問題一覧
1
意識内容に異常を認めるのはどれか。2つ選べ。 1.意識の狭窄 2.幻覚や妄想 3.見当識の障害 4.意識レベルの低下
2, 3
2
意識障害をきたす機序に当てはまらないのはどれか。1つ選べ。 1.低酸素血症 2.脳幹の障害 3.血糖値の低下 4.脳血流量の減少 5.大脳の一部の虚血
5
3
頭蓋内に生理的に存在するもので、その増加(増大)が頭蓋内圧の上昇を引き起こすものに当てはまらないのはどれか。1つ選べ 1.血液 2.腫瘍 3.脳実質 4.脳脊髄液
2
4
頭蓋内に生理的には存在しない新たな占拠性病変が頭蓋内圧亢進の原因となる傷病はどれか。2つ選べ。 1.脳膿瘍 2.脳腫脹 3.脳浮腫 4.脳出血
1, 4
5
血管壁の透過性の亢進で血管外に漏出して脳浮腫をきたす物質はどれか。 1つ選べ。 1.カリウム 2.ナトリウム 3.カルシウム 4.アルブミン 5.グロブリン
4
6
血管拡張による血流増加で頭蓋内圧が上昇する病態はどれか。 2つ選べ。 1.水頭症 2.低酸素血症 3.急性脳腫脹 4.脳静脈洞血栓症
2, 3
7
急性頭蓋内圧亢進の症候はどれか。2つ選べ。 1.痙攣 2.徐脈 3.血圧上昇 4.体温上昇
2, 3
8
テント切痕に生じるヘルニアはどれか。2つ選べ。 1.鉤回ヘルニア 2.大脳鎌ヘルニア 3.中心性ヘルニア 4.小脳扁桃ヘルニア 5.大後頭孔ヘルニア
1, 3
9
小脳出血などのテント下病変によって生じるヘルニアはどれか。2つ選べ。 1.鉤回ヘルニア 2.大脳鎌ヘルニア 3.中心性ヘルニア 4.大後頭孔ヘルニア 5.小脳扁桃ヘルニア
4, 5
10
両側の瞳孔縮小と両側のバビンスキー反射陽性を認める場合に考えられる ヘルニアはどれか。1つ選べ。 1.鉤回ヘルニア 2.大脳鎌ヘルニア 3.中心性ヘルニア 4.大後頭孔ヘルニア 5.小脳扁桃ヘルニア
3
11
意識障害をきたす病態のうち、一次性脳病変はどれか。2つ選べ。 1.髄膜炎 2.低血糖 3.腎不全 4.脳腫瘍 5.低体温
1, 4
12
意識障害をきたす病態のうち、二次性脳病変はどれか2つ選べ。 1.脳塞栓 2.頭部外傷 3.低酸素血症 4.くも膜下出血 5.高ナトリウム血症
3, 5
13
二次性脳病変による意識障害の特徴はどれか。2つ選べ。 1.認知機能障害が強い。 2.瞳孔異常を伴いやすい。 3.振戦など不随意運動が少ない。 4.神経局在徴候を伴いやすい。 5.意識レベルがよく変動する。
1, 5
14
意識障害に随伴するバイタルサインの異常などの観察所見と 病態の組み合わせで正しいのはどれか。2つ選べ。 1.失調性呼吸・・・・・・・延髄の障害 2.クスマウル呼吸・・・・・睡眠薬中毒 3.体温上昇と頻脈・・・・・甲状腺クリーゼ 4.体温低下と徐脈・・・・・・悪性症候群 5.血圧低下と頻脈・・・・・・頭蓋内圧亢進
1, 3
15
意識障害に随伴する一般症候と原因疾患の組み合わせで正しいのはどれか。 2つ選べ。 1.黄疸・・・・・肝不全 2.頭痛・・・・・・低酸素血症 3.呼気臭・・・・・心不全 4.全身浮腫・・・・不整脈 5.チアノーゼ・・・一酸化炭素中毒
1, 2
16
意識障害に随伴する神経所見と原因疾患の組み合わせで正しいのはどれか。2つ選べ。 1.内下方視・・・・・・低血糖 2.共同偏視・・・・・・脳血管障害 3.両側の散瞳・・・・・橋出血 4.両側の縮瞳・・・・・覚醒剤中毒 5.交叉性片麻痺・・・・脳幹の病変
2, 5
17
意識障害と判別を要する病態について正しいのはどれか。2つ選べ。 1.知能障害は覚醒レベルが低い。 2.昏迷は不可解な行動が盛んである。 3.失語症は右片麻痺を伴うことが多い。 4.もうろう状態は意思発動性の障害である。 5.閉じ込め症候群は意思の疎通が可能である。
3, 5
18
意識障害の緊急度・重症度の判断について正しいのはどれか。2つ選べ。 1.脳ヘルニア徴候は緊急度の高さを示す。 2.意識障害のないくも膜下出血は緊急度が低い。 3.一次性脳病変では認知機能障害の程度が重症度と相関する。 4.二次性脳病変では原因病態にかかわらず、いずれ回復する。 5.頭部外傷ではJCS30以上またはGCS合計点8以下が重症である。
1, 5
19
応答のない傷病者の観察で基本となるのはどれか。2つ選べ。 1.運動麻痺 2.知覚障害 3.意識レベル 4.尿失禁の有無
1, 3
20
意識障害の傷病者に対する救急救命士の処置と医療機関選定について、 正しいのはどれか。2つ選べ。 1.嘔吐が予期されるときは、水平仰臥位に固定する。 2.頭蓋内圧亢進が疑われるときは、咳嗽や嘔吐の回避に努める。 3.頭蓋内圧亢進が疑われるときは、枕を用いて頸部を前屈させる。 4.糖尿病治療中の傷病者の血糖値が高いときは、インスリンを注射する。 5.瞳孔不同と片麻痺を認める例は、脳神経外科手術が可能な施設へ搬送する。
2, 5