問題一覧
1
植物繊維の主成分はセルロースであるが、繊維の性質と深くかかわる成分として〇〇が挙げられる。
リグニン
2
ワタの繊維は種子の表皮細胞が伸長して形成され表面繊維に分類される。一方、 亜麻やジュートなどの繊維は〇〇の繊維に由来することから靭皮繊維と呼ばれる。
靭皮
3
いわゆる「ワタ」はワタ属の複数の種をふくむが、今日の世界の栽培面積の90% 以上は〇〇が占めている。
リクチメン
4
綿毛は種子表皮細胞が伸長したもので、1本の繊維は1個の〇〇細胞に由来している。
表皮
5
収穫した状態のワタを綿絮と呼び、綿絮から蒴の殻や種子を取り除いたものを〇〇という。また、取り出した種子を棉実と呼び油を採取する。
繰綿
6
綿の品質評価基準のうち特に重要な繊維長は短・中・中長・長・超長の5分類であ り、一般的なリクチメンは〇〇に分類される。
中長もしくは長繊維
7
綿の繊維のセルロース含量は94%程度で、〇〇が柔ら かく肌触りがよいのが特徴である。
リグニンはほぼ含まない
8
日本工業規格で繊維の名称として「麻」と表記できるのは〇〇と苧麻である。
亜麻
9
いわゆる麻のなかまを含む靭皮繊維で世界で最も多く生産されているのはジュートで〇〇とバングラディシュが主な産地である。
インド
10
アマは欧州などで古くから利用されてきたが、繊維のリグニン含量が〇〇。
リグニン含量が低く衣服にむいている
11
チョマの繊維は英名で〇〇よばれ、〇〇を中心に古くから利用された。
Linen 欧州
12
〇〇は葉の繊維をロープやカーペットなどに利用し、湿潤な気候を好むことか らフィリピンやインドネシアが主な産地である。
アバカ
13
アバカはバナナと同属のバショウ科の植物で、〇〇の繊維はマニラ麻とも呼ばれ ロープなどに利用される。
葉鞘
14
イグサは茎を畳おもてに利用するが、茎の髄に空隙が多いことから弾力性や保温 性に優れ、熊本県を中心とする国内生産で国内消費の〇〇程度を占める。
20%
15
ヨウ素価は油脂を構成する脂肪酸の不飽和度の指標であり、ヨウ素価が低い (100未満)の油脂は不飽和度が〇〇に分類される
低い不乾性油
16
世界の植物油生産は過去20年で倍増しており、その内訳では特に大豆油と〇〇が多くを占める
パーム油
17
ナタネにはアブラナ (Brassica campestris) とセイヨウアブラナ (B. napus)があり、〇〇が主に栽培されている
世界的に後者
18
在来品種から採るナタネ油は〇〇を多く含み、その心臓への有害性が問題 となり、現在栽培されるナタネが〇〇含量が低い品種がほとんどである。
エルシン酸
19
在来のナタネ品種は種子に甲状腺肥大を生き起こす〇〇を含み、搾りかすを飼料にできないが、現在は低〇〇品種が多く使われている。
グルコシノレート
20
ゴマは種皮の色により、白ゴマ、黄(金)ゴマ、黒ゴマなどに分かれるが、搾油用には〇〇が多く用いられている
含油率が高い白ゴマや黄(金)ゴマ
21
ゴマ油は〇〇されるために保存性が良好であり、その原因としてはやビタ ミンEなどの〇〇効果が関係している
酸化されにくい 抗酸化
22
アブラヤシは主に熱帯地域で栽培され酸性土壌にも適応し〇〇
耐塩性は弱い
23
アブラヤシの果実はリパーゼ活性を有するので果実が傷つくと〇〇が増え やすいため収穫後は速やかに加熱して酵素を失活させる
遊離脂肪酸
24
アブラヤシは中果皮(果肉)と内果皮の中の核(胚乳)の両方から油が採れ〇〇あたりの油収量は油糧作物で最大である
単位面積
25
アブラヤシの栽培は20世紀に入ってアフリカで盛んになったため、今日の主要な 生産国は〇〇である
インドネシア、マレーシアなど
26
ココヤシの胚乳から得られるヤシ油は〇〇を多く含む点でパーム核油と類似している
ラウリン酸
27
ヒマワリやベニバナの在来品油の種子から得られる油はともに〇〇を多く 含むことが特徴である。
リノール酸
28
〇〇はヒマの種子から得られる油で-OH基を有する特殊な脂肪酸を含むた め工業原料として重要である
ひまし油
29
今日、ショ糖は主にサトウキビやテンサイから採取〇〇
されていない。
30
異性化糖は〇〇を酵素的に分解して製造され、飲料や加工食品に幅広く使われ ている。
デンプン
31
甘味度は糖の種類によって異なるが、同じ分子種ならば異性体に〇〇
より異なる
32
世界のショ糖生産の約70%がサトウキビによるもので、この傾向は〇〇である。
国内ではテンサイが80%程度
33
砂糖は製糖工程の違いにより含蜜糖と分蜜糖に大別され、和三盆糖はわが国の 代表的な〇〇である
含蜜糖
34
サトウキビは〇〇であり、節間(茎)に多量のショ糖を蓄積する。栽培品種の多 くは種間雑種で不稔のため、栽培は種茎の新植や株出しによって行われている。
C4植物
35
製糖工程で得られる糖蜜は茎の搾りかす(バガス)とともに主に〇〇
発酵原料やバイオエタノールとして利用されている
36
テンサイと飼料用ビート、カエンサイ(ビーツ)、〇〇はいずれも同一亜種 (Beta vulgaris ssp. vulgaris)の異なる品種群に属している。
フウダンソウ
37
テンサイは冷涼な気候を好み日本では北海道のみで栽培され、〇〇
連作すると収量が低下するため輪作が必要
38
テンサイは〇〇であり、北海道では春に播種してその年は越冬し、翌年の 秋に収穫する。
一年生作物
39
在来のテンサイは多胚性種子であり、間引きに多大な労力を要したので近年は〇〇
単胚性の品種が急速に普及している
40
テンサイは育種により急速に糖度が上がり、また、不純物のため含蜜糖を利用できなかったが〇〇
製糖技術を改良することで解決されている
41
ヤシ類から得られるヤシ糖の生産には〇〇など複数の種が利用されている。
ココヤシ、サトウヤシ
42
スイートソルガムはモロコシ (Sorghum bicolor)の〇〇であり、気候適応性が大きいことから一部の地域でサトウキビとともにショ糖生産に利用されている。
一品種
43
コンニャクはサトイモ科の多年生〇〇葉植物で、通常は葉を1シーズンに〇〇しか展開しない。
単子 1枚
44
栽培農家におけるコンニャクの増殖は〇〇で行うことが一般的である。
生子
45
コンニャクの塊茎には多量の〇〇が蓄積し、これをゲル化したものが「こん にゃく」である。
グルコマンナン
46
「こんにゃく」は製造方法により「生芋こんにゃく」と「〇〇」に大別され、 今日は後者が一般的である。
精粉こんにゃく
47
群馬県は〇〇から日本のコンニャク生産の90%以上を占める特産地として知られている。
平成10年頃
48
近年のコンニャク育種では機械化適性を高める点で〇〇生子を生じる品種が重 視される傾向にある。
球状
49
コンニャクは病害に弱いため耐病性品種の育成が大きな課題となってきたが、〇〇
耐病性品種の開発は未だ十分ではない
50
デンプンはアミロースとアミロペクチンからなり、通常、アミロースが〇〇、アミロペクチンが〇〇程度で構成される。
10-30% 70-90%
51
貯蔵デンプンはデンプン粒として存在し、〇〇などは1つのアミロプラ ストに1つのデンプン粒のみ形成される単粒である。
イネ
52
デンプンを水に懸濁して加熱するとデンプン粒が膨潤して急粘度が高まるが、加 熱を続けるとやがてデンプン粒が崩壊して粘度が低下する。この過程を〇〇という。
糊化
53
現在、世界のデンプン生産で最も多く使われる原料は〇〇で、続いてキャッ サバやコムギが多く使われている。
トウモロコシ
54
キャッサバはアフリカや東南アジアで栽培され、塊根に多量に蓄積されるデンプンを利用するが、青酸配糖体を〇〇
含まないため食用に利用
55
ジャガイモのデンプン(ばれいしょでん粉)は糊化温度が〇〇、最高粘度が〇〇が完全糊化したときの粘度は大きく〇〇する
低く 高い 低下
56
トウモロコシやコムギのデンプンは糊液の粘度が比較的〇〇ことが特徴 である
安定している
57
チャには中国変種とアッサム変種の2変種があり、日本で栽培されているのはアッサム変種よりも葉が〇〇、耐寒性が強い中国変種が中心である。
小さく
58
世界最大の茶生産国は〇〇で、一方、国内最大の茶生産県は静岡県であ るが、遠からず鹿児島県が追い抜くものとみられている。
長らくインド
59
日本茶(緑茶)では主に〇〇の一種であるテアニンやグルタミン酸によって与えられる甘味やうま味が重視される。
アミノ酸
60
日本茶の製造ではポリフェノールオキシダーゼによる発酵を〇〇するため、摘採 後すぐに茶葉を加熱するが、紅茶の製造ではこの工程がない。
防止
61
日本茶の製造のために最も品質が優れているのは、〇〇
一番茶
62
日本茶の茶園では施肥の過剰による土壌〇〇による水質汚染が 大きな問題となった時期がある
酸性化や硝酸イオン
63
被覆栽培による遮光でテアニンの分解を防ぐように栽培される茶葉はカテキン含量も少なくなり、〇〇などの原料となる
玉露や碾茶
64
世界で栽培されるコーヒーは主に〇〇からなり、前者が世界生産の70%以上を占める
アラビカとロブスタの2種
65
ロブスタ種は、アラビカ種に比べて耐病性や気候適応性に〇〇
優れ粗放な栽培が可能である
66
コーヒーの栽培は緯度南北25°のコーヒーベルト、カカオの栽培は〇〇のカカ オベルトと呼ばれる地域で主に行われている。
同20°
67
栽培されるカカオにはクリオロ種、フォラステロ種、トリニタリオ種の〇〇があり、 〇〇が生産量の大半を占める。
3つの品種群 耐病性で多収のフォラステロ種
68
発酵を終えたカカオ豆(ココア豆)の種皮や胚を取り除いて粗びきしたものを〇〇とよび、そこから得られる脂肪分は〇〇とよばれる。
カカオニブ カカオバター
69
タバコ栽培では主幹頂端の開花が始まったころに摘心を行い、〇〇
その後腋芽の伸長を抑制または除去する
70
ホップの〇〇の苞基部にはルブリン粒と呼ばれる直径0.2-0.4mm程度の小胞 が形成され、その中に含まれる〇〇がビールに特有の香気と苦みを与える
雌性花序 フムロン
71
コショウはベトナム、ブラジル、インドネシアなどで多く栽培され、その〇〇を乾燥させたものが黒コショウで、〇〇が白コショウである
未熟種子 成熟果の果皮を除いて乾燥させたもの
72
ワサビは日本原産のアブラナ科植物で、「水わさび」と「畑わさび」〇〇
が存在する
73
ワサビの辛味主成分である〇〇はすりおろして細胞が壊れることにより前駆物質が酵素に触れて生成される
アリルイソチオシアネート
74
バニラは〇〇のラン科のつる性植物で、豆莢状の果実を発酵させると特有 の香気成分である〇〇を生じる
メキシコ~中米原産 バニリン
75
天然ゴムは現在そのほとんどがパラゴムから採取されているが、20世紀後半以降 は合成ゴムが普及し、〇〇
今日でも世界のゴム生産の40%以上を占める
76
パラゴムはトウダイグサ科の落葉高木で、幹を傷つけると得られる乳液に〇〇凝固・乾燥したものが生ゴムである
何も加えず
77
アイはタデ科の草本で、染料成分の〇〇は不溶性なのでそのままでは染 色に適さず、還元して水溶性のロイコインディゴとして繊維に染着させる
インディゴ
78
緑肥の効果のうち土壌の団粒化促進は土壌の〇〇改善の一例である
物理性
79
VA菌根菌と共生する緑肥作物は土壌中のVA菌根菌密度を高めるため、後作の〇〇吸収を促進する
リン酸
80
エンバクやスーダングラスなどにみられる有害線虫抑止効果は、それら緑肥作物 の〇〇線虫密度を低下させるためと考えられている
根に侵入した線虫が産卵できず
81
緑肥作物の鋤き込み後の微生物による分解は、一般に作物体のC/N比が〇〇 マメ科作物がイネ科作物よりも早い
小さい
82
緑肥用の「エンバク」は、実際は食用作物のエンバク (Avena 〇〇)とは別種の セイヨウチャヒキ (A 〇〇)が使われることが多い
sativa strigosa
83
緑肥用の「モロコシ」は〇〇栽培され、一般的な緑肥のほか ドリフトガードとしての利用にも適する
冷涼な北海道の一部を除く全国で
84
水田裏作の緑肥として利用されるレンゲソウは、C/N比が小さく分解が早いので、〇〇
土壌の還元化の進行を防ぐため1-2週間は乾田にしてから湛水する
85
近年の世界のバイオエタノール生産は酵母による発酵を利用する方法から、〇〇
ほぼすべて発酵を利用して生産している
86
世界のバイオエタノールの生産量は1位の米国と2位のブラジルとで85%弱を占 めており、〇〇を主な原料として生産している
米国はトウモロコシ、ブラジルはサトウキビ
87
トウモロコシなどを原料とするデンプン系バイオエタノールは、〇〇
原料の食糧との競合が問題である
88
バイオディーゼルは生物由来の油脂を主にエステル交換反応によって〇〇とグリセロールとに変換して作られる
脂肪酸メチルエステル
89
バイオディーゼルの生産はEUや米国が最も盛んで、EUでは〇〇が、米国で は〇〇が主な原料である
ナタネ油 大豆油
90
食糧との競合がないバイオディーゼルの原料として注目される〇〇は油収量が高く、その油には毒性があって食用にはならない
ナンヨウアブラギリ
91
エリアンサスやジャイアントミスカンサスはバイオマス固体燃料用として、〇〇
実証試験段階であり普及している地域はない