくするようにしているものもある。 (5) ホイストは、電動機、減速装置、 巻上ドラム、ブレーキなどを小型のケーシング内に 収めたもので、 巻上装置と横行装置が一体化されたものである。
1
23
【23】クレーンの作動装置の説明として、誤っているのは、次のうちどれか。 (1)クラブトロリ式天井クレーンの巻上装置は、トロリ上に設けられている。 (2)走行装置は、クレーン全体を移動させる装置で、二電動機式のものが多い。 (3)ロープトロリは、つり具をつり下げた台車をガーダ上などに設置した巻上装置と横行装置により、ロープを介して操作する構造である。 (4)横行装置は、トロリを移動させる装置で、一般に電動機の回転を減速装置で減速し、 横行車輪を駆動する。 (5)マントロリは、トロリに運転室が取り付けられた構造で、常時、荷とともに昇降するトロリである。
5
24
【24】クレーンのトロリ及び作動装置に関する記述として、 適切なものは次のうちどれか。 (1) クラブとは、トロリフレーム上に巻上装置と走行装置を備え、2本のレール上を自走するトロリをいう。 (2)マントロリは、トロリに運転室が取付けられ、 荷とともに運転室が昇降するものであ る。 (3)電動機、制動用ブレーキ、減速機、ドラム等からなる巻上装置では、 巻下げの際、荷により電動機が回されようとするので、 電動機軸に速度制御用ブレーキを取付け、 速度の制御を行うものが多い。 (4) 天井クレーンの一電動機式走行装置は、 片側のサドルに電動機と減速装置を備え、電動機側の走行車輪のみを駆動する。 (5) ワイヤロープ式のホイストには、トップランニング式と呼ばれる普通形ホイストとサスペンション式と呼ばれるダブルレール形ホイストがある。
3
25
【26】クレーンの機械要素に関し、誤っているものは、次のうちどれか。 (1)ウォームギヤは、ウォームとこれにかみ合うウォームホイールを組み合せたもので、 15~50程度の減速比が得られる。 (2)全面機械仕上げしたフランジ形固定軸継手は、バランスが良いため回転の速いところに用いられる。 (3)ローラーチェーン軸継手は、たわみ軸継手の一種で、2列のローラーチェーンと2個のスプロケットから成り、ピンの抜き差しで両側の連結・分離ができる。 (4)振動や繰返し荷重によるボルトやナットの緩みを防ぐため、バネ座金や舌付き座金のほか、ダブルナット、 スプリングナットなどが使用される。 (5)歯車形軸継手は、外筒の内歯車と内筒の外歯車がかみ合う構造で、外歯車には、クラウニングが施してあるため、二つの軸のずれや傾きがあると円滑に動力を伝えることができない。
5
26
【27 】 クレーンの機械要素に関し、正しいものは次のうちどれか。 (1)はすば歯車は、歯が軸に対してつる巻き状に切られており、動力伝達にむらが少ないが、減速比は平歯車より小さい。 (2)摩擦接合用高力ボルトは、 規程トルクで締め付け、接合部材間に生じる摩擦力で大きな力に耐える。 (3)フランジ形たわみ軸継手は、 流体を利用し、 軸のずれや傾きを緩和するものである。 (4)割形軸継手は、軸のずれや傾きによる軸の損傷や軸受の発熱を防ぐ。 (5)リーマボルトは、ボルト径より取付け穴が若干大きく、ボルトにせん断力が加わるの横方向の力に耐えることができない。
2
27
【28】 クレーンの機械要素に関し、 正しいものは、次のうちどれか。 (1)はすば歯車は、歯が軸に対してつる巻き状に切られているため、動力伝達にむらが多 く、減速比も平歯車より小さい。 (2)キーは、歯車や車輪などを回転軸に固定して動力を伝えるもので、キーみぞにはめ込 んで固定するこう配キーとみぞに打ち込んで固定する平行キーなどが用いられる。 (3)リーマボルトは、ボルト径より取付け穴が小さくボルトにせん断力が加わるので、横方向の力に耐えることができない。 (4)割形軸継手は、軸のずれや傾きによる軸の損傷や軸受けの発熱を防ぐ。 (5)ウォームギヤは、ウォームとこれにかみ合うウォームホイールを組み合わせたもので、15~50程度の減速比が得られる。
5
28
【29】 クレーンの機械要素に関し、 正しいものは、次のうちどれか。 (1)フランジ形たわみ軸継手は、 流体を利用したたわみ軸継手で、二つの軸のずれや傾きの影響を緩和するために用いられる。 (2)はすば歯車は、歯が軸につる巻き状に切られており、 平歯車より減速比を大きくできるが、動力の伝達にむらが多い。 (3)ローラーチェーン軸継手は、たわみ軸継手の一種で、2列のローラーチェーンと2個のスプロケットからなり、ピンの抜き差しで両側の連結・分離ができる。 (4)リーマボルトは、ボルト径が穴径よりわずかに小さく、取付け精度は良いが、横方向にせん断力を受けるため、大きな力には耐えられない。 (5)歯車形軸継手は、外筒の内歯車と内筒の外歯車がかみ合う構造で、 外歯車にはクラウ ニングが施してあるため、二つの軸のずれや傾きがあると円滑に動力を伝えることが できない。
3
29
【30】 クレーンの機械要素に関して、誤っているものは、次のうちどれか。 (1)フランジ形固定軸継手は、二つの軸端に取り付けられたフランジをリーマボルトでつなぎ合わせ、ボルトのせん断力で動力を伝達する。 (2)自在軸継手は、二つの軸が一直線上にない走行長軸などの二つの軸間をつなぐ。 (3)フランジ形たわみ軸継手は、起動及び停止時の衝撃を緩和し、 また、ブレーキドラム兼用として用いられる場合もある。 (4)歯車形軸継手は、わずかなどのずれや傾きに対しても円滑に動力を伝えることができる。 (5)六角ボルトは、ボルト径より僅かに小さい取り付け穴に軽く打込んで締め付けるので、取り付け精度が良い。
5
30
【31】クレーンの機械要素に関し、誤っているものは、次のうちどれか。 (1)こう配キーは、軸のキー溝に打込んで歯車などを軸に固定し、 動力を伝えるために用いられる。 (2)ウォームギヤは、ウォームとこれにかみ合うウォームホイールを組み合わせたもので、15~50程度の減速比が得られる。 (3)フランジ形たわみ軸継手は、油を利用したたわみ軸継手で、 二つの軸のずれや傾きの影響を緩和するために用いられる。 (4) ラジアル軸受は、 軸の直角方向の荷重を支える軸受である。 (5)歯車形軸継手は、外筒の内歯車と内筒の外歯車がかみ合う構造で、 外歯車にはクラウ ニングが施してあるため、二つの軸のずれや傾きがあっても円滑に動力を伝えることができる
3
31
【32】クレーンの機械要素に関して、誤っているものは、次のうちどれか。 (1)フランジ形固定軸継手は、ゴム等のたわみ性を利用して、 軸の折損や発熱を防止することが出来る。 (2)ラジアル軸受は、軸の直角方向の荷重を支える軸受である。 (3)かさ歯車は、互いに交わる2本の軸間で動力を伝える。 (4) リーマボルトは、ボルト径より僅かに小さい取り付け穴に軽く打込んで締め付けるの で、取り付け精度が良く、 横方向の力をボルトのせん断力として受けるものである。 (5)こう配座金は、こう配面を締め付ける時に使用するもので、ボルトに曲げ応力が生じないようにする為に用いられる。
1
32
【37】ワイヤロープ及びつり具に関し、 間違っているものは、次のうちどれか。 (1)Sよりは、ワイヤロープを縦向きにした場合、線の向きが、右上から左下に見える。 (2)ラングよりは、 ストランドのよりの方向と素線の向きが同一方向である。 (3)グラブバケットは、石炭や鉄鉱石等のばら物を陸揚げするために用いられるつり具である。 (4)リフテングマグネットは、電磁石に電流を通じることにより磁力が生じ、 鋼板などを吸着するつり具である。 (5)クレーンのフックは、片フックが一般的であるが、重量物をつり上げる場合は、 両フックを用いることもある。
1
33
【39 】つり具に関し、誤っているものは、次のうちどれか。 (1) フックは、形状、材質、強度等による条件に適応するため、一般に鍛造によって成形される。 (2)グラブバケットは、石炭、 鉱石、砂利などのばら物を運搬するために用いられるつり具である。 (3)クローは、 造船所で、 ぎ装に使用されるクレーンに用いられる専用のつり具である。 (4)リフティングマグネットは、 電磁石を応用したつり具で、不意の停電に対してつり荷の落下を防ぐため、停電保護装置を備えるものがある。 (5)バキューム式つり具は、ガラス板などのように表面が滑らかな状態のものを取り扱うときに用いられる。
3
34
【40】ドラム及び、ワイヤロープに関し、誤っているものは、次のうちどれか。 (1)ワイヤロープの直径に対して、 ドラムの直径が小さいと、ワイヤロープの寿命を縮める。 (2)ドラムの捨て巻きは、ワイヤロープが乱巻きにならないよう巻き取るためにある。 (3)ワイヤロープのクラブトロリのドラムへの取付けには、キー止めやロープ押さえなどが用いられる。 (4) エコライザシープは、左右のワイヤロープの張力をつり合わせるために用いられる。 (5)ドラムの表面には、通常ロープ溝がねじ状に切られている。
2
35
【41 】ワイヤロープ及び、シーブに関し、正しいものは、次のうちどれか。 (1)ワイヤロープの心綱は、 ストランドの中心にある素線のことで、良質の炭素鋼を線引きして作られる。 (2)ワイヤロープの直径の測定は、 同一断面の長い方を3方向から測り、その最大値をとる。 (3)Sよりのワイヤロープは、ロープを縦にして見たとき、右上から左下へストランドが よられている。 (4) シーブは、ワイヤロープの案内用の滑車であり、ロープの構成、材質等に応じてシーブ径(D)とロープ径 (d) との比 (D/d) の最小値が定められている。 (5) エコライザシーブは、左右のワイヤロープの張力をつり合わせるために用いられ、巻上げ・巻下げの都度他のシーブと同じように回転する。
4
36
【42 】ワイヤロープ及び、つり具に関し、誤っているものは次のうちどれか。 (1)フィラ形のワイヤロープは、繊維心の代わりにフィラ線を心綱としたものである。 (2)同じ直径のワイヤロープでも、素線が細く、数の多いものほど柔軟性がある。 (3)ワイヤロープの端末の止め方は、ドラムに対しては、キー止め、ロープ押さえなどが多く用いられる。 (4)コンテナクレーンでは、コンテナの着脱を運転室から行うスプレッダが使用される。 (5)ワイヤロープの伸びを低減する目的で、製造工程で一定の張力を与える処理をしたものもある。
1
37
【43 】ワイヤロープ及び、つり具に関し、誤っているものは、次のうちどれか。 (1) グラブバケットは、石炭や鉄鉱石等のばら物を陸揚げするために用いられるつり具である。 (2)クレーンのフックは、片フックが一般的であるが、 重量物をつり上げる場合は、両フックを用いることもある。 (3) 「Zより」 のワイヤロープは、ロープを縦にして見たとき、右上から左下へストランドがよられている。 (4)ワイヤロープの直径の測定は、同一断面の長い方の径を3方向から測り、その平均値を算出する。 (5) 「ラングより」のワイヤロープは、ロープのよりの方向とストランドのよりの方向が反対なものである。
5
38
【44 】ワイヤロープ及び、つり具に関し、誤っているものは、次のうちどれか。 (1)グラブバケットは、鉄鉱石や石炭などのばら物をつかんで、運搬するために用いられる。 (2)ワイヤロープのより方でラングよりは、 ストランドとよりが同一方向によったもので ある。 (3)ワイヤロープのZよりは、ストランドが右上から左下の方向にかけてよられている。 (4)ワイヤロープの心綱は、 良質な炭素鋼を線引きしたものである。 (5)フックブロックの外れ止め装置には、バネを用いたバネ式とおもりの自重によるウエイト式がある。
4
39
【46】クレーンのドラム又は、シープに関し、誤っているものは、次のうちどれか。 (1)ドラムの捨巻きは、ロープの巻締めの摩擦力によりロープに加わる張力を支え、ロープ取付け部に大きな力がかからないようにするためのものである。 (2)トロリのドラムに対するワイヤロープの端末の止め方はキー止め、合金詰めソケット止め、ロープ押さえが多く用いられる。 (3)ドラムの表面には、通常ロープ溝がねじ状に切られている。 (4)シーブは、ワイヤロープの案内用の滑車であり、ロープの構成、材質等に応じて、シーブ径とロープ径との比の最小値が定められている。 (5)エコライザシーブは、左右のワイヤロープの張力をつりあわせるために用いられ、ほとんど回転はしない。
2
40
【47】 クレーンの給油及び、 点検の記述に関し、適切なものは次のうちどれか。 (1)ワイヤロープの点検で直径を測定する場合は、フックブロックのシーブを通過する頻度が高い部分を避け、エコライザシーブの下方1m程度の位置で行う。 (2)集中給油式は、ポンプから給油管、 分配管及び分配弁を通じて、各給油箇所に一定量の給油を行う。 (3)潤滑油としてギヤ油を用いた減速機箱は、 箱内が密封されているので、油の交換は不要である。 (4)軸受にグリースを給油する間隔は、転がり軸受では毎日1回程度、 平軸受 (滑り軸受)では、6ヶ月に1回程度を目安とする。 (5)ワイヤロープには、ロープ専用のギヤ油を塗布する。
2
41
【48】クレーンの給油及び、点検に関し、誤っているものは、次のうちどれか。 (1)グリースカップ式の給油方法は、グリースカップから一定の圧力で自動的にグリースが圧送されるので、給油の手間がかからない。 (2)ワイヤロープには、シーブ通過により繰返し曲げを受ける部分、 ロープ端部の取付け部分などに重点を置いて点検する。 (3)軸受にグリースを給油する間隔は、平軸受 (滑り軸受)では、毎日1回程度、転がり軸受では6ヶ月に1回程度を目安とする。 (4)ワイヤロープには、ロープ専用のグリースを塗布する。 (5)減速機箱の油浴式給油装置の油が白く濁っている場合は、水分が多く混入しているおそれがある。
1
42
【49】クレーンの給油及び、点検に関し、誤っているものは次のうちどれか。 (1)減速機箱へ収められた歯車に油浴式で給油する場合、潤滑油は、油量、変質の有無について定期的に点検し、劣化している場合は、新しい油と交換する。 (2)給油の際、ブレーキドラムやブレーキライニングに油が付着した場合、ベンジン等でよく拭き取る。 (3)集中給油式は、手動ポンプ又は、電動ポンプを用いてポンプから給油管などを通じて、 各軸受に一定量の給油を行うものである (4)クレーンの運転作業中に異常があった場合は、必ずその日の作業が終了してから点検を行う。 (5)点検の際、工具類の落下防止や関係者以外の者が、クレーンの下に立ち入らないように立入禁止の措置を講じる。
4
43
【50】 クレーンの給油及び、点検に関し、正しいものは次のうちどれか。 (1)ワイヤロープの点検で直径を測定する場合は、フックブロックのシーブを通過する頻度が高い部分を避け、エコライザシーブの下方1m程度の位置で行う。 (2) 軸受にグリースを給油する間隔は、転がり軸受では、毎日1回程度、 平軸受(滑り軸受)では6ヶ月に1回程度を目安とする。 (3)潤滑油としてギヤ油を用いた減速機箱は、 箱内が密封されているので、油の交換は不要である。 (4)ワイヤロープには、ロープ専用のマシン油を塗布する。 (5)給油装置は、 配管の穴あき・詰まりなどにより給油されないことがあるので、給油部分から古い油が押出されていることなどの状態により、 新しい油が給油されていることを確認する。
5
44
【51】 クレーンの給油又は、点検に関し、誤っているものは、次のうちどれか。 (1)点検中のクレーンの近くで他のクレーンを運転する時は、 点検中のクレーンへの衝突を防止するための措置が講じられていることを確認する。 (2)グリースの給油方法には、給油箇所ごとに給油する方法と各給油箇所へ配管し、ポンプを用いてまとめて給油する方法がある。 (3)転がり軸受の給油にグリースを用いる場合、 給油間隔は6か月に1回程度、平軸受は毎日1回程度を目安とする。 (4)潤滑油としてギヤ油を用いた減速機箱の場合、 箱内が密封されているので油の交換は不要である。 (5)ワイヤロープの測定、点検をする場合、フックシーブの通過ひん度が高い部分で測定、点検する。
4
45
【52】クレーンの安全装置などに関する記述として適切なものは次のうちどれか。 (1) カム形リミットスイッチを用いた巻過防止装置は、フックブロックの上面によりトラベラーを押し上げてリミットスイッチを作動させる方式である。 (2)レバー形リミットスイッチを用いた巻過防止装置は、 巻上げ過ぎ及び巻下げ過ぎの方の位置制限を1個のリミットスイッチで行うことができる。 (3)同一ランウェイ上に2台のクレーンが設置されている場合に用いられるリミットスイッチ式衝突防止装置は、クレーンの相対する側に設けられたリミットスイッチの作動により、クレーン同士が衝突する前に走行を停止させる。 (4)直動式巻過防止装置のうち重錘形リミットスイッチ式のものはワイヤロープを交換した後の作動位置の再調整が必要である。 (5)クレーンのフックの外れ止め装置にはレバー形と重錘形があるが、小型・中型のクレーンでは重錘形のものが多く使われている。
3
46
【53】クレーンの運動とそれに対する安全装置などの組合せとして、誤っているものは、次のうちどれか。 (1)巻上げ・・・ねじ形リミットスイッチを用いた巻過ぎ防止装置 (2)巻下げ・・・重錘形リミットスイッチを用いた巻過ぎ防止装置 (3)走行・・・走行車輪直径の1/2以上の高さの車輪止め (4)横行・・・横行車輪直径の1/4以上の高さの車輪止め (5)起伏・・・傾斜角指示装置
2
47
【54】クレーンの安全装置などに関し、正しいものは次のうちどれか。 (1) レールクランプは、暴風による逸走を防止する装置で、手動式と電動式がある。 (2)直動式の巻過防止装置は、複数の接点を設けることができる。 (3)電気チェーンブロックは、直動式リミットスイッチなので、 巻上げは制限できるが、巻下げは制限できない。 (4)過負荷防止装置は、ジブクレーンの作業半径が定格荷重を超える場合、直ちに作動を自動的に停止させる機能である。 (5)重錘形リミットスイッチは、ワイヤロープを交換した後の作動位置を再調整する必要がある。
4
48
【55】クレーンの安全装置などに関し、誤っているものは次のうちどれか。 (1)ねじ形リミットスイッチは、ワイヤロープを交換したとき、作動位置を再調整する必要がある。 (2) フックの外れ止めは、ウエイト式とバネ式があり、小型又は、 中型クレーンでは、バネ式が使用される。 (3)カム形リミットスイッチは、ドラムの巻上げによりカムを回転させ、スイッチを作動させる。また、複数の接点を設けることができる。 (4)天井クレーンのフートスイッチは、ガーダへ昇る階段にあり、ガーダ上での点検等の作業中に感電を防止する。 (5)レバー形リミットスイッチは、ワイヤロープを交換したあとの作動位置を調整する必要はないが、重錘形リミットスイッチは、作動位置の再調整が必要である。
5
49
【56】クレーンの安全装置などに関し、誤っているものは、次のうちどれか。 (1)リミットスイッチ式衝突防止装置は、同一ランウェイの2台のクレーンの相対する側に腕を取り付け、これにより接近したときリミットスイッチを作動させ、衝突を防止するものである。 (2)衝突時の衝撃力を緩和する装置には、ばね式又は、油圧式の緩衝装置がある。 (3)レバー形リミットスイッチを用いた巻過防止装置は、ワイヤロープを交換したとき、 スイッチの作動位置の再調整が不要である。 (4)レールクランプは、屋外に設置されたクレーンが作業中に突風などにより、逸走することを防止する装置で、走行路の定められた保留位置で短冊状金具により、固定して逸走を防止する。 (5)走行レールの車輪止めの高さは、走行車輪の直径の2分の1以上とする。
4
50
【57】クレーンの運動とそれに対する安全装置などの組合せとして、適切なものは次のうちどれか。 (1)巻上げ・・・ねじ形リミットスイッチを用いた巻過ぎ防止装置 (2)巻下げ・・・重錘形リミットスイッチを用いた巻過ぎ防止装置 (3)走行・・・走行車輪直径の1/4以上の高さの車輪止め (4)横行・・・横行車輪直径の1/5以上の高さの車輪止め (5)起伏 ・・・逸走防止装置
1
51
【58】クレーンの安全装置などに関し、誤っているものは、次のうちどれか。 (1) 同一ランウェイ上に2台のクレーンが設置されている場合の衝突防止装置には、 リミットスイッチ式、 光式及び超音波式のものがある。 (2)走行レールの車輪止めの高さは、 走行車輪の直径の2分の1以上とする。 (3)クレーンのフックの外れ止め装置には、 バネ式とウエイト式があるが、 小型、中型のクレーンでは、バネ式のものが多く使われている。 (4)レバー形リミットスイッチは、ワイヤロープを交換したあとの作動位置を調整する必要はないが、重錘形リミットスイッチは、作動位置の再調整が必要である。 (5)レールクランプは、屋外に設置されたクレーンが作業中に突風などにより逸走することを防止する装置で、 走行路の任意の位置で、レールを挟みつける摩擦力により逸走を防止する。
4
52
【59】クレーンの安全装置について適切なものは次のうちどれか。 (1)同一ランウェイ上に2台のクレーンが設置されている場合に用いられるリミットス イッチ式衝突防止装置は、 相対するクレーンにより作動し、衝突する前に停止する。 (2)レバー形リミットスイッチを用いた巻過防止装置は、 巻上過ぎ及び巻下過ぎの両方の 位置制限を1個のリミットスイッチで行うことができる。 (3)カム形リミットスイッチを用いた巻過防止装置は、 フックブロックの上面でトロリバーを押し上げて、 リミットスイッチを作動させる方式である。 (4)重錘形リミットスイッチは、 巻上げドラムの回転と連動しているので、ワイヤロープを交換した後に作動位置を再調整する必要がない。 (5)クレーンのフックの外れ止め装置には、ロッド式とプレート式があり、小型と中型のクレーンでは、プレート式が多く用いられる。
1
53
【60】クレーンの巻過防止装置に関し、誤っているものは、次のうちどれか。 (1)カム形リミットスイッチを用いた巻過防止装置は、フックブロックの上面によりレバーを押し上げてリミットスイッチを作動させる方式である。 (2)ねじ形リミットスイッチを用いた巻過防止装置は、巻上げ過ぎ及び巻下げ過ぎの両方の位置制限を1個のリミットスイッチで行うことができる。 (3)重錘形リミットスイッチを用いた巻過防止装置には、電磁接触器の操作回路を開く操作回路式と電動機の回路を直接開く動力回路式がある。 (4)直式以外の方式の巻過防止装置は、直式に比べて停止精度が悪い。 (5)レバー形リミットスイッチを用いた巻過防止装置は、ワイヤロープを交換したとき、スイッチの作動位置の再調整が不要である。
1
54
【61】クレーンの安全装置について適切なものは次のうちどれか。 (1)同一ランウェイ上に2台のクレーンが設置されている場合に用いられるリミットスイッチ式衝突防止装置は、相対するクレーンにより作動し、 衝突する前に停止する。 (2)レバー形リミットスイッチを用いた巻過防止装置は、 巻上過ぎ及び巻下げ過ぎの両方の位置制限を1個のリミットスイッチで行うことができる。 (3)カム形リミットスイッチを用いた巻過防止装置は、フックブロックの上面でトロリバーを押し上げて、 リミットスイッチを作動させる方式である。 (4)重錘形リミットスイッチは、 巻上げドラムの回転と連動しているので、ワイヤロープを交換した後に作動位置を再調整する必要がない。 (5)クレーンのフックの外れ止め装置には、ロッド式とプレート式があり、 小型と中型のクレーンでは、プレート式が多く用いられる。
1
55
【62】クレーンのブレーキに関する記述として適切なものは次のうちどれか。 (1)電磁バンドブレーキは、ブレーキドラムの周りにバンドを巻き付け、電磁石に電流を通じることにより締め付けて制動する。 (2)電動油圧押上機ブレーキは、油圧により押上げ力を得て制動を行い、ばねの復元力によって制動力を解除する。 (3)足踏み油圧式ディスクブレーキは、油圧シリンダ、ブレーキピストン、これらをつなぐ配管などに油漏れがあったり、 空気が混入すると、制動力が生じなくなることがある。 (4)巻上装置及び起伏装置のブレーキは、定格荷重に相当する荷重の荷をつった場合における当該装置のトルクの値の1.2倍の制動力を持つものでなければならない。 (5)バンドブレーキには、バンドを締め付けたときにバンドが平均して締まるようにバン ドの外周にすき間を調整する摩擦パッドが配置されている。
3
56
【63】 クレーンのブレーキに関し、正しいものは、次のうちどれか。 (1)電磁式バンドブレーキは、バンドが鋳鋼製で外側にブレーキライニングが取り付けられている。 (2)電動油圧押上機ブレーキは、油圧によって制動し、バネによって制動力を開放する。 (3)足踏み油圧ディスクブレーキは、ブレーキピストンや油圧回路の配管に油漏れがあっ たり、空気が混入すると、制動力が生じなくなることがある。 (4)巻上げ装置のブレーキの制動トルクは、定格荷重に相当する荷を吊った場合、1.2倍の制動力になるよう調整する。 (5)バンドブレーキは、緩めた時にバンドが平均して開くようにバンドの外周にすき間を調整するおもりが配置されている。
3
57
【64】クレーンのブレーキに関し、適切でないものは、次のうちどれか。 (1) 電動油圧押上機ブレーキは、押上機の油圧による押上力で自動的に制動し、バネの引張力で制動を解除する。 (2)巻上装置のブレーキは、 巻上力の150%の制動力を持ち、動力が遮断された時にブレーキが自動的に制動するようにしなければならない。 (3)ドラム形電磁ブレーキは、交流で行う交流電磁ブレーキと直流で行う直流電磁ブレーキがあり、いずれのブレーキも電磁石へ通電することにより、ブレーキを開放する。 (4)電動油圧式ディスクブレーキは、バネによりディスクの両面でブレーキパッド2枚を介して押し付け制動する。 (5)足踏み油圧ディスクブレーキのブレーキピストンやシリンダ等の油圧回路に空気が、混入すると制動力が生じなくなることがある。
1
58
【65】ブレーキの点検、調整についての説明として、誤っているものは、次のうちどれか。 (1)ブレーキライニングは、加熱すると摩耗しやすくなるので、定期的に潤滑油を塗布する。 (2)ブレーキシューは、両側が等しく開き、開いたときのすき間が適正な値になるように調整する。 (3)電磁ブレーキは、電磁石に吸引されたとき、 鉄心の面が密着しないと過電流が流れて焼損する。 (4)電磁ブレーキは、電磁石のストロークを定められた範囲内に納まるよう調整する。 (5)ブレーキライニングが摩耗してくると、ブレーキの調整ができなくなることがあるので定期的に点検し、一定以上摩耗したものは交換する。
1
59
【66】クレーンのブレーキに関する記述として、 適切なものは次のうちどれか。 (1)電磁バンドブレーキは、ブレーキドラムの周りにバンドを巻き付け、 電磁石に電流を 通じることにより締め付けて作動する。 (2) 電動油圧押上機ブレーキは、油圧により押上力を得て制動を行い、 ばねの復元力によって制動力を解除する。 (3)足踏み油圧ディスクブレーキは、油圧シリンダ、ブレーキピストン、 これらをつなぐ配管などに油漏れがあったり、空気が混入すると、制動力が生じなくなることがある。 (4)巻上装置及び起状装置のブレーキは、定格荷重に相当する荷重の荷をつった場合にお ける当該装置のトルクの値の1.2倍の制動力を持つものでなければならない。 (5)バンドブレーキには、バンドを締め付けたときにバンドが平均して締まるように、バ ンドの外周にすき間を調整する摩擦パッドが配置されている
3
60
【67】クレーンのブレーキに関し、適切でないものは、次のうちどれか。 (1)電動油圧押上機ブレーキは、 ばねにより制動し、 油圧によって制動を解除する。 (2)電磁式ディスクブレーキは、ディスクが過熱しやすく、装置全体を小型化しにくい。 (3)電動油圧ディスクブレーキは、ディスクの両面をバネなどで摩擦パッドを介して押し付けて制動するもので、制動力の開放は電動油圧により行う。 (4)ドラム形電磁ブレーキは、電磁石とリンク機構及びバネにより構成されており、電磁石の励磁を交流で行うものを交流電磁ブレーキ、 直流で行うものを直流電磁ブレーキと呼ぶ。 (5)バンドブレーキは、おもりによってバンドがブレーキドラムを締め付けて制動する構造である。
2
61
【68】クレーンのブレーキに関し、誤っているものは、次のうちどれか。 (1)電磁ディスクブレーキは、ブレーキディスクの冷却効果が良く、装置全体を比較的小型にできる。 (2)バンドブレーキは、バンドが鋳鉄製で、その外側にブレーキライニングが取り付けら れており、バンドがドラムを締め付けて制動する。 (3)電動油圧押上げ機ブレーキは、音が小さく、制動に必要な時間が電磁ブレーキよりも長いので、制動時の衝撃が少なく、 横行用や走行用に多く用いられる。 (4) ドラム形電磁ブレーキは、電磁石に電流を通じることによって、制動力を解除する。 (5) 電動油圧式ディスクブレーキは、ディスクをばねの力で、パッドを介して締め付けて制動し、制動力の解除を電動油圧により行う。
2
62
【69】 クレーンの運転時の取扱い方法及び注意事項に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。 (1)床上操作式クレーンでつり荷を移動させるときは、つり荷の運搬経路及び荷下ろし位置の安全確認のため、 つり荷の前方に立ち、つり荷とともに歩くようにする。 (2)無線操作方式のクレーンで、運転者自身が玉掛け作業を行うときは、必要な運転作業に迅速に対応できるよう、制御器は電源スイッチを「入」にした状態で、他の者が操作できない場所に置いておく。 (3)巻上げ操作による荷の横引きを行うときは、周囲に人がいないことを確認してから行う。 (4)ジブクレーンで荷をつるときは、マストやジブのたわみにより作業半径が大きくなるので、定格荷重に近い質量の荷をつる場合には、つり荷の質量が、 たわみにより大きくなったときの作業半径における定格荷重を超えないことを確認する。 (5) 停止時の荷振れを防止するために行う追いノッチは、移動を続けるつり荷が目標位置 の少し手前まで来たときに移動の操作を一旦停止し、 慣性で移動を続けるつり荷が振り切れた後、ホイストの真下に戻ってきたときに再び移動のスイッチを入れ、その直後に停止する手順で行う。
4
63
【70】クレーンの運転時の注意事項に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。 (1) 屋外に設置されたクレーンでつり荷がぬれている場合、玉掛け用ワイヤロープが滑りやすいので、走行、横行、 旋回等の起動の際は、静かに運転する。 (2)巻下げ過ぎ防止装置のないクレーンのフックを巻き下げ続けたとき、 巻上げの動作になるおそれがある。 (3)ジブクレーンで荷をつる時は、マストやジブのたわみにより作業半径が大きくなるので、つり荷の質量が定格荷重に近い場合は、たわみにより作業半径が大きくなっても 定格荷重を超えないことを確認する。 (4)つり荷を下ろしたときに玉掛け用ワイヤロープが挟まり、手で抜けなくなった場合は、周囲に人がいないことを確認してから、クレーンのフックの巻上げによって荷から引き抜く。 (5)無線操作式クレーンで、運転者自身が玉掛け作業を行うときは、制御器の操作スイッ チなどへの接触による誤動作を防止するため、制御器の電源スイッチを切っておく。
4
64
【71】クレーンの運転時の注意事項に関する記述として、適切でないものは次のうちど (1)床上で操作するクレーンを用いて、つり荷を運搬するときは、つり荷の運搬経路及び荷降ろし位置の安全確認は必要だが、運搬中は、つり荷の横または、後ろに立って歩くようにする。 (2)インバータ制御のクレーンは、低速から高速までの無段階の速度制御により、スムーズな加速・減速や微速運動ができるので、つり荷の荷振れが抑えられるため、インチングを行わなくても位置合わせができる (3)コースチングノッチは、ブレーキを有する横行装置等において、目標位置の少し手前で制御器をコースチングノッチに入れ、トロリが目標位置へ来た時に制御器をゼロにして制動させる惰走ノッチである。 (4)つり荷の地切り時は、玉掛け用ワイヤロープが張った位置で一旦止め、フックの中心がつりの重心の真上にあること等を確認してから地切りする。 (5)停止時の荷振れを防止するため、目標位置の少し手前で移動の操作を一旦停止し、慣性で移動を続けるつり荷が振り切れた後、トロリの真下に戻ってきたときに再びスイッチを入れ、荷を停止させる追いノッチを行う。
5
65
【72】クレーンの運転時の注意事項として、適切なものは次のうちどれか。 (1)床上操作式クレーンでつり荷を移動させるときは、つり荷の運搬経路及び荷降ろし位の安全確認のため、つり荷の前方に立ち、つり荷とともに歩くようにする。 (2)無線操作式クレーンで、運転者自身が玉掛け作業を行うときは、制御器の電源スイッチを「入」にした状態で、他の者が操作できない場所に置いておく。 (3) 巻上げ操作による荷の横引きを行うときは、周囲に人がいないことを確認してから行う。 (4)ジブクレーンで荷をつるときは、マストやジブのたわみにより作業半径が大きくなるので、つり荷の質量が定格荷重に近い場合は、 たわみにより作業半径が大きくなっても定格荷重を超えないことを確認する。 (5)クレーンを運転する際、合図者の合図が不明確な場合は、運転者の判断で運転する。
4
66
【73】クレーンの取扱いに関し、誤っているものは次のうちどれか。 (1)運転中につりが死角に入った時は、運転を一旦停止し、 つり荷の見える位置へ移動するか、合図者の指示により運転する。 (2) つり荷をつったままの状態で待機する場合は、安全通路や作業場の上を避けた位置 にクレーンを止めるようにしなければならない。 (3)地切りする時は、玉掛け用ワイヤロープが張った位置で一旦停止し、つり具がつり荷の重心の真上にあることを確認する。 (4)作業場を通るときは、徐行するとともに警報を鳴らすなどにより、周囲の作業者に注意を促す。 (5) 巻上げ用ワイヤロープが長い程、振れ幅は小さい。
5
67
【74】クレーンの荷振れに関する説明として、誤っているものは、次のうちどれか。 (1)クレーンの加速や減速が大きいほど、つり荷の振れ幅は、大きくなる。 (2)巻上げ用ワイヤロープが長いほど、つり荷の振れ幅は、大きくなる。 (3)巻上げ用ワイヤロープが長いほど、振れの周期は、短くなる。 (4)荷振れの周期は、つり荷の重さと関係しない。 (5)停止状態の時に移動のスイッチを入れると、クレーンはすぐに動き出すが、 つり荷は 一瞬遅れて動きだすため、 荷振れが発生する。
3
68
【75】 クレーンの運転時の取扱い方法及び注意事項に関する記述として、適切でないもの は、次のうちどれか。 (1)床上操作式クレーンでは、運転者はつり荷の後方又は横の位置から、つり荷について歩くようにする。 (2)無線操作方式のクレーンが複数設置されている作業場では、 無線運転の表示ランプの 見える位置で制御器のキースイッチを入れ、表示ランプの点灯・消灯により、これから操作するクレーンであることを確認する。 (3) つり荷を下ろしたときに玉掛け用ワイヤロープが挟まり、手で抜けなくなった場合は、周囲に人がいないことを確認してから、クレーンのフックの巻上げによって荷から引き抜く。 (4)停止時の荷振れを防止するために行う追いノッチは、移動を続けるつり荷が目標位置の少し手前まで来たときに移動の操作を一旦停止し、 慣性で移動を続けるつり荷が振り切れる直前に再び移動のスイッチを入れ、その直後に移動のスイッチを切り、 つり荷を停止させる手順で行う。 (5)天井クレーンでつり荷を移動させる場合、走行、横行などの加速、減速が大きいほど、荷振れが起きたときの振れ幅は大きくなる。
3
69
【76】クレーンの運転時の注意事項として、誤っているものは、次のうちどれか。 (1)安全装置は、 故障することもあるので、安全装置に頼り切った運転をしない。 (2)巻上げのワイヤロープが長いときより、 短いときの方が荷振れは、大きくなる。 (3)巻下げ過ぎ防止装置のないクレーンのフックを巻き下げ続けると、 逆巻きになるおそ れがある (4)天井クレーンを運転する場合、 荷振れ防止のため、 つり荷が重いほどゆっくり加速・減速をする。 (5)無線操作式クレーンの運転では、運転者、 玉掛け作業者等に機上操作か無線操作か一目でわかるように運転操作方式を表示する装置をクレーン本体の目立つ所にとりつける。
2
70
【77】クレーンの取扱いと注意事項に関して、誤っているものは次のうちどれか。 (1)天井クレーンでは、 巻上げ、 横行、 走行の三つの操作を同時には行わない。 (2)停止時の荷振れを防止するには、 荷の振れが大きい場合は、追いノッチを大きく、 荷の振れが小さい場合は、追いノッチを小さくする。 (3)揚程が少しだけ足りなかったときは、 巻過防止用のリミットスイッチを外して慎重に巻上げ操作を行う。 (4)無線操作式クレーンでは、原則として歩行しながらの運転はしないようにし、やむを得ず歩行しながら運転するときは、平坦で安全な通路を決めて歩行する。 (5)安全通路、 車両通路等を横断するときは、徐行するとともに、 警報を鳴らして、 周囲の作業者に注意を促す。
3