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応用微生物
  • suika /

  • 問題数 55 • 7/30/2023

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  • 1

    出芽酵母 Saccharomyces cerevisiae は、 酸素低分圧下においてエタノール発酵 を行い、酸素高分圧下において好気呼吸を行う (パスツール効果)。 この微生物は以 下のいずれに分類されるか答えよ。 (選択肢) 好気性 偏性嫌気性 通性嫌気性

    通性嫌気性

  • 2

    「好気的な呼吸にはミトコンドリアが必須である。 だから、すべての原核生物は発 か嫌気呼吸のみを行う。」この文章には間違いが含まれている。 この間違いを訂正 する文章として適切なものを以下から選択せよ。 (選択肢) 原核生物の好気呼吸にミトコンドリアは必須ではない 原核生物にもミトコンドリアをもつ種が存在する

    原核生物の好気呼吸にミトコンドリアは必須ではない

  • 3

    微生物を完全に滅菌する方法として不適切なものを以下から1つ選択せよ。 (選択肢) 間けつ滅菌法 煮沸消毒 オートクレーブ

    煮沸消毒

  • 4

    パスツールとならびコッホは微生物学の父と言われている。 明らかにパスツール よりもコッホが優れた研究成果を上げた項目を以下から1つあげよ。 (選択肢) 鏡像異性体の精製 生物自然発生説の否定 純粋培養法の確立

    純粋培養法の確立

  • 5

    以下のうち、光合成従属栄養に分類される生物を1つ選べ。 (選択肢) ヒㇳ 硝化細菌 イネ 紅色非硫黄細菌

    紅色非硫黄細菌

  • 6

    以下は古細菌界に属する微生物の性質である。 この中で真正細菌ではみられない性質を1つ選択せよ。 核膜を持たない ミトコンドリア、葉緑体、小胞体、ゴルジ体を持たない シュードムレインを持つ場合がある

    シュードムレインを持つ場合がある

  • 7

    Clostridium cellulovorans はセルロースを分解する真正細菌である。 セルロース分解を行うのに自分自身の細胞壁が分解されないのは何故か? 実は分解されているが、それよりも早くセルロース合成を行うことができる セルロース分解酵素阻害剤を合成している 一般に真正細菌の細胞壁にセルロースは含まれていない

    一般に真正細菌の細胞壁にセルロースは含まれていない

  • 8

    グラム陰性菌とグラム性菌を比較して、前者のみに特徴的な性質として最も適切なものを以下から選べ。 厚いペプチドグリカン層をもつ 細胞膜を持つ 外膜を持つ アメーバ運動をしない

    外膜を持つ

  • 9

    以下の文章から間違っているものを1つ選べ。 真核細胞のべん毛は微小管が主成分である 原核細胞のべん毛はフラジェリンが主成分である 原核細胞はアメーバ運動できるが、 真核細胞はできない

    原核細胞はアメーバ運動できるが、 真核細胞はできない

  • 10

    好気呼吸における酸化的リン酸化はプロトン圧力による ATP 合成酵素の駆動により行われる。 グラム陽性菌の中で好気呼吸する種は、 細胞壁と細胞膜に隙間ができて、そこにプロトンが蓄積され る(植物における原形質分離のような状態をイメージした方がわかりやすい)。 グラム陰性菌にも好気呼吸する種が存在するが、どこにプロトンが蓄積されるか答えよ。 ベリプラズム(空間) 細胞質基質 ミトコンドリア

    ベリプラズム(空間)

  • 11

    ブルガリアヨーグルトの生産に使用される最も重要な乳酸菌の学名を選べ。(学名は イタリックで書くべきだが、システム上ローマンで良い。) Bifidobacterium bifidum Lactobacillus delbrueckii ssp. bulgaricus

    Lactobacillus delbrueckii ssp. bulgaricus

  • 12

    馬乳酒醸造には主に乳酸菌と乳糖発酵性酵母が関与する。 後者は乳糖からエタノール を生産するが、この働きがなくとも、ある程度のエタノールは生産される。 それは何故か。 以下から最も適切な理由を選べ。 馬乳にはグルコースも豊富に含まれているため、グルコース資化性酵母によるエタノール発酵が起こる 通常、乳酸発酵は好気呼吸を行うが、酸素分圧が不足するとエタノール発酵する 乳酸菌の一部はエタノールを生産することができる

    乳酸菌の一部はエタノールを生産することができる

  • 13

    食酢の生産に使用される最も重要な菌を学名選べ、 (学名はイタリックで書くべきだが、システム上ローマンになる場合がある。 ) Acetobacter aceti Acetobacter xylinum

    Acetobacter aceti

  • 14

    自家製の食酢を作るために、びん詰めの日本酒に前間の酢酸菌を入れて、ふたをした。 酢酸菌の増殖に適した温度で数日放置したが、あまり酢酸濃度は上昇せず。 日本酒に含まれ るエタノールも大半が残存したままだった。 何故酢酸ができなかったのだろうか?30文字 程度で簡潔に答えよ。 ふたを締めて密封したので酸素不足で酢酸できなかった。

    ふたを締めて密封したので酸素不足で酢酸できなかった。

  • 15

    以下に示した記述において納豆の発酵が期待できない条件を選べ。 稲わらを煮沸消毒した後に水煮大豆を入れて3日ほどおく。 樹脂容器を煮沸消毒して水煮大豆を入れて3日ほどおく。 稲わらをオートクレーブした後に水煮大豆と納豆菌を入れて3日ほどおく。

    樹脂容器を煮沸消毒して水煮大豆を入れて3日ほどおく。

  • 16

    シアノバクテリア (藍藻類)の説明として正しい文章を以下から1つだけ選べ。 植物と同じ生酸素発生型の光合成を行い、 細胞内共生説においては葉緑体の祖先ともなったと考えられている。 光合成を行う種も存在するが、 植物のクロロフィルとは異なるバクテリオクロロフ イルを持ち、 酸素非発生型の光合成を行う。 古細菌に属し、クロロフィルを持たないが、バクテリアロドプシンを使用して光従属栄養的に増殖する。

    植物と同じ生酸素発生型の光合成を行い、 細胞内共生説においては葉緑体の祖先ともなったと考えられている。

  • 17

    家畜の葉などを含む廃液をペットボトルに密封した。 これを暗所に置くとどのよう な気体が発生するだろうか? 以下から最も適切なものを1つ選べ。 硫化水素 酸素 オゾン

    硫化水素

  • 18

    前間において、 気体発生後にペットボトルを日光に当てところ、ペットボトルの内容 「物は緑色または紅色に変化し、 前間の気体は減少した。 どのような微生物の働きが選べ シアノバクテリア 光合成細菌 鉄酸化細菌

    光合成細菌

  • 19

    Acidithiobacillus ferrooxidans などの微生物の活性を利用して鉱石を溶出させる技術 を何というか?以下から選べ バイオリーチング バイオブリーチング バイオレメディエーション

    バイオリーチング

  • 20

    生活排水に含まれる成分を微生物的な方により除去するために最も不適切な条件を 以下から選べ 好気的な状態にしばらく置いてから嫌気的な状態に置く。 嫌気的な状態に置く。 好気的状態に置く

    好気的状態に置く

  • 21

    嫌気的な条件下おける微生物的作用によって硝酸は大気中の分子素と変換される。この微生物的作用を表現するのに最も適切な用語を選択せよ。 窒素固定 硝化 脱窒

    脱窒

  • 22

    曝気して酸素を供給することで下水に存在するオルトリン酸はどのような状態になる? ポリリン酸 オルトリン酸のまま

    ポリリン酸

  • 23

    フィチン酸を分解する酵素の名前は?

    フィターゼ

  • 24

    正しい文章を選べ、小さい数から選べ 1メタン生成菌は古細菌のみである 2メタン生成菌は二酸化炭素からエネルギーを取り出し、副産物としてメタンをつくる。 3好気的環境において微生物的作用で有機物が分解される場合は二酸化炭素にまで分解されるが嫌気的環境では二酸化炭素が発生することはない 4高度好温性の古細菌が持つα型DNAポリメラーゼは3→5 エキソヌクレアーゼ活 性を持つため、 polI型より変異導入効率が高い。 5高度好塩菌のなかには飽和食塩濃度でも増殖可能な種が存在する。

    1, 5

  • 25

    正しい文章を3つ選べ。小さい数から選べ 1原核生物に明確な性はないが、 F因子は細菌の性因子とも呼ばれる。 2F因子輸送の際、異なる細菌種でも接合架橋は形成されうる。 3F因子輸送が完全に行われるまで接合架橋が壊れることはない。 4大腸菌は大腸に存在するため偏性嫌気性である。 5ColE1系プラスミドは今日における多くのプラスミドベクターの元になっている。

    1, 2, 5

  • 26

    酵母と呼ばれるために必要な条件を以下から全て選べ。小さい数から 1単細胞である 2エタノール発酵を行う 3真核生物である 4出芽によって増殖する

    1, 3

  • 27

    菌糸に明確な隔壁を持つものを高等菌類と呼ぶ。 以下から高等菌類が属する門を全て選べ 1担子菌門 2子嚢(のう)菌門 3接合菌門 4ツボカビ門

    1, 2

  • 28

    不完全菌類について説明した文章から正しくないものを1つ選べ。 1たいていは子嚢菌門の菌類である。 2有性世代(テレオモルフ) が発見されていない。 3子実体を形成する。

    3

  • 29

    接合菌門(またはグロムス門) のみが形成する菌根を以下から1つ選択せよ。 1外生菌根 2アーバスキュラー菌根 3ラン菌根

    2

  • 30

    以下から適切と思われる文章を1つ選べ。 1植物は根を持つので、 菌根共生しても水や無機養分の吸収能力は変わらない。 2アーバスキュラー菌根の形成では、 菌糸が宿主植物細胞に侵入することはない。 3植物の細根は菌糸より太い。

    3

  • 31

    以下から無性胞子を選べ。 1分生胞子 2担子胞子 3子囊胞子

    1

  • 32

    以下から最も適切な文章を1つ選べ。 1担子器において減数分裂が起こる。 2担子菌類が生産する分生胞子の核型はnのみで2nはない。 3ー核菌糸の核移動にクランプ結合が利用される。

    1

  • 33

    交配型が適合する担子菌の一核菌糸同士が接触すると接触した細胞同士が融 合して二核菌糸細胞が形成されるが、周囲の細胞はどうなるか? 1ー核菌糸細胞のまま。 2二核菌糸細胞になる。

    2

  • 34

    以下から最も適切な文章を1つ選べ。 1白色腐朽菌はアーバスキュラー菌根を形成して木と共生する 2白色腐朽はリグニンを変性するが、殆ど分解しない。 3白色腐朽は種々のPOPを分解することができる

    3

  • 35

    【問】以下から最も適切な文章を1つ選べ。 1ー般に、自然界で観察される担子菌類の胞子は有性胞子が多いが子嚢菌類の胞子は無性胞子が多い。 2子嚢菌類の有性胞子(子囊胞子)は子嚢に納められているが、 酵母は例外で子嚢を作らない。 3Saccharomyces cerevisiae は接合型変換を行うことがあるが、 遺伝子配列 に変化は起こらない。

    1

  • 36

    日本酒の発酵形式を以下から1つ選択せよ。 1並行複発酵 2単行複発酵 3単発酵

    1

  • 37

    ビールの発酵形式を以下から1つ選択せよ。 1並行複発酵 2単行複発酵 3単発酵

    2

  • 38

    ワインの発酵形式を以下から1つ選択せよ。 1並行複発酵 2単行複発酵 3単発酵

    3

  • 39

    でんぷんの加水分解について適切な文章を以下から1つ選べ。 1exa 型のグルコアミラーゼのみでもグルコースを生産できるので、 endo 型酵素遺伝子全 てが欠失しても、でんぷん分解速度に影響はない。 2グルコアミラーゼやイソアミラーゼが無ければアミロペクチンを低分子化できない。 3β-アミラーゼは、でんぷんからマルトースをつくる exo 型酵素である。

    3

  • 40

    ビール醸造において大麦の発芽と焙煎を行う理由として最も適切な文章を以下から選べ。 1発芽させてアミラーゼの生産を促し、焙煎によりアミラーゼを失活させるため 2発芽させてでんぷんの糖化を促進し、生産された糖の消費を焙煎により止めるため。 3発芽させてアミラーゼの生産を促し、焙煎により加熱することで大麦を柔らかくする。

    2

  • 41

    以下から適切な説明を全て選べ。 1石油を燃やして発生した二酸化炭素は光合成によって炭水化物になるのでカーボンニュ ートラルである。 2人が作物を育てて燃やしても全体的に考えて二酸化炭素が増えることはない。 3農業を行う際に一酸化二窒素などの地球温暖化係数が高い気体が発生することがある。 4日本の玄米からエタノールを作れば作るほど地球温暖化抑制になると言える。 5滋賀県でもサトウキビ栽培を行うことで投入エネルギーの8倍程度の燃料を得ることが期待できる。

    3

  • 42

    以下から適切な説明を全て選べ。 1でんぶんとセルロースとヘミセルロースはグルコースの重合体である。 2グルコースは水中で5つの形態をとるが、それらの存在量は均等である。 3セルロースは直鎖状の分子であり、結束しやすい。 4セルロース分解能力を持つ微生物は全て真核生物である。 5ビーカーの中にセルロースとセルラーゼを入れておいておくと、β-D-グルコピラノースが得られと考えられるが、α-D-グルコピラノースも得られる可能性がある。

    3, 5

  • 43

    セルロース分において適切な文章を全て選べ。 1エンドグルカナーゼは非結晶性セルロース領域のみを切断する。 2セロビオヒドラーゼはセルロース分子の末端から解重合を触媒する。 3セルロース分解に関与するのは加水分解酵素のみである。

    1, 2

  • 44

    以下から適切と思われる文章を選べ。 1しょう油造りでは通常の麹菌では無く耐塩性の麹菌を用いる必要がある。 2開放型タンクにおけるしょう油造りにおいては耐塩性乳酸菌や耐塩性酵母を添加する必要は必ずしも無い。 3フレッシュチーズはかび付け工程がないので発酵とは無関係である。

    2

  • 45

    微生物発酵法による産業的アミノ酸生産においては組換え体が用いられることが多いが、理由を簡潔に書け 生物は特定のアミノ酸のみを過剰生産することはない。 故にアミノ酸生合成経路の調節システムを改変した組換え微生物が用いられることが多い。

    生物は特定のアミノ酸のみを過剰生産することはない。 故にアミノ酸生合成経路の調節システムを改変した組換え微生物が用いられることが多い。

  • 46

    以下の反応について起こりやすいと思われる反応を選べ 1△G が-31.8kJ/mol の反応 2△G -8.2kJ/molの反応 3△G が +10.8kJ/mol の反応

    1

  • 47

    以下の中から適切な説明を全て選べ。 1植物はD-グルコースからでんぷんをつくるが、単純な物質からより複雑な物質をつくっていくので同化反応である。 2光合成の明反応は異化反応で、 暗反応は同化反応と考えることができる。 3同じ化学反応でもAG が変動することがある。

    1, 2, 3

  • 48

    図においては、以下①から⑥のうちいずれと等しい値となるか? (V... 最大速度、Km:Km 値 ) 1 Vmax 21/ V 31/Vmax 4 Km 5 1/Km 6 -1/Km

    2

  • 49

    図1において、bは、以下①から⑥のうちいずれと等しい値となるか? (Vmax: 最大速度 Km:Km 値) 1Vk 2 1/ 3 -1/V 41/Km 5 -1/Km.

    5

  • 50

    酵素阻害剤Aがあるとする。 Aを添加した場合は図2-Aにおける点線のようなプロット が描けた(参考として、もとの状態のプロットを実線で残した)。 Aはどのような阻害剤 で、酵素のどのような部位に作用するのか、説明しなさい。 1競争的阻害剤であり、 酵素の活性中心に結合する。 2非競争的阻害剤であり、酵素の活性中心以外の部分に結合する。

    1

  • 51

    酵素阻害剤B があるとする。 B を添加した場合は図2-B における点線のようなプロットが描けた(参考として、もとの状態のブロットを実線で残した)。 B はどのような阻害剤で、酵素のどのような部位に作用するのか、説明しなさい。 1競争的阻害剤であり、 酵素の活性中心に結合する。 2非競争的阻害剤であり、 酵素の活性中心以外の部分に結合する。

    2

  • 52

    廃水を嫌気的処理した後に好気的処理した。 廃水に含まれていたアンモニアの窒素はどのような状態に変化したと予測されるか? 1アンモニアのまま 2硝酸に変化 3窒素分子に変化

    2

  • 53

    以下から最も不適切な文章を1つ選べ。 1金属を含んだシュート(植物の地上部分) の回収が容易であることなどから、 土壌から重金属回収にはファイトレメディエーションを用いることが多い。 2単細胞の緑である Chlorella vulgaris は金を吸着することで知られている。 故にこの微生物を湖などにばらまくことで水中に含まれる金を容易に人が回収できる。 3理論的に酸化されうるいかなる物質も適当な条件で酸化できる微生物が必ず存在する と考えることに確固たる根拠は無い。 しかし、その様な考えで行われた微生物の検索は殆どの場合成功してきた歴史がある。

    2

  • 54

    廃水には活性汚泥法に必要な微生物が元々含まれている。 何故、 微生物処理において活性 汚泥の添加が行われるのだろうか?35 文字程度で答えよ。 (解答) 処理に必要な微生物群が優占とは限らず、それらを増加させるため。 元の廃液では処理に必要な微生物が優占になっているとは限らない。 例えば気槽から 得られた活性汚泥は好気的な微生物が優占になっており、これを添加することで効率的な好気的処理が可能となる。

    処理に必要な微生物群が優占とは限らず、それらを増加させるため。

  • 55

    バイオオーグメンテーションとバイオスティムレーションの違いを簡単に述べよ。 10文字程度 で答えよ。 (解答) 微生物添加の有無 両者ともに微生物による汚染物質の分解を行う技術だが、 バイオオーグメンテーションは外部からの分解微生物の投入を伴うのに対し、バイオスティムレーションは既存微生物の分解活性を高めることで土壌などの浄化を試みる。

    微生物添加の有無