問題一覧
1
奇妙で風変わりな風貌、思考、行動をとる.他人に被害関係的な思考パターンを有し、テレパシーや超能力魔術などに強い関心をもち、独特の信念のもとに生活している。話の内容がまとまらず、体験に奇妙な意味づけをする。有病率は3%である。
統合失調症パーソナリティ障害
2
共感性を欠き、衝動的で無責任な行動に走る.他人の気持ちを想像せず、罪悪感もないささいなことに激怒し、けんかや暴力、器物損壊を繰り返す、社会規範を守れず、窃盗や薬物乱用を平気で行う.自己中心的で支配的、有病率は男性3%,女性1%である。
反社会性パーソナリティ障害
3
むなしさや満たされなさが根底にあり、情緒不安定や行動上の激しさが目立つ。初対面では魅力的にみえても、関係性が築かれると適度な距離がとれず、依存と敵対、理想化とこき下ろしとの間を極端に揺れ動き、問題が顕在化する。感情面では、気分不快感。不安、焦燥が突発的に生じる、空虚感が満たされず、常に見捨てられ不安、不満と怒りを抱える、行動面では自傷行動。浪費、過食、性的逸脱を繰り返す。周囲は、本人のペースや意図に操作され巻き込まれがちとなる。有病率は1~2%である。
境界性パーソナリティ障害
4
一見華やかで、外交的。魅力的だが、自己顕示欲が強く、自分が目の的にならないと途端に不愉快、攻撃的になる。他者配慮や共感性に欠け、自己中心的で不誠実なため、次第に周囲に相手にされなくなる。虚栄心が強く、注目の的でいるために芝居がかった大げさな態度で誇張し、誘惑や挑発をする。有病率は2~3%である。
演技性パーソナリティ障害
5
自分には優れた能力があると誇大な感覚に支配され、度を越した自負心を有し、周囲からの賞賛や取り計らいを然と信じる。他人の評価には敏感で、周囲の批判や態度に傷つき、屈辱や羞恥を味わう.自分は正当に評価されていないとの気持ちが常にあり、自己顕示的で周囲と協調できない。有病率は1%未満である
自己愛性パーソナリティ障害
6
自己評価の低さから、他人から批判や注意を受けたり、人前で恥をかくことを極度に恐れる。他人とは交流したいと願うが、非難を恐れて対人関係を避ける。自意識過剰のため他人は何とも思っていないという客観的認知をもてない親密な友人は少なく、傷つくのを恐れて、しばしばひきこもりに至る、有病率は1-10%である
回避性パーソナリティ障害
7
自分では何も決められず、助言なしに行動できない。自分の意志や判断が正しいかの助言を常に求める背景には、見捨てられ不安や恐怖があり、一人でいること自体も強い不安となる、主体的な自分がいる、という感覚に売しく、自己評価が低い。
依存性パーソナリティ障害
8
度を越した秩序意識や完全主義にとらわれ、日常生活が妨げられる、柔軟性を欠き、予定や規則にこだわる、結果よりも形式が重要で、本質からはずれたささいなことにとらわれ仕事が進まず、同じこだわりを他人にも期待するため、他人と協働できない。しばしば強迫性障害の病前性格となる
強迫性パーソナリティ障害
9
性関連性障害の中でも、社会的に多く取り上げられるのが身体の性と脳の性との不一致に悩みを生じる性同一性障害(ICD-10)である。しかし、この診断名自体がスティグマ的なため、DSM-5では”性別違和”に変更された。性関連性障害は生来的基盤に由来すると考えられる、性以外の事柄については健康な精神状態にあり社会適応がよい。しかし幼少時より悩みを抱えながら成長していることが多い。根本的治療はなく、通常,日本では、精神療法,ホルモン療法に次いで、性別適合手術などの外科療法と慎重に治療が進められる
性行動の障害 性関連性障害
10
精神障書はさまざまな身体疾患でも生じる”脳機能が二次的に障害されて精神症状が出現する場合を○○という.こうした精神症状は、内科や外科などの身体科で遭遇することが多いため、○○学の対象となっている。
症状精神病 コンサルテーション・リエゾン精神医学
11
○○は自己免疫異常が原因で生じ全身の発熱や痛みを引き起こし、再燃と寛解を繰り返す疾患である。代表的なものが全身性エリテマトーデス(SLE)で,意識濁、せん妄,錯乱,精神運動性興奮などの症状がみられ、抑うつ状態や幻覚妄想状態が現れると,躁うつ病や統合失調症と鑑別しにくいこともある。
膠原病
12
○○ けいれん発作や一過性の意識障害を繰り返し起こす慢性の脳障害で、大脳神経細胞の過剰な放電に由来する。脳波に異常がみられることが多い. 器質性の異常がみつからず、遺伝や体質が関係しているのを○○、脳に器質的な病的変化(外傷、脳炎、脳腫瘍など)があって起こってくるものを○○と呼んでいる。 てんかんの出現頻度は約0.3%で、性差や民族差はほとんどなく、発症年齢は小児期から思春期に多い。
てんかん 特発性てんかん 症候性てんかん
13
てんかんの全般発作には○○、○○がある
けいれん性 非けいれん性
14
学童期に多く、短時間の意識消失発作が起こり、発作中は急に会話がとまったり、持っていた箸を落としたりする。小発作と呼ばれていた
欠神発作
15
瞬間的に四肢や体幹の筋肉に強いけいれんが起こり、身体をぴくぴくさせて足を屈曲し、頭部を前屈する
ミオクロニー発作
16
全身のけいれん発作で、大発作とも呼ばれる。突然意識を失い。激しいけいれんが起こる。まず10数秒の四肢を屈曲するけいれんが起こり、やがて伸展し、10数秒の四肢筋肉の動的な健と緩を繰り返す間代はいれんが起こる。舌の咬み傷をつくることや、口から泡を吹くこともある。この間、瞳孔は散大し、対光反射も消失する。呼吸は停止しチアノーゼが起こる。けいれんが終わると呼吸は回復し、時にもうろう状態もみられるが、数分から数時間の(終末)睡眠に入る。
強直間代発作
17
突然筋肉の脱力が起こり、その場に転倒する
脱力発作
18
てんかんの部分発作は○○ともいい、意識障害を伴わない○○と、意識障害を伴う○○に大別される
焦点発作 単純部分発作 複雑部分発作
19
大脳皮質の一定部位にてんかん発作を起こす焦点があり、運動症状を呈するものでは、身体部位から全身けいれんへと移行するジャクソン発作がみられる。
単純部分発作
20
意識障害を伴い,数分の発作で、動作が突然止まったり、立ちつくしたりし、時には舌なめずりをしたり、洋服のボタンをはずそうとしたりするなどの、自動的な運動をする自動症がみられる。従来は精神運動発作と呼ばれていた。
複雑部分発作
21
38度以上の発熱で生じる全身けいれんで、乳幼児期にみられる。てんかんへの移行はまれ
熱性けいれん
22
発作が短い間隔で繰り返し、長時間にわたって出現する状態。大発作の重積では、重篤な意識障害や心不全を起こし死亡することもある
てんかん発作重積
23
1歳未満に発病し、乳児けいれん、点頭てんかんとも呼ばれる。突然首を前屈しわうなずくような発作であり、難治性で精神遅滞になることが多い
ウエスト症候群
24
かつては精神薄弱と呼ばれていたが、現在では精神遅あるいは知的障害と呼ぶ先天性 周産期あるいは生後早期の発達の途中で、さまざまな原因によって、脳機能の発達が障害され、知能発達の持続的遅滞と、社会生活への適応困難が起こってくる。 精神遅滞の分類は、軽度(1Q50~70)、中度(1Q50~35)、重度(1Q20~35)、最重度(1Q20以下)に分類される。 発現率は2%前後で、約80%は軽度精神遅滞といわれている。 病因は生理的要因と病理的要因に大別され、前者では、脳に特別な病理的所見は見出されない。
知的能力障害 MR
25
身体疾患のなかで、その発症や経過に社会・心理的因子が密接に関係した、器質的あるいは機能的な障害をもった病気である
心身症
26
こころの悩みが続くと、体のバランスを保とうとする力、すなわちホメオスタシス(恒常性)の機能が障害され、自律神経系、内分泌系、免疫系のバランスがうまく取れなくなり、その結果として身体疾患である○○が発症する。 この発症には、性格・行動的要素である、アレキシサイミア(失感情言語症) やA型行動パターンの関与が指摘されている。この要素をもっていると、ストレスを精神的な危険信号と感ずることができないため、過剰適応となり、身体的次元での○○を発症する。
心身症
27
アルコール酩酊 ○○▶︎○○▶︎○○
★単純酩酊 ▶︎複雑酩酊 ▶︎病的酩酊
28
★○○(常に酔う)▶︎社会的問題▶︎精神症状▶︎身体症状
連続酩酊
29
アルコール離脱 身体依存が形成→飲酒の中断→離脱症状→○○(半日〜3日ぐらい)→○○(3日〜7日くらい)
小離脱 大離脱
30
大離脱では○○が特徴的
振戦せん妄
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アルコール関連障害の治療 中等〜重症▶︎著しい不穏や意識障害・身体衰弱 ○○ ○○&○○を投与 ○○の使用
振戦せん妄(幻覚・妄想) ビタミンB群&ニコチン酸 ベンゾジアゼピン系薬剤
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アルコール関連障害解毒後 ○○、○○、○○で治療
①薬物療法 ②心理社会的療法 ③セルフヘルプグループ▶︎断酒会・AA
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不法薬物関連障害 治療 精神状態に応じて○○、○○を使用 覚せい剤依存による幻覚妄想状態を○○
ベンゾジアゼピン系薬、抗精神病薬 覚醒剤精神病
34
ドパミンの働きが過剰になると
統合失調症
35
ドパミンやノルアドレナリンの働きが不十分になると
注意欠如・多動症ADHD
36
セロトニンの量が低下
うつ病
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アセチルコリンの働きが低下すると
アルツハイマー病
38
グルタミン酸▶︎
認知機能