問題一覧
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次は、警備業の歴史・意義と重要性 についての記述であるが、誤りはどれか。 ①昭和39年に開催された東京オリンピック選手村の警備によって、その存在を広く認識された。 ②高度成長期における企業の合理化と人手不足の時代を背景として、各分野で急速に発達した。 ③ 現在では「生活安全産業」として、国民生活に深く定着している。 ④ 社会構造の複雑化、治安情勢の深刻化等により、 国民の自主防犯活動が活発化している。 ⑤ 地域社会における犯罪抑止機能が安定してきたため、今後は警備業の果たす役割の重要性は減っていくと考えられる。
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次は、警備業の歴史・意義と重要性 についての記述であるが、誤りはどうか。 ①現在では「生活安全産業」として、国民生活に深く定着している。 ②社会構造の複雑化、治安情勢の深刻化等により、 国民の自主防犯活動が活発化している。 ③高度成長期における企業の合理化と人手不足の時代を背景として、各分野で急速に発達した。 ④「警備業務」とは、人の生命、身体、財産等にする危害の発生を警戒し、防止する業務であることから、必ずしも他人の需要に応じて行う必要はない。 ⑤ 昭和39年に開催された東京オリンピック選手村の警備によって、その存在を広く認識された。
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次は、交通誘導警備業務の意義と重 要性についての記述であるが、誤りはどれか。 ①「交通誘導警備業務」とは、他人の需要に応じて、人若しくは車両の通行に危険のある場所における負傷等の事故の発生を警戒し、防止する業務をいう。 ②「交通誘導警備業務」とは、一般車両や歩行者の通行の安全を図り、交通の渋滞や事故の発生を未然に防止することを目的としている。 ③ 工事現場の管理者自らが保安要員を配置して行 うよりも、専門の知識と技能を有した警備員に任 せる方が、より交通の安全と円滑な通行を図ることができる。 ④ 交通誘導警備業務は委託者ばかりでなく、一般っての歩行者や車両もその対象としている。 ⑤交通誘導警備業務に従事する警備員は、一般の歩行者や車両を強制的に停止できるように、常に誘導技術の向上に努めなければならない。
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次は、交通誘導警備業務の意義と重要性についての記述であるが、誤りはどれか。 ①「交通誘導警備業務」とは、他人の需要に応じて、 人若しくは車両の通行に危険のある場所における 負傷等の事故の発生を警戒し、防止する業務をい う。 ②「交通誘導警備業務」とは、一般車両や歩行者の通行の安全を図ることを目的としていることから、多少渋滞させることがあってもやむを得ない。 ③ 工事現場の管理者自らが保安要員を配置して行 うよりも、専門の知識及び技能を有した警備員に 任せる方が、高水準の安全が確保される。 ④ 警備員の誘導ミスを原因とする交通事故が発生 すると、社会に大きな影響を及ぼす。 ⑤ 交通誘導警備業務に従事する警備員は、誘導を 受ける側の自発的協力が得られるよう、常に感謝 の気持ちと節度ある態度で業務を実施しなければ ならない。
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5
次は、警備業務実施の基本原則についての記述であるが、誤りはどれか。 ① 警備業法により特別に権限を与えられているものではない。 ② 他人の権利や自由を侵害してはならない。 ③個人若しくは団体の正当な活動に干渉してはならない。 ④ 警備業務は、公的権限を行使し得る警察業務とは本質的に異なる。 ⑤ 警備員の行為が個人や団体の正当な活動に不当な影響を及ぼしたとしても、刑罰法令等に触れない程度であれば許される。
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6
次は、警備業務実施の基本原則についての記述であるが、誤りはどれか。 ①警備業務対象施設内等において、不審者を発見した場合は、警察官のような職務質問をしなけれ ばならない。 ② 現行犯人を逮捕した場合、犯人の所持品や身元等を調べることは一切許されない。 ③ 現行犯人を逮捕した場合は、直ちに警察官等へ引き渡さなければならない。 ④ 交通誘導警備業務は、通行者の協力を得て行う任意のものであり、警察官等が行う交通整理のような強制力はない。 ⑤ 警備業務を適正に行うためには、法令で保護さ れている「他人の権利及び自由」、「個人若しくは団体の正当な活動」について十分に理解する必要がある。
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7
次は、警備員の指導及び教育に関する制度についての記述であるが、誤りはどれか。 ①警備業法第21条では、警備業者及び警備員に対し、警備業務に関する知識及び能力の向上に努める義務があることを定めている。 ②警備業者は、その警備員に対し、専門的な教育を行う義務がある。 ③ 警備員教育については、警備業法施行規則第38 条に警備業務の区分に応じて行う教育事項や教育時間数等が定められている。 ④ 警備業者は、その警備員に対し、必要な指導及び監督を行う義務までは求められていない。 ⑤ 教育時間数については、教育を受ける者の警備業務の従事経験や警備員検定等の資格保有状況によって減免される。
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8
次は、検定制度と資格者配置についての記述であるが、誤りはどれか。 ① 国家公安委員会は、警備業務の実施の適正を図るため、その種別に応じ、警備員又は警備員にな ろうとする者について、その知識及び能力に関す る検定を行い、合格した者に対し、種別ごとに合格証明書を交付することとされている。 ② 警備員等の検定等に関する規則で定める特定の種別の警備業務については、一定の基準で検定合格警備員を配置しなければならない。 ③ 検定制度によって、専門的知識及び技能を有する警備員が当該警備業務を実施することとなり、 必然的に、より高度な警備業務の提供が期待できる。 ④ 警備員がこの制度を利用することによって、自分が警備員としていかなるレベルにあるかを知ることができ、合格した場合には、会社の内外における高い評価を得ることができる。 ⑤ 警備員は、資格者配置の有無にかかわらず積極的に検定制度を利用し、自己の研鑽に役立てることが大切である。
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次は、検定制度と資格者配置についての記述であるが、誤りはどれか。 ① 警備員等の検定等に関する規則で定める特定の種別の警備業務については、一定の基準で検定合格警備員を配置しなければならない。 ②都道府県公安委員会は、警備業務の実施の適正 を図るため、その種別に応じ、警備員又は警備員になろうとする者について、その知識及び能力に関する検定を行い、合格した者に対し、種別ごとに合格証明書を交付することとされている。 ③ 1級検定は、当該警備業務の種別の2級の合格 証明書の交付を受けた後、当該警備業務に1年以上従事しなければ受けることができない。 ④ 検定には、検定種別ごとに1級と2級の区分がある。 ⑤ 2級検定は、当該警備現場における統括管理者としての役割が期待されている。
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次は、検定制度と資格者配置についての記述であるが、誤りはどれか。 ① 検定は、検定を受けようとする者が直接、都道府県公安委員会が行う学科試験及び実技試験を受検する方法がある。 都道府県公安委員会の登録を受けて行われる登録講習を受講し、その課程を修了すれば、都道府県公安委員会が行う学科試験及び実技試験が免除される方法がある。 ③ 学科試験及び実技試験に合格しただけでは資格者とはならず、都道府県公安委員会に合格証明書の交付申請を行い、合格証明書が交付されて初めて資格者となる。 ④ 警備業者は、検定合格警備員に実施させる必要 がある警備業務を行うときは、合格証明書を当該 警備員に携帯させ、警察官や委託者等からの請求があれば、これを提示させなければならない。 ⑤ 合格証明書は公的な証明書であり、紛失等には十分に注意しなければならない。
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次は、現在、検定が行われている種別を挙げたが、誤りはどれか。 ① 海上保安警備業務 ② 施設警備業務 ③ 核燃料物質等危険物運搬警備業務 ④ 交通誘導警備業務 ⑤ 貴重品運搬警備業務
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次は、現在、検定が行われている種別を挙げたが、誤りはどれか。 ① 保安警備業務 ② 核燃料物質等危険物運搬警備業務 ③ 雑踏警備業務 ④ 交通誘導警備業務 ⑤ 空港保安警備業務
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次は、検定制度についての記述であるか、まりはどれか。 ①20歳未満の者は、合格証明書が交付されない。 ②合格証明書は公的な証明書であり、 紛失等には十分に注意しなければならない。 ③合格証明書の返納を命ぜられた日から起算して3年を経過しない者は、合格証明書が交付されない。 ④学科試験及び実技試験に合格しただけでは資格者とはならず、都道府県公安委員会に合格証明書交付申請を行い 合格証明書が交付されて初めて資格者となる。 ⑤検定制度によって、専門的知識及び技能を有する警備員が当該警備業務を実施することとなり、必然的により高度な警備業務の提供が期待できる。
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14
次は、礼式と基本動作についての記述であるが、誤りはどれか。 ①節度ある礼式は、警備員の心を引き締め、規律ある職場を 形作るものであり、警備員に対する社会的信頼感を高めるものではない。 ②警備員としては、日頃から礼式の意義をよく理解する。 ③警備員としては、繰り返し訓練を行い、 正しい礼式を身に付けることが大切である。 ④服装や身だしなみについては、周囲の人たちの注目の対象であることから注目する必要がある。 ⑤服装や身だしなみを端正に整えることによって、 警備員に対する信頼感が高まることになる。
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次は、敬礼についての記術であるが、誤りはどれか。 ①敬礼を行う者は、通常、受礼者の答礼が終わるのを待って元の姿勢に戻るが、号今がかかる場合は、号令に従う。 ②脱帽時の敬礼は、受礼者が明らかに認めることができる距離のところで行う。 ③脱帽時の敬礼は、受礼者に向かって姿勢を正し注目し、 上半身を約15度前に傾けて行い、元の姿勢に戻る。 ④着帽時の敬礼は、特に定めがある場合のほか、 受礼者を離れること約2歩のところで、挙手注目の敬礼を行う。 ⑤着帽時の敬礼は、受礼者に向かって姿勢を正し注目し、右手を挙げ、 指を接して伸ばし、人差し指と中指を帽子の前ひさしの右側に当て、 手のひらを少し外側に向け、ひじを肩の方向にほぼその高さに上げ、 元の姿勢に戻る。
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次は、基本動作についての記述であるが、誤りはどれか。 ①基本動作により、警備受の規律が守られ、士気が高揚するほか、 突発的な事故の発生に際して、適切かつ機敏な対応ができる平常心や協調心を養うことができる。 ②警備員は、日頃から基本動作を繰り返し練習し、習慣として定着させなければならない。 ③休めは、その場では左足を約20センチメートル(両かかとの内側を結ぶ最短距離)横に開き、体重は両足にかけ、手は後ろに回し、 右手の甲を左手でつかむ。 ④右向け及び左向けは、回転側の足のかかとと、 反対側の足のつま先とを軸として180度右又は左に向きを変え、 反対側の足を引き付け、同一線上にそろえる。 ⑤後ろ向けは、右足をおおむねその方向に引き、足先をわずかに左かかとから離し、両足先を少し上げ、両かかとで180度石に回り、 右かかとを左かかとに引き付ける。
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17
次は、警備業法の目的及び定義についての記術であるが 、誤りはどれか。 ①「警備業務」とは、警備業法第2条第1項第1号から第4号に該当する業務であって、他人の需要に応じて行うものをいう。 ②交通誘導警備業務は、いわゆる第2号の警備業務である。 ③警備業法は、警備業務の適正な実施を図ることを目的としている。 ④貸ビル業者が通常必要とされる範囲で自己の所有建物において、 建物自体の保全管理を行う義務は、警備業務に該当する。 ⑤「警備員」とは、警備業者の使用人その他の従業者で 警備業務に従事するものをいう。
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18
次は、警備業の要件と認定についての記述であるが、誤りはどれか。 ①警備業法第3条では、警備業の要件について定めている。 ②警備業法第4条において、警備業を営もうとする者は、 認定を受けなければならないことを定めている。 ③認定を受けて警備業を営む者が警備業者である。 ④警備業を営もうとする者は、国家公安委員会の認定を受けなければならない。 ③認定は、営業を開始する前に受けなければならない。
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19
次は、警備使の制限についての記証であるが、誤りはどれか。 ①18歳未満の者は、警備員になれない。 ②暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律に基づく命令又は指示を受けた者は、その日から起算して3年を経過しなければ警備員になれない。 ③医師の診断により、アルコールや覚醒剤の中毒者と診断された者でも、 警備会社と雇用契約を結べば、警備員になれる。 ④心身の障害により警備業務を適正に行うことができない者として国家公安委員会規則で定める者は、警備員になれない。 ⑤警備業法の規定に違反して罰金の刑に処せられた者はその執行を終わり、又は執行を受けることがなくなった日から逆算して5年を経過しなければ警備員になれない。
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次は、警備員の服装についての記述であるが、誤りはどれか。 ①警備業務及び警備員は、警備業務を行うに当たっては、 内閣府令で定める公務員の法令に基づいて定められた制服と、色、 型式又は標章により、明確に識別することができる服装を用いなければならない。 ②「内閣府令で定める公務員」とは、警察官及び海上自衛官と定められている。 ③服変は、使用する場所を管轄する都通府県公安委員会に届け出ることが義務付けられている。 ④上記③の届出は、服装を使用する前日までにしなければならない。 ⑤警察官のいわゆる出動服は、法令に基づいて定められた制服に該当するため、警備員がこれと類似する服装を着用することはできない。
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21
次は、護身用具についての記述であるが、誤りはどれか。 ①護身用具を携帯する場合は、都返府県公安委員会に、 届出をしなければならない。 ②上記①の届出は、護身用具を携帯する日の 前日までにしなければならない。 ③警備業法第17条においては、都道府県公安委員会が規則を定めてその携帯を禁止又は制限することができる旨を定めている。 ④警備員が携帯する護身用具は、届け出さえすれば、 どんなものでも携帯することが許される。 ⑤「護身用具」とは、身体を守るための用具である。
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次は、基本的人権についてのことであるが、通りはどれか。 ①「基本的人権」とは、抽象的には人間が生まれながらにして持っていると考えられる権利、人間が人間として生活していくうえにおいて、 当然認められるべき基本的権利のことである。 ②警備業務の実施の過程にかけて、他人の権利や自由を侵害することのないよう基本的人権を正しく理解する。 ③憲法第13条では、憲法が個人尊重主義を採用し、生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利が、立法その他の国政のうえにおいて最大の制限を受けるという基本方針を明らかにしている。 ④基本的人権は、絶対無制限ではなく、「公共の福祉に反しない限り」という制約がある。 ⑤公共の福祉による制約の程度は、それぞれの自由及び権利の性格によって異なる。
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次は、基本的人権についての記述であるか、誤りはどれか。 ①憲法第11条では、基本的人権の保障を一般的に宣言するとともに、 固有普遍性と永久不可侵性という性格を明らかにしている。 ②「国有普遍性」とは、基本的人権は、人間として当然の天賦生来の権利であって、誰でも等しく享有する普遍的なものであるという意味である。 ③「永久不可侵性」とは、基本的人権は、現在の国民ばかりでなく、 将来の国民も等しく享有するもので、将来永久に侵されることが ないという意味である。 ④「基本的人権」とは、法律の下で認められるものであり、 国家が与えることによって初めて成り立つものである。 ⑤基本的人権は、絶対無制限ではなく、「公共の福祉に反しない限り」という制約があることを明らかにしている。
④
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次は、憲法についての記述であるが、誤りはどれか。 ①金法第21条第1項は、「集会、結社及び言論、出版その他の一切の表現の自由は、これを保障する。」と定めている。 ②憲法第31条は、「何人も、法律の定める手続によらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない。」と定めている。 ③憲法第33条は、「何人も、現行犯として逮捕される場合を除いては、 権限を有する司法官憲が発し、且つ理由となつている犯罪を明示する令状によらなければ、逮捕されない。」と定めている。 ④憲法第28条は、「勤労者の団結する権利及び国体交渉その他の団体行動をする権利は、これを保障する。」と定めている。 ⑤憲法に定められた基本的人権は、絶対無制限であり、 制約を受けることはない。
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次は、刑法についての記述であるが、誤りはどれか。 ①犯罪は、その本質において社会秩序に違反し、個人や社会の利益を侵害する行為であるが、それらの行為がすべて犯罪として処罰されるわけではない。 ②刑法上の「犯罪」とは、構成要件に該当すればすべて犯罪として処罰される。 ③「違法性阻却事由」とは、違法ではなくなる特別な事情をいい、 「正当防衛」や「緊急避難」等がある。 ④正当防衛では、急迫不正の侵害に対して、自己又は他人の権利を防衛するためにやむを得ずにした行為は、罰しないとされている。 ⑤緊急避難では、自己又は他人の生命、身体、自由又は財後に対する現在の危難を避けるため、やむを得ずにした行為は、これによって生じた害の程度を超えなかった場合に 限り、罰しないとされている。
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26
次は、刑法の緊急避難についての記述であるが、誤りはどれか。 ①過剰避難に該当した場合は、情状によりその刑を減軽又は免除される。 ②「現在の危難」とは、危険が切迫していることをいう。 ③緊急避難は、他に適切な避難の方法があったとしても、 その方法をとる必要はない。 ④避難行為から生じた害が避けようとした害の程度を超えないことが必要である。 ⑤緊急避難の要件に当てはまる場合でも、業務の性質上、 危難に立ち向かうべき義務のある者は、一般人と同じように緊急避難行為をすることは許されない。
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次は、刑法の正当防衛と緊急避難についての 記述であるが、誤りはどれか。 ①正当防衛では、急迫不正の侵害に対して、自己又は他人の権利を防衛するためにやむを得ずにした行為は、罰しないとされている。 ②緊急避難では、自己又は他人の生命、身体、自由は財産に対する現在の危難を避けるため、やむを得ずにした行為は、これによって生じた害が避けようとした害の程度を超えなかった場合に限り、 罰しないとされている。 ③緊急避難は、正当防衛と同じように、危難にひんする権利を救うためにする行為が許される場合の一つである。 ④正当防衛は、緊急避難の場合に比べて要件が嚴格に なっている。 ⑤過剰防衛及び過剰避難は、刑罰の対象となり、 情状によりその刑を減軽又は免除されるに過ぎない。
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28
次は、刑事訴訟法についての記述であるが、誤りどれか。 ①現に罪を行い、又は現に罪を行い終わった者を現行犯人とする。 ②「現に罪を行い」とは、犯罪を現在実行しているという意味であり、 犯罪の実行行為に着手し、それを遂行しつつあり、いまだ終了に至らない場合である。 ③「罪」とは、特定の罪(例えば、窃盗、傷害等)を指す。 ④単なる「不審者」であって、何らかなの罪を犯している疑いがあるだけでは不十分であり、現行犯人とはいえない。 ⑤「現に罪を行い終った」とは、当該犯罪行為終了直後を指すが、 直後の範囲は2時間以内と定められている。
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次は、刑事訴訟法についての記述であるが、誤りはどれか。 ①現行犯人は、何人でも、逮捕状なくしてこれを逮捕することができる。 ②「逮捕」とは、人の身体を直接に束縛して自由を拘束することをいう。 ③逮捕者が被逮捕者の身体に寄り添って監視し、いつでもその身体を捕捉できる態勢をとり、その逃走を防止する方法等によって自由を拘束する場合も逮捕したことになる。 ④逮捕に際しては、当然ある程度の実力行使が許されているが、 自ずと限界があり、犯人の挙動、具体的状況に応じ、 社会通念上妥当な方法をとる必要がある。 ⑤警備員が現行犯人を逮捕した場合は、取調べ、身体捜検、 所持品検査等を行う権限が認められている。
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次は、刑事訴訟法についての記述であるかが、誤りはどれか。 ①警備員は、他の業務に比べて犯罪に接する機会も多いので、 現行犯逮捕等に関する刑事訴訟法の規定を十分に理解し、 不当に他人の権利を侵害することのないよう配慮することが大切である。 ②現に罪を行い、又は現に罪を行い終った者を現行犯人とする。 ③未遂について処罰規定のない罪については、未遂の段階では犯罪の実行行為中とは認められない。 ④現行犯人を逮捕する権限は、一般私人にも与えられているが、 これは逮捕行為が許されているだけであり、取調べ、身体捜検、 所持品検査等を行う権限は認められていない。 ⑤警備員が現行犯人を逮捕した場合は、警察活動に協力するため、 氏名、住所、生年月日、連絡先等を聴取した後に、 警察官等に引き渡さなければならない。
5
31
次は、刑事訴試法についての記述であるが、誤りはどれか。 ①警備員は、他の業務に比べて犯罪に接する機会も多いので、現行犯逮捕等に関する刑事訴訟法の規定を十分に理解し、不当に他人の権利を侵害することのないよう配慮することが大切である。 ②単なる「不審者」は、何らかの罪を犯している疑いがあるだけでは不十分であり、現行犯人とはいえない。 ③逮捕者が被捕者の身体に寄り添って看視し、何時でもその身体を捕捉できる態勢をとり、その逃走を防止する方法等によって自由を拘束する場合も逮捕したことになる。 ④現行犯逮捕に際しては、当然実力行使が許されており、相手は犯罪者であるため、実力行使に限界はない。 ⑤現行犯人を逮捕した場合は、直ちに警察官等に引き渡さなければならない。
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次は、遺失物法の用語の定義についての記述であるが、誤りはどれか。 ①遺失物法の対象となる「物件」とは、遺失物及び埋蔵物並びに準遺失物をいう。 ②「遺失物」とは、他人が占有していた物であって、当該他人の意志に基づかず、当該他人が占有を失ったもので、奪取された物も含む。 ③「準遺失物」とは、誤って占有した他人の物、他人の置き去った物及び逸走した家畜をいう。 ④「埋蔵物」とは、他人が占有していた物であって、土地その他の物の中に包蔵され、当核他人が占有を失ったもので、その所有者が何人であるか容易に識別できないものをいう。 ⑤「遺失者」とは、物件の占有をしていた者をいい、当該物件の所有者のほか、物件を預かっていた者及び使用していた者等も含む。
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次は、遺失物法の用語の定義についての記述であるが、 誤りはどれか。 ①「物件」とは、遺失物及び埋蔵物並びに準遺失物信(誤っても占有した他人の物、他人の置き去った物及び送走した家畜。)をいう。 ②「遺失者」とは、物件の占有をしていた者で、当該物件の所有者のことであるから、物件を預かっていた者及び使用していた者等は含まない。 ③「施設」とは、建築物その他の施設(車両、船舶、航定機その他移動施設を含む。)であって、その管理に当たる者が常駐するものをいう。 ④「管理に当たる物」とは、店員、駅員、職人等、当該施設における人の出入り等の管理に係る職務に従事する者を広くいい、 警備員をこれに該当する。 ⑤「施設占有者」とは、所有権、地上権、賃借権、その他の権限に基づき、自己のために施設を支配している者をいう。
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次は、遺失物法における拾得者等の義務についての記述であるが、誤りはどれか。 ①一般の場所で物件を拾得した場合は、速やかに過失者に返還するか警察署長に提出する。 ②施設内で物件を拾得した場合は、速やかに施設占有者に交付する。 ③施設において警備業務に従事する警備員の場合は、その施設の勤務者であるので、当該施設占有者を代行して拾得された物件を預かることもある。 ④不特定多数の者が利用する施設の施設占有者が、物件の交付を受け、又は自ら物件の拾得をしたときは、守秘義務の観点から物件の種類及び特徴を掲示してはならない。 ⑤銃砲刀剣類、火薬、爆薬、麻薬、毒物及び劇物等は、 法令の規定によって一般的に私人が所持することが禁止されているので、拾得者は遺失者に返還しないで警察署長に提出する。
4
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次は、遺失物の取扱いについての記述であるが、誤りはどれか。 ①通行人等から拾得した物件の届出を受ける場合、拾得した場所が一般の場所であれば、拾得者としての権利を保護するためにも警察署や交番の場所を教え、自分で持っていくように教示する。 ②拾得した場所がイベント会場等、特定の施設内である場合は、必ずその場で遺失物を預かり、直ちに遺失者を捜索する。 ③拾得物件の届出を盗み見していた者が、後日、遺失者等を装って物件を詐取しようとした事例もあるので、関係者以外には拾得物件の内容を知らせない。 ④遺失者等から届出を受けたときは、あらかじめ警備計画書等で定められた手順に従い、速やかに遺失物取扱い場所等へ届け出るよう教示する必要がある。 ⑤キャッシュカードや運転免許証等のように、再交付申請等、早急に対応する必要があるものについては、銀行や警署等へ直ちに届け出るように助言することも必要である。
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36
次は、道路交通法の目的を挙げたが、誤りはどれか。 ①貨物自動車運送事業の健全な発達を図り、 もって公共の福祉の増進に資すること。 ②交通の安全を図ること。 ③交通の円滑を図ること。 ④道路の交通に起因する障害の防止に資すること。 ⑤道路における危険を防止すること。
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次は、道路交通法第2条の定義についての記述であるが、誤りはどれか。 ①「駐車」とは、車両等が継続的に停止すること又は運転者がその車両等を離れて直ちに運転することができない状態にあることをいう。 ②「停車」とは、駐車以外の車両の停止をいい、具体例には、人の乗降のための停止などがある。 ③「徐行」とは、直ちに停止できるような速度をいい、ブレーキを操作してから1メートル以内に停止することができる速度をいう。 ④タクシー等が客待ちのために停止している状態は、運転者が乗車していれば駐車とはならない。 ⑤一般に制動装置の十分整備された普通自動車を乾燥した路面で運転する場合、時速8キロメートルないし10キロメートル程後以下 で進行することを徐行という。
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38
次は、道路交通法第10条の歩行者の通行区分及び第11条の行列等の通行についての記述であるが、誤りはどれか。 ①歩行者は、道路工事等によって歩道が通行できない場合、 一時的に歩道外を通行することができる。 ②歩行者は、歩道等と車道の区別のない道路では、 左右いずれの側の歩道等を通行しても良い。 ③歩行者は、歩道等と車道の区別のある道路では、 歩道等を通行しなければならない。 ④行列及び歩行者の通行を妨げるおそれのある者で、政令で定めるものは、歩道等と車道の区別のある道路においては、 車道の右側に寄って通行しなければならない。 ⑤歩道等と車道の区別のない道路において、歩行者が右側を通行することが危険であるときは、左側通行をしても良い。
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39
次は、道路交通法第12条の横断の方法及び第13条の横断の禁止の場所についての記述であるか、誤りはどれか。 ①歩行者は、通路を横断しようとするときは、横断歩道がある場所の付近において、その横断歩道によって道路を横断 しなければならない。 ②斜め横断(道路をその道路に対し直角又は直角に近い角度以外の角度をもって横断すること)は禁止されているが、 その例外としてスクランブル・システムがある。 ③「横断歩道がある場所の付近」とは、おおむね横断歩道から10メートルないし20メートル程度の距離をいう。 ④歩行者は、車両等の直前又は直後で道路を横断してはならない。ただし、横断歩道によって道路を横断するときや信号機等に従って道路を横断するときは、車両等の直前又は直後で道路を横断することができる。 ⑤上記④の「車両の直前又は直後」とは、 進行中及び停止中の車両の直前又は直後を指す。
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40
次は、道路交通法第17条の車両等の通行区分についての記述であるが、誤りはどれか。 ①車両は、歩道等と車道の区別のある通路では車道を通行しなければならない。 ②車両が歩道を通行して道路外の施設等に出入りする場合は、步道等に入る直前で一時停止し、歩行者の通行を妨げないように通行しなければならない。 ③車両は、道路の中央から左側の部分を通行しなければならないが、 道路の中央から右の部分にその全部又は一部をはみ出して通行することができる例外が定められている。 ④上記③の例外の一つに、「その車両が道路の損壊、道路工事その他の障害のため、その道路の左側部分を通行することができないとき」がある。 ⑤上記③の例外の一つに、「その道路の左側部分の幅員が3メートルに満たない道路において、他の車両を追い越そうとするとき」 がある。
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次は、道路交通法第25条の道路外に出る場合の方法についての記述であるが、誤りはどれか。 ①車内が道路外出るため左折するときは、道路の左側に寄る義務と徐行義務が定められている。 ②車両が道路外に出るため右折するときは、道路の中央に寄る義務と徐行義務を定めている(一方通行の道路を除く。) ③徐行義務は、左折であれば道路の側端に寄る場合についてのみ課せられたものではなく、左折を完了して道路外へ出るまで継続することが課せられたものである。 ④一方通行の道路で車両が道路外に出るため右折するときは、 道路の右側に寄る義務も徐行義務も定められていない。 ⑤徐行義務は、右折であれば右折を完了して通路外に出るまで継続することを課したものである。
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次は、道路交通法第36条、第37条の交差点における他の車両との関係等についての記述であるが、誤りはどれか。 ①交差点において右折しようとする車両等は、交差点に入った時点の前後を問わず、その交差点において直進し、又は左折しようとする車両等の進行妨害してはならない。 ②「交通整理の行われていない交差点」とは、信号機の表示する信号、警察官等の手信号等による交通整理が行われていない交差点のことをいう。 ③路面電車は、左方から進行してくる他の路面電車の進行妨害をしてはならない。 ④優先道路以外の道路を進行している車両は、交差する道路が優先道路であるとき、又は道路の幅員が明らかに広いときは、その交差道路を通行する車両の進行妨害をしてはならない。 ⑤車両は、路面電車及び右方から進行してくる車両の進行妨害をしてはならない。
5
43
次は、道路交通法第38条の横断歩道等における歩行者等の優先についての記述であるが、誤りはどれか。 ①車両等は、横断歩道等に接近したとき、横断歩道等によって道路を横断しようとする歩行者等がないことが明らかな場合を除き、 横断歩道等の直前で停止できるような速度で進行しなければならない。 ②上記①の場合において、横断歩道に歩行者等がいる場合は、横断歩道筆の直前で一時停止しなければならない。 ③車両等は、交差点又は交差点の直近で横断歩道の設けられていない場所において、道路を横断中の歩行者の通行を妨げてはならない。 ④上記③の「交差点の直近」とは、交差点の付近よりも近い距離にあることであり、おおむね2~3メートルないし10メートル以内をいう。 ⑤車両等は、横断歩道又はその手前の直前で停止している車両等がある場合において、停止している車両等の側方を通過してその前方に出ようとするときは、徐行して通過しなければならない。
5
44
次は、連路交通法第40条の緊急自動車の優先及び 第41条の2の消防用車両の優先等についての記述であるが、 誤りはどれか。 ①交差点又はその付近以外の場所において緊急自動車が接近してきたときは、車両は道路の左側に寄って、一時停止しなければならない(一方通行の道路を除く。)。 ②一方通行となっている道路の交差点又はその付近において、その左側に寄ることが緊急自動車の進行を妨げることとなる場合にあっては、道路の右側に寄って一時停止しなければならない。 ③交差点又はその付近以外の場所において、消防用車両が接近してきたときは、車両は消防用車両の通行を妨げてはならない。 ④交差点又はその付近において、消防用車両が接近してきたときは、車両等は、交差点を避けて一時停止しなければならない。 ⑤交差点又はその付近において、緊急自動車が接近してきたときは、 車両は交差点を避け、かつ、道路の左側に寄って一時停止しなければならない。
1
45
次は、道路交通法第44条の停車び駐車を禁止 する場所を挙げたが、誤りはどれか。 ①交差点の側端又は道路のまがりかどから5メートル以内の各所 ②横断歩道又は自転車横断帯の前後の側端からそれぞれ前後に5メートル以内の部分 ③道路工事が行われている場合における、当該工業区域の側端から5メートル以内の部分 ④踏切の前後の側端からそれぞれ前後に10メートル以内の部分 ⑤安全地帯が設けられている道路の当該安全地帯の左側の部分及び当該部分の前後の側稿からそれぞれ前後に10メートル以内の部分
3
46
次は、交通誘導警備業務用資機材についての 記述であるが、誤りはどれか。 ①交通誘導警備業務用資機材は、保安用資機材と警備員が使用するその他の資機材等がある。 ②著しく危険が伴う場所での交通誘導警備業務用資機材の機態、使用方法及び管理方法を熟知するとともに、現場の安全と受傷事故防止に努めなければならない。 ③保安用資機材には、保安柵、セフティコーン、コーンバー、矢印板等がある。 ④警備員が使用するその他の資機材には、クッションドラム、各種標示板等がある。 ⑤主に高速自動車国道等において使用される資機材として、誘導ロボット、発電機、車線規制用標識車両, 大型セフティコーン等がある。
4
47
次は、交通誘導警備業務用資機材の使用用途及び機能についての記述であるが、誤りはどれか。 ①クッションドラムは、中に水袋又は砂袋が入っており、縦方向に厚く設置することによって、車両等の衝突時の衝撃を緩和することができる。 ②誘導ロボットは、主に高速自動車国道等で、通行車両に対し停止、進行を促すものとして使用され、 規制帯起点側の導流帯の中間地点付近に設置される。 ③車線規制用標識車両は、車両に対し、工事に伴う規制帯の明示や車線変更等を促すことを目的として使用されるもので、規制帯起点側の導流帯の終了地点付近に設置される。 ④回転灯は、車両に対し車線規制が行われていることを知らせ、 注意を促すことを目的として使用されるもので、一般的に黄色の回転灯が使用されているが、高速自動車国道等では赤色系で大型の回転警告灯が使用されるがある。 ⑤工事用信号機は、公安委員会が法令によって設置するものとは異なり、道路工事等の施工業者がより安全を期すために任意に設置するものである。
2
48
次は、無線機の使用方法についての記述であるが、誤りはどれか。 ①特定小電力無線局及び技術基準適合証明を受けた無線局として認定された特定小電力トランシーバは、通話時間が10分を超えると自動的に終了し、その約1分前に警報音が鳴る。 ②無線機を使用する場合は、チャンネルチェックを行い他で使用されていないチャンネルであることを確認した後に、全員のチャンネルを合わせて使用する。 ③機種によってスイッチの位置、機能などが異なるので、使用前に取扱説明書で確認する必要がある。 ④特定小電力トランシーバの通話距離は、使用する機種や周囲の状況によって異なるが、市街地でおおむね100~200メートル程度、 郊外でおおむね500~1000メートル程度である。 ⑤一般的に特定小電力トランシーバが使われているが、 山間部や警備員相互の距離が遠い場合には、出力の大きい業務用携帯無線機や簡易業務用無線機が使用される。
1
49
次は、無線機の通話要領についての記述であるが、誤りはどれか。 ①送信は、送信スイッチを押して1〜2秒経ってから行う。 ②無線機の通話は、不感地帯を避けるほか、 車両のエンジン音その他雑音による支障のない場所を選定する。 ③マイク側は、口から1~3センチメートル離して、 普通の大きさの声で話す。 ④送信が30秒以上にわたるときは、至急通話の割込みを容易にするため、約30秒ごとに2~3秒間、電波の発射を停止する。 ⑤通話中に、しばらく相手に待たせなければならない場合は、いたずらに電波を独占しないで途中でいったん送信を中止し、他の局に通信の機会を与える。
3
50
次は、無線通話要領についての記述であるが、誤りはどれか。 ①通話を行う際は、沈着冷静を旨とし、感情に走り、あるいは興奮していたずらに大声を発することがないようにする。 ②聴取を確実に行い、応答遅延や受信漏れ等を起こさないようにする。 ③通話の内容は、あらかじめ簡明にまとめておく。 ④他局の呼出や応答は「AからBへ」、「です、どうぞ」のように、誰から誰に向けての呼出しや応答であるかを明確にする。 ⑤呼出しに対する応答がないときは、「至急、至急」といいながら相手が応答するまで何度も呼出しを繰り返す。
5
51
次は、道路使用許可及び保安用資機材の設置はついての記述であるが、誤りはどれか。 ①警備員自らが設置する場合は、保安用資機材の機能を理解するとともに、受傷事故の防止に努めなければならない。 ②道路使用許可条件の中には、保安要員及び保安用資機材の配置等について記載されており、示された条件以外の設置を行うと道路使用許可条件違反となる。 ③一般通路において工事等を行う場合は、その道路を管轄する通路管理者に道路使用許可証を受けることが必要である。 ④一般道路や高速自動車国道等の各現場において、保安用資機材の準備や設置、撤去に関する業務を警備業者が一括して受託していることもある。 ⑤警備員が交通話導警備業務を行う際は、必ず事前に道路使用許可条件を確保する必要がある。
3
52
次は、車線規制時の保安用資機材の設置要領についての記載であるが、誤りはどれか。 ①「工事中」等の各種標示板は、工事区間の 起点と終点に設置する。 ②保安用資機材の設置は、車両が進行してくる方向(起点)から始め、撤去する場合は、逆の地点(終点)から行う。 ③交通流に対面する起点側の保安用資機材と中央線との角度は、車両の安全な運行を確保するため、おおむね15度から30度となるように設置する。 ④交通流に対面する起点例の保安用資機材は、適当な間隔を空けて配列し、対面しない側(中央線上等)の保安用資機材は、隙間なく並べて仕切る。 ⑤「工事予告」標示板は、原則として、工事現場の手前、 100メートルから1,000メートルの通路上の左側に設置する。
4
53
次は、歩行者用通路の保安用資機材の設置要領についての記述であるが、誤りはどれか。 ①歩行者用通路は、凹凸やぬかるみがなく、 転倒するおそれのない場所に設置する。 ②保安柵やセフティコーン、コーンバー等によって、十分な幅員(通常1.0メートルやむを得ない場合でも0,5メートル以上)の歩行者用通路を確保する。 ③作業現場との境界は、保安用資機材を隙間なく並べて仕切るとともに、風圧等で動くことがないよう安全措置を構じる。 ④夜間は、常に十分な照明を点灯し、標示板や歩行者用通路が周囲から良く見えるようにする。 ⑤歩行者用通路は、落下物等のおそれがある危険な場所を避けて確保する。
2
54
次は、交通誘導警備業務用資機材の点検及び整備における基本的留意事項についての記述であるが、誤りはどれか。 ①セフティコーン及びコーンバー等の外観上の点検を確実に行うとともに、各種資機材の数を確認し把握する。 ②設置した資機材が風圧等により動いていた場合や転倒していた場合は、周囲の交通の状況を確認し、安全を確保したうえで元の位置に設置するとともに、同様のことが発生しないよう、安全措置を講じる。 ③センサーの作動により自動的に電源のオンとオフが行われる場合は、当該センサーが確実に作動するかを確認する。 ④保管は、雨などが当たらない所で、施錠できる場所を選定する。 ⑤電池や燃料等を使用する資機材の場合は、 事前に電池切れや燃料切れ等を確認すれば予備を準備する必要はない。
5
55
次は、交通誘導警備業務用資機材の点検及び整備におけるその他の留意事項についての記述であるが、誤りはどれか。 ①警備業者が持ち込んだ資機材に破損が生じた場合は、工事業者が速やかに交換や修理を行う。 ②太陽光発電も可能な工事用信号機や車線規制用標識車両については、日中における充電が効率良く行えるようパネルの向きを考慮する。 ③工事業者が準備した資機材を使用する場合は基本的留意事項を理解したうえで確実な維持管理に関する助言を行う。 ④上記③の「助言」とは、例えば、破損等が生じた場合に速やかに報告を行い、交換や修理を依頼することである。 ⑤特に夜間は、交通誘導警備業務用資機材の 紛失や盗難がないよう、資機材の固定を行うとともに、 設置状況や設置資機材を把握しておく。
1
56
次は、合国実施上の基本的留意事項についての記述であるが、誤りはどれか。 ①交通誘導警備業務は、相手の自発的な協力に基づいて行われるものであり、特別に権限を有するような指示や命令をすることがないようにする。 ②基本の姿勢及び合図の方法を習得し、節度を守り、相手にわかりやすい動作で行う。 ③常に周囲の交通状況を把握し、工事関係車両等特定の車両のみを優先した誘導を行うようにする。 ④夜間は、過労運転、飲酒運転、速度違反等による重大事故の発生が多いことに留意し、 常に安全確保に努める。 ⑤手旗が絡まった場合は、手旗を上げたまま絡みを直すと、相手に対する合図の内容が不明瞭となるため、手旗を下げて直す。
3
57
次は、合国実施上の具体的留意事項に ついての記述であるか、誤りはどれか。 ①走行中の車両の前面に出て停止を求めることは、極めて危険なので絶対に行わない。 ②一般車両に停止を求める場合には、道路の右側に沿って停止できるようにする。 ③停止の合図は、特にゆとりを持ってはっきりと行う。また、悪天候の下で停止を求める場合は、車両の制動距離に留意する。 ④停止した車両に進行を促す場合は、他の交通の状況を見て、安全を確認した後に発送する。 ⑤道路を規制した場合は、道路の狭い部分に入る手前で十分に速度を落とすよう、徐行を促す。
2
58
次は、合図実施上の留意点についての記述であるが、誤りはどれか。 ①信号機、道路標識等が設けられている場所においては、これらに従い、現場に警察官等がいる場合にはその指示に従う。 ②出入りする車両の多い工事現場等においては、原則として、左折入場、左折退場を心がける。 ③他の正常な交通を妨害するおそれのあるときは、横断、転回、後退等をさせない。 ④誘導の対象となる車両の死角に入らないようにすれば、運転車から警備員の存在が見えない位置でも良い。 ⑤交差点、横断歩道等の場所では、やむを得ない場合を除き停止させない。
4
59
次は、警笛の使用方法についての記述であるが、誤りはどれか。 ①停止の合図は、腕の動作に合わせて、短音(約0.5秒間)で吹鳴する。 ②停止の合図に従わない歩行者や車両等に対しては、周囲の状況からみて、そのまま進行を継続させることが危険であると判断される場合に限り、短く数回連続して吹鳴し、停止を促す。 ③進行の合図は、手旗等を進行方向に振りながら、短音(約0.5秒間、大族の場合は約1秒間)で吹鳴する。 ④後進の合図は、腕の動作に合わせて、短音と長音の組合せを等間隔で吹鳴する。 ⑤地域によっては、時間帯や住宅密集地帯の状況により、警笛の使用を控えなければならない場合があるので注意する。
1
60
次は、手旗による合図の方法についての記述であるが、誤りはどれか。 ①手旗は、一般道路において昼間の雨の降っていないときに使用されることが多い。 ②停止の合図は、体を車両に正対させる。 ③進行の合図は、体を車両の進行方向に正体させる。 ④幅寄せの合図は、体を車両に対し、やや半身にする。 ⑤徐行の合図は、体を車両の進行方向に対し平行にする。
3
61
次は、手旗による後進の合図の方法についての記述であるが、誤りはどれか。 ①後進誘導を行う位置は、原則として、車両の側面から2メートル以上、車両後部から5~10メートル離れた位置で、サイドミラー等で運転者から見える位置で行う。 ②体を車両の進行方向に正対させる。 ③進行方向の安全を確認した後、赤旗を自分の前方に伸ばして、後続してくる車両等に(停止又は注意)の合図を継続する。 ④進行方向の安全を確認しつつ、白旗を進行の合図の要領で左右に大きく下を通って振りながら、車両と距離を保ち誘導する。 ⑤腕の動作に合わせて、警笛を短音と長音の組合せで等間隔に吹鳴する。
2
62
次は、合図の方法についての記述であるが、誤りはどれか。 ①手旗は、一般道路において昼間の雨の降っているときに使用されることが多い。 ②誘導灯は、主に夜間や降雨時に使用するが、地域によっては昼間に使用する場合もある。 ③誘導灯による合図の方法は、一本の誘導灯で、赤旗、白旗の両方の役目をさせるため、持ち替えたり、反対の素手によって合図の補足をしたりする必要がある。 ④素手による合図は、歩行者誘導や、駐車場等で多く行われており、誘導灯等の資機材を使用した合図の補足等で行う場合が多くある。 ⑤大旗は、主に高速自動車国道等の車両に対し、明確に合図を伝えるために使用する。
1
63
次は、誘導灯による停止の合図の方法についての記述であるが、誤りはどれか。 ①誘導灯による合図の方法は、1本の誘導灯で赤旗、白旗の両方の役目をさせるため、持ち替えたり、反対の素手によって合図の補足をしたりする必要がある。 ②体を車両に正対させる。 ③誘導灯を側頭部に沿って垂直に上げた後、 車両を注視しながら、ひじや手首を曲げ、小角度(約50センチメートル)に左右に振り、停止の予告を行う。 ④誘導灯を肩の高さまで水平に下ろす。 ⑤腕の動作に合わせて、警笛を長音と短音の 組合せ(約3秒間)で吹鳴する
3
64
次は、素手による後進の合図の方法についての記述であるが、誤りはどれか。 ①素手による合図は、歩行者誘導や駐車場等で多く使われており、誘導灯等の資機材を使用した合図の補足等で行う場合が多くある。 ②体を車両の進行方向に平行にする。 ③進行方向の安全を確認した後、進行方向側の腕を肩の高さにし、手のひらを下に向け、進行方向を示す。 ④車両を注視して、車両側の腕を肩の高さにし、手のひらを上に向ける。 ⑤進行方向の安全を確認しつつ、車両側の腕をひじから先を曲げて上方に大きく半円を描くように、おおむね顔の位置まで振りながら、車両との距離を保ち誘導する。
3
65
次は、大旗による進行の合図の方法についての記述であるが、誤りはどれか。 ①大旗は、主に高速自動車国道等の車両に対し、明確に合図を伝えるために使用し、手旗と同様に、昼間で雨が降っていないときに使用されることが多い。 ②体を車両に対し、平行にする。 ③進行方向の安全を確認した後、車両を注視し、次に大旗を体と平行になるように、車両の方向へ差し出し、 両肩の延長線上で水平にする。 ④車両を注視しながら、大旗を水平から反対側の下方約45度まで、ひじや手首を曲げずに前下約45度の角度を通って大きく振る。 ⑤腕の動作に合わせて、警笛を短音(約1秒間)で吹鳴する。
2
66
次は、合図実施のための位置の選定についての記述であるが、誤りはどれか。 ①原則として、規制帯の外側又は道路の左側(歩道が設けられている道路にあっては車道上)で行う。 ②歩行者や車両から警備員自身の存在が容易に確認でき、 警備員からも周辺の交通状況を見渡すことができる位置で行う。 ③警備員の存在が交通の妨害とならず機敏に動くことができ、通行する車両による危険を避けることができる位置で行う。 ④現場は足元が不安定な場所が多いため、転倒等によって受傷することのないように安全な位置で行う。 ⑤パワーショベル等は急に旋回等をするので、特にその動きに注意する。
1
67
次は、合図実施のための位置の選定についての記述であるが、誤りはどれか。 ①警備員の存在が交通の妨害とならず機敏に動くことができ、通行する車両による危険を避けることができる位置で行う。 ②現場は足元が不安定な場所が多いため、転倒等によって、受傷することのないように安全な位置で行う。 ③原則として、規制帯の内側又は道路の左側(歩道が設けられている道路にあっては歩真上)で行う。 ④歩行者や車両から警備員自身の存在が確認できなくても、警備員から周辺の交通状況を見渡すことができる位置で行う。 ⑤交差点やまがりかど等で誘導を行う場合は、 一般車両の内輪差等を考慮した安全な位置で行う。
4
68
次は、合図実施中における受傷事故の防止についての記述であるが、誤りはどれか。 ①警備員が使用するその他の資機材等の点検を確実に行う。特に、ヘルメットはあごひもをしっかり締めて着用する。 ②夜間の交通誘導警備業務は、必ず夜光チョッキを着用し、照明の十分な誘導灯を使用する。 ③合図を受ける対象車両から見やすく、警備員から対象車両が見え、機敏に動くことができる安全な位置を選定する。 ④合図の動作は明確に行い、運転者がその合図を了解したかどうかを確認する。 ⑤夜間は、飲酒運転や過労運転による重大事故の発生に留意するとともに、運転者の運転技術を信頼し誘導を行う。
5
69
次は、危険予知についての記述であるが、誤りはどれか。 ①労働災害は設備面や管理面の不備と、人がついうっかりしたり、ぼんやりしたり、横着したりする誤った行動(ヒューマンエラー)によって起こる。 ②危険の洗い出しは、過去に「ヒヤリ」とした、「ハッ」としたことを思い出すなど数多く挙げてもらうことがポイントである。 ③「ヒヤリ・ハット」とは、危ないことが起こったが、幸いにして事故には至らなかった事案のことである。 ④危険予知活動(KY活動)は、現場のリーダーが中心となり、毎日の夕礼や作業後ミーティング時に5分程度、話し合うと良い。 ⑤対策は作業に当たる者の立場になって、実行可能な内容を全員で出し合う。そして、出し合った対策の中で、全員が必ず実行する内容を決めて作業に当たる。
4
70
次は、危険防止措置についての記述であるが、誤りはどれか。 ①走行中に目の前に障害物が現れると、大半の運転手は ハンドルを切ることもできずに障害物に衝突する。 ②運転者の心理や行動を予測することによて、多くの危険を回避することができる。 ③子供は、自分の興味のあるものに意識が集中し、その他のことは全く注意を払わないという特性がある。 ④一般の車両が工事中の標識や資機材を見たら、減速するか車線を変更するだろうと安易に相手を信頼することは、非常に危険である。 ⑤警備員は、誘導の対象となる運転車の運転技術を過信せず、いかなるときも万全の誘導を行うように心がける。
1
71
次は、警察に110番通報すべき事案を挙げたが、誤りはどれか。 ①交通事故が発生したとき ②火災が発生したとき ③刃物などの凶器を持っている人を目撃したとき ④暴力や暴言で他人に迷惑をかけている人を目撃したとき ⑤街路灯に投石したり、器物を損壊したりしている人を目撃したとき
2
72
次は、警察機関等への連絡についての記述であるが、誤りはどれか。 ①緊急事案発生時の連絡の適否は、事件や事故等の推移に大きな影響を与える。 ②緊急の事態であっても冷静さを失わず、拙速より巧遅を心がけた通報が行えるようにする。 ③警備員は業務の性質上、周囲の人たちから積極的かつ迅速な連絡が行えることが期待されている。 ④警察機関に連絡する事案には、交通事故の発生時やけんかを目撃したときなどがある。 ⑤通報した場合に警察官等から質問される事項について、正確に回答できるように日頃から訓練しておく。
2
73
次は、警察機関等への連絡についての記述であるが、誤りはどれか。 ①緊急の事態であっても、巧遅より拙速を心がけた通報が行えるようにする。 ②緊急事案発生時の連絡の適否が、事件や事故等の推移に影響を与えることはない。 ③通報は六何の原則に基づき、簡潔、明瞭に 行えるよう心がける。 ④想定外の事件や事故に遭遇すると、多くの人は気が動転し、普段どおりに会話ができなくなる。 ⑤警察機関等へ通報する際は、自分だけ一気に話そうとせず、落ち着いて聞かれたことに正確に答える。
2
74
次は、警察機関への連絡についての記述であるが、誤りはどれか。 ①通報は、六何の原則に基づき多少時間がかかっても詳細に内容を通報する。 ②常日頃から心の準備と十分な訓練をしておくことが大切である。 ③警備員は、周囲の人たちから積極的かつ迅速な連絡を行うことを期待されている。 ④緊急の事態であっても、巧遅より拙速を心がけた通報が行えるようにする。 ⑤通報するときは、一方的に話すのではなく、落ち着いて聞かれたことに正確に答えるのがいい。
1
75
次は、火災発生時に消防機関に通報した際に 問われる主な事項を挙げたが、誤りはどれか。 ①場所はどこですか? ②犯人はわかりますか? ③逃げ遅れた人はいますか? ④あなたの名前と今かけている電話の番号は? ⑤何が燃えていますか?
2
76
次は、救急蘇生法の意義と重要性についての記述であるが、 誤りはどれか。 ①警備業務は、その業務の性格上、一般の人に比べて事故等による負傷者に遭遇することも少なくない。 ②警備員は、負傷者に対し適切な措置をとることが社会的に期待されている。 ③日頃から救急蘇生法について正しい知識と技能の向上に努め、不測の事態に備える必要がある。 ④一次救命処置は、AEDや感染防護具などの器具を用いて行うが、特別な資格がなくても誰でも行うことができる。 ⑤心肺蘇生やAEDの使用を行っても生存率や 社会復帰率に影響を及ぼすことはない。
5
77
次は、救急蘇生法の意義についての記述であるが、誤りはどれか。 ①警備業務は、事件や事故から人の生命、身体、財産を守るという性格を有することから、一般の人に比べて事故等による負傷者に遭遇することも少なくない。 ②急変した負傷者を救命し、社会復帰させるために必要な一連の行いを「救命の連鎖」という。 ③応急手当は、反応がある負傷者に対して、一般の人がその悪化を回避することを目的に行う治療行為をいう。 ④一次救命措置は、AEDや感染防護具などの器具を用いて行うが、特別な資格がなくても誰でも行うことができる。 ⑤反応がない負傷者については、一次救命処置を行う。
3
78
次は、救急蘇生法についての記述であるが、誤りはどれか。 ①胸骨圧迫は、負傷者の胸が約5センチメートル沈み込むように強く速く圧迫を繰り返す。 ②胸骨圧迫のテンポは1分間に60~80回とし、 可能な限り中断せずに絶え間なく行う。 ③呼吸状態の確認は、胸と腹部が上下に動いているかを10秒以内で目視する。 ④反応はないが音段どおりの呼吸がある場合には、気道の確保を行い救急車の到着を待つ。 ⑤反応がなくあった負傷者を仰向けにしておくと、嘔吐した場合に気道が詰まり窒息するおそれがあるので、回復体位の姿勢をとらせる。
2
79
次は、救急蘇生法についての記述であるが、誤りはどれか。 ①反応の確認は、耳元で負傷者の氏名を呼んだり話しかけながら、軽く肩を叩く。 ②胸骨圧迫は、胸骨の下半分に手のひらの下の部分を当て、その手の上にもう一方の手を重ねて行う。 ③「直持圧迫法」とは、出血している傷口の上に直接、清潔なハンカチやガーゼなどを当てて圧迫する方法である。 ④四肢が傷ついて動脈の出血がひどい場合は、傷ついた方の手や足を心臓よりも低くすると止血に効果的である。 ⑤感染防止のため、傷口や血液に直接触れないように注意する。
4
80
次は、救助者としての心講えについての記述であるが誤りはどれか。 ①屋外における応急処置は、専用の道具を用意してから応急処置や救助を行う。 ②災害等の事故では、ただ積極的な行動だけではかえって危険であることを理解しておく。 ③警備員は、常日頃からいかなる状況下でも 応急処置が行えるよう心がけることが必要である。 ④災害等の事故では、誘導や事故現場の状況把握を行いながら、十分な装備をした救急隊等の到着を待つ。 ⑤野次馬などが集まり、救助活動に余計な口出しをする者がいても、これらの言葉に惑わされることなく、確信を持って適切な応急処置を行う。
1
81
次は、護身術についての記述であるが、誤りはどれか。 ①相手を積極的に制圧し、撃退することばかりが護身術ではない。 ②「護身術」とは、身を護ることである。 ③警備員自身だけでなく、周囲の人たちに危険が差し迫ったときも護身術が行えるよう心がける。 ④危険な状況からいち早く遠ざかり、身の安全を確保するだけでは、護身術とはいえない。 ⑤具体的な技術力(体さばき、離脱技)を行使するのは、 最終的な手段である。
4
82
次は、護身術についての記近であるが、誤りはどれか。 ①護身術は、相手を制圧・撃退することだけではない。 ②護身術は、反復訓練を行う必要はない。 ③危険な状況からいち早く遠ざかり、身の安全を確保することも大切である。 ④自分の身は自分で守れるようにしておく。 ⑤危険が差し迫ったときには、具体的な技術にとらわれず、 常に広い意味での護身術を行えるように心がける。
2
83
次は、徒手による護身術についての記述であるが、誤りはどれか。 ①構えには、正面の構え、右(左)の構えがある。 ②構えで最も重要なことは、相手の動きに素早く反応し、次の動きに備えることである。 ③同じかたちをとっていたとしても、心の準備ができていなければ、構えとはいえない。 ④正面の構えは、不審者に対して声かけを行うときなどに使用し、万が一襲われてもすぐに対応できる体勢である。 ⑤右の構えは、より強く相手に不信感等を感じたときに正対する構えである。
5
84
次は、従手の護身術についての記述であるが、誤りはどれか。 ①右の構えは、基本の姿勢から右足を約半歩前に進め、左かかとをやや内側にずらし、両腕は自然に垂らし、相手を注視する。 ②正面の講えは、基本の姿勢から右足、左足の順に半歩前に進める。 ③正面の構えの両足の間隔は、約一足長とする。 ④正面の構えのときの両腕は、自然に垂らす。 ⑤左の構えは、右の構えと左右が逆になる。
2
85
次は、護身用具使用上の留意点について記述であるが、誤りはどれか。 ①都道府県公安委員会規則によって、護身用具の携帯が禁止され、又は制限されていない場合で、かつ、必要な場合に限り携帯する。 また、携帯するこれらの護身用具は、都道府県公安委員会に届け出てあるものとする。 ②やむを得ず護身用具を使用する場合は、正当防衛の適用範囲内にとどめるよう配意する。 ③護身用具を使用する場合は、首から上の部位などの急所を打ち、 相手の反撃を受けないようにする。 ④護身用具を使用する際、相手に奪取されたり、 逆用されたりすることのないよう注意する。 ⑤護身用具を盗まれたり、紛失や破損したりすることのないよう保管、管理について十分注意する。
3
86
次は、護身術の防御技についての記術であるが、誤りはどれか。 ①離脱技には、ひじ寄せ、片手外回し、片手内回し、突き離しがある。 ②防御技は、的確に応じられるように反復訓練を行い、体得する必要がある。 ③防御技は、相手からの攻撃を防ぎ、受傷事故を防ぐためのものである。 ④体さばきには、正面の構え、右(左)の構えがある。 ⑤離脱技には、相手に手首をつかまれたり、前えり付近をつかまれそうになったりしたときに離脱する方法がある。
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次は、体さばき(相手が右手で胸部を突いてくるのを想定)についての記述であるが、誤りはどれか。 ①体さばきの一つに後ろさばきがある。 ②後ろさばきは、相手の動きに対し反応が遅れたときや、相手との距離が近い、又は後方に下がる場所があるときに行う体さばきである。 ③後ろさばきは、正面の構えから右足を左斜め後方に引くと同時に、左足をやや引き付けるようにして体を右に開く。 ④上記③に次いで、体を右に開くとともに、左手刀で相手のの前腕を打ち払い、突きの軌道を逸らし、身構える。 ⑤上記④の身講えたときの左手は、顔の高さ、右手は自然に垂らす。
5
88
次は、ひじ寄せについての記述であるが、誤りはどれか。 ①ひじ寄せは、相手に片手の手首をつかまれた際、体を回転させながら自分のひじを相手のひじに近づけて離脱する技である。 ②犯人役、警備員ともに約1メートルの間合に進み寄り、正面の構えとなって向かい合う。 ③警備員が左手首をつかまれたときは、つかまれた左手の五指を力強く握る。 ④上記③に次いで、手のひらを下に向け前腕を水平にしながら、左足を犯人役の右足先の外側近くに進める。 ⑤上記④と同時に、その足先を軸にして体を右に開き、左ひじで犯人役の右前腕の外側に押すようにして切り離し、身構える。
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次は、片手外回しについての記述であるが、誤りはどれか。 ①片手外回しは、相手に片手の手首をつかまれた際、腕を内側から外側に回転させながら手刀で相手の手首付近を切り離し、敵脱する技である。 ②犯人役、警備員ともに約1メートルの問合に進み寄り、左の構えとなって向かい合う。 ③犯人役は、右足を1歩進めると同時に右手で、警備員の左手首をつかむ。 ④警備員は、つかまれた左手の五指を力強く開き、つかまれた手を右から左に半円を描くように外に返す。 ⑤上記④に次いで、左足を犯人役の右足の横付近に1歩踏み込むと同時に手を振り下ろし、相手の手を切り離し、左足を軸にして体を右に開き、身構える。
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次は、突き離しについての記述であるが、誤りはどれか。 ①突き離しは、相手に前えり付近をつかまれそうになった際、相手の手を払いながら攻撃する技である。 ②犯人役、警備員ともに約1メートルの間合に進み寄り、正面の構えとなって向かい合う。 ③犯人役は、右足を1歩進めると同時に右手で 警備員の前えりをつかもうとする。 ④警備員は、前えりをつかもうとする犯人役の右腕を、左手で内から外に払うと同時に、右手の指先を上に向けた状態でその手のひらを犯人役のあごに当てる。 ⑤上記④に次いで、右足を踏み出しながら、真後ろに突き離し、左足を1歩後退しながら右足を引き付け、身構える。
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次は、消火器の構造、機能及び使用方法についての記述であるが、誤りはどれか。 ①消化器は、消火設備の中でも最も普及している初期消火用の代表的な器具であり、その取扱いについては十分に習熟しておく必要がある。 ②消火器の種類には、粉末消火器、強化液消火器などがある。 ③消火器の構造としては、本体容器の外側又は内側に加圧用ガス容器を取り付けた蓄圧式消火器と、消火器本体に消火剤とともに蓄圧した窒素ガスなどを封入した吸式消化器がある。 ④消火器の使用方法は、(1)安全栓を抜く(2)ノズルを持ち、火元に向ける(3)レバーを握るの順で行う。 ⑤消火器には、適応火災が定められており、 消火器本体に表示されている。
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次は、消火器の構造、機能及び使用方法について記述であるが、誤りはどれか。 ①消火器の構造としては、本体容器の外側又は内側に加圧用ガス容器を取り付けた加圧式消火器と、消火器本体に消火剤とともに蓄圧した窒素ガスなどを封入した蓄圧式消火器がある。 ②屋外で使用する場合は、風による消火剤の飛散を防止するため風上から放射する。 ③消火器は、消火設備の中でも最も普及している初期消火用の代表的な器具である。 ④消火器の使用方法は、(1)安全栓を抜く(2)レバーを握る(3)ノズルを持ち、火元に向けるの順で行う。 ⑤消火器の種類には、粉末消火器、強化液消火器などがある。
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次は、避難誘導の意義及び基本的事項についての記述であるが、誤りはどれか。 ①避難誘導は、警備員が工事関係者や取引先関係者のみに行うものであり、付近の人に対して行うものではない。 ②「避難」とは、災難を避けて、安全な場所に行くことであり、②「誘導」とは、人や物をある地点に導いていくことをいう。 ③警備員は、常日頃から有事の際に備えて、避難誘導について必要な知識と技術の向上に努めておく必要がある。 ④避難誘導の現場に警察官や消防士等がいれば、その指示に従う必要がある。 ⑤避難誘導を行うときは、避難状況が見渡せる歩道等の避難経路上に配置につき、拡声器で広報を行う。
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次は、避難誘導の意義及び基本的事項についての記述であるが、誤りはどれか。 ①警備員は、常日頃から有事の際に備えて、避難誘導について必要な知識と技術の向上に努めておく必要がある。 ②避難誘導を行うときは、避難状況が見渡せる歩道等の避難経路上に配置につき、拡声器で広報を行う。 ③「避難」とは、災難を避けて、安全な場所に行くことであり、「誘導」とは、人や物をある地点に導いていくことをいう。 ④避難誘導の現場に、警察官や消防士等がいても、その指示に従う必要はない。 ⑤警備員は、工事関係者や取引先関係者を含め、付近の人に対して避難誘導を行うことがある。
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次は、現場保存の意義及び実施上の留意点についての記述があるが、誤りはどれか。 ①現場保存の範囲は、犯罪又は事故が発生した地点だけを対象とする。 ②保存範囲への立ち入りは、関係者であっても控えもらう。 ③「警備員の行う現場保存」とは、犯罪や事故の現場をそのままの状態で保存することにより、警官官の保証活動に協力する活動のことをいう。 ④警備員が、犯罪や事故の現場を発見した場合には、速やかに110番通報するとともに、その現場をあるがままの状態で保存して、現場に到着した警察官に引き継ぐことが求められる。 ⑤現場保存に当たっては、二次的な事故の発生にも注意することが大切である。
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次は、現場保存の意義及び実施上の留意点についての記述であるが、誤りはどれか。 ①警備員が、犯罪や事故の現場を発見した場合には、速やかに110番通報するとともに、その現場をあるがままの状態で保存して、現場に到着した警察官に引き継ぐことが 求められる。 ②関係者を除き、保存範囲への立ち入りは控えてもらう。 ③現場保存に当たっては、二次的な事故の発生にも注意することが大切である。 ④「警備員の行う現場保存」とは、犯罪や事故の現場をそのままの状態で保存することにより、警察官の採証活動に協力する活動のことをいう。 ⑤現場保存の範囲は、犯罪又は事故が発生した地点だけではなく、犯罪又は事故の態様に応じて、関係者の行動範囲と考えられる場所のすべてが対象となる。
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次は、現場保存のにおける警察官等への引継ぎに必要な項目を挙げたが、誤りはどれか。 ①犯罪及び事故発生現場の所在地、責任者名及び電話番号 ②現場保存の措置を行った時間、範囲とその方法 ③事件に関連すると思われる情報 ④発見の時間及び内容 ⑤現場状況から推測される犯人像
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次は、現場保存の要領と留意事項についての記述であるが、誤りはどれか。 ①現場保存に当たる場合は、犯罪又は事故の発生した地点や場所を中心に、できる限り広い範囲について、保存の措置を行うことが必要である。 ②保存範囲への立ち入りは、関係者であっても控えてもらう。 ③現場のすべての物に手を触れず、物の位置を変更しない。 ④発見者や目撃者がいる場合は、警察官への引継ぎに協力してもらえるように依頼する。 ⑤自らが知り得た犯罪にかかわる事項については、積極的に報道機関に情報提供する。
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次は、現場保存における警察官への引継ぎに 必要な項目を挙げたが、誤りはどれか。 ①現場保存の実施後にやむを得ず、現場に出入りした者がいるときは、その者の氏名、住所、連絡先、理由等, ②発見の時間及び内容 ③現場保存を担当した警備員の憶測に基づく内容 ④犯罪及び事故発生現場の所在地、責任者名及び電話番号 ⑤現場保存の措置を行った時間、範囲とその方法
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次は、現場保存の要領と留意事項についての記述であるが、誤りはどれか。 ①自らが知り得た犯罪にかかわる事項については、捜査機関以外の第三者に漏らさないようにする。 ②発見者や目撃者がいる場合は、警察官への 引継ぎに協力してもらえるように依頼する。 ③現場のすべての物に手を触れて、警察官到着までに現場の物の位置を確認しておく。 ④警備員は、現場保存に当たる場合、犯罪又は事故の発生した地点や場所を中心として、できる限りの範囲について、保存の措置を行うことが必要である。 ⑤保存範囲への立ち入りは、関係者であっても控えてもらう。
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