問題一覧
1
842年の承和の変で藤原氏の中での北家の優位を確立する一方、伴健岑・橘逸勢ら他氏族の勢力を退けたのはだれか。
藤原良房
2
【藤原良房】 842年の(①)で藤原氏の中での北家の優位を確立する一方、(②)・(③)ら他氏族の勢力を退けた。 ※(④)の子ども
①承和の変, ②伴健岑, ③橘逸勢, ④藤原冬嗣
3
969年にら醍醐天皇の子で左大臣の源高明が左遷されたできごと
安和の変
4
安和の変で左遷された人物。
源高明
5
摂政・関白を出す家柄
摂関家
6
摂政・関白が引き続いて任命され、政権の最高の座にあった10世制後半から11世頃の政治
摂関政治
7
藤原良房の後を継ぎ、陽成天皇を譲位させて光孝天皇を即位させた人物。
藤原基経
8
親政の合間に摂政・関白をつとめ、太政官の上に立って実験を握り、平将門の乱や藤原住友の乱などの処理に当たった人物
藤原忠平
9
894年に遣唐大使に任命され、遣唐使の派遣の中止を提案した人物。
菅原道真
10
中国中心の外交関係のことを別名何というか。
朝貢関係
11
902年に、違法な土地所有を禁じるために政府が出した法令。
延喜の荘園整理令
12
課税の対象となる田地は、(①)という徴税単位にわけられ、それぞれの(①)には、(②)と呼ばれる請負人の名前がつけられた。
①名, ②負名
13
受領以外の国司は、実務から排除されるようになり、赴任せずに、国司としての収入のみを受け取ること。
遙任
14
【尾張国郡司百姓等】 ①裁判を嘆願しているのはだれか。 ②訴えられた人物はだれか。
①郡司、百姓, ②藤原元命
15
①私財を出して朝廷儀式の運営や寺社の造営などを請け負い、その代償として官職に任じてもらうこと。 ②同様にして収入の多い官職に再任してもらうこと。
①成功, ②重任
16
10世組後半には、任地に土着した国司の子孫たちや地方豪族の中に、国衙から臨時雑役などを免除されて一定の領域を開発する者が現れ、11世紀に彼らはなんと呼ばれるようになったか。
開発領主
17
荘園領主の権威を利用して、検田使など国衙の使者の立入りを認めないこと。
不入
18
【開発領主】 国衙からの干渉を免れるために、所領を含む広大な土地を貴族や大寺社に寄進し、その権威を背景に政府から官物や臨時雑役の免除((①))を認めてもらう荘園((②))にして、 みずからは預所や下司などの(③)となる者も現れた。
①不輸, ②官省符荘, ③荘官
19
①寄進を受けた荘園の領主。 ②①がさらに摂関家や天皇家などに重ねて寄進されたときの上級の領主。 ③こうしてできた荘園。
①領家, ②本家, ③寄進地系荘園
20
11世紀後半になると、受領も交替の時以外は任国におもむかなくなり、かわりに(①)を留守所に派遣し、その国の有力者が世襲的に任じられる(②)たちを指揮して政治をおこなわせるようになった。
①目代, ②在庁官人
21
新たに任じられた者が、交替の際に一国の財産などを前任者から引き継ぐことから、やがてなんとよばれるようになったか。
受領
22
【平将門の乱】 常陸・下野・上野の国府を攻め落とし、東国の大半を占領して新皇と自称したが、同じ東国の武士で将門の従兄弟の(①)や(②)らによって討たれた。
①平貞盛, ②藤原秀郷
23
【藤原純友の乱】 伊予の国府や大宰府を攻め落としたが、やがて ( )らによって討たれた。
源経基
24
武士の実力を知った貴族たちは彼らを何として奉仕させたか。
侍
25
藤原純友の乱の平定をきっかけに源経基を祖とする(①)や平貞盛の子孫のように、代々武名と武芸を継承する(②)が成立した。
①清和源氏, ②兵の家
26
平将門の乱と藤原純友の乱をまとめてなんと呼ぶか。
天慶の乱
27
東国に早くから根をおろした武士たちのこと
桓武平氏
28
下総を根拠地にして一族と争いを繰り返すうちに、国司とも対立するようになった人物はだれか。
平将門
29
瀬戸内海の海賊を平定した際の恩賞に対する不満から、逆に海賊を率いて反乱を起こした人物。
藤原純友
30
摂関家の内部では、摂政・関白の地位をめぐって争いが続いたが、誰の時にその争いはおさまったか。
藤原道長
31
受領が赴任していないときの国衙
留守所
32
9世紀半ば以降、藤原氏のうち特に( )が、天皇家との結びつきを強めて、次第に勢力をのばした。
北家
33
866年に藤原良房が伴・紀両氏を没落させた出来事をなんというか。
応天門の変
34
藤原基経は884年に何に就任したか。
関白
35
【藤原基経】 (①)の後を継ぎ、(②)を譲位させて(③)を即位させた人物。
①藤原良房, ②陽成天皇, ③光孝天皇
36
藤原基経が宇多天皇が即位にあたって出した勅書に抗議して、888年、これを撤回させたこと。
阿衡の紛議
37
【宇多天皇】 ・藤原氏を(①)としない。 ・(②)や(③)をおかず、(④)を拡充。 ・その指揮下に宮中の警備にあたる(⑤)をおいた。 ・文人貴族の(⑥)を重用。
①外戚, ②摂政, ③関白, ④蔵人所, ⑤滝口の武者, ⑥菅原道真
38
【醍醐天皇】 ①誰が策謀を用いて道真を政界から追放したか。 ②道真の死後、怨霊を慎めるために、京都には何がつくられ、福岡の道真の墓所には何が作られたか。 ③902年に何を出したか。 ④醍醐天皇によって編纂が行われたものを四つ答えよ。
①藤原時平, ②京都…北野天満宮 福岡…太宰府天満宮, ③延喜の荘園整理令, ④『日本三大実録』、『延喜格』、『延喜式』、『古今和歌集』
39
【村上天皇】 ①誰の子どもか。 ②「本朝十二銭」の最後となった何を発行したか。 ③死去の直後、何が施行されたか。
①醍醐天皇, ②乾元大宝, ③『延喜式』
40
醍醐天皇・村上天皇の時代には、摂政・関白がおかれずに親政がおこなわれ、のちに 「 」とたたえられるようになった。
延喜・天暦の治
41
天皇が幼少の時は摂政が、成人すると関白がおかれるのが慣例となり、その地位には誰の子孫がつくようになったか。
藤原忠平
42
摂政、関白は藤原氏の中で最高の地位にある者として絶大な権力を握る者をなんとよぶか。
「氏長者」
43
摂関家では誰の縁が非常に重く考えられたか。
母方
44
【摂関家】 中、下級の貴族は上級貴族に取り入り、その家の事務を担う( )となる。
家司
45
【藤原道長】 ①4人の娘を( )や( )とし、30年に渡り朝廷で権勢をふるう。 ②3代の天皇である道長の外孫を答えよ。 ③道長が書いた日記はなにか。 ④藤原氏の栄華を伝えた日記はなにか。 ⑤道長によって創建された寺はなにか。
①中宮、皇太子妃, ②後一条・後朱雀・後冷泉, ③御堂関白記, ④小右記, ⑤法成寺
46
3天皇の50年にわたって摂政・関白をつとめた人物はだれか。
藤原頼通
47
藤原頼通によって創建された有名な寺院。
平等院鳳凰堂
48
【国際関係の変化】 〈中国〉 907年 (①)が滅ぶ。 ↓ (②)の諸王朝が興亡。 ※このうちの江南の杭州に都を置いた(③)からは、日本に商人が来航して、江南の文化を伝えた。 ↓ 中国は、(④)によって再統一される。
①唐, ②五代十国, ③呉越国, ④宋
49
中国は、宋によって再統一されたが、日本は宋とのあいだに正式な国交を開かなかった。それはなぜか。
東アジアの動乱や中国中心の外交関係(朝貢関係)を避けるため。
50
【国際関係の変化】 〈渤海〉 10世紀前半に、( )に滅ぼされた。
契丹(遼)
51
【国際関係の変化】 〈朝鮮半島〉 10世紀初めに(①)がおこり、やがて新羅を滅ぼして半島を統一した。 ※日本は遼や(①)とも国交を開かなかったが、(①)とのあいだには(②)などの往来があった。
①高麗, ②商人
52
菅原道真はなぜ遣唐使の廃止を提案したか。
唐はすでに衰退しており、危険をぼっしてまで公的な交渉を続ける必要がないと考えたため。
53
受領は、有力農民(( ))に田地の耕作を行わせた。
田堵
54
戸籍に記載された成人男性を中心に課税する律令体制の原則は崩れ、その後どのような体制ができていったか。
土地を基礎に受領が負名から徴税する体制ができていった。
55
政府の出した太政官符や民部省符によって税の免除が認められた荘園。
官省府荘
56
地方支配を強化した受領によって独自に免除を認められた荘園。
国免荘
57
・9世紀末〜10世紀 土着した国司の子孫や地方豪族による武装化、各地で紛争が相次ぐ。 →政府から任じられた(①)、(②)によって鎮圧。 ⇨そのまま在庁官人などになって現地に残り、有力な(③)となる者が現れた。
①押領使, ②追捕使, ③武士(兵)
58
辺境の地方では任期終了後も任地に残った国司の子孫などを中心に大きな( )が成長。
武士団
59
1028年に上総でおこった乱。
平忠常の乱
60
平忠常の乱はなんのきっかけになったか。
源氏東国進出
61
中央貴族の血筋を引く清和源氏や桓武平氏をなんと仰ぐようになったか。
棟梁
62
・11世紀後半 〈朝廷〉 天皇家、摂関家、大寺社、荘園の拡大をはかる。 →( )を圧迫された国司による荘園整理 →対立激化
公領(国衙領)
63
延久の荘園整理令を出したのは誰か。
後三条天皇
64
後三条天皇は整理の審査を地方の国司にゆだねず、中央に記録所を設けたが、この記録所はなんとよばれるか。
記録荘園券契所
65
荘園と公領が並立する体制のこと。
荘園公領制
66
国司が再編成した公領の新たな単位を答えよ。
郡・郷・保
67
名主は、名を下人などの隷属農民や作人と呼ばれる農民などに耕作させながら、何をおさめたか。
年貢・公事・夫役
68
11世紀半ば、源頼義が子の義家とともに東国 の武士を率いて安倍氏と戦い、出羽の豪族清原氏の助けを得て、安倍氏を滅ぼした戦いのこと。
前九年合戦
69
陸奥・出羽両国で大きな勢力を得た清原氏一族に内紛がおこり、陸奥守であった源義家が介入し、藤原清衡を助けて内粉を制圧した戦いのこと。
後三年合戦
70
【前九年合戦】 11世紀半ば、(①)が子の(②)とともに東国の武士を率いて(③)と戦い、出羽の豪族(④)の助けを得て、(③)を滅ぼした戦いのこと。
①源頼義, ②義家, ③安倍氏, ④清原氏
71
【後三年合戦】 陸奥・出羽両国で大きな勢力を得た(①)一族に内紛がおこり、陸奥守であった(②)が介入し、(③)を助けて内粉を制圧した戦いのこと。
①清原氏, ②源義家, ③藤原清衡
72
興福寺・延暦寺をなんというか。
南都・北嶺
73
奥州藤原氏の根拠地はどこか。
平泉(岩手県)
74
上皇自身が国の収益を握る制度
院分国
75
大寺院も多くの荘園を所有し、武装した僧侶
僧兵
76
成長が著しい武士を登用し、父の後三条天皇にならって親政を行った人物。
白河天皇
77
【白河天皇】 1086年に幼少の(①)に位をゆずると、みずから上皇((②))として院庁を開き、天皇を後見しながら政治の実権を握る(③)を開いた。
①堀河天皇, ②院, ③院政
78
白河天皇が院の御所に組織したものは何か。
北面の武士
79
【院政】 ①院庁からくだされる文書。 ②院の命令を伝えること。
①院庁下文, ②院宣
80
【白河上皇】 出家して(①)となり、(②)など多くの大寺院を造営した。
①法皇, ②六勝寺
81
上級貴族に知行国主として一国の支配権を与え、その国からの収益を取得させる制度。
知行国の制度
82
僧兵は国士と争い、朝廷に対してどのようにして要求を通そうとしたか。
強訴
83
桓武平氏のうち、院と結んで発展した、伊勢・伊賀を基盤とする人々のこと。
伊勢平氏
84
平氏が忠盛以来、力を入れていた貿易。
日宋貿易
85
12世紀に宋はどこに圧迫され、何になったか。
金に圧迫され、南宋となった
86
瀬戸内海航路の安全をはかり、平清盛は摂津に何を修築したか。
大輪田泊
87
保元の乱の天皇方の人たちを答えよ。
後白河天皇, 藤原忠通, 平清盛, 源義朝
88
保元の乱の上皇方の人たちを答えよ。
崇徳上皇, 藤原頼長, 平忠正, 源為義