原核生物には核膜がなく、細胞質内にはリボソームやDNAが存在する

原核生物にはミトコンドリア、ゴルジ体、葉緑体などがある

原核細胞にも真核細胞にも存在するのは細胞膜、細胞質、DNA、リボソームである

真核生物に属するのは皮膚糸状菌、マラリア原虫、黄色ブドウ球菌、インフルエンザウイルスである

細菌はすべて単細胞で、外形は球状、桿状および、らせん状の３つの基本形がみられる

細菌は核酸としてDNAまたはRNAのどちらか一方を有する

細菌の細胞壁の存在意義は細菌細胞の形を一定に保つ役割である

細菌の細胞壁は高等生物にも存在するペプチドグリカンが主成分である。

細菌には細胞壁や細胞膜を欠くものがある

細菌の芽胞は生育環境が悪いと、すべての細菌が形成し、長期間休眠状態の維持ができる

細菌の芽胞は熱や乾燥、消毒薬などに対して強い抵抗性を示す

莢膜は菌体の最外層に形成され、主な成分は多糖体と蛋白質である

莢膜は生体内においてよく認められ、免疫反応を引き起こす抗原性がある

胸膜形成細菌は好中球の貪食作用に無抵抗で、病原性が弱い

線毛は他の細胞への吸着やプラスミドなどの遺伝子の伝達に関与する

鞭毛は運動器管で、細菌が運動するための推進力を与える

プラスミドとは細菌の細胞質に存在する独立した環状2本鎖DNAで、薬剤耐性や病原性の発言に関わる

細菌は水分を失ったり、0℃以下では死滅する

微生物は結合水を利用して増殖する

大部分の細菌は中性付近のpHで増殖する

酸に抵抗性を示す細菌を好酸性菌(結核菌)、酸性側でよく増殖する細菌を抗酸性菌(真菌)と呼ぶ。

酸素がなければ増殖できない細菌を好気性菌といい、酸素があると増殖が障害される細菌を嫌気性菌という

酸素の有無に関わらず増殖できる細菌を通性嫌気性菌といい、好気的状態の方が嫌気的状態より増殖がよい

ヒトに感染する細菌の至適温度はヒトの体温(37℃)に近い

世代時間とは1個の細菌細胞が分裂して2個になるまでの時間をいう

大腸菌の世代時間は15〜20分、ブドウ球菌や結核菌は20〜30分である

通常の培地中における細菌は指数関数的に無限に増殖し続ける

一定量の液体培地に少数の細菌を接種・培養した場合、増殖過程は誘導期、対数増殖期、静止期、死滅期の順に経過する

細菌の増殖曲線における対数増殖期では細胞の分裂が最も活発な時で、死滅期では自己融解が進んで生菌数が減少する

リケッチアは偏性細胞内寄生性細菌で、生細胞では2分裂で増殖する

リケッチアはダニ、シラミ、ノミなどの節足動物を介してヒトに感染する

クラミジアは細菌の１種で、細胞壁にペプチドグリカンを欠き、エネルギー代謝系が欠損している

クラミジアは感染性の網様体が宿主細胞内へ侵入し、基本小体に変わって2分裂で増殖する

マイコプラズマは細胞壁を欠き、人工培地に発育可能で、2分裂増殖し、核酸もらDNAとRNAの両方を持つ

グラム陽性、陰性の染色性は細胞膜構造の相違による

グラム染色を行ったとき、グラム陽性菌は赤色、グラム陰性菌は青紫色、芽胞は青紫に染まる

グラム陽性菌の細胞壁は薄く、主成分はタイコ酸であり、グラム陰性菌の細胞壁は厚く、主成分はリポ多糖体である

ウイルスは生細胞の中でのみ増殖し、増殖過程においてウイルスの感染力を失っている暗黒期という時期がある

ウイルスは核酸としてDNAとRNAの両方を有し、蛋白質合成系やエネルギー産生系を持っている

ウイルスは細胞壁を持たず、糖質の殻が核酸を包んだ単純な構造をしている

ウイルスは動物細胞のみに感染し、あらゆる臓器で増殖する

エンベロープを保有しているウイルスは一般的にアルコール消毒が有効である

バクテリオファージは細菌のみに感染し、核酸としてDNAとRNAの両方を有する

カビ・酵母類・キノコ類を真菌といい、真菌は一般的に嫌気性である

真菌の胞子は生殖器官で、65℃、1時間の、加熱でも死滅しない

ニ形性真菌の多くは、生体内および37℃の培養において菌糸形態をとる

寄生虫は寄生していた宿主が生きていないと、その体内で増えることはできないが、宿主が死んでからも一定期間生き続ける

原虫は1個の細胞が分裂・増殖、代謝、運動を行って、１個の個体として機能している。

原虫のシスト(嚢子)は体表に堅固な膜を作り、一時的に休眠状態となったもので感染力がある

プリオンはDNAまたはRNAどちらか一方の核酸を持ち、プリオンが感染因子となる疾患はクロイツフェルト・ヤコブ病である

下記の微生物について大きい順から番号をつけよ

図のウイルス粒子基本構造模式図の名称を記入せよ