問題一覧
1
黄色ブドウ球菌の学名と特徴
学名 staphylococcus aureus 特徴 メシチリン耐性菌が院内感染の主な原因。結膜炎、乳房炎、肺炎、髄膜炎、関節炎を起こす。5類
2
肺炎球菌の学名と特徴
学名 streptococcus pneumoniae 特徴 市内肺炎の原因菌。近年、ペニシリン耐性菌が増加。中耳炎、髄膜炎、敗血症を起こす。
3
サルモネラ菌の学名と特徴
Salmonella Typhi 食中毒の原因菌。悪心、嘔吐、腹痛、下痢を起こす。
4
腸球菌の学名と特徴
Enterococcus fatalis 最近バンコマイシン耐性菌が問題。日和見感染、尿路感染、胆嚢炎、心内膜炎を起こす。
5
ジフテリア菌の学名と特徴
Corynebacterium diphtheria 上気道感染症。タンパク質合成を阻害する酵素を産生する。扁桃、咽頭、気道粘膜を侵し、偽膜を形成する。2類
6
破傷風菌の学名と特徴
clostridium tetan 土壌などに生息する芽胞形成菌。神経毒により筋肉に強直性痙攣を引き起こす。致死率が高い。
7
結核菌の学名と特徴
Mycobacterium tuberculosis 三大感染症の一つ。肺の炎症や肉芽、空洞化などが起こり、進行すると髄膜炎や腹膜炎などを起こす。2類
8
病原性大腸菌(O157)の学名と特徴
Escherichia coil O157:H7 毒素原性、腸管出血性がある。腹痛、下痢、血便など。溶血性尿毒症候群を起こす。3類
9
ボツリヌス菌の学名と特徴
Clostridium botulinum 神経毒素により発症する。めまい、呼吸困難、嚥下困難などの症状。4類
10
コレラ菌の学名と特徴
Vibrio cholerae 毒素により激しい水溶性の下痢を起こし、脱水症状になる。3類
11
ペスト菌の学名と特徴
Yersinia pestis 過去数十年間日本での患者はいない。ネズミ、リスなどが保有している。敗血症を起こし致死率は高い。1類
12
梅毒の学名と特徴
Treponema pallidum 性感染症のひとつ。熱に弱いらせん桿菌。リンパ節膨張、発疹、麻疹などを起こす。
13
マイコプラズマ感染症病原体の学名と特徴
Mycoplasma pneumoniae 細胞壁がないためβ-ラクタム系抗生物質は無効である。発熱、咳、頭痛などの症状。
14
クラミジア感染症病原体の学名と特徴
Chlamydia trachomatis 性感染症のひとつ。2週間の潜伏期間の後、尿道炎、排泄痛、排泄困難などを伴う。5類
15
皮膚糸状菌症病原体の学名と特徴
Trichiphynton rubrum 部位により水虫、インキタムシなどとよばれる。
16
カンジダ属菌種の学名と特徴
Candida albicans 菌交代症や日和見感染によって発症。皮膚炎、口内炎、膣炎、腸炎などを引き起こす。
17
マラリア原虫の学名と特徴
Plasmodium falciparum ハマダラカを媒介として感染する。毎年世界で120万人ほどの死者を出している。悪寒、周期的な高熱、頭痛が起きる。4類
18
水痘帯状疱疹ウイルスの学名と特徴
varicella-zoster virus 成人において脊髄後根の神経節に潜伏していたウイルスが回帰発症を起こす。5類
19
ヒト免疫不全ウイルスの学名と特徴
human immunodeficiency virus 輸血、性行為によって感染し、年間280万人が亡くなっており、一つの病原体によるものとしては最大の死者が出ている。免疫力の低下、カリニ肺炎などの日和見感染を合併する。5類
20
麻疹ウイルスの学名と特徴
measles virus はしかの病原体。発熱、カタル症状を起こす。5類
21
風疹ウイルスの学名と特徴
rubella virus 妊婦が発症すると新生児の難聴、心疾患のリスクとなる。5類
22
感染症予防法において1類に分類されている感染症の病原微生物はどれか。
エボラウイルス
23
細胞内寄生菌はどれか。
結核菌
24
抗生物質の経口投与により起こる代表的な菌交代症の起因菌はどれか。
ディフィシル菌
25
インターフェロンが治療目的で使用されている疾患の病原体はどれか。
ウイルス
26
消化性潰瘍でみられる臨床症状のうち正しいのはどれか。二つ選べ。
空腹時心窩部痛, タール便(黒色便)
27
非ステロイド性抗炎症薬による潰瘍形成機序として誤っているのはどれか。
ウレアーゼによるアンモニア産生
28
H.pyloriに対する初回除菌療法に用いる薬剤を三つ選びなさい。
オメプラゾール, クラリスロマイシン, アモキシリン
29
機能性ディスペプシアに用いる治療薬について正しい組み合わせはどれか。
トリメプチン…オピアト作動薬
30
B型肝炎に関する記述で正しいのはどれか。
健常成人は急性感染後に免疫によりウイルスを排除し、ほとんど慢性化しない。
31
B型肝炎に対する治療薬のうち、誤っているものを一つ選べ。
エルビデグラビル
32
H.pylori 初回除菌療法が原因である副作用のうち誤っているのはどれか。一つ選べ。
胃癌
33
消化性潰瘍が原因と考えられる検査所見のうち誤っているのはどれか。一つ選べ。
白血球数13000/m㎥
34
非ステロイド性抗炎症薬による消化性潰瘍の予防に用いるべき薬はどれか。
ラベプラゾール, ミソプロストール
35
C型肝炎の治療について、誤っているのはどれか。
肝硬変例では直接作用型抗ウイルス薬(DAA)の効果はない。, DAAを中止すると再活性化化するため、生涯内服が必要である。
36
C型肝炎に関する記述で、誤っているのはどれか。一つ選べ。
ウイルスDNAポリメラーゼの増加はウイルス量と相関する。
37
肝硬変に関する記述のうち正しいのはどれか。一つ選べ。
女性化乳房、クモ状血管腫などを認めることがある。
38
肝性脳症を伴う肝硬変の検査初見として適当でないのはどれか。一つ選べ。
アンモニア<20μmol/L
39
肝性脳症で見られる所見のうち、誤っているのはどれか。一つ選べ。
丸薬丸め振戦
40
肝硬変の治療薬と目的の組み合わせのうち、誤っているのはどれか。一つ選べ。
ウルソデオキシコール酸…胆石の合併抑制
41
胆道感染症に関する記述のうち、正しいのはどれか。一つ選べ。
起因菌は大腸菌であることが多い。
42
膵炎に関する記述のうち、正しいのはどれか。一つ選べ。
急性膵炎では膵臓の壊死により、DICを併発しうる。
43
急性膵炎の治療に関して、誤っているのはどれか。一つ選べ。
血管透過性が亢進しているため、1日輸血量は2ℓ以下とする。
44
クローン病に関する記述のうち、誤っているのはどれか。一つ選べ。
腸管の連続性病変が特徴である。
45
小腸病変のあるクローン病の検査、治療について誤っているのはどれか。一つ選べ。
全例でサラゾスルファピリジンを投与。
46
潰瘍性大腸炎に関する記述のうち、正しいのはどれか。一つ選び。
粘血便、腹痛、発熱、体重減少を認める。
47
重症潰瘍性大腸炎の治療について正しいのはどれか。二つ選べ。
大出血、腸管穿孔例では外科的治療を要する。, 維持治療には5-SA薬が基本薬である。
48
過敏性腸症候群に関する記述のうち、正しいのはどれか。一つ選べ。
週1回以上腹痛を認める。
49
過敏性症候群の治療に関する記述のうち、誤っているのはどれか。二つ選べ。
便秘型にはラモセトロンが有効である。, 下痢型にはルビプロストンを用いる。
50
消化性潰瘍治療薬の副作用に関して誤っている組み合わせはどれか。二つ選べ。
スクラルファート…不随意運動, スルピリド…アルミニウム脳症