問題一覧
1
第二類感染症は?
麻疹、咽頭結膜熱
2
第三種感染症で場合によっては出席停止になるのは?
手足口病、ヘルパンギーナ
3
風疹の出席停止期間は?
解熱後3日を経過するまで出席停止
4
咽頭結膜熱の出席停止期間は?
主な病状が消えてから2日が経過するまで出席停止
5
風疹の特徴は?
飛沫感染する 発疹は頭頸部から始まり、全身に拡がる
6
流行性耳下腺炎(ムンプス)の特徴は?
不顕性感染が多い
7
ムンプスの診断方法は?
髄膜脳炎、 精巣炎、精巣上体炎(思春期以後)
8
ムンプスの予防法は?
飛沫防止策
9
手足口病のウイルスは?
コクサッキーA16 エンカテロウイルス71
10
手足口病の診断法は?
髄膜脳炎
11
手足口病の予防策は?
接触(飛沫)予防策
12
ヘルパンギーナの起因病原体は?
コックサッキーウイルス エコーウイルス
13
咽頭結膜熱(プール熱)の感染経路は?
プール、くしゃみ 感染者が使っていた食器、タオルを共有 →口、鼻、のど、目の結膜から体内に入 り、感染
14
伝染性紅斑(りんご病)のウイルスは?
パルボウイルスB19
15
伝染性紅斑(こうはん)の診断は?
貧血 溶血性貧血患者では、骨髄無形成性グリーゼ
16
ヘルペスウイルス属の感染状況は?
急性感染症の後に潜在感染し、生涯感染が持続する
17
単純ヘルペスウイルスの治療は?
アシクロビル
18
単純ヘルペスウイルスの予防法は?
新生児は、HSV(新生児、性器ヘルペス)感染患者から逆隔離が必要 性器ヘルペスの妊婦は帝王切開が望ましい
19
単純ヘルペス脳炎の治療は?
アシクロビルの投与
20
水痘の診断方は?
Ramsay-Hunt(ラムゼイ・ハント)症候群
21
水痘の治療法は?
アシクロビル、バラシクロビン(アシクロビルのプロドラッグ)
22
水痘の予防策は?
空気、接触予防策
23
水痘の合併症は?
TORCH症候群 帯状疱疹(たいじょうほうしん)
24
帯状疱疹発症機序は?
ウイルスの再活性化
25
帯状疱疹の症状は?
神経痛のような激痛 播種性病変(はしゅせい)
26
EBウイルス臨床像は?
伝染性単核血球症を発症
27
サイトメガロウイルスの臨床像は?
胎児に先天性巨細胞封入大症が発症
28
サイトメガロウイルスの診断は?
CMVアンチゲネミア:白血球中のCMV抗原 を調べる
29
深在性カンジダ症の発症危険因子は?
中心静脈カテーテル留置 抗菌薬治療歴
30
侵略性肺アスペルギルス症、接合菌感染症の発症形式
血管浸潤
31
肺クリプトコックス症の診断
髄膜炎の有無の確認(無症状でも髄液検査が必要)
32
ニューモシスチス(カリニ)肺炎を疑うときは?
ST予防投与のない免疫抑制患者 急性〜亜急性の呼吸困難、低酸素症
33
ニューモシスチスの診断上の注意
胸部Xpでの見逃し →びまん性すりガラス陰影に変える β-Dグルカン陽性 CMV感染症、アスペルギルス感染症の合併リスク
34
コリプトコックス感染症、接合菌門の特徴
β-Dグルカン陰性
35
ウイルスとは?
偏性細胞内寄生体である
36
ウイルス感染症の臨床的特徴は? 宿主・症例によって重篤な合併症 持続感染、潜在感染 不死化、無限増殖
肺炎・脳炎 遅発性ウイルス感染症、再活性化 癌化 ほとんどが臨床診断
37
亜急性硬化性全脳炎の原因ウイルスは?
麻疹ウイルス(変異株)
38
ウイルス感染症の検査判断
多くは臨床判断による 抗体検査は免疫の有無の確認に用いられる
39
麻疹の経過
空気感染を起こす カタル期に口腔内にコプリック斑が出現 カタル期後発疹が顔面から出現し、2〜3日で全身に広がる
40
麻疹の予防は?
空気予防策 2回のワクチン接種
41
麻疹の報告患者の推移
2019年に世界中でアウトブレイク発生
42
麻疹の患者の割合
約7割が免疫が不十分な成人
43
近年の麻疹発生状況は?
2016年で関西国際空港や、尾崎市で集団感染(165例) 流行国(インドネシア、タイ)からの持ち込み
44
感染性下痢症の鑑別 小腸
大量の水溶性下痢を生じる
45
感染性下痢症 大腸型
発熱、腹痛(炎症性下痢) 血便、粘液弁、テネスムス(しぶり腹)
46
ノロウイルス 症状
便へのウイルス排出は1週間(から1ヶ月)程度持続
47
ノロウイルスの予防、感染対策
石鹸・流水による手洗い 亜鉛塩素酸での消毒
48
ロタウイルス胃腸 特徴
冬期の小児下痢症
49
ロタウイルス診断
下痢は米のとぎ汁様
50
RSウイルスの症状
乳幼児早期では、肺炎、細気管支炎
51
C型肝炎 治療
ウイルスの完全駆除(治療が期待できるように)
52
黄熱ウイルス 特徴
予防ワクチン(生ワクチン)あり
53
ポリオウイルス(急性灰白髄炎)
4種混合ワクチン導入
54
ジカウイルス 特徴
妊婦が感染すると小頭症の新生児出生の危険性
55
A型肺炎ウイルス 特徴
生牡蠣から経口感染 日本では男性同性愛者間で患者数増加
56
E型肝炎ウイルス
シカ、イノシシなどの生肉接種による散発例
57
アデノウイルス 特徴
プール熱
58
ヒトパピロマウイルス(子宮頸がん、尖圭コンジローマ)特徴
若年者の子宮頸がん増加 ワクチン(不活化ワクチン)あり
59
赤痢アメーバのハイリスクグループ
男性同性愛者
60
赤痢アメーバの臨床症状
いちごゼリー状態粘血便
61
マラリアの概要 運び屋、合併症
ハマバラカ 貧血
62
エキノコックス症 概要 発生場所
北海道(きつね)
63
角形型疥癬 感染経路
短時間の直接接触 寝具、リンネを介した間接接触
64
疥癬治療薬
イベルメクチン イオウ、有機イオウ
65
疥癬 治療判定
検鏡
66
プリオン 疾患
クロイツフェルト・ヤコブ病
67
ブドウ球菌属 特徴
最も病原性が高いのは、黄色ブドウ球菌
68
黄色ブドウ球菌による感染症
血流感染症、皮膚軟部組織感染症、食中毒
69
レンサ球菌の分類 特徴 α溶血 β溶血 γ溶血
α 不完全溶血 β 完全溶血 γ 非溶血で病原性なし
70
肺炎球菌の感染防御
高莢膜抗体(こうこうまくこうたい)
71
淋菌の診断
冷所保管してはいけない
72
髄膜炎菌 病態
飛沫感染する 劇場型では、突然の発症から菌血症、DICを合併し短時間で死に至る
73
ビルリオ属 コレラ菌
米のとぎ汁様の水溶性下痢
74
ビブリオ属 腸炎ビブリオ
海水・海産の魚類に分布
75
偏性嫌気性菌とは
酸素存在かでは発育できない
76
嫌気性菌感染症
ほとんどが内因性感染 宿主/細菌のバランスが破綻したとき、正常な解剖学的構造の破綻や閉塞、膿腫(のうよう)などに感染を起こす
77
嫌気性菌感染症の診断
疑わないと培養でも検出されない(嫌気培養は特殊培養) 膿瘍、閉塞、ガス像をCTなど画像診断が有効
78
嫌気性菌の治療 外科的処置
ドレナージ、デブリドマン
79
Clostridioides difficile 存在
抗菌薬投与後に消化管常在細菌叢の破綻
80
Clostridioides difficile 臨床症状
関連性下痢症 偽膜性腸炎
81
difficile 関連腸炎の診断
抗原検査キット
82
difficile関連腸治療
メトロニダゾール、バンコマイシン(共に内服、経消化管投与)
83
difficile関連腸炎の予防
接触予防策 環境消毒は次亜塩素酸
84
破傷風菌
4種混合ワクチン 5類感染症 全数報告
85
破傷風の、臨床経過
2期 閉口障害 3期 後弓反張
86
Welch菌 病態 皮膚感染
食中毒 軽症〜ガス壊疽(えそ)
87
ガス壊疽 病態
外傷により深部の筋肉に菌が侵入 毒素による全身性中毒症状
88
ボツリヌス菌
缶詰、腸詰などに混入
89
マイクロプラズマ肺炎 拡散増幅法
LAMP法
90
マイクロプラズマ肺炎 治療薬
マクロライド系、テトラサイクリン系、キノロン系
91
スピロヘータとは
螺旋状の形態をしたグラム陰性細菌
92
梅毒の診断
生物学的偽陽性
93
梅毒血清反応の解釈 非特許異的検査(STS)陽性 トレポネーマ(TP)特異的検査 陽性
真の陽性
94
Lyme病 臨床症状
初期:マダニ針咬部を中心に局所性の遊走性紅斑(こうはん) 播種期:多彩な症状
95
回帰熱
発熱と無熱を数回繰り返す
96
Bottles属感染の治療 ドキシサイクリン
テトラサイクリン系、ペニシリン
97
レプトスピラ症
汚染された水や土壌との接触 重症でWeil病
98
つつがむし 主要3徴候
発熱、発疹、刺し口
99
日本紅斑の症状
発疹、発熱、刺し口が主要3徴候
100
クラミジア
別の生物の細胞内でのみ増殖可能 単独では増殖できない 人工的に単独で培養することができない