問題一覧
1
哲学における無知とは何も知らないことではなく、自分の生き方の根本=(1)について知らないこと
善美のことがら
2
善美のことがらについて知らないのに知っているという思い違いに気づくことを(1)と言う
無知の知
3
ソクラテスはこの「無知を自覚すること」がデルフォイ神殿の柱に刻まれた''グノーティ セアウトン''「(1)」の意味であると理解した
汝自身を知れ
4
(1)(dialektike):相手に無知の知を自覚させ、真の知を探求させる方法
問答法
5
問答法 (1)から出発→(2)を通じて相手の(3)を暴く→相手の(4)を自覚させる→(5)を探求
自明の前提, 問答, 矛盾, 無知, 真の知
6
問答法は相手に問いかけ、「真の知を生み出す」のを手助けしたので、ソクラテスの母親の職業にちなみ(1)とも言われる
助産術
7
〜ソクラテスが問答を通じて特に探究しようとしたこと ①人間としての「善さ」=徳((1))の探求 →人間にとって大切なのは、「単に生きることではなく、(2)」 ②「徳」=魂((3))の善さ
アレテー, 善く生きること, プシュケー
8
(1)・・・魂に備わる優れた性質 カタカナで
アレテー
9
魂((1))・・・人間の心、霊魂
プシュケー
10
徳・・・魂がよくあるように常に気遣うこと((1)、(2))
魂への配慮, 魂の世話
11
(1):何が「善」であるかを知ったら、人間はそれに従って行動せずにはいられない=不正を行えば自分の魂が損なわれるので、悪と知りつつ悪を行う者はいない
ソクラテスのパラドクス
12
「徳は知なり」とする理論
徳知論
13
正しい行為ができてこそ幸福になれるという考え方
福徳一致
14
徳知論における、正しい知識を身につけることで徳が備わり、自身の魂は優れたものになるという考え方
知徳合一
15
徳知論における、正しい知識を身につけることができれば、人は自然に正しい行いができるようになるという考え方
知行合一
16
B.C.427~347 古代ギリシアのアテネの哲学者。アテネの名門の出身
プラトン
17
(1)は師であるソクラテスの刑死により政治に失望し、政治家を断念。哲学の道を志し、師の精神を受け継いだ。
プラトン
18
プラトンは「善く生きること」の追求を発展させ、(1)論を構築した
イデア
19
事物の本質である完全で永遠不変の真実在
イデア
20
イデアの中のイデア、最高のイデアのこと
善のイデア
21
イデアと魂が存在する完全で永遠不滅の世界
イデア界
22
イデアを分け持つ事物が存在する不完全で有限な生成、消滅、変化する世界
現象界
23
イデア界は(1)の眼でしか捉えられない
理性
24
真の実在であるイデア界と感覚的な現象界を区別する、プラトンの考え方
二元論的世界観
25
プラトンは著書「国家」で、イデア界を感覚に惑わされず、理性の目を持って事物の永遠不変の姿を見るためには洞窟を出て太陽の光に照らされなくてはならないとした・・・(1)
洞窟の比喩
26
プラトン曰く、人間の魂は(1)を通り現在は(2)にあるが、元々は(3)にあったため人間の理性がイデア捉えられる
忘却の河, 現象界, イデア界
27
「(1)(愛)」を原動力にした「想起(2)」によってイデアは認識される
エロース, アナムネーシス
28
善のイデアを認識できる人・・・(1)
哲学者
29
イデアの中のイデア、善のイデア(善そのもの)は(1)のものである
学ぶべき最大
30
魂の三分説の三要素
理性, 気概, 欲望
31
(1)・・・魂のイデアを知る理知的な部分 =(2)(指導し、統治する徳)
理性, 知恵
32
(1)・・・魂の感覚的・肉体的部分 =(2)(理性の命ずることを実行する徳)
気概, 勇気
33
(1)・・・魂の快楽を充実させる =(2)(欲望を適度にとどめる徳)
欲望, 節制
34
節制は別名(1)の「(2)」(魂全体の徳)→ギリシア人の最も基本的な徳
小文字, 正義
35
プラトンは、腐敗と堕落に進んでいくアテネを救うために哲学者の統治(1)による理想国家を構想した。=(2)思想
哲人政治, 哲人王
36
四元徳の4要素
知恵, 勇気, 節制, 正義
37
理性、知恵のポリスへのあり方の適用 (1)(統治階級)
哲人
38
気概、勇気のポリスのあり方への適用 (1)(防衛階級)
軍人
39
欲望、節制のポリスのあり方への適用 (1)(生産階級)
庶民
40
哲人(統治階級)、軍人(防衛階級)、庶民(生産階級)がそろったとき、(1)の(2)が実現する
大文字, 正義
41
理想主義者であるプラトンにとっての政治とは、(1)を目指して行われる倫理的な営みであった
最高善
42
現象よりも理念や理想、イデアに価値を置く立場
理想主義
43
b.c.384~322 マクドニア出身の古代ギリシアの哲学者 プラトンの弟子
アリストテレス
44
アリストテレスは、師のプラトンが理想主義を唱えたのに対し、(1)の立場に立った
現実主義
45
アリストテレス「我々は(1)を愛す。されど、それ以上に(2)を愛す」とし、イデア界の存在を認めなかった。
プラトン, 真理
46
アリストテレスの著書2つ
ニコマコス倫理学, 形而上学
47
アリストテレスはイデア界を認めず、真の実在は個々の事物に内在していると考えた。 →個々の事物に内在する事物の本質:(1)((2))
形相, エイドス
48
事物を構成する素材:(1)((2))
質料, ヒュレー
49
(1)は(2)を通して自らを完成させていく。 イメージ:(2)→(1)→現実の家
形相, 質料
50
アリストテレスは、形相が実現される「(1)的」な過程を重視した。
現実
51
理想は現実を離れて存在するのではなく、現実の中に潜んでいて、私たちの努力次第で、いくらでも実現されていくものだと考えた。 【(1)から(2)へ、可能から現実へ】
質料, 形相
52
事物の形相が実現された状態のこと
現実態
53
アリストテレスは、幸福な生活(1)を送るための人間的な条件を考えた。
最高善
54
最高善を送るための人間的な条件 a.(1)的徳:正しい判断を行う徳 ①(2)(ソフィア):真理を認識する ②(3)(プロネーシス):過多と不足の両極端を避けた(4)(メソテース)を命じる
知性, 知恵, 思慮, 中庸
55
最高善を行うための人間的な条件 b.(1)的徳:知性的徳によって得た中庸を、日常生活の中で習慣化し、それを身に着ける徳 例:臆病と無謀の中庸は(2)の徳である
習性, 勇気
56
快楽に関する徳 過多 中庸 過少 放縦 (1) 禁欲
節制
57
禁欲に関する徳 過多 中庸 過少 放漫 (1) ケチ
節約
58
恥に関する徳 過多 中庸 過少 内気 (1) 無恥
羞恥
59
(1)((2)):人間にとっての目的。富、名声、快楽を求める生活の中にあるのではなく、自らの知恵を自由に働かせることによって実現する。
幸福, エウダイモニア
60
最高の幸福は、日常生活の実用性を超え、理性の純粋な活動そのものを楽しむ(1)((2))的生活の中にある
観相, テオーリア
61
中庸:単なる真ん中ではなく、過不足のない調和の取れた中間:(1)により判断する
思慮
62
アリストテレス「政治学」:人間は共同体を離れて存在しえない=「人間は(1)的動物」 →その共同体が健全に成立するためには(2)(フィリア)と正義が必要
ポリス, 友愛
63
名誉や報酬のように、各人の働きに応じて配分される正義
配分的正義
64
取引や裁判などで、法の適用(=利害損失)を公平に保つ正義
調整的正義
65
ポリス的存在として身に着ける徳
正義
66
相手が善なるがゆえに愛する愛であり、互いの幸福を願い、より優れた人になるように互いに心がける友情。習性的徳の一つ
友愛
67
配分的正義、調整的正義は(1)的正義とされ、(2)的正義はポリスの法秩序が守られている状態をいう
部分, 全体
68
民主的な(1)政治こそが中庸を得た政体である →愚かな民衆によると、大変なことになる=(2)政治
共和, 衆愚
69
国家体制における統治者の数が多い順に並び替えよ
共和政治, 貴族政治, 王政(君主政治)
70
腐敗した国家体制における統治者の数が多い順に並び替えよ
衆愚政治, 寡頭政治, 独裁者による僭主政治
71
公共の利益を目的として統治する政治体制
国家体制