問題一覧
1
ポリペプチド鎖の両端は、( )末端および( )末端と呼ばれて区別される。
アミノ(または N), カルボキシ(または C
2
先天性疾患で正しいのはどれか。
フェニルケトン尿症は遺伝病である。
3
アミノ酸からアミノ基が脱離したときに、α炭素が二重結合で酸素に結合して ケトン基を生じるため、生じた化合物は( )と呼ばれる。
α-ケト酸
4
20種のアミノ酸の中で、( )だけは、鏡像異性体が存在しない。
グリシン
5
正常な胃液のpHはどれか
pH 1~2
6
硫黄を側鎖に含むアミノ酸はメチオニンとシステインである。これらのうち、ジスルフィド結合を形成するのは、チオール基(-SH)を持つ( )である。
システイン
7
タンパク質の中のそれぞれのアミノ酸の部分は、( )と呼ばれる。
アミノ酸残基
8
胃の中では、至適pHがpH1.5~2.0のタンパク質分解酵素( )が働いている。
ペプシン
9
筋肉に存在するミオグロビンは単量体で、低酸素濃度でも酸素への親和性が高いことから酸素の貯蔵に適する。血液中に存在するヘモグロビンは4量体で、1つのサブユニットへの酸素分子の結合が他のサブユニットの酸素親和性を増加させる。これを( )効果という。
アロスティク
10
アミノ酸の基本構造は、中心の炭素に側鎖、水素、( )基、( )基が結合した形である。( )に入る2つを選べ
カルボキシ基, アミノ基
11
タンパク質は腸管腔内でタンパク質消化酵素によりアミノ酸やペプチドに分解され、さらに小腸上皮細胞内でペプチダーゼにより全て( )にまで分解されてから門脈へと入る。
アミノ酸
12
代謝経路に沿って、グルコースの合成に利用できるアミノ酸は、( )アミノ酸、 ケトン体の合成に利用できるアミノ酸は( )アミノ酸と呼ばれる
(糖原性)(ケト原性)
13
胃液にはタンパク質分解酵素ペプシンが、膵液にはタンパク質分解酵素( )、 ( )、 ( )が含まれる。
エラスターゼ, トリプシン, キモトリプシン
14
神経伝達物質でカテコールアミンはどれか
ドパミン
15
タンパク質の一次構造とは、そのタンパク質構成するアミノ酸残基を、( )に向かう順で、左から右へ並べて表記したものである。( )に入るのはどちらか。
アミノ末端からカルボキシ末端
16
アラニンは解糖系の最終産物である( )から合成される。グルタミン酸はクエン酸回路の中間代謝物である( )から合成される。
(ピルビン酸)(α-ケトグルタル酸)
17
タンパク質を構成するアミノ酸残基 はN末端からC末端の方向に並べて 表記され、この順は、タン パク質 の、 ( )構造と呼ば れる。
一次
18
アミノ酸の基本構造は、中心の炭素に側鎖、水素、( )基、( )基が結合した形である
カルボキシ基, アミノ基
19
アミノ酸が小腸上皮細胞で吸収されたあと入る脈管系は、( )。
門脈
20
三次構造をとったタンパク質分子が複数個集合して複合体を形成した構造を、( )構造と呼ぶ
四次
21
グルコース‐アラニン回路では、筋肉のタンパク質が分解されてできたアミノ酸のアミノ基がα‐ケトグルタル酸に転移されて( )が生成し、それが今度は( )にアミノ基を転移してアラニンを生成させる。アラニンは肝臓に移行してピルビン酸になり糖新生の経路によりグルコースになって血中に入り、筋肉に取り込まれる。
(グルタミン酸)(ピルビン酸)
22
生体が使っているアミノ酸は、全て( )型の鏡像異性体である。
L
23
( )、( )、( )は分枝鎖アミノ酸(または分岐鎖アミノ酸)と呼ばれ、筋肉に多く、運動時のエネルギー源としても利用される。
ロイシン, バリン, イソロイシン
24
栄養素と消化酵素の組合せで正しいのはどれか
蛋白質 ― トリプシン
25
アミノ酸の脱炭酸反応を触媒する脱炭酸酵素 (decarboxylase デカルボキシラーゼ)は、 補酵素として( )を必要とする 。
ピリドキサールリン酸(PLP)
26
精神疾患と神経伝達物質の組合せで関係が深いのはどれか
統合失調症 ― ドパミン
27
ポリペプチドのペプチド結合に含まれるC=OのOとN-HのHが( )と呼ばれる結合をすることにより、 ポリペプチドは二次構造をとる。
水素結合
28
以下のうち、酸性アミノ酸はどれか
グルタミン酸
29
肝癌や肝硬変などで肝機能が障害されると、有害な物質である( )が体内で増加し、肝性脳症(意識障害、昏睡状態)の原因となる。
アンモニア
30
肝性脳症の直接的原因はどれか。
アンモニア
31
生理活性をもつ種々のアミン類がアミノ酸から生合成される。以下の( )に入るアミノ酸の組み合わせで正しいもの(正しい順)を選べ。( )からは、カテコールアミンであるドパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンが合成され、( )からはセロトニンが合成される。また、( )からはヒスタミンが合成され、( )からはγ-アミノ酪酸(GABA)が合成される。
チロシン トリプトファン ヒスチジン グルタミン酸
32
酸素が結合しているヘモグロビンの、ヘモグロビン全量に対する割合のことを()と呼ぶ。
酸素飽和度
33
タンパク質の消化は( )で始まり、最終的に分解されてできたアミノ酸は( )で吸収される。
(胃)(小腸)
34
ペプチド結合とは、ひとつのアミノ酸の( )基の-OHと、もう一つのアミノ酸の( )基の-Hとが脱水縮合したものである。
(カルボキシ基)(アミノ基)
35
生体内でタンパク質が分解され、アミノ酸の代謝が進んで生じたアンモニアは肝臓で( )に変換される。( )に入るのはどれか。
尿素
36
タンパク質は、複数のアミノ酸がペプチド結合でつながった( )である。
ポリペプチド
37
蛋白質で正しいのはどれか
アミノ酸で構成される
38
必須アミノ酸は成人の場合はイソロイシン、ロイシン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、トリプトファン、バリン、ヒスチジンの9種類だが、乳幼児の場合はそれに( )が加わる。
アルギニン
39
胃では強酸である塩酸が分泌されており、至適pHがpH1.5~2.0のタンパク質分解酵素( )が働いている。
ペプシン
40
分枝アミノ酸以外のアミノ酸が代謝される主要な臓器は、( )である。 分枝アミノ酸は、筋肉でエネルギー源として使われる。
肝臓
41
ドパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンの3つは、カテコールをもったアミンなので( )と総称される
カテコールアミノ
42
グルコース‐アラニン回路は、筋肉にエネルギー源であるグルコースを補充する意義がある。筋肉のタンパク質が分解されてできたアミノ酸のアミノ基は、α-ケト酸のひとつであるα-ケトグルタル酸に転移されてグルタミンを生じる。グルタミン酸のアミノ基は、筋肉内での解糖系で産生されたα-ケト酸である( )に転移されてアラニンを生ずる。それが血中に出て肝臓に取り込まれ、肝臓内で糖新生の経路をたどってグルコースが合成される。こうしてできたグルコースが再び血中にでて筋肉で取り込まれる。このようにして、筋肉と肝臓の間でグルコース‐アラニン回路が完結する。( )に入るものは何か。
ビルビン酸
43
胃の中では、壁(へき)細胞から、強酸である( )が胃酸として分泌される
塩酸
44
ポリペプチドは水溶液中で折りたたまれて立体的な三次構造構造をとる。その際、チオール基(-SH)をもつアミノ酸( )の残基同士がジスルフィド結合(disulfide bond R-S-S-R’)と呼ばれる共有結合を生成して、三次元構造を安定化させ るものもある。
システイン
45
α-ヘリックスやβ-シートは、タンパク質(ポリペプチド)の何次構造と呼ばれるか。
二次構造