問題一覧
1
IT経営の成熟度は4つの観点でレベル評価する。各評価視点と具体的な評価項目の適切な組み合わせはどれか。
IT経営ガバナンスと内部統制の仕組み
2
IT経営推進プロセスガイドラインにおける、IT経営推進者の役割はどれか
経営者の命を受け、IT経営を推進し、実現させること
3
持続的成長のために変化への気づきができる企業体質の確立には、三つの項目が必要である。一つは、変革への参画意識の形成である。残りの二つを挙げたものはどれか。
経営者の意識改革, 人財育成
4
IT経営認識領域での〈経営者の役割〉だけを全て挙げたものはどれか
業界全体やグローバルな観点から従業員の認識不足を補うこと, 従業員の生の声や現場の情報を積極的に吸い上げること, 変革につなげることができるような環境作りをすること
5
経営戦略プロセスにおける活動はどれか。
外部環境変化に対する経営者と運営体制や社内の経営資源に関する情報を把握する。
6
経営戦略策定において、コアコンピタンスに該当するものはどれか。
顧客から価値を認められ、競争優位を獲得できるような独自の能力
7
業務プロセスにおける基本原則はどれか
各組織での業務改革推進では、全社の変革の目的から外れ個別最適に陥らないようにする。
8
業務改革プロセスで行うことはどれか
IT化による大幅な改善(スピード、対応範囲,仕事の仕方など)を視野に入れ、人間系作業の設計と実施計画を策定する。
9
IT戦略策定の活動において、現行の業務プロセス・IT環境とのギャップ分析の対象となるものはどれか
経営目標を実現する業務プロセス・IT 環境
10
IT化の投資対効果の評価に当たって留意すべきものはどれか
定量効果だけでなく、IT化投資の定性効果も評価する。
11
IT 資源調達ステップにおける“最適IT 資源調達の原則”の観点から留意すべきものはどれか。
自社の既存IT環境とIT 経営の成熟度との整合性などを、総合的に評価する。
12
RFPを発行し、外部のサービス開発・提供者を選定する際に留意すべきものはどれか。
提案内容が理解できないときは、デモや事例紹介を要求し、提案内容を確認する。
13
IT 導入ステップにおける成果物の最終受け入れ検証工程で、本番環境またはそれと同等な環境で実施する総合テストを行う主体はどれか。
業務改革プロジェクトチーム
14
IT導入ステップの “ITサービスレベル測定指標の捕捉タイミングと方法の調整”での活動に関して、適切なものだけを選べ。
情報の捕捉方法は、新業務プロセスの詳細な業務フローを参照して決定する, 日常業務にて、決定した測定指標を捕捉できる仕組みを構築する
15
ITサービス利活用ステップにおいてSLAを使用する目的はどれか
ITサービス品質における目標値を明確にする。
16
ITサービス利活用ステップの説明はどれか
ITサービスの評価と改善を繰り返して、IT戦略の目的・目標達成を目指す
17
プロジェクトマネジメントの基本原則“経営変革プロジェクトにおけるリスク意識の原則”に関する記述はどれか。
成果物に内在するリスクは、一旦事件が起きるとプロジェクト内での対処は不可能であり、対応を誤ると企業の存続まで脅かす場合がある。
18
経営変革プロジェクトの説明として適切なものはどれな
経営戦略を実行し価値実現を達成するまでを対象範囲とし、各組織の目標と経営戦略のKGI、KPIを達成することが目的である。
19
マーケティングやロジスティックスなど、ビジネスの活動を支える新しい業務とその成果の視点からのモニタリング&コントロールが求められるのはどのプロセスか。
業務改革プロセス
20
モニタリング&コントロールにおける“評価客観性の原則”はどれか
評価は、定性的・定量的目標それぞれに対して,第三者の監査を行うなど事実データを収集する。
21
各ステイクホルダがIT 経営の各領域およびプロセスに関与する度合について記述のうち、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
経営者は、IT経営認識領域において、高レベルの関与が必要となる, IT経営支援者は、IT経営実現領域の全てにおいて、高レベルの関与が必要となる
22
業務プロセス改革部門が中心になって、システムの利用部門だけでなく、社外のコンサルタントやサービス開発・提供者にも参加を要請して、全社システム再構築も含めた経営改革に取り組んでいる。留意すべきコミュニケーションの進め方はどれか。
プロジェクトの節目ごとに、改革の目的を関係者で確認しながら進める
23
中堅製造業 A 社は、事業再編も視野に入れた経営改革に取り組んでいる。 営戦略策定に先立って、経営環境情報の収集を進めている。経営資源に関する情報の収集に該当するものはどれか。
従業員が保有するスキル・ノウハウの評価基準を設定して調査する
24
中堅の食品製造販売業 A 社は、近隣のスーパマーケットやコンビニエンスストアとの競争激化によって売上が低下傾向にある。この状況を打開するために、新しい経営戦略を策定することになった。A社のSWOT 分析で、“機会”に該当するものはどれか。
低カロリー食品に対する消費者のニーズが高まっている
25
食品総合商社A社では、“生産者の顔が見える食材の提供を通じ、安全性追求による顧客満足の向上”を経営戦略として、売上高の増大を目指している。購買・営業・物流など各部門では、経営戦略をブレークダウンし、それぞれの取組方針を策定している。物流部門において、業務プロセスの変革の成果を評価するための指標とすべきものはどれか。
原材料生産から消費者に至るまでのトレーサビリティ確立の状況
26
A 社は会計業務の改革プロジェクトを推進中で、目標業務プロセスを確定させる段階である。システム部門は、新会計システムを翌々年度から稼働させる計画で、サービス開発・提供者への提案依頼を準備していたが、法改正により翌々年度から会計制度が大幅に改定されることになり管理面の見直しが必要になった。採るべき対応はどれか。
IT戦略プロジェクトと共に、新業務プロセス全体の再見直しを実施する
27
A社は二つの会社が合併して設立され、組織体制は一本化したが、合併前のそれぞれの基幹システムをそのまま使用している。そのため、顧客情報などの一元的管理ができておらず、決算処理にも時間を要し、翌月下旬にならないと月次決算が確定しない。業務プロセス改革の検討内容をうけて、IT 戦略プロセスにおいて取り組むべきものはどれか。
新たに定義された経理業務のプロセスをもとに、IT領域の課題を把握する
28
中堅のアパレル業 A社は、複数の企業を買収して、取扱いブランドと店舗展開を拡大してきた。情報システムは、買収企業のものを継続的に使用している。 激化する競合ブランドとの市場競争に対応していくためには、商品の統合的な管理が急務である。効果的な商品管理を短期間で実現する方法はどれか。
業界で多く採用されているSaaSを選定し、利用機能や機能連携を検討する
29
中堅の製造業 A 社は、来年を飛躍の年と位置付け、工場の稼働を予定しており、稼働に合わせて、生産管理システムの新規開発を計画している。A社の情報システム部長から、将来的に開発工数の削減を期待できる、先進的な開発ツールの採用を検討するように指示されたプロジェクトの対応はどれか。
既存IT環境とIT 経営の成熟度との整合性、移行性や実現性など効果とリスクを評価して採用可否を判断する。
30
人材派遣業✕社は、多様な働き方に対応し管理精度を向上させるため、要員管理システムの刷新を決定した。数社のサービス開発・提供者から提案を受けたところ、各社ともにパッケージ製品のカスタマイズによる機能実現を提案してきた。各社の提案内容において、製品の機能やカスタマイズ内容には大きな差はなかった。(各社の特徴)を案して、選定すべきサービス開発・提供者はどれか。
人材派遣業に精通した SEによる体制で、X社の業務の理解に積極的である。
31
IT 導入において、既に関係部門間で合意していた新業務プロセスの詳細化を行ったところ、採用した業務パッケージや入力項目数の関係から、ある部門の業務負荷が現状よりも増大することが判明した。該当する部門長から苦情が寄せられたとき、採るべき対応はどれか。
全体最適の観点から、負荷が増大する部門に経営者自らの言葉で理解を求める
32
A 社は、サービス開発・提供者B社に委託しシステムを構築中である。最終受け入れ検証工程である総合テストにおいて,A社の運用要件を満たしていない事象を検出した。原因はA社が採用したC社クラウドの仕様に起因している可能性が高いが、状況を把握していないA社責任者とB社間で責任の押し付け合いとなった。問題を未然に防止するための原則はどれか。
契約履行の原則
33
A 社は、受注管理業務の効率を向上させるワークフローシステムを半年前に導入した。利用部門の一部では、お客様の短納期要求に応えるために、決裁権限者に口頭で承認を受けている。その後。システムで決裁処理をする前に、協力会社に作業を実施させることが常態化していることが判明した。システム処理だと協力会社への発注が間に合わないという理由であった。業務改革プロジェクトチームが実施すべき内容はどれか。
発注処理まで含めた業務プロセス全体を見直し、利用部門が無理なくシステムを利用できるようにする。
34
A社では、経営改革プロジェクトを実施中である。業務改革プロジェクトチームが業務面,IT 部門がシステム面をそれぞれ主管し、全般事項は両部署で協議している。情報システムは、外部のサービス開発・提供者B社のSaasを全面的に利用する予定である。完成後のITサービスの効果を継続的に改善していくために必要な仕組みはどれか。
業務改革プロジェクトチームとIT部門で測定指標を定めてモニタリングを行い。B社へのサービス改善要求に反映させる。
35
A社では、システム企画部を中心にした基幹システム再構築プロジェクトが発足し,要件定義に着手してから3か月が経過した。部門ごとに新システムへの期待が異なり、要件がまとまらず、成果物のまとめ方のレベルもばらばらである。プロジェクトが採るべき対応はどれか。
各部門のキーパーソンをプロジェクトメンバーとし、全体最適の視点から要件を整理する。
36
製造業A社では,基幹業務システムの再構築を決定した。IT戦略プロセスの段階で,基幹業務システム運用のアウトソーシングの具体化が検討されている。 しかし、IT化プロジェクトの主要メンバである情報センタ長B氏が、情報センタの存在意義がなくなるとして、検討の大幅な見直しを求めてきた。IT 経営推進者が実施すべき対応はどれか
プロジェクト成功に向け、組織の利害を越えて協力するようB氏を説得する。
37
中堅の製造業A社では、生産管理システムを再構築し、移行後1年が経過した。フォローアップとして実施したモニタリングの結果に対して、採るべき施策はどれか。 <モニタリングの結果> ①課題であった生産リードタイムの短縮と納期遅れ件数の削減は予定どおり実現されている。 ②システムについてのトラブルやクレームも移行後2か月程度は発生していたが、運用方法を見直した結果,現在は順調に稼働している。 ③移行後のトラブルはすべて解決済みで、特に問題は発生していないが、当時の担当者が異動してしまい。関連資料は所在不明で確認できなかった。
運用面において想定されるリスクを識別し、更なるシステムの安定運用体制の確立と文書管理の改善を図る。
38
部品加工業 A 社は、二期連続した赤字から脱却するために、3年計画の経営再建に取り組み、間もなく 1年が経過しようとしている。数年前に近隣に進出した自動車関連企業が本格操業に入ったことで需要が伸び、計画以上の売上・利益を達成している状況で、経営者が留意すべきことはどれか。
目標と実績の差異分析に基づいて経営再建計画を前倒しし、早めに成長過程のモニタリングに移行する。
39
A社は中長期の視点で業務改善を実施することになった。最初に,部門の課題を漏れなく把握するために、経営企画室が事務局となって各部門にアンケート調査を実施したところ、意見は少なく偏った結果となった。部門合同で実施することになった課題検討会議の効果的な進め方はどれか。
各部門が持ち寄った課題を発表し、体系的に整理しながら、重点課題について合意の形成を図る。
40
医薬品メーカ A 社は、生産管理システムの再構築に取り組んでいる。業務プロセスの理解のために、開発を委託するサービス開発・提供者 B 社が生産現場にヒアリングを行うこととした。医薬の専門用語やA社独自用語などにより、B 社が業務内容を正確に理解できないことが懸念される。効果的なヒアリングを行うためにA社プロジェクトマネージャが採るべき対応はどれか。
業務を理解している A社プロジェクトメンバーを同席させ、B社の理解を支援する。
41
IT経営とは何か
経営とは、経営環境の変化を洞察し、戦略に基づいたITの利活用による経営変革により、企業の健全で持続的な成長を導く経営手法である。
42
IT経営を成功に導くリーダーシップを発揮するのは誰か
経営者
43
IT経営推進者の基本的ミッションは何か
経営者の命を受け、IT経営を推進し、実現させることである
44
「身の丈に合ったIT導入から始める」という基本原則はどれか
IT経営の成熟度の原則
45
経営戦略プロセスにおけるITコーディネーターの役割はどれか
経営者へは問題点・経営課題を自ら気づく形で助言または支援を行い、経営戦略を経営者と共に作り上げていくこと
46
IT導入の結果、業務改革プロジェクトの中で、業務負荷が増大する部門と成果を享受する部門が分かれてしまったとき、どのようにしたらよいか。
経営戦略の全体最適の観点から、経営者を通じステイクホルダーに理解を求める。
47
経営者や上司は、失敗を恐れずにチャレンジしていく組織風土の醸成の理解と支援を行うことが必要だが、その理由として適切なものはどれか。
今までに経験したことのない領域は、既存の経験だけでは補えないことが多いため。
48
IT導入詳細方式を決定するとき、運用形態であるものはどれか。
クラウドコンピューティング
49
以下の文章の(a)(b)に当てはまるもので正しい組み合わせはどれか。 課題解決策をまとめる時は、特に戦略の(a)と(b)の妥当性の観点を重視する。但し、あくまで方針を定めることが目的なので、概要・概算レベルに留める。
(a)ストーリー性、(b)投資対効果
50
RFPは誰が作成するか
導入組織(IT環境を導入する企業・組織)
51
気づき情報を収集する際の注意として正しいものはどれか。
ベストプラクティス情報は有用だがIT経営の成熟度や経営資源が異なると適用できないことがある。
52
IT資源調達計画の作業内容について正しいものはどれか
市場での動向調査やRFIなどを通じて得られる外部情報と、業務プロセス改革部門やITサービス提供部門のヒアリングで得られる内部情報の収集を行う。
53
変革認識プロセスにおける経営者の役割として正しいものはどれか。
従業員の認識不足を補い、従業員に気づきを与える。
54
IT戦略策定の記述について正しいものはどれか
IT戦略では、ビジネスパートナーとの協力関係について評価し、IT戦略企画書を策定する。
55
金融系子会社M社はITインフラを親会社に提供し、ヘルプデスクサービスを提供している。最近、IT化業務の拡大に伴い現場のトラブルが増加の一途にある。エンドユーザーからの課題に対し、原因分析による解決策を提供しているが、この解決策に起因する新たな問題が発生し対処に追われる現状である。 現場対応の何らかの対処が必要となりITCに意見が求められた。ITCの立場として、より適切として勧める対処案は次のどれか。
事象変更による全ての影響要因を把握し対処する変更管理のしくみを整備することが必要である
56
変革認識プロセスの目的として適切なものはどれか。
経営方針を明確にして変革への意識を高める。
57
IT戦略プロセスのIT要因による業務プロセス改革の特定について正しいものはどれか
既存IT環境との整合性や、目標達成時点の企業のIT化の成熟度を考慮する。
58
機械組立メーカーA社は業務改革に基づいたシステムが本番稼動して1年が経過した。稼働初期はシステム運用やシステム機能面で種々の問題が発生したが、現在は落ち着いてきた。この時点で、ITCのあなたがアドバイスするとして、より適切と評価する事項は次のどれか。
ビジネス・業務改革に対する達成度を測定し、その差異を評価し経営戦略目標の達成度を報告する
59
IT経営認識領域における共通の基本原則である経営者のリーダーシップとコミットメントの原則の説明で適切なものはどれか
経営者は、変革の軸となる部分は、自ら考え、自らの言葉で表明していくことが重要である。
60
変革マネジメントプロセス(A2)の進め方の説明について最も適切なものはどれか。
これまでの気づきにとらわれることなく、新しい見方も取り入れていく。
61
経営戦略プロセスで経営リスクを評価する際のポイントはどれか。
経営リスクは、発生しても実現しなければ損失とならない場合がある。
62
変革マネジメントプロセス(A2)の進め方の説明について最も適切なものはどれか。
これまでの気づきにとらわれることなく、新しい見方も取り入れていく。
63
ITサービス利活用でSLA目標に対するモニタリングが行われるが、この目標は何時の時点で設定すべきものであろうか。以下の記述の中で、より適切なものはどれか。
SLAはIT戦略の運用目標を組み込むのであるから、IT戦略プロセスで設定する
64
IT経営認識領域における共通の基本原則はどれか
本質追求の原則
65
経営戦略プロセスで顧客・市場に関する情報を収集する際のポイントを述べているのはどれか。
顧客の現在と将来にわたる要求と期待を確認する。
66
IT導入ステップを実施する上でIT化の対象となる業務プロセス改革部門がプロジェクトへ参画する考え方でより適切な記述はどれか
IT化対象部門は業務プロセスの詳細化、業務マニュアル作成、総合テスト、システム移行業務に関わる作業には役割を決め主体的に参画する
67
IT経営認識領域全体プロセスの説明について最も適切なものはどれか
変革認識プロセス(A1)は、変革のための企業体質の確立、変革への気づき、変革に向けての課題・解決策の可視化、変革に対するコミットメントとなっている。
68
IT戦略目標が達成されない場合,ITサービス利活用によるIT戦略目標達成の原則に基づき,採るべき対応はどれか。
業務改革プロジェクトチームとITサービス提供部門が協力して原因を追究し,ITサービスの内容または業務プロセスの改善・改革を行う。
69
電子メーカー企業A社は経理上の重要な業務である給与業務を中堅のASP企業B社へ委託するが、B社は関係会社C社のインフラ設備を使用している。SLA契約に当たってマイナンバー統制責任の議論となった。いくつかの意見が出されたが、ITCとして、推奨する意見は次のどれか。
A社は、B社とC社ともにSLA契約を交わし、定期的に両社と管理会議を開催し状況を確認する
70
IT経営認識領域全体プロセスの説明について最も適切なものはどれか
経営者の第一の役割は従業員に気づきを与えることであり、第二の役割は、市場および市場に対面している従業員の生の声、現場の情報を積極的に吸い上げることである。
71
IT化プロジェクト完遂の原則について正しく説明しているものはどれか
初期トラブルの対応は,総合テスト段階で,シミュレーションされている。
72
IT資源調達計画では、ITによる業務プロセスの調達要件を明確化し、RFPに盛り込むことになる。ITコーディネータをIT経営支援者に依頼し、IT化プロジェクトを発足した。そこで業務プロセスの調達要件の記述レベルをいかにすべきかの議論になった。以下の記述事項の中で、より適切なものはどれか。
RFPはベンダーに提示するものだが、ユーザーがITを利活用する観点に焦点を当て、情報の流れや成果物要求を記述する
73
IT経営認識領域の概要の説明について最も適切なものはどれか
経営戦略やIT利活用を実現させるには、偏りのない情報収集・共有による方向付けが前提となる。
74
契約履行の原則について述べられているものはどれか。
企業と外部のサービス開発・提供者は両者でモニタリング&コントロールを実施し,お互いの責任範囲の履行を確認する。
75
中堅のアパレル業のA社はインターネット化の時流に沿うべく、ITシステムの再構築を開始することになった。プロジェクトオーナーは専務のK氏であるが、IT音痴に近い。IT経営の推進でプロジェクトマネジャはK氏との対応について悩み、いくつかの案を持って、ITCであるあなたに相談と依頼にやって来た。ITCとして、より適切な対応として推奨する事項は次のどれか。
専務と共に経営戦略プロセスから業務改革・IT戦略プロセスは共同で進め、検討を通して経営におけるITの重要性を認識させる
76
IT経営の重要なフレームワークの説明について、正しいものを選べ。
新規事業を創造するプロセスは、従来のPDCA管理サイクルとは時間軸や価値観が異なるため、戦略経営サイクルとは独立した、イノベーション経営サイクルの下で進められる。
77
IT導入ステップの基本原則で正しいものはどれか
関係者全員の信頼関係を構築し,全員がそのプロジェクト目標を認識し,協働する。
78
ITガバナンスに基づいたITシステムを確立するために必要な考え方として、次の中で最も適切な解説はどれか。
ITガバナンスとは、経営戦略に沿ってITシステムを企画、構築、運用するすべてのプロセスの統治をいう
79
IT経営を成功に導く7つの基本原則について、適切なものを選べ
7つの基本原則とは、IT経営を推進する上で、常に意識し、課題や問題に直面した際、方向性を見失わないための判断の拠り所を示すものである。
80
IT資源調達時における外部のサービス開発・提供者の選定について,評価基準を設定する上で留意する点として正しいものはどれか。
日常業務での調達においても企業の健全性評価などの評価基準が存在するので,IT資源調達においても関連する事項については準拠する。
81
IT経営の実現の観点で業務改革プロジェクトの位置づけとして、適切な記述はどれか。
業務改革プロジェクトは、経営変革プロジェクトで作成される中期経営計画書によって、IT戦略プロジェクトと同時に開始する
82
IT経営の進め方について、最も適切なものを選べ。
変革マネジメントプロセス(A2)では、IT経営実現領域(B)の推進を支援し、実行状況をモニタリング&コントロールする。
83
IT資源調達ステップの原則として正しいものはどれか
既存技術,新技術の寿命・有効性,自社の現状,移行性や実現性,導入効果とリスクなどを総合的に評価する。
84
コアコンピタンスとトータルコンピタンスの原則について述べているとのはどれか
持続的成長を達成するためには、コアコンピタンスを核とした総合的な成熟度の高い企業能力(トータルコンピタンス)にすることが必要である。
85
次のうちIT経営の成熟度を評価する視点の説明として正しいものはどれか。
利用者のIT利活用を向上させるITサービスの整備状況とIT利活用に関する教育研修の整備。
86
IT化プロジェクトで、経営戦略との整合性がとれなかった場合、採るべき対応はどれか。
必要なプロセスまで戻って再検討する
87
SLMの仕組みについて正しいのはどれか
業務プロセス改革の目標を達成するため、あらかじめ定められたSLAに基づき評価を行い、必要に応じて業務プロセスやサービスレベルの改善など対策を行う
88
サービスレベルの評価の際、留意すべき事項はどれか
ITサービス利活用レベルが未達成の場合、原因が正しく導出されていることを確認する。
89
変革認識プロセス、気づき情報の共有の説明として正しいものはどれか。
経営者の思いや気づきは気づいた時点で形式知化する。
90
変革マネジメントプロジェクトの説明として正しいものはどれか。
経営者は実行中の変革構想が環境変化によって修正が必要となる場合は、気づきを変革推進メンバーに共有する。
91
IT実現領域の説明として正しいものはどれか
通常、経営戦略プロセスで「経営戦略企画書」がIT経営変革活動の基本となり、業務改革、IT戦略、IT利活用プロジェクトが並行して推進される。
92
「身の丈に合ったIT導入から始める」という基本原則はどれか。
IT経営の成熟度の原則
93
経営戦略プロセスの原則で示された「内、外部資源の有効活用を図る」ことについて説明したものはどれか。
競争力向上のため内部経営資源の配分について柔軟な見直しが必要となる。
94
IT経営推進者(Tコーディネータ)として企業理念・使命と経営者の思いを確認する際、必要のないものはどれか。
従業員からのヒアリング
95
経営戦略の実行の組織体制の設定で留意するのはどれか
IT領域に関する責任組織、スケジュール、予算の明確化は重要である。
96
プロセスガイドラインでの業務改革プロセスの説明として正しいものはどれか
全く新しい商品やサービスの開発により新規ビジネスの創出するような業務改革を示す。
97
食品卸売業A社では、在庫管理の業務プロセス改革にIT導入に関し、IT化プロジェクトを立ち上げおり、コーディネータがIT化プロジェクトを支援することとなった。プロジェクト会議に出席した際、「社長は営業で忙しいので、資源調達のことは担当者を頼して任せる」とプロジェクトマネージャから告げられた。ITコーディネータとして留意すべき事項はどれか。
IT化プロジェクト」遂行中において、経営者の判断が、フェーズごとに適宜必要となるため、プロジェクトへの関与が必要である。
98
戦略実行計画書に記載する事項として正しい組み合わせはどれか。 a:ITサービス方針 b:IT環境実現方針 c:新業務フロー、情報モデル d:リスク管理方針 e:入出力画面。入出力帳票 f : IT資源調達・導入方針
a.b.d.f
99
IT資源調達において契約交渉を行う場合のポイントは何か
法務部門または外部の専門家に、法的な側面から指導を受ける。
100
評価基準・調達側の見積りを作成する際のポイントは何か
外部情報やRFIから想定される調達コストを試算する