問題一覧
1
急性期の患者の特徴を表す文章で、正しいものを2つ選びなさい。
身体の恒常性(ホメオスタシス)が崩れやすい, 生命の危機状態になりやすい
2
急性期(救急医療・集中治療も含む)の患者の心理的な特徴を表す文章で、正しいものを2つ選びなさい。
生命の危機に対する激しい不安を生じやすい, 苦痛に対する恐怖を生じやすい
3
侵襲や生体反応について表す文章で、正しいものを全て選びなさい。
侵襲はホメオスタシスが崩れる原因である, 手術も侵襲と考えることができる, 心理的なストレッサーも侵襲である, ホメオスタシスの調整には免疫系・自律神経系・内分泌系の働きが関連している
4
急性期(救急医療・集中治療も含む)の患者の家族の特徴を表す文章で、正しいものを全て選びなさい。
家族は患者に関する情報を知りたいと思っている, 罪悪感や後悔の念を抱きやすい, 情緒的なサポートを必要としている, 安楽・安寧を求めている
5
ストレス・コーピング理論に関する文章で、誤っているものを1つ選びなさい。
ストレッサーとはストレスによって生じた身体反応のことである。
6
侵襲をうけてから24時間以内の生体反応に関連する説明で、下記の選択肢の中から、適切ものを2つ選びなさい。
血圧を上げようとする変化がおこる, 尿量は減少傾向となる
7
侵襲を受けた直後の生体反応に関連して、神経伝達部物質やホルモンに関連する説明で正しいものを2つ選びなさい。
下垂体から抗利尿ホルモン(バソプレシン)が分泌される, 成長ホルモンの影響で血糖は上昇する
8
術後の侵襲と生体反応を示したムーアの分類に関連した説明で、正しいものを2つ選びなさい。
第1相(傷害期)では、体温は上昇傾向となる, 正常な場合、第2相 (転換期) 付近では尿量が増加してくる
9
炎症反応に関連する説明で、正しいものを2つ選択しなさい。
炎症反応が増強するとC反応性たんぱく(CRP)の値が上昇する, 炎症反応に関連して血管内から血管外へ水分の移動がおこる
10
ショックの兆候:5pについて、誤っているものを2つ選択しなさい。
尿量低下, 頻脈
11
ショックの分類の説明で、正しいものを2つ選択しなさい。
血液分布異常性ショックの原因の一つに敗血症がある, 心臓が拡張できない病態は、心外閉塞・拘束性ショックにつながる可能性がある
12
血圧(循環)を調整する因子に関する説明で、正しいものを2つ選択しなさい。
末梢血管抵抗の上昇は、血圧が上昇する作用となる, 心拍出量の増加は、血圧が上昇する作用となる
13
手術に関する説明で誤っているものを1つ選択しなさい。
内視鏡手術とは医師が直接臓器に触れながら切開・縫合をする手術である
14
術前オリエンテーションに関連する看護師の判断や行動で、適切ものを1つ選びなさい。
クリニカルパスを使用することにより、医療(看護も含む)の標準化につながる効果を得られる
15
全身麻酔が目指す状態について、適切ものを1つ選びなさい。
意識が完全に消失するように鎮静する
16
全身麻酔の副作用として、適切ものを1つ選びなさい。
意識レベルが低下する
17
術前の呼吸機能に関して、看護師のアセスメントで適切ものを1つ選びなさい。
喫煙の影響で、術後に分泌物が増加する可能性があると判断した
18
周術期の血糖コントロールに関する看護師のアセスメントで誤っているものを1つ選びなさい。
高血糖だと免疫細胞が活性化する
19
図の手術体位の名称を、下記の選択肢①~④から適切なものを選択しなさい。
腹臥位
20
腹臥位に関連して、術中に皮膚障害が起こりやすい部位はどこか、もっとも適切なものを1つ選択し選択しなさい。
膝部
21
手術室の環境について適切なものを1つ選択しなさい。
一般的に手術室の中から外へむけて気流を生じるように設定されている
22
手術室で働く職種とその説明で正しいものを1つ選択しなさい。
外回り看護の役割には、手術中のガーゼカウントや体位管理が含まれる
23
Mooreの提唱した手術後の回復過程の第1相(異化期)の生体反応はどれか。
血糖値の上昇
24
全身麻酔後の気管チューブ抜管直後に注意するのはどれか。
呼吸抑制
25
手術中に下肢に弾性ストッキングを着用する主な目的はどれか。
深部静脈血栓形成の予防
26
呼吸器合併症予防で適切なのはどれか。
深呼吸を1、2時間ごとに行う
27
手術後に発症する肺血栓塞栓症で正しいのはどれか。
初回の歩行時の発症が多い
28
呼びかけに反応しない意識障害の患者に、痛み刺激を加えたところ、かろうじて開眼した。ジャパン・コーマ・スケール<JCS>による評価はどれか。
Ⅱ-30
29
深部静脈血栓症の症状はどれか。
ホーマンズ徴候
30
開腹術後の患者で機械的腸閉塞を疑うのはどれか。
排ガスの停止
31
術前の検査値で創傷治癒の遅延因子となるのはどれか。
血清アルブミン低値
32
感染徴候のない創部の治癒を促進する要因はどれか。
湿潤
33
術後の疼痛管理として間違っているのはどれか。
術後の回復の程度を把握するために痛みをとりすぎてはいけない
34
Aさんは入院し、手術を受けた。手術室から病室への帰室後1時間、Aさんのバイタルサインは、体温35.9℃、呼吸数16/分、いびき様呼吸、脈拍60/分、血圧145/87mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度<SpO2>96%(鼻腔カニューレ3L/分酸素投与下)。大きな声で呼ぶと開眼し、簡単な指示に従うことができる。尿量は70mL/時、血糖値128mg/dLであった。 看護師が優先して対処すべきAさんの症状・徴候はどれか。
いびき様呼吸
35
腸蠕動を促すために適切なのはどれか。
早期離床
36
術後1日目の手術創の正常な治癒過程として正しいものはどれか。
創部の浮腫が起こる
37
せん妄の特徴について正しいものを1つ選びなさい
一過性で症状が変動しやすい
38
せん妄の原因について誤っているものを1つ選びなさい
準備因子:低酸素血症
39
せん妄に関する説明で謝ったものを1つ選びなさい。
過活動型せん妄とは鬱様症状をしめす
40
せん妄の看護として誤っているものを1つ選びなさい。
可能な限り説得を続ける
41
臥床状態の弊害に関する看護師のアセスメントで誤っているものを1つ選択しなさい。
安静にしているため筋力は低下しにくいと判断した
42
長期臥床していた患者における起立性低血圧に関する看護師のアセスメントで正しいものを1つ選びなさい。
全身麻酔の影響があると起立性低血圧を生じやすい
43
術後の早期離床について誤っているものを1つ選択しなさい。
ベッド上の体位変換は離床には含まれない
44
離床に関する看護師の判断について誤っているものを1つ選びなさい。
臥床状態の方が痰が喀出しやすい
45
術後の回復を促進させるための看護師の関わりで誤っているものを1つ選びなさい。
術後からしっかりと関わっていく