問題一覧
1
冠動脈について左前下行枝(LAD)はどこか選べ。
3
2
心臓の解剖生理について最も適切なものを一つ選べ。
3 左室駆出率(LVEF)は1回拍出量(SV)÷拡張末期容量(EDV)で求めることが出来、正常は50〜55%以上である。
3
誤っているものを一つ選べ。
5 カヘキシアとは身体機能・精神・心理的障害、要介護状態、社会参加も少なくなり、死亡などの転機に陥りやすい状態で、日本語訳で虚弱という表現が使用されていた。
4
心不全の説明について適切なものを一つ選べ。
2 心不全は臨床症候群、病態であり病気、疾患ではない。
5
NYHA(New York Heart Association) 心機能分類について適切なものを一つ選べ。
5 NYHAは心不全患者の身体活動能力を反映している
6
運動負荷試験について誤っているものを一つ選べ。
4 6分間歩行テストのMain outcomeは最大脈拍数である。
7
70歳男性。農作業中に自身の胸を押さえてその場で倒れ込んだ。倒れたのを目撃した妻が救急要請。救急搬送チームが到着し頸動脈は触知困難。直ちに心肺蘇生(CPR)が開始された。この場合最も考えられる心電図波形を二つ選べ。
1 心室細動, 2 心室頻拍(無脈性)
8
76歳男性、僧帽弁閉鎖不全症に対して人工弁の手術を施行し本日で4日目である。理学療法は手術翌日より介入。術後の経過は良好で順調に理学療法は進んでいた。歩行距離も拡大していたため自転車エルゴメーターを開始。運動中は洞調律で経過しておりバイタルも問題はなかった。運動終了後休憩中に突如気分不快、嘔吐症状あり。収縮機血圧も70台と低く意識レベルも低下していた。心電図波形は下記の波形を認めた。適切な心電図波形を一つ選べ。
4 3度房室ブロック(完全房室ブロック)
9
下記の心電図と説明について誤っているものを1つ選べ。
3 2度房室ブロック(モビッツⅡ型):P波とQRS波の繋がりが全くない。補充調律がある。QRSレートはPレートに比べ遅い。
10
FITT-VPについて誤っているものを1つ選べ。
5 VOLUME:漸増/改訂➡︎高強度、長時間から開始。
11
下気道・呼吸部の分類と特徴、解剖について最も適切なもの一つ選べ。
2 下気道から呼吸部にかけて、分岐数が増えて肺胞囊は23回程分岐する。
12
最も適切なものを1つ選べ。
3 運動強度が最大酸素摂取量(VO2max)の70〜85%に達すると、 1回換気量の増加は肺活量の約50%で頭打ちとなり、ほぼ一定となる。
13
換気調節について誤っているものを一つ選べ。
3 呼吸性代償地点をATポイントという。
14
酸素運搬の障害について誤っているのを一つ選べ。
1 動脈血酸素含有量はSpO2、動脈血酸素飽和度CaO2、経皮的動脈血酸素飽和度はSaO2である。
15
説明が適切なもの2つ選べ。
1 筋肉に関して酸素抽出力は重要。最大運動時には安静時の21倍もの酸素を消費する。酸化酵素、筋繊維の種類、筋毛細血管などの影響を受ける。トレーニングによって改善しやすくリハビリテーション、理学療法が重要となる。, 4 酸素解離曲線についてSpO2が90%だと概ねPaO2は 60mmHgである。PaO2が60mmHg以下になると急速に血中の酸素が減少する。
16
低酸素の原因について誤っているものを選べ。
5 肺胞低換気の代表的な疾患は肺炎や肺水腫である。
17
誤っているのを一つ選べ。
1 上記の図は疾患別の肺気量分画である。❶がCOPDでRV(残気量)が少ない。❹は間質性肺炎でRV(残気量)が多くなっている。
18
動脈より採取した血液中よりPH、酸素分圧、二酸化炭素分圧など を測定しガス交換、酸塩基平衡の状態を知る事が可能である。以下の内容で誤っているものを一つ選べ。
4 AaDO2はガス交換のロスを割合で評価する。基準値は 0〜10mmHg であり>10mmHgは異常と判定出来る。
19
下図はCOPD患者の胸部X線写真とCT画像である。画像所見と特徴について誤っているものを一つ選べ。
5 網状影、輪状影があり、CTでは蜂の巣様で蜂巣肺を認める。
20
閉塞性肺障害と拘束性肺障害について最も適切なもの一つ選べ
3 拘束性肺障害では機能的残気量(FRC)の増加して、樽状胸郭や横隔膜の平低化が見られる。
21
3.糖質、脂質、アミノ酸代謝について謝っているものを一つ選べ。
1細胞中では糖の取り込みは糖輸送担体(GLUT)によって行われる。哺乳類のGLUTは14種類で骨格筋に分布するのはほぼGLUT5である。
22
4.膵臓のランゲルハンス島のβ細胞から分泌されるホルモンはインスリンである。インスリンの作用について誤っているものを一つ選べ。
5 脂肪分解の促進。
23
5.誤っているものを一つ選べ。
2 糖尿病の代償的な合併症3つ糖尿病性神経障害 、糖尿病性網膜症 、糖尿病性腎症であり、糖尿病性網膜症に関しては5期に分類される。
24
6.初回の糖尿病検査で、糖尿病型ではなく糖尿病と診断される場合の組み合わせてどれか。正しいものを一つ選べ。
5 早期空腹時血糖126mg /d L以上かつHb A1c6.5以上で糖尿病と診断。
25
7.説明が謝っているものを2つ選べ。
2 糖尿病性ケトアシドーシスは極度のインスリン欠乏とインスリン拮抗ホルモンの増加によって生じる。高血糖、高ケトン血症、アルカローシスである。, 5 糖尿病性ケトアシドーシスの身体初見として著しい脱水、チェーンストークス呼吸、呼気のアセトン息、血圧上昇、口腔乾燥などがある。
26
8.軽症2型糖尿病の特徴として誤っているものを選べ。
3 心不全の重症度ステージで、糖尿病はステージDに入る。
27
9.Short Physical Performance Battery(SPPB)と握力について誤っているのを2つ選べ。
3 椅子からの立ち上がりテストは椅子からの立ち上がりを5回連続できるだけ速く実施してもらい測定するテストであり、11.19秒未満で4点となる。5回目立ち上がり実施時の終了姿勢は座位姿勢である。, 5 サルコペニアの診断に用いられる握力のカットオフは男性35kg 女性25kgである。
28
10.以下の内容で誤っているものを一つ選べ。
4 Fontaine分類のⅠ度は無症状または冷感・痺れ感、Ⅱ度は安静時痛あり、Ⅲ度は間欠性破行、Ⅳ度は潰瘍、壊死である。
29
11.糖尿病の運動負荷の考え方とポイントについて誤っているものを一つ選べ。
4 運動の時間帯は食後の方が高血糖防止には有効で原則として食後30〜120分くらいが望ましい。生活リズムの中で食後に運動が実施できない場合は経口薬を使用していても食前に運動を行っても良い。
30
12.腎臓リハビリテーションの効果について謝っているものを一つ選べ。
2 心臓交感神経系の活性化と心臓副交感神経過緊張の改善。
31
3.がんの説明について誤っているものを1つ選べ。
3 2019年のデータで悪性新生物〈腫瘍〉の主な部位別にみた死亡率(人口10万対)の年次推移をみると、部位別死因の1位は、男性が大腸癌、女性が肺癌である。
32
4.がんの特徴について誤っているものを1つ選べ。
4 浸潤は飛び火のように各組織にがん組織を発生させこと。転移は周囲の組織に浸透するように拡大することである。
33
5.誤っているものを1つ選べ。
3 肉腫は上皮細胞に発生するがんである。消化器系や呼吸器粘膜、肝臓、腎臓などの臓器を構成する上皮細胞より発生する。
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6.国際対がん連合(UICC)のがんの分類方法の説明について正しいものを2つ選べ。
1 国際対がん連合(UICC)の分類方法は、原発がんの状態をTNM区分とし病気判定(ステージ判定)を行う。がんの大きさや深さ、進行具合、転移の有無によって判断される。, 5 一般的に臨床病期判定(ステージ判定)の0期、Ⅰ期、Ⅱ期であれば治療による治癒の確率は高いがⅢ期、Ⅳ期では治療による治癒は困難である。
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7.がん治療の説明について誤っているものを2つ選べ。
2 3大療法を組み合わせて実施する治療方法を集学的治療という。また対症療法主体の医療を蘇生処置拒否(DNR)という。, 4 化学療法は細胞の増殖を防ぐ抗がん薬を用いた治療法であるが、活動性や身体機能も重要でパフォーマンスステータス(PS)4以下で適応となる。
36
8.パフォーマンス・ステータス(PS)について誤っているものを1つ選べ。
4 PS1は全く問題なく活動できる状態である。発症前と同じ日常生活が制限なく行える。
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9.がんリハビリテーションについて誤っているものを1つ選べ。
5 緩和的リハビリテーションは術後に発生するであろう機能障害を予測し、その合併症や機能低下を最小限に抑えることを目的とする病期である。
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10.以下の内容で誤っているものを1つ選べ。
3 骨転移患者には骨関連事象(SRE)に注意する必要があり、転移箇所で一番多いのは大腿骨である。
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11.がん理学療法を行う上でのリスク管理について誤っているものを1つ選べ。
5 悪液質では骨格筋の蛋白減少が起きやすく、極度の筋力低下や持久力の低下を起こす。理学療法時は積極的に負荷量を上げて運動を行なった方が効果的である。
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12.がんの各原疾患別理学療法の概要について誤っているもを1つ選べ。
1 外科的手術後の理学療法介入の一番の目的は関節可動域の改善と筋力向上である。