ADL評価ではとらえられない高次生活機能を評価するため「身体的自立」よりも上位の「手段的自立（1 ADL）」以上の活動能力も測定できる。「手段的自立」「知的能動性」「社会的役割」の3つの下位項目からなり、「はい」か「いいえ」の二者択一で回答、得点範囲は0～13点である。

人間作業モデル（MOHO）を理論的基盤として開発された。1日の作業を30分間隔で記録し、それぞれの作業を「仕事」「日常生活活動」「レクリエーション」「休憩」に当てはめる。さらに作業に対する自己能カや価値、楽しみについて自己評価できる。

高齢者の生活機能を評価し、要介護状態のリスクを予測することを目的に開発された25項目（総合的生活活動、運動機能、栄養状態、口腔機能、閉じこもり、認知機能、うつ）の質問票である。介護認定や介護予防事業のスクリーニングにも利用される。

様々な疾患の健康関連 QOLを測定可能で比較できる。下位尺度は、8領域の健康状態（1）身体機能 （2）日常役割機能（身体）（3）体の痛み（4）全体的健康感（5）活力（6）社会生活機能（7）日常役割機能（精神）（8）心の健康を測定し、質問項目が少ない短縮版がある。

高齢者を対象とした身体的うつ症状を含まない評価尺度である。「はい」または「いいえ」の2件法で回答しやすく、得点が高いほどうつ傾向が高いと判断できる。

）日常生活における応用的活動の実践状況を評価する。15の項目（食事の用意、食事の後片づけ、洗濯、掃除や整頓、力仕事、買物、外出、屋外歩行、趣味、交通機関の利用、旅行、庭仕事、家や車の手入れ、読書、勤労）について、実践の頻度を回答し、得点範囲は0～45点である。

作業機能状態、環境の影響に関する自己認識を評価する。質問の構成は、第1部：毎日の物事、第2部： 環境であり、①作業有能性、②作業同一性を評定し、作業機能の問題を情報収集できる。

質問の構成は、第1部：「学生」「勤労者」「家庭維持者」など10の役割について「過去」「現在」「将来」の状況でチェックし、役割の価値を「非常に価値がある」「少しは価値がある」「全く価値がない」の3件法で知ることができる。

クライエントが対人関係のなかで活動を遂行している場面を観察して評価する。3領域「身体性」「情報の交換」「関係性」の20項目で構成されている。受身的から自発的までの4件法で採点する。

人間作業モデル（MOHO）の意志のサブシステムに基づく 14項目の観点から観察する。受身的から自発的までの4件法で採点する。

カナダ作業送行モデルを理論的基盤とする評価法には、カナダ作業遂行測定COPMがあるが、作業の目的は「セルフケア」「生産活動」「①」の3領域としている。①は何か

カナダ作業遂行モデルを理論的基盤とする評価方法にはカナダ作業遂行測定COPM があるが、作業の目的は「セルフケア」「生産活動」【①】の ３領域としている。 対象者(クライエント)は、 特定した作業の重要性、遂行度、【②】について、１～１０点で自己評価する。 ②は何か。

人間作業モデル(MOHO)にはナラティブ・アプローチの面接で有効な質問紙として【③】がある。この情報をもとに、対象者(クライエント)は【④】を描くと、人生における作業の経験を“見える化”することができる。 ③は何か。

人間作業モデル(MOHO)にはナラティブ・アプローチの面接で有効な質問紙として【③】がある。この情報をもとに、対象者(クライエント)は【④】を描くと、人生における作業の経験を“見える化”することができる。 ④は何か。

生活行為向上マネジメントのインテークでは、 対象者にとって重要な生活行為を聞 き取るが、なかなか思い浮かばない場合には【⑤】を利用して手がかり(ヒント)にすることもできる。⑤は何か。

訪問リハビリテーションでは、 実施前後にバイタルサインを測定して、 体調の変化を診ながら慎重に実施する。 バイタル測定で代表的なものには、 体温、脈拍、【⑥】、呼吸数、動脈血酸素飽和度(SpO₂)などがある。 ⑥は何か。

【⑦】とは、使わない(disuse)、過度な安静、「生活不活発病」などが原因とされ、生活機能が徐々に低下する。全身のあらゆる器官・機能に生じる心身機能低下であり、いったん生じると回復が困難なため予防が重要である。 ⑦は何か。

高齢者の体力測定でよく用いられるものは、 握力測定、開眼片足立ち、 椅子立ち上がりテスト(CS-３０)などがある。他にも【⑧】は、椅子からの立ち上がり・着座の複合動作を含む移動能力を測定する。 ⑧は何か。

フレイルの日本版基準(J-CHS)の評価項目には体重減少、筋力低下、【⑨】、疲労感、身体活動の低下がある。 ⑨は何か。

栄養状態の評価には、【⑩】があり、簡便な質問項目で栄養状態を 12-14 点：栄養状態良好、 8-11 点；低栄養のおそれ、 0-7 点；低栄養に判定することができる。

作業を送行している間に、自分の身体を効果的に用いる能力のこと。頭部、四肢、体幹の運動パターンを生み出して協調させ、作業遂行中にそれを維持する機能を含む。

作業療法の歴史を通して、機械論的パラダイム期に最も明確になったモデルである。日常の作業遂行における機能的運動の基盤となる筋骨格系の能力の問題に着目する。対象は、自由な運動、適切な筋力、持統性に制限のある人に適用される（筋骨格系、未梢神経系、外皮系、心肺系の疾病や外傷、中枢神経系障害による協調運動の関節運動の維持など）。

このモデルの原則は、メンバーは共通目標をもち、ダイナミックな交流を含む、自己管理能力をもつ、指導者から徐々に自立が促される、個人のニーズに取り組むことができる、多様なフィードバックと支援を受けられるシェフの感長と変容を支換できる、といった特徴がある。

このモデルの評価は、面接で傾験することにより、クライアントの不適応な認知を明らかにする。評価の要点は、認知の歪みと先入観念の区別、自動思考を特定する、思考パターンを理解する、苦痛な感情を理解する、ストレス要因を明確にする、などである。介入方法には、「行動活性化」「認知再更生法」などがある。

「老研式」を基盤とし、現代・将来の高齢者における高次生活機能、「一人暮らし高齢者が自立して活動的に暮らすために必要な能力」を測定する。

下位尺度は、4領域の健康状態 （1）身体的領域（2）心理的領域（3）社会的関係（4）環境的領域

ここ2週間の抑うつ感情や気分の20項目、4段階。 ・得点範囲0～80点

5項目「移動」「セルフケア」「普段の活動」「痛み・不快感」「不安・抑うつ」の健康状態。費用対効果QALY：質調整生存年を算出。 5件法：1問題なし、2.少し問題がある、3.中程度の問題がある、 4.かなり問題がある、5.極度の問題がある

〈概要＞活動理論の研究から生まれた。 《尺度》 ①興味関心対無気力 ②決断と不屈さ ③望む目標と目標達成の一致度 ④自己概念 ⑤気分の状態 ＜方法） ・質問に「そう思う」、「そうは思わない」「どちらとも言えない」から選択して回答 ・反転質問により「そう思う」または「そうは思わない」に2点、「どちらとも思わない」に1点 ・得点範囲 0～26点