サルモネラ菌は毒素を産生しない。

ボツリヌス菌感染症では呼吸筋麻凍を生じる。

ウイルス性食中毒の大部分はノロウイルスによる。

黄色ブドウ球菌の毒素は熱に弱い。

微生物によって起こる食中毒は細菌性とウイルス性に、ウイルス性食中毒はさらに感染型と毒素型に大別される。

毒素型食中毒は、食物に付着した細菌が増殖する際に産生した毒素によって起こる食中毒で、腸炎ビブリオによるものなどがある

腸チフスはチフス菌による全身性感染症である。

感染性胃腸炎は、多種多様の原因によるものを包含する症候群であり、多くの細菌、ウイルス、寄生虫が本疾患の起因病原体となりうる。

ノロウイルスは、ヒトからヒトへ感染する。

腸管出血性大腸菌（0-157)は熱に弱く、75°C1分以上の加熱で死滅する

ノロウイルスの失活化には、エタノールや逆性石鹸はあまり効果がない

腸炎ビブリオは毒素型の食中毒であり、潜伏期は、おおむね10～20時間である。

ノロウイルスは、手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖して、嘔吐、下痢、腹痛などの急性胃腸炎を起こすもので、夏季に集団食中毒として発生することが多い。

病原性好塩菌ともいわれる腸炎ビブリオによる食中毒は、ネズミなどの糞尿により汚染された食肉、鶏卵等が原因となることが多い

ボツリヌス毒素は最近、筋の異常な緊張で起こる頸性斜類や斜視などに対する治療薬として応用されている。

ノロウイルスは、感染力が非常に強く、10～100個ほどの量で感染が成立する。

毒素性大腸菌感染症の潜伏期は数時間である。

腸チフスワクチン接種を受けられる医療機関は限られており、輸入ワクチンで対応している医療機関でしか接種できない

黄色ブドウ球菌は潜伏期間が短く、食後すぐに発症するのが特徴である。

感染型食中毒は、食物に付着した細菌そのものの感染によって起こる食中毒で、サルモネラ菌によるものなどがある。