問題一覧
1
55歳の女性。趣味でジョギングを行っている。変形性膝関節症に対して手術療法が行われた。術後のエックス線写真を別に示す。術後の理学療法で正しいのはどれか。
術後早期から大腿四頭筋の筋力増強運動を行う
2
74歳の女性。変形性膝関節症に対して人工関節置換術が行われた。 術後に使用するCPM装置で正しいのはどれか。
徐々に屈曲角度を大きくする。
3
65歳の女性。左変形性股関節症。3年前からの左股関節痛に対して後方侵入法で人工股関節置換術を受けた。術後のエックス線写真を下に示す。 手術後3週までの患側の理学療法で正しいのはどれか。
術後翌日から等尺性筋力増強練習を開始する。
4
変形性膝関節症で正しいのはどれか。2つ選べ。(※不適切問題:解3つ)
一次性の頻度が高い。, 起立動作時の痛みが強い。, エックス線写真で骨硬化像がみられる。
5
75歳の女性。左膝痛を訴え、関節可動域が伸展-10°、屈曲95°に制限されている。来院時のエックス線写真を下図に示す。 膝関節拘縮に対する治療で正しいのはどれか。
大腿を固定して伸張を加える。
6
Trendelenburg徴候が生じやすいのはどれか
変形性股関節症
7
46歳の女性。BMIは29.0である。両側の変形性股関節症で、股関節周囲の筋力低下と荷重時の股関節痛がある。 理学療法で適切でないのはどれか。
階段昇降による筋力増強トレーニング
8
膝関節内反変形のある変形性膝関節症患者にみられる歩行の特徴はどれか。2つ選べ。
立脚相:外側スラスト, 立脚相:立脚側への体幹傾斜
9
68歳の女性。変形性股関節症。発症して10年が経過し、右人工股関節全置換術を施行することとなった。術前評価として歩行分析を行ったところ、右立脚期にDuchenne歩行が観察された。 この患者に行う検査として重要度が低いのはどれか。
反射検査
10
右人工股関節置換術(後方侵入)後の患者の靴下の着脱動作として正しいのはどれか。2つ選べ。
2, 4
11
骨壊死を合併しやすい骨折はどれか。
大腿骨頚部骨折
12
52歳の女性。踏み台から転落して左踵骨骨折を受傷し、手術が行われた。術後翌日の単純エックス線写真を下に示す。 この患者に対する運動療法で正しいのはどれか。
術後翌日から膝関節の可動域練習を行う。
13
76歳の女性。脛骨高原骨折。転倒して受傷し、人工骨を用いた手術を施行された。術後のエックス線写真を下に示す。 術後の理学療法で正しいのはどれか。
術後翌日から足関節自動運動を行う。
14
上腕骨骨幹部骨折で最も合併しやすい神経障害はどれか。
橈骨神経
15
78歳の女性。自宅玄関で転倒してから起立歩行不能となり救急搬送された。来院時の単純エックス線画像を下図に示す。 最も考えられるのはどれか。
大腿骨転子部骨折
16
高齢者の転倒で生じやすいのはどれか。
橈骨骨折
17
20歳の女性。転倒して左下腿骨骨折後、変形治癒となりその後手術が行われた。手術後翌日の単純エックス線を下図に示す。 この患者に対する運動療法で正しいのはどれか。
下肢伸展挙上運動を手術後1日から行う。
18
87歳の女性。転倒して左股関節痛を訴え、入院となった。受傷後2日目に後方侵入法で手術を受けた。術後のエックス線写真を下図に示す。 正しいのはどれか。
靴下の着脱は股関節外旋位で行う。
19
83歳の女性。転倒して右股関節痛を訴えた。エックス線写真(下図)を別に示す。 疑うべき疾患はどれか。
恥骨骨折
20
60歳の女性。転倒して右肩関節痛を訴えた。エックス線写真(下図)を別に示す。 まず患部に行うべき治療はどれか。
三角巾固定
21
偽関節を生じやすいのはどれか。2つ選べ。
手の舟状骨骨折, 大腿骨頸部骨折
22
手関節背屈位で手をついて転倒した患者のエックス線単純写真を示す。この病態として正しいのはどれか。
Colles骨折
23
転位のない大腿骨転子部骨折に対する観血的整復固定術後の理学療法として優先度の低いのはどれか。
脱臼予防肢位の指導
24
82歳の女性。1人暮らし。2階建て住居の1階にある居室でベッドを使用していた。敷居につまずき転倒し、大腿骨転子部骨折を受傷した。骨接合術後、屋内歩行は自立し、屋外歩行はT字杖にて5分程度可能となった。 自宅に退院するにあたり適切なのはどれか。
玄関に手すりを設置する。
25
偽関節を生じやすい骨折はどれか。2つ選べ。
脛骨中下1/3骨折, 大腿骨頸部骨折
26
78歳の女性。布団を持ち上げようとした際、背部から腹部への強い帯状痛を生じ、寝返りも困難となったため入院となった。入院時のエックス線写真とMRIとを下図に示す。 この患者の病態はどれか。2つ選べ。
骨粗鬆症, 脊椎椎体圧迫骨折
27
図のような所見において考えられるのはどれか。
右股関節脱臼
28
関節と生じやすい脱臼の組合せで正しいのはどれか。
肘関節:後方脱臼
29
30歳の男性。スキーで転倒して受傷した。エックス線写真を別に示す。肩脱臼整復後に肩関節内転・内旋位で固定されたが、上腕の外側上部に感覚鈍麻を訴えた。 合併症の神経麻痺はどれか。
腋窩神経
30
肘関節脱臼で多いのはどれか。
後方
31
27歳の男性。企業のラグビー選手として試合中に転倒し、左肩痛を訴えて受診した。来院時のエックス線単純写真を下図に示す。この写真から判断できる所見はどれか。
肩鎖関節脱臼
32
27歳の男性。企業のラグビー選手として試合中に転倒し、左肩痛を訴えて受診した。来院時のエックス線単純写真を下図に示す。患者はスポーツ選手を継続することを希望している。 治療として適切なのはどれか。
手術療法
33
2010年に定められたアメリカリウマチ学会とヨーロッパリウマチ学会との合同による関節リウマチ分類基準に含まれないのはどれか
朝のこわばり
34
60歳の女性。関節リウマチ。SteinbrockerのステージⅢ、クラス3で寛解状態であり安定している。 理学療法士が行う生活指導について誤っているのはどれか。
頚椎の等張性抵抗運動を励行する。
35
スワンネック変形で過伸展となるのはどれか。
近位指節間関節
36
関節リウマチに対する運動療法で正しいのはどれか。
等尺性運動で筋力を維持する。
37
関節リウマチにみられる変形と部位の組み合わせで適切なのはどれか。
内反小指変形:足部
38
関節リウマチの脊椎病変で最も多いのはどれか。
環軸椎亜脱臼
39
関節リウマチの症状と理学療法の組合せで正しいのはどれか。
環軸関節亜脱臼:頸椎前屈姿勢の予防
40
関節リウマチについて正しいのはどれか。
炎症が強い時期の運動療法は自動運動を中心に行う。
41
58歳の女性。12年前発症の関節リウマチ。突然指が伸展できなくなり受診した。 受診時の手の写真を下図に示す。 障害されたのはどれか。
(総)指伸筋
42
腰椎椎間板ヘルニアで正しいのはどれか。
進行性の筋力低下があれば手術療法を考慮する
43
腰椎椎間板ヘルニアの保存療法後の理学療法で誤っているのはどれか。
就寝時は側臥位で腰椎伸展位をとるよう指導する。
44
45歳の女性。3日前、自宅で荷物を持ち上げた際に、腰部と左下腿の後面から足背外側部にかけての強い痛みがあった。安静にしていたが、疼痛が軽快しないため受診し、腰椎椎間板ヘルニアと診断された。 最も疑われる病変部位はどれか。
L5/S1
45
45歳の女性。3日前、自宅で荷物を持ち上げた際に、腰部と左下腿の後面から足背外側部にかけての強い痛みがあった。安静にしていたが、疼痛が軽快しないため受診し、腰椎椎間板ヘルニアと診断された。 発症から2か月が経過し、足背外側部の疼痛と安静時の腰痛は改善したが、労作時に軽度の腰痛が続いているため再度受診した。 理学療法として適切でないのはどれか。
Williams型装具の装着
46
65歳の男性。変形性頚椎症。2年前から肩こりがあり、2か月前から頚部伸展時に右手の母指にしびれが出現し、右上肢のだるさと脱力感を自覚するようになった。下肢の症状やバランス不良はみられない。 右上肢において筋力低下が最も生じやすいのはどれか。
長橈側手根伸筋
47
Spurlingテストが陽性のとき、疑うべき疾患はどれか。
頚椎症性神経根症
48
腰椎変性すべり症で歩行中に殿部から下肢にかけて疼痛が出現したときの対応で正しいのはどれか。
しゃがみこむ
49
40歳の男性。長時間の立位により右下肢の疼痛が生じるようになったため受診し腰椎椎間板ヘルニアと診断された。右の片脚立位で踵の挙上ができなかった。 重度の感覚鈍麻が疑われる部位はどれか。
4
50
50歳の男性。1か月前から腰痛と右殿部痛が生じ、徐々に右下肢の疼痛が増悪してきた。腰部MRIを示す。 この病態で陽性になるのはどれか。
Lasegue test
51
14歳の女子。第5胸椎を頂椎とする側弯症。Cobb角は18度である。体幹前屈時の様子を図に示す。 正しいのはどれか。
右凸の側弯である。
52
腰椎分離症で分離するのはどれか。
椎弓
53
44歳の女性。1か月前から腰痛および左下肢痛を訴える。腰椎MRIの矢状断像(図:A)と水平断像(図:B)とを下図に示す。なお、水平断像は矢状断像で最も所見がある椎体間の高位のものである。 この患者にみられる所見はどれか。
左足部の感覚障害
54
40歳の男性。2週前から腰痛と右殿部から大腿前面にかけてのしびれが生じ、徐々に右下肢の筋力低下を自覚するようになってきた。 この患者に行う検査として適切なのはどれか。
1
55
頸椎の椎間孔圧迫試験はどれか。
Spurlingテスト
56
腰椎椎間板ヘルニアについて正しいのはどれか。
L5神経根障害では下腿外側から足背の知覚異常を伴う
57
頚髄損傷患者の起き上がり動作を図に示す。Zancolliの四肢麻痺上肢機能分類における最も上位の機能残存レベルはどれか。
C6BII
58
脊髄損傷で異所性骨化骨の好発部位はどれか。
股関節
59
脊髄損傷者(完全麻痺)が両側の短下肢装具と杖によって安全な屋外歩行が可能となる最も上位の機能残存レベルはどれか。
L4
60
脊髄損傷患者のトランスファーボードを用いたベッドから車椅子への移乗動作を図に示す。 この動作を獲得目標とする機能残存レベルはどれか。
C6
61
脊髄損傷(第7頸髄節まで機能残存)患者で自立が最も困難なのはどれか。
床面から車椅子への乗り移り
62
脊髄完全損傷者の機能残存レベルと実用可能な能力の組合せで正しいのはどれか。
第3胸髄節:自動車への移乗
63
27歳の男性。脊髄完全損傷(第5胸髄節まで機能残存)。日常生活は車椅子使用にて自立している。設計事務所に勤務しており、長時間のデスクワークを行うことが多い。多忙のため除圧を行う機会が少なくなっている。 この状況が続いた場合、褥瘡が生じる可能性が最も高い部位はどれか。
仙骨部
64
17歳の男子。頚髄損傷。プールに飛び込んだ際に、頭部を底に打ちつけて受傷した。受傷8週後のMMT結果を表に示す。 機能残存レベルはどれか。
C6
65
脊髄損傷患者のトランスファーボードを用いた車いすからベッドへの移乗動作を図に示す。 この動作を獲得目標とする残存レベルはどれか。
C6
66
脊髄損傷患者の車椅子上での除圧動作を図に示す。損傷レベルの上位から下位への順序で正しいのはどれか。
B→D→C→A
67
75歳の男性。交通事故による第5頸髄レベルの脊髄損傷で四肢不全麻痺。受傷後6か月経過。端座位の保持と手すりを使用した立ち上がり動作は可能。食事は太柄のフォークで自立。トイレ動作は見守りが必要。衣服の着脱は介助があれば行える。自宅内は手すり歩行で移動し、屋外は車椅子移動。 Frankel分類はどれか。
D
68
脊髄損傷患者(第5頸髄節まで機能残存)が可能な動作はどれか。2つ選べ。
肩関節外転, 前腕回外
69
25歳の女性。交通事故で頸椎脱臼骨折を受傷した。脊髄ショック期は脱したと考えられる。MMTで、肘屈曲は徒手抵抗に抗する運動が可能であったが、手関節背屈は抗重力位での保持が困難であった。肛門の随意的収縮は不能で、肛門周囲の感覚も脱失していた。 目標とする動作で適切なのはどれか。
起き上がり
70
26歳の男性。仕事中の事故によって頸髄損傷を生じた。S4、5領域の運動機能と感覚機能とは完全に喪失していた。徒手筋力テストの結果を表に示す。 到達可能と予測される動作はどれか。
自助具を用いた食事動作
71
ASIA機能障害尺度でL4のkey muscleはどれか。
前脛骨筋
72
68歳の男性。歩行中に転倒して歩けなくなり救急搬送された。上下肢に麻痺を認めたが骨傷はみられず、中心性頸髄損傷の診断を受けた。受傷5日後のADLは全介助であった。 6か月後にFIMでADLを評価したときに、最も自立度が低いと予想される項目はどれか。
更衣(上半身)
73
56歳の男性。数年前から頸椎椎間板ヘルニアを指摘されていた。昨日、自宅で転倒して突然に麻痺を呈した。頸髄損傷と診断され、主な損傷部位以下の機能はASIA機能障害尺度でBである。頸椎MRIを下図に示す。 正しいのはどれか。
肩をすくめることができる。
74
足関節内反捻挫後に筋力増強運動を行う下肢の筋で、再発予防に最も有効なのはどれか。
長腓骨筋
75
16歳の女子。バスケットボールの試合中に受傷した。同日病院を受診し、左足関節外側靱帯損傷と診断され、理学療法を行う方針となった。急性期の対応で正しいのはどれか。
受傷日から患部の安静目的に固定を行う
76
膝関節前十字靭帯再建術後3日経過した時点で行う理学療法として適切でないのはどれか。
ハーフスクワット
77
この検査で陽性となるのはどれか。
ハムストリングス損傷
78
20歳の男性。運動時に膝関節痛を訴える。この検査で陽性となった。疑うべき病態はどれか。
半月板損傷
79
21歳の女性。バレーボールで着地時に足関節痛を訴えた。検査法を図に示す。 この検査で調べる靭帯損傷として正しいのはどれか。
前距腓靭帯損傷
80
膝前十字靭帯損傷と合併して損傷しやすい部位はどれか
内側半月板
81
39歳の男性。野球の試合中にジャンプしてボールをキャッチした着地時に、踵に疼痛と違和感とを訴えた。その直後から歩行困難となったために、応急処置の後に緊急搬送された。搬送先の病院で撮影された足部MRIを下図に示す。矢印は損傷部位を示す。 受傷直後の処置として適切なのはどれか。
足関節底屈位での固定
82
部分損傷をきたした靱帯と強化すべき筋の組合せで適切なのはどれか。
前距腓靱帯:長腓骨筋
83
20歳の女性。1か月前に転倒し、疼痛は軽減したが膝関節の不安定感があり来院した。 他に損傷がなかった場合、優先すべき治療はどれか。
大腿四頭筋の強化
84
膝前十字靱帯断裂の評価で適切な検査法はどれか。2つ選べ。
前方引き出しテスト, Nテスト
85
疾患と診断に有用な整形外科的検査法の組合せで正しいのはどれか。
アキレス腱断裂 ― Thompson テスト
86
膝半月板断裂で陽性を示すのはどれか。
McMurrayテスト
87
腱板損傷の検査で正しいのはどれか。
Drop armテスト
88
肩関節の関節可動域が屈曲100°、伸展10°、外転60°、外旋5°、内旋45°の肩関節周囲炎患者で障害されやすい動作はどれか。
結髪動作
89
上腕二頭筋腱炎で陽性所見を呈する検査はどれか。
Yergasonテスト
90
20歳の男性。肩関節の疼痛を訴える。図に示した状態から手背を腰部から離すように指示したところ、離すことができなかった。 筋力低下が疑われるのはどれか。
肩甲下筋
91
腱板断裂損傷の徒手検査で陽性となる可能性が最も高いのはどれか。
drop arm test
92
胸郭出口症候群で陽性となる検査はどれか。
Roosテスト
93
Froment徴候が陽性のとき、麻痺を疑うべき神経はどれか。
尺骨神経
94
肘部管症候群の所見で正しいのはどれか。2つ選べ。
小指球の筋萎縮, Froment徴候陽性
95
胸郭出口症候群に最も関与するのはどれか。
前斜角筋
96
肘部管症候群を疑う所見はどれか。2 つ選べ。
小指のしびれ, Froment徴候
97
慢性腰痛に対する認知行動療法で誤っているのはどれか。
痛みの有無を頻回に確認する。
98
慢性腰痛に対する認知行動療法でないのはどれか。
痛みの有無を頻回に尋ねる。
99
35歳の女性。橈骨遠位端骨折後に右上肢にCRPS(複合性局所疼痛症候群)を生じた。この患者にみられる所見に合致しないのはどれか。
痛覚鈍麻
100
慢性非特異的腰痛の理学療法介入方法について、理学療法診療ガイドラインで強く推奨されているのはどれか。
認知行動療法