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模試 病理
  • 高橋佳令乃

  • 問題数 57 • 12/3/2024

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    問題一覧

  • 1

    誤嚥で発症するのはどれか.

    肺炎

  • 2

    Aさん(78歳,男性)は,妻(75歳)と2人暮らし.脳梗塞の既往がある.妻から「最近,夫は食事をむせずに食べることができるが,口の中に食べ物が残っていることが多い.夫の食事について助言が欲しい」と訪問看護師に相談があった. 妻への訪問看護師の助言で適切なのはどれか.

    「食事前に舌の動きを促す運動をしましょう」

  • 3

    嚥下障害を評価する改訂水飲みテストで正しいのはどれか.

    嚥下後の呼吸状態を評価する.

  • 4

    Aさん(82歳,男性).妻との2人暮らし.障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)判定基準はランクJ.Aさんは瘙痒感のために皮膚科を受診し,老人性皮膚瘙痒症と診断され,抗ヒスタミン内服薬が処方された.身長165cm,体重55kg.Aさんの趣味は散歩で,毎日1km程度を歩いている. 初診から1か月後,皮膚科の外来でAさんは「薬を飲み始めてから,口の中が渇いて食べにくい」と話した. この状況から,Aさんに障害が起きていると考えられる摂食・嚥下の段階はどれか.

    準備期

  • 5

    Aさん(82歳,男性).妻との2人暮らし.障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)判定基準はランクJ.Aさんは瘙痒感のために皮膚科を受診し,老人性皮膚瘙痒症と診断され,抗ヒスタミン内服薬が処方された.身長165cm,体重55kg.Aさんの趣味は散歩で,毎日1km程度を歩いている. Aさんは「食べにくくてあまり食事が摂れていない.階段の昇り降りをしたり,10分以上歩いたりすると疲れてしまい,あまり外に出なくなった」と言う.体重は1か月間で2kg減少していた.他に自覚症状はなく,血液検査の結果は,血清蛋白の低下の他に異常はなかった. このときのAさんに出現している現象として最も考えられるのはどれか.

    筋肉量の減少

  • 6

    空腹時の腹痛を特徴とする疾患はどれか.

    十二指腸潰瘍

  • 7

    内臓の痛みを引き起こすのはどれか.2つ選べ.

    虚血, 平滑筋の過度の収縮

  • 8

    大腸の狭窄による便秘はどれか.

    器質性便秘

  • 9

    弛緩性便秘を予防するための指導で適切なのはどれか.

    適度な運動

  • 10

    Aさん(85歳,女性)は,要支援1で介護予防通所リハビリテーションを月2回利用している.Aさんから「最近排便が3~4日に1回しかなくて,お腹が張って困っている」と通所施設の看護師に相談があった. 看護師が行うAさんへの便秘に対する助言で適切なのはどれか.

    毎日,朝食後に便座に座る.

  • 11

    便秘を訴えている患者の打診のアセスメント項目で適切なのはどれか.

    鼓腸

  • 12

    下痢によって生じやすい電解質異常はどれか.

    低カリウム血症

  • 13

    急性胃腸炎で38℃の発熱と頻回の水様性下痢がみられる患者への対応で適切なのはどれか.

    発汗状態を観察する.

  • 14

    Aさん(90歳,女性)は,認知症で要介護3.デイサービスの送迎の際に,同居している娘から「食事は家族と同じものを食べていたのですが,昨日から下痢が続いています.発熱はなく,元気はあります」と看護師に話があった.デイサービスでは午前中に不消化便が1回あり,おむつ交換の際に,肛門周囲の発赤がみられた. Aさんへの対応で適切なのはどれか.

    経口補水液の摂取を促す.

  • 15

    下血がみられる疾患はどれか.

    大腸癌

  • 16

    鮮紅色の下血が見られた時の出血部位で正しいのはどれか.

    直腸

  • 17

    便の性状と原因の組合せで正しいのはどれか.

    タール便──上部消化管出血

  • 18

    頻回の嘔吐で起こりやすいのはどれか.

    脱水

  • 19

    Aさん(80歳,男性)は,空腹時の胃の痛みが2週間続くため受診し,1週後に胃内視鏡検査を受けることになった. 検査を受けるAさんへの看護で適切なのはどれか.

    検査前に前立腺肥大症の既往の有無を確認する.

  • 20

    進行胃癌に対する幽門側胃亜全摘術後3日のドレーンの排液の性状はどれか.

    淡血性

  • 21

    皮膚の写真を次に示す. 矢印で示すのはどれか.

    人工肛門

  • 22

    S状結腸に造設されたストーマから通常排泄される便はどれか.

    固形便

  • 23

    生後1か月の男児.Hirschsprung〈ヒルシュスプルング〉病と診断され,生後6日,回腸部にストーマ造設術を行った.術後の経過は良好であり,退院に向けてストーマケアに関する指導を行うことになった. 母親に対する指導として適切なのはどれか.

    「ストーマ装具は便を捨てる部分が体の外側に向くように貼ってください」

  • 24

    Aさん(60歳,男性,会社員)は息子2人が独立して遠方で暮らしており,2年前に妻と死別して以来,1人暮らし.直腸癌と診断され,腹会陰式直腸切断術,人工肛門造設術を行うと外来で説明を受けた.Aさんは看護師に対して「人工肛門を作ると聞いています.便が出てくる場所がどこなのかよくわからなくてイメージできない」と話した. 人体の前面と背面を図に示す. Aさんの人工肛門が造設される位置はどれか

    3

  • 25

    Aさん(60歳,男性,会社員)は息子2人が独立して遠方で暮らしており,2年前に妻と死別して以来,1人暮らし.直腸癌と診断され,腹会陰式直腸切断術,人工肛門造設術を行うと外来で説明を受けた.Aさんは看護師に対して「人工肛門を作ると聞いています.便が出てくる場所がどこなのかよくわからなくてイメージできない」と話した. Aさんの手術は予定通り終了した. 術後1日,会陰部から挿入されたドレーンからは,淡血性の排液が10mL/時で流出していた.バイタルサインが安定していることを確認した後,Fowler〈ファウラー〉位にして15分が経過したところで,Aさんからナースコールがあった.看護師が訪室すると「おしりが濡れているような気がする」と言う.確認すると,会陰部のガーゼに淡血性の浸出液を認めた. Aさんへの対応で最も優先度が高いのはどれか.

    ドレーンの屈曲を確認する.

  • 26

    Aさん(60歳,男性,会社員)は息子2人が独立して遠方で暮らしており,2年前に妻と死別して以来,1人暮らし.直腸癌と診断され,腹会陰式直腸切断術,人工肛門造設術を行うと外来で説明を受けた.Aさんは看護師に対して「人工肛門を作ると聞いています.便が出てくる場所がどこなのかよくわからなくてイメージできない」と話した. 術後10日,Aさんは退院日が決まり,「落ち着いたら仕事に復帰します.1人暮らしなので,自分で人工肛門を管理しないといけないですね」と述べた. Aさんの退院に際し,人工肛門の管理に関する看護師の指導で正しいのはどれか.

    「定期的に人工肛門の大きさを確認してください」

  • 27

    Aさん(54歳,男性)は,数か月前から食べ物がつかえる感じがあったがそのままにしていた.1か月前から粥とスープ類しか食べられなくなったため来院した.飲酒は日本酒2合/日,喫煙は30本/日を34年間続けている.上部消化管造影写真を次に示す. Aさんに嚥下困難の他に認められる症状で可能性が高いのはどれか.2つ選べ.

    嗄声, 体重減少

  • 28

    食道癌で正しいのはどれか.2つ選べ.

    飲酒は危険因子である., 胸部中部食道に好発する.

  • 29

    器質的変化で嚥下障害が出現する疾患はどれか.器質的変化で嚥下障害が出現する疾患はどれか.

    食道癌

  • 30

    胃食道逆流症について正しいのはどれか.2つ選べ.

    プロトンポンプ阻害薬が第一選択の治療法である., Barrett〈バレット〉上皮は腺癌の発生リスクが高い.

  • 31

    待機的に行う食道静脈瘤硬化療法について正しいのはどれか.

    治療後に胸部痛が出現する可能性がある.

  • 32

    Aさん(57歳,男性,無職)は妻(55歳,会社員)と2人で暮らしている.Aさんは,飲酒が原因で仕事での遅刻や無断欠勤が続いたため1年前に職場を解雇された.その後も朝から自宅で飲酒する生活が続き,体調が悪化したため受診し,アルコール性肝硬変とアルコール依存症と診断された.医師から断酒を指導されていたが実行できず通院していなかった. Aさんは最近,倦怠感が強く食欲がなく,1週前から飲酒もできなくなった.妻に付き添われて受診した際,外来のトイレで吐血し倒れ食道静脈瘤破裂と診断され入院した. 身体所見:呼びかけに応じるが反応が遅い.腹水や浮腫はない.手指の振戦はない.体温37.0℃,呼吸数22/分,脈拍98/分,整,血圧92/50mmHg,経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉98%(room air). 入院時,Aさんへの看護師の対応で適切なのはどれか.

    身体を側臥位にする.

  • 33

    Aさん(57歳,男性,無職)は妻(55歳,会社員)と2人で暮らしている.Aさんは,飲酒が原因で仕事での遅刻や無断欠勤が続いたため1年前に職場を解雇された.その後も朝から自宅で飲酒する生活が続き,体調が悪化したため受診し,アルコール性肝硬変とアルコール依存症と診断された.医師から断酒を指導されていたが実行できず通院していなかった. Aさんは最近,倦怠感が強く食欲がなく,1週前から飲酒もできなくなった.妻に付き添われて受診した際,外来のトイレで吐血し倒れ食道静脈瘤破裂と診断され入院した. 身体所見:呼びかけに応じるが反応が遅い.腹水や浮腫はない.手指の振戦はない.体温37.0℃,呼吸数22/分,脈拍98/分,整,血圧92/50mmHg,経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉98%(room air). 入院当日,Aさんは緊急に内視鏡的治療を受けた.入院7日,Aさんは食道静脈瘤の治療のため,食道静脈瘤硬化療法を受けることになった.治療前のバイタルサインは,体温36.7℃,呼吸数16/分,脈拍72/分,整,血圧126/70mmHgである.検査所見は,血小板15万/μL,プロトロンビン時間〈PT〉10秒85%である.入院後は吐血していない. Aさんが食道静脈瘤硬化療法を受けた直後に注意すべき症状はどれか.

    胸部痛

  • 34

    Aさん(57歳,男性,無職)は妻(55歳,会社員)と2人で暮らしている.Aさんは,飲酒が原因で仕事での遅刻や無断欠勤が続いたため1年前に職場を解雇された.その後も朝から自宅で飲酒する生活が続き,体調が悪化したため受診し,アルコール性肝硬変とアルコール依存症と診断された.医師から断酒を指導されていたが実行できず通院していなかった. Aさんは最近,倦怠感が強く食欲がなく,1週前から飲酒もできなくなった.妻に付き添われて受診した際,外来のトイレで吐血し倒れ食道静脈瘤破裂と診断され入院した. 身体所見:呼びかけに応じるが反応が遅い.腹水や浮腫はない.手指の振戦はない.体温37.0℃,呼吸数22/分,脈拍98/分,整,血圧92/50mmHg,経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉98%(room air). Aさんは食道静脈瘤硬化療法を終えて,アルコール依存症の治療を受けるために精神科病院に転院した. 転院して2か月,病棟ではAさんの退院に向けた話し合いが進められている.Aさんは「退院した後にお酒をやめられるか自信がない.体力が落ちており,何もしていないとお酒を飲んでしまいそうです」と悩みを打ち明けた. Aさんへの看護師の声かけで適切なのはどれか.

    「アルコールの問題で悩んでいる人たちとの話し合いに参加してみましょう」

  • 35

    胃潰瘍の患者にみられる少量の吐血の特徴はどれか.

    コーヒー残渣様

  • 36

    Aさん(50歳,男性)は,上腹部痛が突然出現したため,冷や汗をかき腹部を押さえながら家族と来院した.Aさんは十二指腸潰瘍の既往がある. このときに観察する徴候として最も適切なのはどれか.

    Blumberg〈ブルンベルグ〉徴候

  • 37

    胃がんのVirchow〈ウィルヒョウ〉転移が生じる部位はどれか.

    左鎖骨上窩

  • 38

    胃切除術後のダンピング症候群を予防するための食事指導で適切なのはどれか.

    1回の摂取量を少なくする.

  • 39

    胃癌の胃切除術後5年ほどで欠乏し貧血を起こさせるのはどれか.

    ビタミンB12

  • 40

    Aさん(55歳,男性).胃癌のため胃全摘出術を受けた.術中の出血量は300mLで,輸血は行われなかった.既往歴に特記すべきことはない.入院時身長166cm,体重78kg.手術後1日,硬膜外持続鎮痛法が行われているが,Aさんは創部痛が強いため呼吸が浅く,離床はできていない.このときのバイタルサインは,体温37.1℃,呼吸数22/分,脈拍120/分,血圧162/90mmHg,経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉93%(鼻カニューラ2L/分 酸素投与下).Hb 13.8g/dL.尿量60mL/時.意識清明,心音および呼吸音に異常なし.頸静脈怒張なし.下肢に浮腫なし.創部に熱感や発赤を認めない.腹腔ドレーンからは少量の淡血性排液があるが,膿性ではなく,異臭もない. このときのAさんのアセスメントで適切なのはどれか.

    疼痛のため血圧が高い.

  • 41

    Aさん(55歳,男性).胃癌のため胃全摘出術を受けた.術中の出血量は300mLで,輸血は行われなかった.既往歴に特記すべきことはない.入院時身長166cm,体重78kg.手術後1日,硬膜外持続鎮痛法が行われているが,Aさんは創部痛が強いため呼吸が浅く,離床はできていない.このときのバイタルサインは,体温37.1℃,呼吸数22/分,脈拍120/分,血圧162/90mmHg,経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉93%(鼻カニューラ2L/分 酸素投与下).Hb 13.8g/dL.尿量60mL/時.意識清明,心音および呼吸音に異常なし.頸静脈怒張なし.下肢に浮腫なし.創部に熱感や発赤を認めない.腹腔ドレーンからは少量の淡血性排液があるが,膿性ではなく,異臭もない. 手術後5日からAさんの食事が開始された.Aさんは食事の後に,めまい,顔面紅潮,動悸,下腹部痛を伴う下痢が出現し,冷汗がみられるようになった. 現状で最も考えられるのはどれか.

    ダンピング症候群

  • 42

    Aさん(55歳,男性).胃癌のため胃全摘出術を受けた.術中の出血量は300mLで,輸血は行われなかった.既往歴に特記すべきことはない.入院時身長166cm,体重78kg.手術後1日,硬膜外持続鎮痛法が行われているが,Aさんは創部痛が強いため呼吸が浅く,離床はできていない.このときのバイタルサインは,体温37.1℃,呼吸数22/分,脈拍120/分,血圧162/90mmHg,経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉93%(鼻カニューラ2L/分 酸素投与下).Hb 13.8g/dL.尿量60mL/時.意識清明,心音および呼吸音に異常なし.頸静脈怒張なし.下肢に浮腫なし.創部に熱感や発赤を認めない.腹腔ドレーンからは少量の淡血性排液があるが,膿性ではなく,異臭もない. 手術後14日,Aさんは食後に出現していた症状が落ち着き,退院が決まった. Aさんへの退院指導の内容で適切なのはどれか.

    空腹時はコーヒーなどの刺激物の摂取を避ける.

  • 43

    潰瘍性大腸炎と比べたCrohn〈クローン〉病の特徴について正しいのはどれか.2つ選べ.

    悪性化の頻度は低い., 瘻孔を併発しやすい.

  • 44

    Crohn〈クローン〉病の患者の食事指導で適切なのはどれか.

    「蛋白質の多い食事にしましょう」

  • 45

    潰瘍性大腸炎の特徴で正しいのはどれか.2つ選べ.

    直腸に好発する., 大腸癌の危険因子である.

  • 46

    Aさん(28歳,女性,会社員)は,夫と1歳の娘との3人で暮らしている.25歳のときに潰瘍性大腸炎と診断され,内服治療を続けてきた.Aさんは27歳で出産後,職場に復帰していたが3か月前から排便回数が増え,便に血液が混入するようになった.1週前から下痢が1日8~10回あり,腹痛や発熱もみられ,外来受診したところ,潰瘍性大腸炎の再燃のため入院することになった.身長158.2cm,体重40.2kg.体温38.3℃,脈拍92/分,血圧108/76mmHgであった.血液検査データは,赤血球340万/μL,白血球9,800/μL,Hb 7.8g/dL,アルブミン2.5g/dL,CRP 5.5mg/dL. Aさんの状態のアセスメントで適切なのはどれか.

    浮腫が出現する可能性がある.

  • 47

    Aさん(28歳,女性,会社員)は,夫と1歳の娘との3人で暮らしている.25歳のときに潰瘍性大腸炎と診断され,内服治療を続けてきた.Aさんは27歳で出産後,職場に復帰していたが3か月前から排便回数が増え,便に血液が混入するようになった.1週前から下痢が1日8~10回あり,腹痛や発熱もみられ,外来受診したところ,潰瘍性大腸炎の再燃のため入院することになった.身長158.2cm,体重40.2kg.体温38.3℃,脈拍92/分,血圧108/76mmHgであった.血液検査データは,赤血球340万/μL,白血球9,800/μL,Hb 7.8g/dL,アルブミン2.5g/dL,CRP 5.5mg/dL. 入院後,Aさんは点滴静脈内注射による持続輸液とプレドニゾロン40mg/日の内服とが開始された.入院翌朝,Aさんが「たくさん汗をかいたのでさっぱりしたい」と話したため,看護師は清拭を行うと提案した.体温38.0℃,呼吸数18/分,脈拍82/分,血圧112/72mmHgであった.下痢は0時から6時までで3回あり,倦怠感が強い. 看護師が入浴ではなく清拭を提案した理由で適切なのはどれか.

    急性増悪

  • 48

    Aさん(28歳,女性,会社員)は,夫と1歳の娘との3人で暮らしている.25歳のときに潰瘍性大腸炎と診断され,内服治療を続けてきた.Aさんは27歳で出産後,職場に復帰していたが3か月前から排便回数が増え,便に血液が混入するようになった.1週前から下痢が1日8~10回あり,腹痛や発熱もみられ,外来受診したところ,潰瘍性大腸炎の再燃のため入院することになった.身長158.2cm,体重40.2kg.体温38.3℃,脈拍92/分,血圧108/76mmHgであった.血液検査データは,赤血球340万/μL,白血球9,800/μL,Hb 7.8g/dL,アルブミン2.5g/dL,CRP 5.5mg/dL. 入院後10日,Aさんの状態は改善し,経腸成分栄養剤300mL/日(1kcal/mL)が開始された.Aさんは「入院前も自分なりには気を付けていたつもりだったけど,また悪くならないようにするには退院後はどうしたらいいのかしら」と話した. このときのAさんへの説明で最も適切なのはどれか.

    「悪化のきっかけになるようなことがなかったか一緒に考えてみましょう」

  • 49

    腸閉塞について正しいのはどれか.

    イレウス管を小腸に留置する.

  • 50

    Aさん(80歳,男性)は,20年前に大腸癌でストーマを造設し,現在週1回の訪問看護を利用している.訪問看護師は,訪問時にAさんから「2日前から腹痛がある」と相談を受けた.Aさんのバイタルサインは,体温36.4℃,呼吸数24/分,脈拍84/分,血圧138/60mmHgである. 訪問看護師がAさんの腹痛をアセスメントするための情報で最も優先度が高いのはどれか.

    排便の有無

  • 51

    成人の立位の腹部エックス線写真を次に示す. この所見から最も考えられる疾患はどれか.この所見から最も考えられる疾患はどれか.

    イレウス

  • 52

    Aさん(55歳,男性)は,胃癌に対して胃全摘術を受けている.食事の摂取後に,腹痛と嘔吐があり来院した.腹部膨満があり,腹部エックス線撮影でイレウスと診断されて緊急入院した. 入院後,イレウス管を留置したAさんへの看護で適切なのはどれか.

    間欠的な低圧持続吸引を行う

  • 53

    Aさん(62歳,女性)は,67歳の夫と2人で暮らしている.大腸がん検診で便潜血反応が陽性となり精密検査を勧められて来院した.出産以外で入院の経験はなく,健康には自信があるという.3年前,兄を大腸癌で亡くしている.精密検査を勧められてから口数が減り,食欲も減退している. Aさんは,医師から大腸内視鏡検査について説明を受けた後,署名するようにと同意書を手渡された.看護師から具体的な説明を受けているとき,Aさんは「これは何の書類ですか」と落ち着かない表情で同意書を看護師に見せた. 看護師の最初の対応で最も適切なのはどれか.

    医師の説明内容をどのように理解したか確認する

  • 54

    Aさん(62歳,女性)は,67歳の夫と2人で暮らしている.大腸がん検診で便潜血反応が陽性となり精密検査を勧められて来院した.出産以外で入院の経験はなく,健康には自信があるという.3年前,兄を大腸癌で亡くしている.精密検査を勧められてから口数が減り,食欲も減退している. 大腸内視鏡検査で1cm大のポリープが3個診断され,入院して内視鏡的ポリープ切除術が行われた.Aさんは,病室に戻ってから腹部膨満感と軽度の腹痛とを訴えたが,鎮静薬で傾眠状態である. 予想される状態はどれか.

    鼓腸

  • 55

    Aさん(62歳,女性)は,67歳の夫と2人で暮らしている.大腸がん検診で便潜血反応が陽性となり精密検査を勧められて来院した.出産以外で入院の経験はなく,健康には自信があるという.3年前,兄を大腸癌で亡くしている.精密検査を勧められてから口数が減り,食欲も減退している. 術後1日,全粥を摂取しても腹痛や下血はなかったため,翌日に退院する予定となった. 退院してから1週間の生活についての指導で適切なのはどれか.

    「長時間の入浴はしないでください」

  • 56

    腹部前面を図に示す. McBurney〈マックバーニー〉圧痛点はどれか.

    3

  • 57

    成人の鼠径ヘルニアで正しいのはどれか.

    内鼠径ヘルニアと外鼠径ヘルニアに分けられる.