人体の機能を理解するためには、性差や年齢を配慮する必要がある。

組織は似たような機能を持つ細胞の集合管であるが、結合支持組織に骨と骨格筋が含まれる

細胞小器官の一つである核はタンパク質合成の場である

器官（内蔵）はそれぞれ異なる遺伝子を持つ

人の指紋を 2mm で換算すると 200 万 nm といえる

未病とは正常と異常の間とされ、自覚症状か検査値のどちらかに異常があることが多い。

ABO 式血液型のAB 型では赤血球膜上の A 抗原に加え、血漿中に抗 B 抗体が存在する

血液は生命維持に深く関与し、全血管量の 1/2 以上が喪失すると致死的となる

成人男性の血漿量は 4-5L であり、体重の約 20 分の 1(5%)である

血小板はエリスロポエチンによって熟成、分化する。

MCV（平均赤血球容積）大きいと、大球性となり鉄欠乏性貧血になる。

白血球は免疫生体防御に重要な役割を果たすが、貪食では好中球、免疫ではリンパ球が主に働く。

血液の性質において、凝固系ではトロンビン、線溶系ではプラスミンが重要である

液性免液ではT細胞による攻撃、細胞性免疫では白血球による抗原抗体反応が重要な役割を果たす。

白血病では白血球数が増加するが、他の血球にも影響がある。

父親だけが Rh-である場合、第 2 子妊娠時に母体内で産生された抗体が胎児を異物と認識する。

収縮期血圧とは、心房が収縮して血液を全身に送り出す時に血管壁を広げる圧力のこと である。

洞房結節は心臓の自律性を維持しており、房室結節は洞房結節の代用をする。

脈拍は静脈で触れる拍動のことで、正常値より早い場合、頻脈という

血液は血管系の中では静脈に 60%程度存在するが、腎臓や肝臓にも多く存在する。

通常、動脈には動脈血が流れているが、例外的に肺動脈が流れている。

冠状動脈は心臓の栄養血管であると同時に、狭心症や心筋梗塞の原因血管となる。

血液空気関門の厚さは赤血球膜の厚さに比べれば薄いので、酸素等のガスは浸透しやすい

胞肺表面がサーフェクタントで覆われていることで、内圧差が増加、胞胚が安定、虚脱を防ぐ

肺循環は血液を保有できる低圧系のため、心機能への負荷を一定範囲内で軽減できる。

拘束性障害では 1 秒率が 70%未満になり、残気量が増加する。

努力性肺活量は意図的に空気を出し入れできる最大量である。

ヘモグロビン 4 分子は酸素 1 分子と結合できるが、血液のpH 低下により、酸素と結合する

小腸における機械的消化では、蠕動運動に加えて分節運動が認められる。

粘膜下組織に存在するアウエルバッハ神経叢は、様々な神経を有し、消化管を自律的に制御する。

小腸上皮細胞で行われる膜消化では、微絨毛上の酵素と輸送担体等が重要な役割を果たす

大腸における物理的消化では、蠕動運動に加え分節運動が認められる

胃の細胞壁から分泌される塩酸は、酸性環境の維持だけでなく鉄吸収を促進する。

胆汁は肝臓でつくられ、胆嚢で濃縮されて総胆管より大十二指腸乳頭にて分泌される。

ネフロンは腎小体と尿細管からなり、腎臓の機能を理解する上で重要である。

健康な人の 1 日の尿量は 1000ml 前後であり、400ml だと乏尿である。

バターに含まれるビタミン D は脂溶性ビタミンで視細胞に関与し欠乏時は夜盲症になる。

小腸微繊毛内膜でオリゴ糖でも吸収できる糖質に対してタンパク質はアミノ酸のみでしか吸収できない

異化は ATP を使い新しい化合物をえる。同化は栄養素を酸化してエネルギー(ATP)を得る。

アミノ酸に含まれる窒素は肝臓の尿素回路により尿素に変換され、尿中に分解される

酵素は代謝を実行するタンパク質だが、触媒として働くため、反応後は分解・代謝される。

カイロミクロンと LDL は脂質を運ぶリポ蛋白質だが、前者は中性脂肪、後者はコレステロールを主に運ぶ

腎小体と尿細管からなるネフロンは、腎臓の機能を理解する上で重要である。

ヘンレのループで下降した尿は対向流幅系の仕組みにより、低張になることで尿が濃縮される

.グルコースは、近位尿細管で 100%再吸収されるため、通常尿検査では検出されない

水を一度に摂取した場合、腎集合管におけるアルドステロンの効果はほぼ無効となる

大脳と小脳を除く部分は脳幹と呼ばれ、姿勢制御や生命維持等を制御している。

遠心性神経は主に運動を司る神経であり、感覚性神経は主に感覚を伝える神経である。

神経細胞以外にアストロサイト、オリゴデンドロサイト、マクロファージがある

有髄神経は跳躍伝導により無髄神経よりも伝導速度が速い。

神経におけるシナプスでは神経伝達物質と対応する受容体によって情報が伝達される

b.静止状態では、細胞内にカリウムイオンが多く存在して、細胞外にナトリウムイオンと塩素イオンが多く存在する

電位平衡は細胞内外のイオン濃度の不均衡に対抗するために電位勾配が生じたものである。

皮質脊髄路は錐体路であり、大脳皮質から開始し脊髄にいたる。

自律神経系は内臓・血管・腺などを支配して、不随意的に内部環境維持を担っている。

中心後回に存在する一次体性感覚野は全身の皮膚や関節等からの知覚情報を処理する。

前頭連合野は物体認知や宣言記憶に関与しており、障害時には失認や記憶障害が生じる

味細胞は 5 つの基本味である塩味・酸味・辛味・甘味・苦味に特異的に応答する。

温痛覚や触覚などの意識できる深部感覚は脊髄後索を上行し、一次体性感覚野に入る。

盲点があるのは網膜がそこに分布していないからなので意識しないと気づけない。