問題一覧
1
卵巣癌IC2期
腫場が一側または両側の卵巣あるいは卵管に限局するが、自然被膜破綻あるいは被膜表面への浸潤が認められるもの
2
鎖骨上窩リンパ節転移を伴う卵巣癌の病期は?
ⅣB期
3
鼠径リンパ節転移を伴う卵巣癌の病期は?
ⅣB期
4
卵巣癌ⅢA2期
腫瘍が一側または両側の卵巣あるいは卵管に存在し,あるいは原発性腹膜癌で、後腹膜リンパ節転移の有無にかかわらず、骨盤外に顕微鏡的播種を認めるもの
5
卵巣癌ⅢC期
腫瘍が一側または両側の卵巣あるいは卵管に存在し,あるいは原発性腹膜癌で、後腹膜リンパ節転移の有無にかかわらず、最大径2cmをこえる腹腔内播種を認めるもの(実質転移を伴わない肝およびの被膜への進展を含む)
6
卵巣癌ⅢB期
腫瘍が一側または両側の卵巣あるいは卵管に存在し,あるいは原発性腹膜癌で、後腹膜リンパ節転移の有無にかかわらず、最大径2cm以下の腹腔内播種を認めるもの
7
卵巣癌ⅣB期
実質転移ならびに腹腔外臓器(鼠径リンパ節ならびに腹腔外リンパ節を含む)に転移を認めるもの 腸管の貫壁性浸潤や臍転移もⅣB期
8
卵巣癌で、大網から肝や脾への腫瘍が進展している場合の病期は?
ⅢC期
9
卵巣癌で、脾臓転移がある場合の病期は?
ⅣB期
10
卵巣癌ⅣA期
胸水中に悪性細胞を認める
11
卵巣癌で、肺転移がある場合の病期は?
ⅣB期
12
卵巣癌ⅢA1期
腫瘍が一側または両側の卵巣あるいは卵管に存在し,あるいは原発性腹膜癌で、細胞学的あるいは組織学的に確認された後腹膜リンパ節転移陽性のみを認めるもの
13
卵管・卵巣が十分検索されていない、かつ病理学的に子宮内膜漿液性癌の播種を否定できる (SEE-FIM 法ないしそれに準じた卵管の検索がなされていない場合(生検検体、卵管切除後、卵巣切除後を含む),化学療法後で卵管を含めて腫瘍を確認できないあるいは卵管上皮の変性が著しい場合など)
卵管・卵巣
14
卵巣癌のTNM分類でT3は?
腫瘍が一側または両側の卵巣あるいは卵管に存在し、あるいは原発性腹膜癌で、細胞学的あるいは組織学的に確認された骨盤外の腹膜播種 T3a 骨盤外に顕微鏡的播種を認めるもの T3b 最大径2cm以下の腹腔内播種を認めるもの Т3с 最大径2cmをこえる腹腔内播種を認めるもの
15
卵巣癌IIB期
腫瘍が一側または両側の卵巣あるいは卵管に存在し、さらに骨盤内(小骨盤腔)への進展を認めるもの,あるいは原発性腹膜癌で、 子宮・両側付属器以外の骨盤部腹腔内臓器に進展するもの
16
卵巣癌でIIC期は存在するか?
骨盤内(小骨盤腔)へ進展するII期に原発性腹膜癌が含まれたため、削除された。
17
卵巣癌で、骨転移がある場合の病期は?
ⅣB期
18
高異型度漿液性癌で、両側卵管が卵巣腫瘍と分離できる、かつSTIC や卵管粘膜のHGSCあり (SEE-FIM法ないしそれに準じた卵管の検索)の場合、原発巣は?
卵管
19
卵巣癌で、腸管の貫壁性浸潤がある場合の病期は?
ⅣB期
20
卵巣癌IIB期の定義において、骨盤部腹腔内臓器にS状結腸は含まれるか?
S状結腸は骨盤部腹腔内臓器に分類される。
21
卵巣癌では、リンパ節腫大だけでⅢ期と診断してよいか?
リンパ節腫大のみでは転移と判定しない。
22
卵巣癌ⅢA1(i)期
腫瘍が一側または両側の卵巣あるいは卵管に存在し,あるいは原発性腹膜癌で、細胞学的あるいは組織学的に確認された後腹膜リンパ節転移を認めるもので、転移巣最大径10mm以下 (リンパ節全体の径ではなく、リンパ節内の病巣の径であることに注意)
23
卵巣癌で、臍転移がある場合の病期は?
ⅣB期
24
高異型度漿液性癌で、STIC や卵管・卵巣のHGSCのいずれもない場合、原発巣は? (卵管(SEE-FIM法ないしそれに準じて)・卵巣の十分な検索が必要)
腹膜
25
卵巣癌で、肝への実質転移がある場合の病期は?
ⅣB期
26
卵巣癌で、組織学的に証明された腫瘍細胞の露出を伴う強固な癒着がある場合の病期は?
II期
27
卵巣癌Ⅳ期
腹膜播種を除く遠隔転移
28
卵巣癌の領域リンパ節は?
骨盤リンパ節(外腸骨、内腸骨、総腸骨、仙骨、閉鎖、基靭帯、鼠径上)、傍大動脈リンパ節、大網リンパ節などの腹腔内リンパ節
29
高異型度漿液性癌で、両側卵管が卵巣腫瘍と分離できる、かついずれの卵管にもSTIC や卵管粘膜のHGSCがない場合、原発巣は? (SEE-FIM法ないしそれに準じた卵管の検索)
卵巣
30
STICのみが認められる場合の病期は?
卵管癌IA期(STIC:漿液性卵管上皮内癌)
31
高異型度漿液性癌で、卵管の少なくとも一部が卵巣腫瘍と一塊になっている場合、原発巣は?
卵管
32
卵巣未熟奇形腫Grade 2で大網に2cm以下の腹膜神経膠腫症(Grade 0)を認める場合の病期と予後は?
ⅢB期だが、腹膜病変が成熟成分のみ(Grade0)なので予後は良好
33
卵巣癌II期
腫瘍が一側または両側の卵巣あるいは卵管に存在し、さらに骨盤内(小骨盤腔)への進展を認めるもの,あるいは原発性腹膜癌
34
卵巣癌ⅢA1(ii)期
腫瘍が一側または両側の卵巣あるいは卵管に存在し,あるいは原発性腹膜癌で、細胞学的あるいは組織学的に確認された後腹膜リンパ節転移を認めるもので、転移巣最大径10mmをこえるもの (リンパ節全体の径ではなく、リンパ節内の病巣の径であることに注意)
35
卵巣癌IC1期
腫場が一側または両側の卵巣あるいは卵管に限局するが、手術操作による被膜破綻があるもの
36
卵巣癌IB期
腫場が両側の卵巣(被膜破綻がない)あるいは卵管に限局し、被膜表面への浸潤が認められないもの。腹水または洗浄液の細胞診にて悪性細胞の認められないもの
37
卵巣癌IC3期
腫場が一側または両側の卵巣あるいは卵管に限局するが、腹水または腹腔洗浄細胞診に悪性細胞が認められるもの
38
卵巣癌において、腫瘍が両側の卵巣あるいは卵管に限局して存在している場合で、一方の卵巣あるいは卵管が原発で、対側の卵巣あるいは卵管の病巣が播種巣あるいは転移巣と考えられる場合の病期は?
IIA期
39
原発性腹膜癌にはI期が存在するか?
しない
40
卵巣癌IIA期
腫瘍が一側または両側の卵巣あるいは卵管に存在し、さらに骨盤内(小骨盤腔)への進展を認めるもの,あるいは原発性腹膜癌 で、進展・転移が子宮・卵管・卵巣に及ぶもの
41
卵巣癌IA期
腫瘍が一側の卵巣(被膜破綻がない)あるいは卵管に限局し、被膜表面への浸潤が認められないもの。腹水または洗浄液の細胞診にて悪性細胞の認められないもの
42
卵巣癌Ⅲ期
腫瘍が一側または両側の卵巣あるいは卵管に存在し,あるいは原発性腹膜癌で、細胞学的あるいは組織学的に確認された骨盤外の腹膜播種ならびに/あるいは後腹膜リンパ節転移を認めるもの