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演習問題集 8カウンセリングの諸理論
  • 濵田ゆみ

  • 問題数 65 • 12/27/2023

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    問題一覧

  • 1

    カウンセリングとサイコセラピーは、理論や方法において重なるところが多いが、カウンセリングはヨーロッパにおいて、サイコセラピーは米国において生まれたものである。

  • 2

    1896年から1897年頃、フロイトは催眠浄化療法に限界があることから、催眠を用いることを断念し、通常の意識状態で、過去の記憶を想起させる再帰性法を用いることとした。

  • 3

    ロジャースは当初、非指示的アプローチを提案したが、カウンセラーの指導助言や働きかけによってクライエントの問題解決を阻害することから、来談者中心療法に名称を修正させた。

  • 4

    クライエントの問題やニーズに応じて複数のカウンセリング理論を柔軟かつ選択的に活用する考え方、方法は折衷的カウンセリングと呼ばれる。

  • 5

    精神分析学は、フロイトによって創始された理論と治療技法を指し、局所論、構造論、曝露法的発達論などがある。

  • 6

    フロイトは、人間の心は、意識、前意識、無意識の3つの領域から構成されるという構造論を提唱した。

  • 7

    無意識領域は、欲動の充足と発散をはかる心的活動の働く場所であり、本人が認めがたいものは、意識から締め出して、無意識に閉じこめられる場所である。

  • 8

    精神分析の構造論によれば、夢は無意識に閉じ込めてある禁断の欲求や願望が、当人には気づかれず、願望を充足するために現れるものだとされる。

  • 9

    フロイトが提唱した構造論とは、人間の心は、エス、自我、超自我の3層構造モデルからなっているという説である。

  • 10

    超自我とは、内的な欲求と禁止の力関係を調整して現実世界への適応を図る部分である。

  • 11

    防衛機制とは、自分の現実感覚を正確に保つ働きや、自分の内面を安定させるために働く機能であり、超自我の働きである。

  • 12

    女の子に接近したい男子が、その気持ちを自分で認めたくないため、女の子と仲良くしている男子を非難したりはやし立てたりするのは合理化である。

  • 13

    自分が欲求不満を感じているなど、自分にとってマイナスの事態に対して、何かと理屈をつけてその不満を感じなくしようとする防衛機制は知性化という。

  • 14

    リビドー(性的エネルギー)の満足とは、身体が心地よいとか、満足を得たいという快の感情のことである。

  • 15

    フロイトは、精神発達の過程は、口唇期、肛門期、男根期、発情期、性器期の段階における部分的な満足から、最終的には成人としての異性に統合されるとした。

  • 16

    カウンセラーがクライエントに対して恋愛感情を持つことを転移という。

  • 17

    自我の防衛機制を明確にして、自我心理学の基礎を築いたのは、エリクソンである。

  • 18

    ユングは無意識を「個人的無意識」と「文化的無意識」に分けて考えた。

  • 19

    ウィニコットは、自然で十分な育児を行う「ほどよい」母親を理想とした。

  • 20

    行動療法では、心の問題を不適応な行動の学習あるいは適応的な行動の未学習であると考える。

  • 21

    行動療法は、実験的に明らかにされた行動の原理に基づき、不適応的な行動を減らしたり、適応的な行動を増やしたりする技法の総称である。行動療法が基づく行動の原理のひとつに、パブロフによるオペラント条件付けがある。

  • 22

    学習者がモデルの行動やその結果の観察により学習者の行動に変化が生じる現象をモデリングという。

  • 23

    認知行動療法の代表的な技法として、セルフモニタリング、行動活性化療法、エクスポージャー法などがある。

  • 24

    アサーショントレーニングは、自己の意見や感情を社会的に認められる形で表出するために必要な発声方法を訓練する方法である。

  • 25

    認知再構成法とは、非機能的な認知に焦点をあて、より機能的な認知へと置き換えていくことを目指す方法である。

  • 26

    認知的アプローチの特徴は、心の問題は、きっかけとなる出来事ではなく、その出来事の捉え方、つまり認知によって生じるという考え方である。

  • 27

    ベックの認知理論では、より表層に現れる「自動思考」より深層にある「スキーマ」スキーマから自動思考を生じさせる「推論の誤り」の3つのレベルを想定している。

  • 28

    第三世代の認知行動療法に位置づけされるマインドフルネスとは「いまここの自らの体験に、判断をしないで、意図的に気づきを向けること」である

  • 29

    人間性心理学とは、人間の統合性や創造性、自己実現といった高次の機能や否定的な性格を修正する心理学の潮流を指す。

  • 30

    来談者中心療法は、マズローによって創始されたカウンセリングの理論と方法である。

  • 31

    ロジャーズは、生命体は自らをよりよく実現していこうとする潜在的な力を持ち、適切な環境下では、生命体はこの傾向に従って成長していくという人間観を示した。

  • 32

    ロジャーズが1951年に発表した自己理論と呼ばれる人格理論は、自己構造(自己概念)と体験の一致・不一致による理論である。

  • 33

    ロジャーズの自己理論によれば、生命体が感覚的・知覚的かつ内臓的・直感的な体験に気づくことを否認すると、体験が象徴化されず心理的不適応が生じるとされる。

  • 34

    ロジャーズの「人格変化の必要十分条件」において、セラピストの中核条件とされているのは、自己一致、条件付き肯定的配慮、共感的理解の三条件である

  • 35

    体験過程の概念を作り出したのはウィニコットである。

  • 36

    ロジャーズは相手とともにいることへの誠実な態度のことをストレートと呼んだ。

  • 37

    ロジャーズに影響を受けた人々に、ヘルピング技法の提案者のカーカフやフォーカシングとして概念化したジェンドリンらがいる。

  • 38

    ロジャーズは晩年、個人カウンセリングだけでなく、社会的活動にも携わるようになりこうした活動は体験的セラピーと呼ぶようになった。

  • 39

    交流分析の理論は、人はだれでも自分で考える能力を持ち、人はだれでも自分の運命を決めることができ、その決定にしばられてしまう、というものである。

  • 40

    交流分析では「自我状態」の概念を用いて人が示すパーソナリティを分析する。この自我状態は「親」「他者」「子ども」の3つに分類される。

  • 41

    デュセイは「描写された自我状態」を図として表示する直感的な方法を考案し、それを「エゴグラム」と呼んだ。

  • 42

    交流分析における「交差するやりとり」とは、相手が期待した自我状態で反応し、自分の当初の自我状態に返ってくるやりとりである。

  • 43

    交流分析におけるストロークは、受け取った人が心地よい体験をするポジティブなものと心の痛みを体験するネガティブなものがある。

  • 44

    交流分析における基本的な人生のポジションには①私はOK、あなたもOK②私はOKであるがあなたはOKではない③私はOKではないが、あなたはOK④私はOKではなく、あなたもOKでない の4つに分類される。

  • 45

    交流分析の治療においては、具体的で達成可能な目標を設定する。そのゴールは「自律性」と「脚本からの解放」である

  • 46

    ブリーフセラピーでは、人間の行動は情報に影響を受けることを「メッセージにより、その受け手の行動は解放される」と表現している。

  • 47

    ブリーフセラピーにおけるリフレーミングとは無意識に与えている意味づけをかえる方法である。

  • 48

    解決志向アプローチ(SFA)におけるコンプリメントとは、主に相手の話に同意や同情をすることである。

  • 49

    解決志向アプローチ(SFA)では、問題が生じていないときや、すでに少しでもうまくいっていることや、解決した状態のイメージを創造し発展させていくことが重要とされている。

  • 50

    モレノによって開発されたサイコドラマはある個人の心理的な苦悩(葛藤)の問題をテーマとした筋書きのあるシナリオ劇である。

  • 51

    ベイシックエンカウンターグループにおけるファシリテーターの役割は、参加者に指示や指導、助言を与えて、参加者の気づきを促進することである。

  • 52

    構造的グループエンカウンターは、一般にインストラクション、エクササイズの実施、シェアリングの3つの手順を踏む。

  • 53

    ゲシュタルト療法は、パールズらによって開発されたもので、「いま、ここで」の身体、思考、現実世界に気づき、本来のまとまりのある人格の統合を図ることを目指している。

  • 54

    ファシリテーターに必要な技能として、メンバーとグループ全体の調和技能、リスニング(傾聴)技能、相互影響過程の促進技能などがある。

  • 55

    家族療法の本質は、何らかの問題行動を当の本人だけの問題とみるのではなく、家族全体あるいは家族システムの問題とみる見方を提示した点にある。

  • 56

    家族療法では、家族システムの維持のために必要とされる人のことをIP(identified patient)という。

  • 57

    家族療法では、家族の問題を「直線的因果論」ではなく、ある現象は何らかの原因であると同時に結果となり問題を維持させているという「円環的因果論」によって考える。

  • 58

    実存的アプローチの考え方は、目の前にいる他者との出会い、それと相即関係にある自己との出会いなどが、それまで自分が持っていた価値観や生き方とはまったく次元の異なる生き方やあり方をもたらすというものである。

  • 59

    ナラティブセラピー(物語論的アプローチ)は、自分の実感をまず疑うところから出発している実存主義の哲学が背景となっている。

  • 60

    ナラティブセラピーは、みずからの物語をより納得のいく、より意味豊かな物語に書き直すための場を提供しようとするものである。

  • 61

    「神経質(森田神経質)」の症状を強める心理的メカニズムである「精神相互作用」とは、ある感覚に注意を集中すれば、その感覚に対して敏感になり主体的なますますその方向に感情を移動させてしまう現象のことである。

  • 62

    森田療法ではさまざまな作業や言葉を用いて、悪循環から外に出るための手助けを試みる。主に使われる表現として「恐怖突入」「不安常駐」「目的本位」

  • 63

    マイクロカウンセリングは、さまざまな学派の面接の中から、そこに潜む技法を抽出し、抽出された技法をプロセスレベルで定義し、マイクロ技法の階層表という形で構造化した。

  • 64

    マイクロカウンセリングにおける「かかわり行動」は、視線の合わせ方、言語表現、身体言語、声の質や話すスピードなどが含まれる。

  • 65

    マイクロカウンセリングを開発したアイヴィは「人々は長所によって成長するのであり、弱点から成長するのではない」と述べ、自己否定感を探求することの重要性を指摘している。