問題一覧
1
野生生物=Wildlife は、( )にない生物を広くさす語。 日本語の( )には特別な定義がない。 また英語の Wildlife についても( )を含んでいないこともある。 キジバトとドバトで対応が違う。本来、( )が必要。 鳥インフルエンザなど( )に注意 キツネはエキノコックスに注意。処分 方法をあらかじめ想定。
人間の管理下, 野生動物, 魚, 捕獲許可, 感染症
2
野生動物について正しい( )をもつこ とで、適切な( )をとったり、正しい( )活動をしたりできる。 キツネ: ()→いずれも簡単 ではない。 カラス:どこまで( )で対策をする か。都市部では行政が負担しているところもある。まったく( )しないところもある。 オジロワシ:保護鳥獣( 、天然記念物) クジラ:種類を判断、クマ対策に注意。 大きくわけると、( )類。( )類。 イルカは小型の( )類。
知識, 対策, 普及教育, 柵、電気柵 , 行政, 対応, 国内希少野生動植物種, ヒゲクジラ, ハクジラ, ハクジラ
3
トド、シカが出ている→できる事を現場で判断する。トドは類似種( )の対象外に注意。 まず( )に行くことが大事(=会って話をする) できる限りの( )はすると話す 動物の( )と( )スキル ( )の知識と( )の連携 ( )関係をつくる · 日本の自然保護政策(国立公園など)に は、複数の( )が関与するのが普 通。このほかに国士交通省なども関連 ·行政間の( )が問題解決には重要だ が、うまくいってないケースも多い。
鳥獣保護法, 現場, 対処, 知識, 対応, 法律, 行政, 信頼, 行政機関, 連携
4
( )は、人間の健康 が( )や動物と共有している( )を健全に保つことと結びついているという考え方。 · 2004年に野生生物保全協会がニューヨークで開催した国際シンポジウムで提唱された( ) 原則を端緒とする。 ·人·家畜·動物の健康は一体であり、 ( )は食料·経済·生物多様性にも脅威であると認識する。 ·土地·水の利用の決定は健康に実際に影響を及ぼすと認識する。その認識不足は( )の許容力の低減と感染症の出現·拡散をもたらす。 ·動物の健康科学を人の疾病対策に組み入れる。 ·( )は環境保護に有効であると認識する。
ワンヘルス, 動物, 環境, マンハッタン, 感染症, 生態系, 公衆衛生
5
· 新興·再興感染症の予防·制御対策は、適応型·総合的·前向きに企画する。 ·感染症対策の策定時に、( )の保全と人のニーズ(家畜の健康を含む)との完全統合を検討する。 ·感染症の出現·拡散のリスク低減のため、生きている野生動物·その肉類の( )需要を削減し管理する。 ·感染症制御のための自然状態の野生生物種の大量捕殺は国際的·学際的·科学的な( )のあるときに限る。 ·新興·再興感染症による人·家畜·動物に対する脅威の深刻さに応じて、世界の人·動物の健康のための投資を増やす。 ·世界の建康と生物多機性の保全のため多様な主体による国際協力関係を構築する。 ·感染症早期警戒態勢の確立に向けて世界野生動物健康( )ネットワークへの十分な資材と支援を提供する。 ·健全な地球環境に向けて健康と生態系の一体性に関する理解を促進するため、世界の人びとへの( )および政策過程への働き掛けに対して投資する。
生物の多様性, 国際取引, 合意, 監視, 教育啓発
6
ヒト、動物、環境等の複雑な( )によって生じる感染症の対策に、公衆衛生、動物衛生等の関係者が連携し、( )となって対応しようとする概念 ·人の健康と動物、環境は密接不可分であることを認識することにより、パンデミック等の重要な健康上の課題を追跡するためのシステムであり、そうした課題の( )的な原因に対処するためのこれら3つのセクターの取組を活用するもの。 合衆国の機関USGSは、北米のコウモリ のSARS-CoV-2に対する( )を調査 した。感染確率は1000匹中、夏に2匹未 満、冬に1匹程度だった。種による違いなども調べている。また、絶滅危慎種のイタチ個体群に( )ワクチンの接種も行った。
相互作用, 一体, 根源, 感受性, コロナ
7
<人間> ·( )の過剰or不適切な使用、病院での薬剤耐性菌への感染、旅行の増加など <ペット、家畜、農耕> ·抗菌、抗菌耐性(糞、 死体、寄生虫に対する)、人間との( )、食物、農作物 ·人類の健康、家畜の健康、野生動物の健康、生態系の状態は本質的に関連しているという概念。これらの「システム」の1つに影響を与えるプロセスは、 必然的に他の「システム」にも影響を及ばす。この概念図は、ヒト集団および家畜における抗菌薬耐性(AMR) の発症のシステムとドライバーの間のインターフェースにおける伝達の重要な要因のいくつかを説明している。 AM: 抗菌性。AMR: 抗菌耐性。AMD:抗菌薬。 く野生動物> ·抗菌、 抗菌耐性(水、土壌、被食種、寄生虫) ·人間との直接間接的接触、( )など
抗生物質, 接触, 侵入
8
個体群:ある区域に生息する(同種個体)の集合。各個体はそれぞれ遺伝子をもち、群れをつくることもある。「種」はマイヤーの( )を使うことが多い。 ·群集:ある区域に生息し、相互作用しあ う( )から成る全体の集合。 ·生態系:ある地域の生物群集と非生物的 環境とで構成されるシステム。系内に( )と( )の流れがみられる。 ·指数関数的成長とロジスティック成長 (N は個体数、t は時間、dN/dt が個体数 の増加率を意味する。rは内的自然増加 率、Kは環境収容カ) ·アザラシの自然個体群はロジスティックな成長を示す。1992 年以降、個体数は( )(点線、水平線) 付近で変動している。
生物学的種概念, 異種個体群, 物質循環, エネルギー, 環境収容力
9
群集の組み合わせ方法 (A)一般的な分け方で分類の近さによる (B)( )によるもの。(前と同じ)とは、同じ資源に依存するグループのこと。 (C)機能的なグループによるもの。 植物などもふくめて死んだ有機物を資源として利用する従属栄養生物が存在し、分解者とよばれる。 ·分解者としてまとめられている中に、それぞれ役割があり、捕食者も含まれている。(ひとつの( )とみなせる) ·地球に生命が誕生したのは約( )前とされる。その後、数多くの生物種が誕生、絶滅を繰り返して現在に至っている。 生物はそれぞれ下等なものから高等なものに変化すると考えた。( )が子孫に、遺伝して変化するという用·不用説。
ギルド, 生態系, 35億年, 獲得形質
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(1) 変異の存在と遺伝:生物がもつ性質は、同じ種の中でも個体によって少しずつ異なっている。このような個体間でみられる(①)のいくつかは、親から子どもに伝えられる。 (2) 生物の過剰な繁殖能力:生物は、生存し繁殖する個体数以上の繁殖を行っている。 (3) 生存のための奮闘:どの生物も、生きて子孫を残すため、周りの( )や( )と奮闘している(直接的な競争のみを意味しているものではない) (4)( )変異の保存:生存や繁殖により有利な性質(変異)をもつ個体は、多くの( )を残すことができる。この過程が繰り返されると、( )期間のうちには生物個体にとって有利な変異が保存され、不利な変異が失われる(自然選択) ·ガラパゴス諸島の各島のフィンチ類は既知のフィンチ類と比較すると、嘴が少しずつ異なっていた。→(①)の存在 ·たくさんのフィンチが生まれるが生き残る個体は一部→過剰な( )能力 ·他の個体よりも多く生き残り、子孫を残すことが必要→( )のための奮闘 ·長い時間では環境で有利な変異の個体が残り保存される→有利な(①)の保存
変異, 環境, 生物, 有利, 子孫, 長い, 繁殖, 生存
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( ):その環境で生存と繁殖をうまく行えるような性質をそなえること。適応は自然( )によって進化してきたもの。 ( )器官 異種の動物または植物の間で、ある器官の形態と機能がどうであっても歴史的起源が同じである場合。 分子進化の( )説: 1968年、木村資生が発表した説。有害な突然変異でない限り、むしろ偶然に種全体に広まるのであり、どの変異も等しくそのチャンスがある。
適応, 選択, 相同, 中立
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( )浮動 ある一つの対立遺伝子について、集団サイズ別に50世代にわたる10回のシミュレーション結果。シミュレーション条件は、上から、nー20,200,2000. 対立遺伝子の初期度が0.5.これらの結果を見ると、対立遺伝子が集団から除かれる(頻度が0)、あるいは、集団に固定する(頻度が1)ことは、集団サイズが最も( )シミュレーションでのみ起こっている。
遺伝的, 小さい
13
無脊推動物とは、終生、脊推を持たない動物のこと。 脊椎とは、脊推動物の背面近くにある( )を保護する骨格を指す。 哺乳類は脊推動物で( )動物であり、基本的に有性生殖を行い、現存する多くの種が胎生で、( )で子を育てるのが特徴である。
脊椎, 恒温, 乳
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リンネ(1707-1778) <二名法>学名=( ) +( ) エルンスト·マイヤー(1904~2005) 生物学的種概念 「潜在的に交配可能な集団間での(①)の発達」 十分な(①)が進化→遺伝的交流が完全に失われる→様々な形質に分化が生じる
属名, 種名, 生殖隔離
15
・異所的種分化:地理的に( )された集団間に見られる。孤立集団は異なる選択圧や( )で、遺伝子型·表現型に違いが生じる。 ・周辺種分化: 新種は元の集団から隔離され遺伝子の交換が制限された小集団で誕生する。 ・側所的種分化: ニつの集団の生息地は基本的には離れているが、部分的に重複する。双方の集団の個体はしばしば地理的障壁を行き来する。しかし交雑個体の( )の低下は二種の融合を妨げる選択圧をもたらす場合がある。 ・同所的種分化:全く地理的に( )されていない集団から新種が誕生すること。同所的種分化に分類される特殊な種分化として、( )がある。 ゲノムが倍数化し、にもかかわらず繁殖能力を失わなかった場合、他の個体からは生殖隔離され、新たな種が誕生する。
隔離, 遺伝的浮動, 適応度, 隔離, 倍数体
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ロンドン地下鉄内にいるアカイエカは、地上の種と( )しているといわれている ·この例も含めて、周辺、側所、異所、同所といった地理的な関係は暖味とされるようになってきた。 ·屋久島の渓流沿いから森林にかけてキッコウホグマ、ホソバハグマの2種が分布。共通祖先から生まれたもの。両種は交雑するが、現地では交雑帯はわずか。 ·ホソバは渓流で明るい日光条件に適応、キッコウは林内の弱い日光条件に適応していた ·当初は( )的だが、時間経過により( )的となる。 生態系の多様性:森、川、海などいろいろなタイプの( )があるということ
分化, 局所, 側所, 生体系
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種の多様性: 動物、植物、菌類、細菌類などいろいろな種類の生き物がいること 遺伝子の多様性(遺伝的多様性):同じ種類の生き物でも( )のちがいによって、色、 形、模様などにいろいろな個性 (形質)があること 生態系サービス 1.供給 食糧、( )繊維、 遺伝子資源 2. 調整 気候、洪水制御、 環境浄化、花粉媒介 3. 文化 文化形成、観光、( )価値、環境教育 4, 基盤:一次生産、酸素の供給、栄養塩の循環、土壊の形成
遺伝子, 医薬品, 精神的
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<鳥獣保護管理法> ·野生鳥獣を対象とする。 ·狩猟以外の捕獲は許可が必要 <種の保存法> ·希少種の捕獲を禁止 く文化財保護法> ( )の現状変更に該当 <鳥獣保護管理法:鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律> ·鳥類又は哺乳類に属する野生動物·鳥類の卵が対象 ※80条による除外種がある:ニホンアシカ、( )5種、ジュゴン以外の海棲哺乳類、 いえねずみ類3種
天然記念物, アザラシ
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<種の保存法:絶滅のおそれのある野生動 植物の種の保存に関する法律> ·国内外の( )を対象とする <文化財保護法> (現状変更等の制限及び原状回復の命令) 第百二十五条 史跡名勝天然記念物に関しその現状を変更し、又はその保存に影響を及ぼす行為をしようとするときは、文化庁長官の許可を受けなければならない <水産資源保護法> 水産生物種の( )、保護が主目的。捕獲禁止対象種として、ホッキョククジラ、シロナガスクジラ、スナメリ、ジュゴン、コククジラを指定。 <臘虎膃肭臍狩猟獲取締法> ラッコ、オットセイの資源保護が目的。捕獲を禁止
希少野生動物, 資源
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*狩猟以外は野生鳥獣の捕獲禁止 *許可を受けて捕獲をするケースがある ( ) *許可捕獲のかなりの部分は( )に 権限を委譲 ·狩猟:趣味で行う捕獲 ·許可捕獲:何らかの必要があり許可を受 けて行う捕獲(( )防止、学術調査な ど) ( )散弾は中毒が問題となっており、北海道などで禁止されている。 · 特定猟具(獣やわななど特定の猟具を使 用できない地域を設けている場合がある) ·許可捕獲の場合 1. 有害鳥獣捕獲 2. 学術捕獲 3. 標識調査など ·有害鳥獣捕獲の対象種など権限が市町村に委譲されている種も多い。 ·クマなど緊急の場合に備えるために、 ( )に許可をとっておき、ハンターに持ってもらうことがある。
許可捕獲, 市町村, 被害, 鉛, 事前
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( )は鳥類28種、獣類20種 →ただし、都道府県が別に指定しているケースがある。 ( )や性別で分けられているケースに 注意 たとえばイタチ(オス○·メス×)、テン○だがツシマテンは×。 *野外で識別困難な種も多い。 狩猟期間=猟期 *秋~春の( )の良い時期(北海道以外11/15~2/15、北海道10/1~1/31) *地域により、さらに細かく設定されているケースがある。
狩猟鳥獣, 亜種, 見通し
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国内希少野生動植物種の例:オジロワシ、イヌワシ、 クマタカ、( )など鳥類45種、( )なと哺乳類15種。植物、甲殻類、昆虫類、両生類、爬虫類なども。 国際希少野生動植物種の例:コツメカワウソなどカワウソ類、ヒグマ (個体·毛 皮)、ウミガメ科全種など 国内希少野生動植物種:( )禁止。販売 目的での陳列または広告、( )等、輸出入禁止 国際希少野生動植物種:捕獲禁止。販売目的での陳列または広告、譲渡し等、輸出入時の承認必要 ·ワシントン条約「絶滅のおそれのある野生動植物の種の( )に関する条 約 ·1973年(昭和48年)に米国のワシントンD.C.で採択されたことから、ワシントン条約という通称でよばれている。 ·絶滅に瀕している野生動植物種について、過度の利用による絶滅を国際取引の輸出国と輸入国とが協カして防止し、それらの種の保全を図ることを目的とした条約、絶滅のおそれの程度、必要とされる規制の内容に応じて3つに区分(( ) Ⅰ〜Ⅲ)されている。
タンチョウ, イリオモテヤマネコ, 捕獲, 譲渡し, 国際取引, 附属書
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·タイマイの甲羅(事業のときは届出)、 レッサースローロリス(密輸入が発覚)、 センザンコウ(剥製·オークションサイト から摘発) ·( )を受けている場合、許可事業者 による場合など違法でない例もあるので注意。
登録
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天然記念物は日本列島の成り立ちを示す地質現象や,過去の生物の姿を知ることのできる化石,日本列島の生物地理学的な特性を示す固有種等の動植物などで、日本列島がたどってきた「( )」としての意義を持つ。 さらに、人がかかわり、作り上げた自然,すなわち巨樹,ホタルなど日本人の自然観の形成に寄与したものや, 並木, 家畜·家禽など,人がかかわって作り上げたものなどで、私たちと自然との親密さを物語る「( )」としての意義も持つ。 ※文化財の中に天然記念物(特別天然記念物)が含まれる。 ·特別天然記念物:アホウドリ、アマミノクロウサギ、イリオモテャマネコ、オオサンショウウオ、( )、カワウソ、カンムリワシ、コウノトリ、( )、( )、土佐オナガドリ、ノグチゲラ、メジロ、ライチョウ
自然史, 文化史, カモシカ, タンチョウ, トキ
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外来生物法=( )による生態系等に係る被害の防止に関する法律 ·( )、クリハラリス、オオクチバス等 ·クマタカの法律上の位置づけは? ( ) ·ワシタカの保護をするときに注意すべき点は? →個体と保護者が( )ようにする →鳥インフルエンザなど( )対策
特定外来生物, アライグマ, 国内希少野生動物, けがをしない, 感染症
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<鳥獣保護区> 自然生態系の維持に重要かつ人間にとっても豊かな生活環境を形成する重要な要素である鳥獣の保護繁殖を図る。 <天然記念物> 多様性に富み固有の文化の形成にもあずかっている自然を記念し、( )に貴重な自然を指定しその保存を図る。約960箇所で23か所は保護ランクの高い天然保護区域となっている。 <自然公園> すぐれた自然の( )を保護、および( )の促進をはかる。
学術的, 風景地, 利用
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自然公園法→28の( )公園、55の( )公園、304の都道府県立自然公園を指定。 国土面積の14.1%。 自然公園の仕組みの違い (①)自然公園 (①)自然公園は(地域)を指定して自然公園とする (②)自然公園 (②)自然公園は機関が( )として自然公園を管理する ■国有地の大部分は国 ( )(林野庁所管) ·国立公園、国定公園の中に( )がかなりの割合で存在する。 ·鳥獣保護区や保護林など他の法律による枠組みと重なり合っていることが多い
国立, 国定, 地域性, 地域, 営造物型, 財産, 有林, 民有地
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森林法による( )制度もある。水源かん養保安林、土砂流出防備保安林、魚付き保安林など ·鳥獣保護区は( )ができない。ほかにも細かく禁止区域、制限区域が定められている。 知床半島のシカ狩猟地域と狩猟期間の例 A:国指定( )保護区 B:シカ捕獲禁止区域 C:期間によって捕獲可、しかし禁止区域もある D:期間中は捕獲可、ただし鳥獣保護区もある ·特別保護地区:エ作物の新築や水面埋め立て、伐採などが規制される。 ·特別保護指定区域:特定の( )が規制される。(国指定は知床と小笠原の2か所)
保安林, 狩猟, 鳥獣, 行為
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調査の背景·目的 1.生物の理解のため ( )研究 ·生理学、生化学、 生能学、行動学、社会学などさまざまな分野で学術的研究が行われてきた。 2. 保護管理のため ( )研究 ·生活、経済被害対策 各種の保全、管理 ·感染症対策など 生物学的調査:調査手法が発達してきたことで、さまざまな分野で積極的に研究が進められている。 生息動態調査:近年は個体群だけでなく、群集レベルでの調査研究も必要となっている。 自然環境調査:生物学的環境には( )種や( )種、( )相手などが含まれる 社会環境調査:自然科学だけでないアプローチも必要である ·( )は国内、国外のネットワークもつくられてきた。 · 個体群·群集管理や被害防除には担い手の問題も存在する ·生息地管理は都市部への出没や農林業放棄地対策などが課題となっている。
基礎, 応用, 捕食, 被食, 競争, 保護増殖
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パンダはクマ科に含まれ、 ヒグマにも近縁な種であるが、( )の形態に特徴があった。この6番目の指は「種子骨」の変化したもので、パンダの主食であるササや竹の捕食に役立つとされてきた。 実際には種子骨の作用だけではなく、種子骨と副( )骨をつかって竹などをつかんでいることを明らかにした。 乳歯から永久歯になる若齢個体 ( )途中であることがわかる。 老齢個体 犬歯が( )しているほか、上下ともに1本ずつ欠落している。
親指, 手根, 萌出, 摩耗
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a〜gの動物がア〜コのどの科に属するか aタヌキ bニホンアナグマ cコヨーテ dジャイアントパンダ eニホンジカ fアライグマ gアメリカミンク ア.ウシ科 イ.アシカ科 ウ.アライグマ科 エ.イノシシ科 オ.シカ科 カ.ウシ科 キ.イタチ科 ク.スカンク科 ケ.クマ科 コ.イヌ科
コ, キ, コ, ケ, オ, ウ, キ
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歯髄のまわりに( )質、歯冠部の象牙質は( )質に、歯根部はセメント質でおおわれる。 クロテンの( )サイズの季節変化とツシマテンの精巣断面→季節変化がみられる。 ·アザラシ科、アシ力科、セイウチ科の系統は過去に論争があったが、近年では単系統説がおおむね支持されている。 ( )化=退化している。 遺伝子解析の結果から、これらは2回にわたってアシカ科、アザラシ科それぞれの系統で生じたことがわかった。→陸上にいた時代から祖先系統は2つに分かれていたのではないか。 ( )DNA:環境に残された生物のDNA 情報のこと。例えば魚や両生類なら、排池物や粘液などの形で自らの DNA を常に水中に放出していると考えられる。また、他の生き物でも皮鹿や毛、唾液や汗などを環境中にDNA として 排出している。
象牙, エナメル, 精巣, 偽遺伝子, 環境
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·1~数塩基の( )配列で高い変異率 マイクロサテライトを対立遺伝子と考えると複数の遺伝子を比較して親子判定ができる。 また対立遺伝子の組み合わせは各個体に固有のものになるので( )識別にも利用できる。 ·インドの野生ドール305個体のマイクロサテライトデータから残存個体群の中で( )交配の進んでいる集団がわかった。円グラフは各集団における遺伝子型の割合、サイズは各サイトの個々の遺伝子型の数に比例する。
繰り返し, 個体, 近親
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( )法 ·糞が粒状になる動物では、カウントしやすい。 ·事前に1日の排義数を調べることもある(シカは1日1000個くらい) ( )センサス 夜行性の動物は昼間より活発なので数えやすい 天候や時期、調査者で発見率が変わる可能性がある ( )センサス 開けた場所に出てくる場合は有効な方法である。 森林が多かったり、季節によっては見落としが増えたりする。 ( )(CPUE) あたりの捕獲数に直したり、補正を加えたりする。
糞塊, スポットライト, 航空, 獲得努力量
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DNAの( )トラップ 調査地内を1km 四方のメッシュにわけた。上の点ラインは足跡、下の点·ラインは糞のあったメッシュの割合。( )推定を利用している ( )発信機 ジャイアントバンダの追跡結果:夏と冬とで( )違いがある。 コンドルの追跡結果(亜成体·メス)→風力発電地域と重複している
ヘア, ベイズ, GPS, 利用地域
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ピットフォール:虫や食虫類などをサンプリング シードトラップ:( )の量を把握する方法 ( )(地理情報システム) さまざまな空間データを層(レイヤー)に分けて管理し、空間的位置にもとづいて基盤とする地図上に重ね合わせる レッサーパンダの種の分布、景観の接続性モデル→( )の適地を評価する 生態に不明な点が多いウバザメ6匹に、時間深度記録装置と衛星遠隔測定装置を組み合わせた曳航( )が付けられた ·摂食現象は深さ1メートル以内でのみ発生し、水面近くで泳ぐ時間が3/4 を占めていた。日照時間の最大 88% をその浅い場所で過ごした。
果実, GIS, 保護区, カメラ
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調査記録 アナログからデジタルへ データの整理の簡潔さ、利便性とともに( )の観点が必要 各地点で10 日ごとに各種が検出·非検出のデータとして、( )(0ccupancy model)で解析を行った。→森林の影響を評価 知床半島での海鳥( )事故 (2006年)観測プイを想定した( )
長期記録, 統計モデル, 油汚染, シミュレーシュン
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シカ、カモシカ、イノシシの特徴と問題 鯨偶蹄目……距骨に( )システムがある。 シカ科と( )科がイノシシ科よりも近縁 ( )(180万~1万年前)の後期(寒冷)に日本列島には大陸由来の大型晴乳類が分布していた。これらの種は最終( )のピーク(25,500年~16,000 年前)に絶滅したと考えられている また、更新世には( )が何度かあり、海面が昇して日本は大陸と地続きになることがあった。津軽海峡は 20万-10 万年前に成立したとされる。サハリン経由で北海道にはいってきた動物群は本州に到達できなかった。
二重滑車, ウシ, 更新世, 氷期, 氷河期
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ニホンカモシカの体重はオスとメスでそれぞれどれくらいですか?
オス30-40kg、メス33-43kg
40
ニホンカモシカ以外にもカモシカ属にはどのような種類がいますか?
タイワンカモシカやスマトラカモシカ
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シカ、カモシカ、イノシシの特徴と問題 鯨偶蹄目…距骨に( )システムがある。 シカ科が( )科がイノシシ科よりも近縁 (①)(180万~1万年前)の後期(寒冷)に日本列島には大陸由来の大型哺乳類が分布していた。これらの種は最終(②)のピーク (25,500 年~16,000 年前)に絶滅したと考えられている。 また、(①)には(②)が何度かあり、海面が下昇して日本は大陸と地続きになることがあった。津軽海峡は 20万-10万年前に成立したとされる。サハリン経由で北海道にはいってきた動物群は本州に到達できなかった。
二重滑車, ウシ, 更新世, 氷期
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<ニホンカモシカ> ( )種で東北~九州に分布している ·体重:オス30-40kg、メス33-43kg。 肩高:オス、 メスとも70-80cm。 角長:オス、メスとも13±1cm→ ( )がない。 顕著な地域差はないが、南方の個体群が若干小型。 ·眼下腺から出る分泌液を木などにこすりつける習性がある。 カモシカ属は( )亜科でゴーラル属と近縁。ゴーラルはロシア~東南アジアの山地に生息する。 ·カモシカ属にはニホンカモシカ(Capricornis Crispus ) のほかにタイワンカモシカ(C,Swinhoe)やスマトラカモシカ (C.sumatraensis)がいる。 日本には更新世に東シナ海ルートで入ってきたと推測される。最古の化石は9万年前のものが青森や岩手でみつかっている。 数十万年前の氷河期には現在よりも植生帯が1000m 以上低くなっており、ゴーラルやカモシカの仲間は低標高地域に分布していた。 約2万年前以降から現在までは植生は高山まで広がった一方で、平野部で人為的圧力が増え、ゴーラルやカモシカは( )地域を利用するようになった。 ·北海道にはいない。中部以東は分布も増え、飽和状態。中国、 四国、九州ではかつてより大幅に数が減った。( )に瀕している地域もある。 カモシカの分布域は,主に落葉広葉樹林帯と重複しており、東日本で広く,西日本で狭い、現実には落葉広葉樹林が針葉樹人工林に置き換えられている地域が多いので、カモシカ分布域の約30%は人工林と重なる。 生息密度は全般的に低く大部分の地域は数頭/㎢以下、最高でも20数頭/㎢程度である。 栃木県の足尾や鈴鹿山地では( )の密度は著しく上昇し,カモシカの密度が低下するという現象が起きている。両者の関係は不明な点が多いが、競争的な関係も想定される。 ·ヒツジもカモシカも若齢個体は角によって( )を知ることができる。 ·カモシカでは太い輪(写真の白い矢印)と角輪(黒い矢印)が角にあり、角のサイズとこれらにより年齢を推定できる。 1歳:角長が10cm前後で角の根本に数本の太い輪がみられる。 2歳:角は成獣クラスで13cm前後、太い輪は4-7本。 3歳以上は5-10本程度の太い輪と角輪が見えるがそのあとの年齢は野外では識別困難。 ·交尾期は9-11月、妊娠期間 210-220日、出産ピークは5-6月で通常は1子。 ·親子は一年ほぼ一緒に過ごす。 · 性成熟はオス2.5-3歳、メス2.5-4.5歳。 ·オスとメス( )で行動圏を持つことが多い。 · ( )関係が長期間続く。 食性 ·春~秋は草本類、落集広葉街の葉、芽、小枝、 花、実を食べる。 冬には針葉樹の先端部も食べるほか、積雪期はササも食べる。→( )タイプ ( )地方で被害が大きい。農業被害は1980年代後半から出始め、近年でも毎年 500~900haが報告されている。林業被害は1970 年代末にピークに達し、その後減少に転じた。1980 年代末には( )の被害が上まわった。 林業被害はスギ、ヒノキなど 農業被害はキャベツやイモ類など 電気柵による対策 適切に張り、( )をすれば効果が期待できる。金網と併用することもある。 ·環境庁, 文化庁,林野庁は,1979 年にカモシカ保護管理方針の大幅な転換に合意(( )合意)。 (1)天然記念物に指定し保護地域を設ける (2)保護地域内に関しては管理機関を定め被害防除とカモシカの保護管理を進める(→捕獲を認めない) (3)保護地域以外では被害防除を進めるとともに 、 必要な場合は個体数の調整を行う · 1989~捕獲開始。2000年以降、 各地域で「特定鳥獣保護管理計画」にもとづく( )調整捕獲が行われてきた。
日本固有, 性的二型, ヤギ, 高標高, 絶滅, シカ, 年齢, ペア, 配偶, グレイザー, 東北, シカ, メンテナンス, 三庁, 個体数
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野生動物とは定義の困難な言葉である が、次のようにしたとき、○に入るも っとも適切な言葉を選びなさい。 「野生動物とは人間の○○〇にない動 物である。」
管理下
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野生動物問題に取り組むうえであまり 望ましくないことを次の中から一つ選 びなさい。
一つの機関の職員がすべての対策をオールマイティにこなすこと
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オジロワシがケガをしていると通報を 受けた自治体職員が考慮すべきことを すべて選びなさい
環境省に連絡して連携した対応をする, 爪や嘴で保護者がケガをしくないようにする, 鳥インフルエンザなど感染症対策, 天然記念物としての取り扱いと届出
46
クマ科とイヌ科の足跡の違いを正しく 記述しているものを次の中から選びな さい
ふつうクマ科は5本の指の跡がめだつがイヌ科は4本の指がめだつ
47
ワンヘルスは[ ]の健康が動物や動物と共有している[ ]を健全に保つことと結びついているという考えである。 たとえば[ ]は食料·経済·生物多様性にも脅威であると認識したり[ ]は環境保護に有効であると認識したりする。
人間, 環境, 感染症, 公衆衛生
48
ダーウィンの進化論に「含まれていない」内容は次のどの概念か選びなさい。
親が成長する過程で獲得した形質は子に遺伝する
49
集団内で有害でない対立遺伝子頻度が偶然の作用で変動する現象をなんとよぶか書きなさい
遺伝的浮動
50
遺伝的浮動などをもとに木村資生が主張した進化に関する学説をなんというか
中立進化説
51
コウモリの翼とサルの腕のように、進化して形はかわってももともと同じ器官だったと考えられるものをなんというか
相同器官
52
生物多様性には3つのレベルがある。「遺伝子」の多様性、「種」の多様性ともう一つは何の多様性か、漢字3文字で書きなさい
生態系
53
このから国内希少野生動植物種に指定されている種をすべて選びなさい
ツシマヤマネコ, シマフクロウ, アマミノクロウサギ
54
つぎのうち、法に基づく捕獲許可が必要な行為をすべて選びなさい
ノウサギをわなでつかまえくる, 庭にあるカラスの巣を卵ごと撤去する, ドバトをつかまえる
55
つぎのうち特別天然記念物はどれか選びなさい
カモシカ
56
つぎのうち、外来生物法で禁止されている行為はどれか、すべて選びなさい。なお、この問題の選択肢技に出てくる生物はいずれも持定外来生物である。
生きたままアライグマを移動すること, カミツキガメを輸入すること, クリハラリス(タイワンリノス)を家で飼育すること
57
日本のようにある地域を指定している国立公園をなんというか次の空欄に当てはまる語を漢字2文字で書きなさい ( )制国立公園
地域
58
カモシカの保護管理の現状について、最もあてはまる説明を次から選びなさい
東北地方では分布が拡大しているが、中国·四国·九州では絶減に瀕している地域もある
59
次の中からシカとイノシシに共通する特徴をすべて選びなさい
どちらも反芻動物である, どちらも鯨偶蹄目の動物である, どちらも多大な農業被害を与えており、問題となっている
60
イノシシの食性を表す記述として次の中からもっともふさわしいものを選びなさい
雑食性だが多くは堅果や根など植物質の割合が高い
61
ニホンジカの繁殖に関する記述で次の中から誤っているものを選びなさい
オスとメスが1頭ずつペアとなってペア同士は重ならないような行動圏をもつ
62
20~10万年前に北海道と本州との境界である海峡ができたため、この境界をはさんで動物相が大きく異なっている。この境界のことを○○○○○○線という。この○に入るカタカナ6文字を書きなさい。
ブラキストン
63
イヌ科は数百万年前に大きく4つのグループに分かれた。その際のキツネとタヌキの系統関係について、次の中から正しい記述を選びなさい
キツネとタヌキは同じグループで、オオカミやハイイロギツネと異なるグループだった
64
都市部におけるキツネ対策として望ましいと思われることを次の中からすべて選びなさい
糞が多く発見された緑地では、住民に対してキツネ糞に触れないよう注意を伝える, 駆虫薬入りの餌を散布し、キツネの寄生虫感染率を下げる, 糞密度が高くなる場所で頻繁に糞の回収を行い、衛生管理につとめる
65
国立公園で野生動物への餌付けを規制している法律は何か、次から選びなさい。
自然公園法
66
キツネやタヌキのように、環境の変化にあわせて餌を幅広くシフトできる種を機会採食者というが、英語では何というか書きなさい
オポチュニスト
67
次のうちイタチ科に含まれない種を追びなさい
アライグマ
68
ラッコやクロテンは人間に乱獲されてきた歴史がある。乱獲をした最大の目的は何か次の中から選びなさい。
毛皮をとるため
69
次の中でもっとも樹上性が強いイタチ科のグループを選びなさい
テン
70
イタチ科に関する説明として次の中から誤っているものを選びなさい
遊泳性の種は含まない
71
日本国内に生息しており、天然記念物となっているイタチ科の名前(亜種名)をカタカナで書きなさい。ただし、対馬で発見されたカワウソは現時点では位置づけが不明確なため除外する。
ツシマテン
72
IUCNの絶滅危倶種を絶滅リスクの高いカテゴリー順に並ベると次のどれが正しいか選びなさい
CR>EN>VU
73
日本で国内希少野生動植物種の指定根拠となっている法律を次の中から選びなさい
種の保存法
74
次のうち、環境省レッドデータブックで絶滅危倶種に指定されているものをすべて選びなさい
タンチョウ, シマフクロウ, アマミノクロウサギ
75
次の中から野生動物が絶滅に向かってゆく「絶滅の渦」の要素とならないものを選びなさい
遺伝的多様性が増大する
76
生物集団の個体数が激減することで、遺伝的多様性が失われた集団ができる現象をなんというか書きなさい(カタカナ6文字)
ボトルネック
77
絶滅しやすい種の特徴とは考えられないものを次の中から選びなさい
分散距離が大きく、産子数が多い
78
メタ個体群の説明として正しいものを次の中から選びなさい
パッチ状に生息している個体群が集まって構成している集団のこと