問題一覧
1
成人の市中肺炎の起炎菌で最も多いのはどれか。 (1)綠膿菌 (2) 肺炎球菌 (3)レンサ球菌 (4)インフルエンザ桿菌
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2.図の体位ドレナージを行なう肺葉はどれか。 (1)右上葉 (2)右下葉 (3)左上葉 (4)左下葉
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3
次の表は、肺がんを組織学的に分類した特徴を示している。1~4に該当するものを下記のa~dから選びなさい。
b, a, d, c
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4.肺塞栓症について、誤っているものはどれか。 (1) 塞栓には血栓、腫瘍組織、空気、脂肪滴などがある。 (2) 手術後血栓症から急激な体動などによって、肺塞栓症をおこすことがある。 (3) 肺塞栓は動脈塞栓である。 (4) 突発性呼吸困難症で、胸痛とともに血換やショック状態が存在するときは肺塞栓症が考えられる
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5
5.呼吸器疾患の症状に対する看護について、正しいものの組み合わせはどれか。 (a) 喀血の場合は、患側を上にした側位をとらせる。 (b)痰略出困難時は、水分摂取を制限する。 (c) 咳嗽出現時は、部屋の温度や湿度を適度に調節する。 (d)胸痛時は、痛みの出現状況や性質、部位などを観察する。 (1)(a)と(b) (2)(a)と(d) (3)(b)と(c) (4) (c)と(d)
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6
6.開胸手術後の胸腔ドレナージの管理で、誤っているものはどれか。 (1)水封室には滅菌精製水を入れる。 (2)吸引圧は20cmH20以上とする。 (3) 水封室水面の呼吸性移動があることを確認する。 (4)ドレーンバッグはチューブ挿入部より低い位置とする。
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7
7.10歳の男児。5歳から気管支喘息のため抗アレルギー薬の服薬と吸入ステロイド剤を使用していた。また発作のために年に数回の入院治療をしていた。喘鳴と咳嗽、呼吸困難があり、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)は93%である。看護で適切なものはどれか。 (1) 呼気性呼吸困難を観察する。 (2) 胸式呼吸を促す。 (3)酸素吸入は、SpO2が85%未満になってから開始する。 (4)副交感神経興奮作用を持つ薬物を吸入する。
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8
8.慢性閉塞性肺疾患(COPD)について、誤っているものはどれか。 (1)発病すると、非可逆的である。 (2) 閉基性換気障害がみられる。 (3)インフルエンザの予防接種は禁忌である。 (4)特徴的な症状に湿性咳嗽がある。
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9
9.抗結核薬の長期間服用による副作用について、正しい組み合わせはどれか。
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10
10.気胸について正しいのはどれか。 (1) 自然胸気は、男性に比べて女性に多く発症する。 (2)自然気胸は、胸部の外傷が原因で起こる。 (3)肺の表面の一部に穴が空き、空気が腹腔内へ漏れ出すことをいう。 (4) 胸腔ドレナージを行い、肺の膨張を促す。
4
11
11.間質性肺疾患について、誤っているものはどれか。 (1)間質性肺炎は、主に肺胞隔壁を中心に炎症性病変を起こす。 (2)特発性間質性肺炎へのステロイド薬の投与は無効である。 (3) 特発性肺線維症では、断統性ラ音(捻髪音またはベルクロ・ラ音)が聴取される。 (4)石綿肺は、肺がんの発生率がたかい。
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12
12.過換気症候群の症状と病態の組み合わせで正しいのはどれか。
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次のうち、誤っているものはどれか。 1. 肺炎のなかで、市中肺炎は肺炎球菌が多く、院内肺炎にはゲラム陽性菌が70%程度と多い。 2.慢性閉塞性肺疾患とは、慢性の気道閉塞性換気障害を特徴とすると疾患で、肺気腫、慢性気管支炎、気管支喘息を含む。 3. 肺炎の急性期の看護では、安楽な体位を工夫し、室温湿度を適切に保ち、タッピングをして排痰の援助を行う事である。 4. 無呼吸と口と鼻の両方で通過する気流が10秒以上停止した状態を言う
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14
気管支喘息患者の看護について、誤っているものはどれか。 1.気道の閉塞と炎症から起こる疾患であり、患者数は減少傾向にある。 2. アレルゲンとなる物質を避けるために、掃除をこまめに行うよう指導する。 3. 喘息発作を起こさないよう吸入ステロイド薬は、継続するよう指導する 4. 発作時は、ネブライザーや水分補給により、排痰援助を行う。
1
15
気管支喘息について、誤っているものはどれか。 ⑴ピークフローメーターで自己管理をおこなう。 (2)気道の過敏性が低下している。 ⑶ 発作性の呼吸困難は、夜間から早朝に多い。 ⑷ 主な治療は、ステロイド剤の吸入である。
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16
咳嗽や喀痰のある患者の看護ついて、正しいものの組み合わせはどれか。 (a)痰の略出を容易にするため、室内の湿度を極力低く保つ。 (b)うがいは、咳嗽の誘因になるので控える。 (c)咳嗽時は、患者の好む安楽な体位に整え、そばに付き添って不安の緩和に努める。 (d)痰の略出を促す方法の一つにタッピングがある。
⑷
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肺気腫患者について、正しいものを1つ選びなさい。 ⑴中年以降の女性に多く、労作時息切れが特徴である。 ⑵太りすぎは肺に負担がかかるので、 標準体重を超えないように栄養指導する ⑶ 慢性の患者には大きな胸式呼吸や口すぽめ呼吸を行わせる。 ⑷ 慢性的に呼吸不全にある患者は入院治療が原則である。
2
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慢性閉塞性肺疾患(COPD)について、誤っているものはどれか。 ⑴早期に診断し、適切な治療を行えば治癒する。 ⑵高齢になるほど増加する。 ⑶慢性気管支炎、肺気腫または両者の併発による。 ⑷喫煙、大気汚染が危険因子になる。
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19
慢性閉塞性肺疾患の生命予後を改善するのはどれか。 ⑴体位ドレナージ ⑵在宅酸素療法 ⑶去痰薬 ⑷抗菌薬の予防投与
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抗結核薬の長期間服用による副作用について、正しい組み合わせはどれか。 ⑴INH(イソニコチン酸ヒドラジド) ➖高尿酸血症 ⑵SM(硫酸ストレプトマイシン) ➖第8脳神経障害 ⑶RFP(リファンピシン) ➖視神経炎 ⑷PZA(ピラジナミド) ➖ 聴力障害
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結核について、誤っているものはどれか。 ⑴ 患者が度、会話をしたときに飛散する飛沫の中に含まれる結核菌を吸入して起こる空気感染である。 ⑵ガフキー号数は数字が小さいほど、結核菌数が多く感染の危険性が高い。 ⑶わが国の結核罹患率は先進諸国の2~4倍高く、半数以上が60歳以上の高齢者である。 ⑷患者と接触する医療従事者は、定期的に健康診断を受け、健康管理に注意が必要である。
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22
結核菌について正しいものはどれか。 ⑴ 抗酸性菌である。 ⑵荒川培地で培養する。 ⑶血液を介して感染する。 ⑷ペニシリンで予防する。
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間質性肺炎について、誤っているものはどれか。 ⑴40~60歳代の男性に好発する ⑵慢性化し、急性増悪により入退院を繰り返す。 ⑶パルス療法を施行するが、副作用の少ないネテロイドパルス療法が行なわれる。 ⑷息切れをしない程度に生活動作を調整する。
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24
睡眠時無呼吸症候群について正しいものはどれか。 ⑴やせている人に多い。 ⑵睡眠中に5秒以上の無呼吸を認める。 ⑶日中の傾眠傾向がある ⑷吸入ステロイド薬が有効である。
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肺塞栓症について、誤っているものはどれか。 ⑴塞栓には血栓、腫瘍組織、空気、脂肪滴などがある。 ⑵手術後血栓症から急激な体動などによって、肺塞栓症をおこすことがある。 ⑶肺塞栓は動脈塞栓である ⑷突発性呼吸困難症で、胸痛とともに血疫やショック状態が存在するときは肺塞栓症が考えられる。
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肺がんについて、正しいものの組み合わせはどれか。 (a)悪性腫瘍のなかの肺がんは、現在我が国において患者数が男女とも減少傾向である。 (b)がんの臨床病期は、ボールマン(Borimann)分類により分類される。 (c) 腺がんは血行性、リンパ行性に転移しやすい。 (d)ターミナル期には症状コントロールを十分に行う (1) (a)と(b) (2)(b)と(c) (3)(c)と(d) (4) (a)と(d)
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呼吸理学療法(肺理学療法)について誤っているものはどれか。 ⑴口すぼめ呼吸は、口をすぼめてゆっくり息を吐き気時間を延長する方法である。 ⑵腹式呼吸は、吸気時に腹部を膨張させ呼気時に腹部を下げる方法である。 ⑶体位ドレナージは、痰が貯留している患部を上にして肺の末梢から気道へ痰を移動させる方法である。 ⑷咳嗽は苦痛を伴うだけで有効な排疫法ではない。
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