問題一覧
1
2019 年(平成 31 年、令和元年)における、我が国の寿命と死因に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
90歳女性の平均余命は、5年以上である。
2
ストローブ(Stroebe、 M.S.)とシュト(Schut、 H.)による悲嘆のモデルで は、死別へのコーピングには喪失志向と回復志向の 2 種類があるとされる。喪失志向のコーピングとして、最も適切なものを 1 つ選びなさい。
悲しい気持ちを語る。
3
老年期の発達に関する次の記述のうち、正しいものを2つ選びなさい
老性自覚の出現年齢には個人差がある, サクセスフルエイジングは主観的な幸福感のことである
4
記憶に関する次の記述のうち、適切なものを 1つ選びなさい。
意味記憶は、言葉の意味などに関する記憶である。
5
標準的な発育をしている子どもの体重が、出生時の約2倍になる時期とし て、最も適切なものを1つ選びなさい。
生後3ヶ月
6
高齢者の便秘に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
薬剤が原因となる。
7
Bさん(82 歳、男性)は、脳梗塞の既往があり、右片麻痺がある。以前から食事中にむせることがあった。半年前には、肺炎で入院したこともある。昨日から元気がなく、食欲もなくて普段の半分も食べられない。呼吸数は1 分間に24 回、体温は37.4 ℃だった。 Bさんに起こっていることとして、最も可能性の高いものを1つ選びなさい。
誤嚥性肺炎
8
老年期の変形性膝関節症に関する次の記述のうち、 最も適切なものを1つ選びなさい。
女性のほうが男性より罹患率が高い
9
高齢者の薬物代謝に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
複数の薬剤間の相互作用が起こりやすい。
10
乳幼児期の言語発達に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 歳半ごろに語彙爆発が起きる。
11
高齢者の脱水に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
体内水分量は若年者よりも少ない。
12
老化に伴う身体の変化に関する次の記述のうち,適切なものを1つ選びなさい。
貧血になりやすい。
13
肝疾患に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
C型肝炎は、進行すると、肝硬変、肝がんへと病態が変化していくことが多い。
14
年齢規定に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
道路交通法では、運転免許証の更新を受けようとする75 歳以上の者に、認知機能検査を義務づけている。
15
生理的欲求に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
ホメオスタシス(homeostasis)の働きによって制御される。
16
老化に伴う感覚や知覚の変化に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
「1時(いちじ)」と「7時(しちじ)」のような似た音を聞き取ることが難しくなる。
17
老化に伴う身体の変化に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
貧血になりやすい。
18
高齢者の年齢に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
介護保険制度で第1号被保険者になる年齢は、65歳以上である。
19
A君は、積み木を飛行機に見立ててB君と遊んでいた。大人 がA君とB君の目の前で、おやつのジュースを一人150 mlず つになるように計った。しかし、同じ大きさのコップがなかった ので、それぞれ形の違うコップに入れて与えた。A君にジュー スを入れたコップを渡したところ、A君は、「B君の方が量が 多い」と言って泣き出した。 ピアジェ(Piaget、 J.)によるA君の認知発達段階として、適切 なものを1つ選びなさい。
前操作期
20
高齢者の便秘に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
大腸がんは、器質性便秘の原因になる。
21
エリクソン(Erikson、 E.)の発達段階説に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい
3 歳頃から6 歳頃までは、自発的行動を通して主体性の感覚を学ぶ段階である。
22
エリクソン(Erikson, E.)の発達段階説において、青年期の発達課題として、正しいものを1つ選びなさい。
同一性の獲得
23
発達理論に関する記述のうち正しいものを一つ選びなさい。
エリクソン(Erikson, E.)は、「発達段階説」を唱えた
24
老化に伴う感覚機能や認知機能の変化に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
大きな声で話しかけられても、かえって聞こえにくいことがある。
25
適応機制の1つである「昇華」に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
直ちに実現できない欲求を、価値ある行為に置き換えようとする。
26
高齢期の喪失体験と悲嘆に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
死別後の悲嘆からの回復には、喪失に対する心理的対処だけでなく生活の立て直しへの対処も必要である。
27
発達の実験のために、図のようなテーブル(テーブル表 面の左半分が 格子柄、右半分が透明な板で床の格子 柄が透けて見える)の左端に、Kさん( 1 歳 1 か月)を座ら せた。テーブルの反対側には母親が立っている。Kさん は、格子柄と 透明な板との境目でいったん動くのをやめ て、怖がった表情で母親の顔を見た。母 親が穏やかに ほほ笑むと、Kさんは母親の方に近づいていった。
社会的参照
28
めまいとその症状に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
良性発作性頭位めまい症では、回転感がある。
29
高齢者の糖尿病に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
若年者に比べて低血糖の自覚症状に乏しい。
30
高齢者の肺炎(pneumonia)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
誤嚥による肺炎(pneumonia)を起こしやすい。
31
マズロー(Maslow、 A.H.)の欲求階層説における最上層の欲求を表現する発言として、適切なものを1つ選びなさい。
「平和な社会をつくりたい」
32
コールバーグ(Kohlberg、 L.)による道徳性判断に関する次の記述のうち、 最も高い発達の段階を示すものとして、適切なものを 1 つ選びなさい。
人間の権利や平等性などの倫理に従って判断する。
33
高齢期の腎・泌尿器系の状態や変化に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
薬物が排出される時間は、長くなる。
34
尿失禁に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
トイレまで我慢できずに尿を漏らすのを、切迫性尿失禁という。
35
次のうち、高齢者の栄養状態を良好に維持するための対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
歯科健康診査を受ける。
36
高齢者に対する次の見方のうち,エイジズム(ageism)に該当するものを1つ選びなさい。
頑固な性格になる。
37
高齢者の転倒に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
服用する薬剤と転倒は、関連がある。
38
加齢に伴う嚥下機能の低下の原因に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
喉頭挙上の不足
39
Aさん(70歳、男性)は、65歳で定年退職した後、学生時代の旧友のほか、地域のボランティアサークルで知り合った新しい仲間と親交を深めてきた。しかし、サークルでトラブルが起きるようになって、1、2年前からはサークルへの参加が徐々に減り、安心できる旧友とばかり頻繁につきあうようになった。Aさん自身はこの生活に満足している。 Aさんの生活への適応状況を説明する理論として、最も適切なものを1つ選びなさい。
社会情動的選択理論
40
Bさん(75 歳、男性)は半年前から尿が出にくくなり、時間がかかるようになった。2日前から風邪気味で、昨夜、飲酒後に市販の風邪薬を服用したところ尿が出なくなった。そのため、今朝になって病院を受診して導尿してもらった。 Bさんの日常生活上の注意点として、適切なものを2つ選びなさい。
下半身の保温を心がける。, 飲酒を控えるようにする。
41
加齢の影響を受けにくい認知機能として、最も適切なものを1つ選びなさい。
意味記憶
42
高齢者の便秘に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
薬剤で便秘が起こりやすい。
43
死別直後の遺族の心理に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
十分に悲しむことが、悲嘆を乗り越えるために有効である。
44
Bさん(82歳、男性)は、大企業の営業部長を務めていたが、退職した後も会社のことをいつも気にしている。足が少し不自由なので長男が同居を勧めているが、世話になりたくないと拒否している。Bさんは、自分の庭で野菜を作っている。地域との交流はほとんどない。 ライチャード(Reichard, S.)の老年期における人格の5類型のうち、Bさんに相当するものとして、正しいものを1つ選びなさい。
装甲(自己防衛)型
45
乳幼児の標準的な心身の発達に関する次の記述のうち、適切なものを2つ選びなさい。
生後 9か月頃、つかまり立ちができるようになる。, 2 歳頃、二語文を話すようになる。
46
Aちゃん(1歳3か月)は、父親に抱かれて散歩中である。前方から父 親の 友人がやってきて、父親がにこやかに友人と話をしていると、A ちゃんは父親にし がみつき、父親の顔と父親の友人の顔を交互に見 ている。 しばらくすると、Aちゃんは緊張が解けた様子で、友人が立ち去るとき には少し笑顔を見せた。 Aちゃんの様子を説明する用語として、最も 適切なものを1つ選びなさい。
社会的参照
47
生理的老化の学説に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
老化プログラム説では、人の細胞分裂の回数があらかじめ決まっていることで老化が生じると考える。
48
Aさん(95 歳、女性、要介護 3 )は、介護老人福祉施設に入所して6か月になる。入所間もない頃は、「買物に行きたい」「友達に会いに行きたい」と、いろいろ介護福祉職に要望したが、それらの要望には応えてもらえなかった。現在Aさんは、認知機能障害はなく、身体的にも大きな変化や異常は認められない。しかし、ほとんどの時間をベッドで過ごしていて、「どこか行きたいところはないですか」と介護福祉職が聞いても、「ない」と答えるだけである。 Aさんの現在の状態を説明するものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
学習性無力感
49
老年期の記憶と注意機能に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
複数のことを同時に行う能力は、加齢によって低下する。
50
Aさん(87歳、女性、要介護3 )は、2週間前に介護老人福祉施設に入所した。Aさんにはパーキンソン病があり、入所後に転倒した ことがあった。介護職員は頻繁に、「危ないから車いすに座っていてくださいね」と 声をかけていた。Aさんは徐々に自分でできることも介護職員に依存し、着替えも手伝ってほしいと訴えるようになった。 Aさんに生じている適応(防衛)機制として、最も適切なものを1つ選びなさい。
退行
51
Aさん(小学 4 年生、男性)は、思いやりがあり友人も多い。図画工作や音楽が得意で落ち着いて熱心に取り組むが、苦手な科目がある。特に国語の授業のノートを見ると、黒板を書き写そうとしているが、文字の大きさもふぞろいで、一部の漢字で左右が入れ替わっているなどの誤りが多く見られ、途中で諦めた様子である。親子関係や家庭生活、身体機能、就学時健康診断などには問題がない。 Aさんに当てはまる状態として、最も適切なものを1つ選びなさい。
学習障害