問題一覧
1
N-アセチル転移酵素の遺伝的多型により代謝が影響を受ける薬物はどれか。
イソニアジド
2
イミプラミンが活性代謝物になる代謝反応様式はどれか。
N-脱アルキル化
3
P-糖タンパク質の基質であるため、血液脳関門を透過しにくい薬物はどれか。
フェキソフェナジン
4
母体から胎児への移行性が最も低いのはどれか。
インスリン
5
次のうち、Cockcroft 式はどれか。ただし、CLcr はクレアチニンクリアランス(mL/min)である。
CLcr =(140ー年齢)× 体重(kg)/ 72 × 血清クレアチニン濃度(mg/dL)
6
クリアランスを表す式はどれか。
消失速度÷血中濃度
7
肝初回通過効果を回避できない投与部位はどれか。
直腸上部
8
胃内容排出速度(GER)を増加させる薬物はどれか。
メトクロプラミド
9
アルギン酸ナトリウムが示す流動はどれか。2つ選べ。
準粘性流動, 擬塑性流動
10
ほとんどが未変化体として尿中に排泄される薬物はどれか。
リチウム
11
食直後に経口投与すると、吸収率が増大する薬物はどれか。
インドメタシンファルネシル
12
CYP2D6 の遺伝的多型により代謝が影響を受ける薬物はどれか。
イミプラミン
13
次のうち、患者のクレアチニンクリアランス値をもとに投与設計を行うことが望ましい薬物はどれか。
ジゴキシン
14
腎排泄型の薬物はどれか。
ゲンタマイシン
15
水中油型または油中水型に乳化した半固形の製剤はどれか。
クリーム剤
16
結晶多型の有無を判断できる測定法はどれか。
熱分析法, 融点測定法, 赤外線吸収スペクトル(IR)測定, 粉末X線解析測定, 密度測定法
17
薬物と投与経路の組合せのうち、正しいのはどれか。
ニトログリセリン---舌下
18
平均滞留時間(MRT)を表す式はどれか。ただし、血中濃度時間曲線下面積を AUC、1次モーメント曲線下面積を AUMC とする。
AUMC / AUC
19
腸溶性製剤の特徴と利点として、正しいものはどれか。
消化管内でのターゲティング
20
不定形の造粒物が得られ、水や熱に不安定な医薬品の造粒に適している造粒法はどれか。
乾式破砕造粒法
21
食事による胃内容排出速度(GER)の低下によって、吸収量が増大する薬物はどれか。
リボフラビン
22
小腸に分類されるのはどれか。
十二指腸
23
主として単一のCYP分子種により代謝される薬物はどれか。
トリアゾラム
24
薬物とその吸収に関与する輸送担体の対応として正しいのはどれか。
バラシクロビル --- PEPT
25
高次構造に分類される高分子はどれか。
核酸
26
採血時に抗凝固剤としてエデト酸ナトリウム(EDTA·2Na)を用いるべき薬物はどれか。
タクロリムス
27
胃内容排出速度(GER)を低下させる薬物はどれか。
プロパンテリン
28
NSAIDsの併用によってリチウムの血中からの消失が遅延する主要な原因はどれか。
糸球体ろ過の低下
29
経皮吸収型製剤の利点として、誤っているのはどれか。
即効性が期待できる。
30
尿のpHをアルカリ化する薬物はどれか。
炭酸水素ナトリウム
31
尿路感染症に対し、経口的に投与される抗菌薬はどれか。
アモキシシリン
32
アミノ酸抱合を受ける官能基はどれか。
カルボキシ基
33
体内動態が線形 1−コンパートメントモデルに従う薬物を静脈内投与及び経口投与したときの平均滞留時間がそれぞれ 5 時間及び 7 時間であったときの、経口投与時の吸収速度定数(h)に最も近い値はどれか。
0,5
34
単位重量あたりの血流量が最も大きい組織はどれか。
腎
35
フェニトインの代謝において、寄与の大きいシトクロムP450 分子種はどれか。
CYP2C9
36
胃の最小機能単位を表すのはどれか。
ネフロン
37
治療薬物モニタリング(TDM)を実施しても、特定薬剤治療管理料 1 を算定できない薬物はどれか。
リネゾリド
38
会合コロイドに分類されるのはどれか。
ミセル
39
ワルファリンカリウムを経口投与したとき、コレスチラミンとの併用により吸収が低下する理由として最も適切な記述はどれか。
コレスチラミンに吸着するため。
40
PK/PD パラメータとして、最高血中濃度(Cmax)を最小発育阻止濃度(MIC)で除した Cmax/MIC が用いられる薬物はどれか。
アルベカシン
41
テガフールからフルオロウラシルへの代謝に関与する酵素はどれか。
CYP2A6
42
体重60 kgのヒトにおける細胞外液量に最も近い値はどれか。
12 L
43
電圧をかけて、粒子が細孔を通過する際の電気抵抗の変化を測定する粒子径測定法はどれか。
コールカウンター測定法
44
図の1~5のうち、パラアミノ馬尿酸の血漿中濃度と腎クリアランスとの関係を示すのはどれか。
2
45
体内動態が線形 1−コンパートメントモデルに従う薬物を静脈内注射したときの平均滞留時間は 10 時間であった。この薬物の消失半減期(h)に最も近い値はどれか。
7
46
分布容積が最も大きい薬物はどれか。
イミプラミン
47
体内動態の変動要因において、薬物の血中濃度が低下する主要な原因はどれか。
尿細管再吸収の阻害
48
図の1~5のうち、グルコースの血漿中濃度と腎クリアランスとの関係を示すのはどれか。
5
49
消化管吸収後、体内で CYP2A6 によって代謝され、抗悪性腫瘍作用を示すプロドラッグはどれか。
テガフール
50
皮下投与後にリンパ管系へ移行した薬物の体内動態の特徴について、適切なのはどれか。
静脈内投与に比べ血漿中滞留性が高くなる。
51
腎血漿流量の測定に用いられるのはどれか。
パラアミノ馬尿酸
52
体内動態の変動要因において、薬物の血中濃度が上昇する主要な原因はどれか。
尿細管再吸収の促進
53
コロイド分散系はどれか。
5% ポリソルベート80 水溶液
54
薬物代謝酵素と局在する肝細胞内小器官の組合せとして正しいのはどれか。
UDP-グルクロン酸転移酵素--小胞体
55
腫瘍組織において、血管透過性や滞留性が亢進している特性はどれか。
EPR 効果
56
CYP2C9、CYP2C19、CYP3A4酵素誘導作用をもつのはどれか。
リファンピシン
57
血漿タンパク結合率が95%を超える薬物はどれか。
グリベンクラミド
58
経口投与された薬物が吸収される過程として、正しいのはどれか。
小腸→門脈→肝臓→心臓→全身循環
59
薬物の尿中未変化体排泄率を利用して、腎機能低下時の投与計画に利用するのはどれか。
Giusti-Hayton 式
60
弱酸性薬物の水溶液のpHが、その薬物のpKaより2高いとき、水溶液中の分子形薬物:イオン形薬物の存在比に最も近いのはどれか。
1:100
61
安息香酸が受ける抱合反応はどれか。
アミノ酸抱合
62
シトクロムP450が有する金属はどれか。
Fe
63
血漿中濃度が高くなると腎クリアランス値が増加し糸球体ろ過速度(GFR)に近づくのはどれか。
グルコース
64
薬物の体内動態は 「吸収」、「分布」、「代謝」、「排泄」 の英語頭文字をとってADMEといわれる。Eに該当するのはどれか。
Excretion
65
トランスポーターの英語略名と日本語名の対応のうち、正しいのはどれか。
SGLT --- Na+-グルコース共輸送担体
66
高濃度デンプン(50%)水性懸濁液が示す流動はどれか。
ダイラタント流動
67
シトクロムP450(CYP)分子種のうち肝臓における存在量が最も多いのはどれか。
CYP3A4
68
薬物の腸肝循環の経路はどれか。
肝臓→胆管→腸管→門脈→肝臓
69
球形に近い造粒物が得られる造粒機はどれか。2つ選べ。
転勤造粒機, 攪拌造粒機
70
比較的かさ高い不安定な造粒物が得られ、コーティング操作を同一の機械で連続的に行える造粒法はどれか。
流動層造粒法
71
次のうち、一般に薬物の分布が最も速いと考えられる組織はどれか。
腎臓
72
有効治療濃度域内で体内動態が非線形性を示すことから、治療薬物モニタリング(TDM)の実施が望ましい薬物はどれか。
フェニトイン
73
体重60 kgのヒトにおける総体液量に最も近い値はどれか。
36 L
74
CYPのヘム鉄に配位による酵素阻害を持たない薬物はどれか。
ラニチジン
75
突出痛に用いる薬剤を提案する理由として最も適切なのはどれか。
速やかな薬効の発現
76
難溶性薬物が、食後投与により吸収が促進する理由として最も適切なのはどれか。
胆汁分泌の亢進
77
初回通過効果を受けやすいため、経口投与では効果が得られない薬物はどれか。
ニトログリセリン
78
インドメタシンをアセメタシンにプロドラッグ化する主な目的として正しいのはどれか。
胃腸障害の軽減
79
吸収促進剤の添加により水溶性薬物の吸収を改善した薬削はどれか。
セフチゾキシムナトリウム坐剤
80
血漿タンパク非結合率が高い薬物はどれか。
リチウム
81
カルバペネム系抗菌薬によって誘導される代謝酵素はどれか。
UDP-グルクロン酸転移酵素
82
従来の製剤と比較して、放出制御型製剤の一般的な特徴として正しいのはどれか。
投与回数を減らすことができる。
83
一般に薬物の血液中から乳汁中への輸送機構はどれか。
単純拡散
84
体内動態が線形 1−コンパートメントモデルに従う薬物を経口投与した場合、最高血中濃度到達時間が延長する要因として適切なのはどれか。
消失速度定数の減少
85
腎の構造と機能に関する記述のうち、正しいのはどれか。
腎尿細管上皮細胞の尿細管腔側は、絨毛と呼ばれる微細な突起構造を呈する。
86
酵素誘導の報告がないCYP分子種はどれか。
CYP2D6
87
プロペネシドとの併用によって、起こりやすい相互作用はどれか。
尿細管への分泌阻害
88
クレアチニンクリアランス値を指標とする排泄経路として、最も適切なのはどれか。
糸球体ろ過
89
酵素阻害作用をもつ薬物はどれか。
ケトコナゾール
90
ジゴキシン投与時の定常状態での TDM 測定を行う際に、適切な採血ポイントはどれか。
投与開始から 7日後
91
治療薬物モニタリング(TDM)が必要とされる薬物はどれか。
タクロリムス
92
アミロースはどの高分子分類になるか。
線状高分子
93
体内動態が線形 1−コンパートメントモデルに従う薬物を経口投与した場合、最高血中濃度到達時間が短縮する要因として適切なのはどれか。
吸収速度定数の増大
94
擬塑性流動を示す物質はどれか。
メチルセルロースの2%水溶液
95
水酸化アルミニウムを含む制酸剤とともに経口投与すると、キレートを形成して吸収が低下するのはどれか。
ノルフロキサシン
96
口腔内崩壊錠の利点として正しいものはどれか。
服薬アドヒアランスを改善できる。
97
治療薬物モニタリング(TDM)が有効な薬物の特徴として、適切でないのはどれか。
血中薬物濃度と薬効・副作用の相関が不明である。
98
ポピュレーションファーマコキネティクス(母集団薬物速度論)において、母集団と個々の患者の薬物動態パラメータの違いを反映するのはどれか。
個体間変動
99
体内動態が線形 1−コンパートメントモデルに従う、消失速度定数 0.2 h-1 の薬物を経口投与したときの平均滞留時間が 7 時間であったときの平均吸収時間(h)に最も近い値はどれか。
2.0