問題一覧
1
関節リウマチの特徴的変形を答えよ
母指Z変形、ムチランス型変形、ボタン穴変形、スワンネック変形、尺側偏位、外反母趾など
2
関節リウマチは(1)の1つであり、「自己免疫疾患」とも呼ばれている。 (2)が標的とされ、関節内(主に手足)の(3)が異常に増殖し、炎症を引き起こす。
(1)膠原病 (2)関節滑膜 (3)滑膜細胞
3
関節リウマチは原因不明であり、慢性で(1)性、(2)性の炎症性疾患である。(3)に四肢の炎症・変形・拘縮を呈し、(4)歳の(5)に好発する。
(1)進行 (2)全身 (3)左右対称 (4)30〜50 (5)女性
4
関節リウマチへの理学療法の最終的な目的は、身体機能の維持・改善ではなく、( )の維持・改善である
ADL
5
関節リウマチは運動機能低下をきたす疾患であり、(1)(運動器不安定症)につながる。 前駆症状として全身の倦怠感や食欲不振、体重減少、脱力感、(2)が挙げられる。
(1)ロコモティブシンドローム (2)朝の起床時にこわばり
6
関節リウマチには関節包内症状と関節包外症状がある。関節包内症状は何があるか
・朝のこわばり ・炎症の4徴候(発赤、腫脹、疼痛、熱感) ・関節可動域制限、拘縮、強直 ・関節の変形
7
関節リウマチには関節包内症状と関節包外症状がある。関節包外症状は何があるか
皮膚の異常、肺障害、神経症状、心症状、骨・筋症状、眼の症状、全身症状
8
関節リウマチで炎症が頸椎に及ぶと、環椎横靭帯に波及しゆるみが生じて(1)が起こる。頸椎の(2)時に(1)が起こりやすい
(1)環軸関節亜脱臼 (2)屈曲
9
関節リウマチは早期に急速に進行するため、発症( )未満の早期診断が必要である。
6週
10
関節リウマチの診断基準として2010年に新しく作成された基準項目は ①症状がある(1) ②(2)、(3) ③(4)または赤沈 ④症状が続いている(5)
(1)関節数 (2)リウマトイド因子 (3)抗CCP抗体 (4)CRP (5)期間
11
関節リウマチの進行度分類として Steinbrockerのステージ分類やLarsenのグレード分類は(1)を、Lansburyの活動指数やACRコアセットは(2)を、Steinbrockerのクラス分類は(3)を、HAQやMHAQは(4)を表している
(1)骨破壊の指標 (2)RAの活動性の全身評価、治療効果判定 (3)ADLの指標 (4)QOLの評価
12
関節リウマチの薬物治療として、非ステロイド性抗炎症薬や副腎皮質ステロイド薬などの(1)や免疫調整・抑制の効果がある(2)が使われる
(1)抗炎症薬 (2)抗リウマチ薬
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関節リウマチの外科治療は何があるか
滑膜切除術、関節固定術 人工関節置換術、関節形成術
14
15 歳の男子、6歳時に転倒して左上腕骨外顆骨折の診断で骨接合術を受けた。最近左手のしびれを訴えるようになり受診した。両肘の伸展を行わせたところ、両側とも完全伸展が可能であったが左肘に図の様な変形を認めた。 この患者で最も考えられる末梢神経損傷を教えて下さい。
尺骨神経損傷
15
関節リウマチの理学療法をする上で、(1)が強い時や(2)な負担は症状を悪化させるので注意が必要となる
(1)炎症 (2)過激
16
Tinel徴候とは何か出来るだけ詳しく説明して下さい
損傷神経を叩打すると支配領域がチクチク(蟻走感)感じる
17
関節リウマチ評価のポイントを答えよ
①疼痛の評価 ②腫脹·・皮膚の状態のチェック ③姿勢のチェック ④変形の有無 ⑤関節可動域の評価 ⑥筋力検査 ⑦筋萎縮の評価 ⑧感覚検査 ⑨動作分析 ⑩ADL評価 ⑪QOL評価
18
関節リウマチに対する運動療法のポイントを答えよ
・運動後軽い疲労や疼痛を感じる程度で行う ・翌日まで疲労が続く場合は過負荷である ・運動後に出現した痛みが2〜3時間後に和らぐ程度を基本とする
19
関節リウマチに対する関節可動域運動のポイントを答えよ
・痛みを与えない ・原則は自動運動 ・筋力低下や拘縮・疼痛がある場合は、自動介助、他動伸張運動を行う
20
関節リウマチに対する筋力維持・強化運動のポイントを答えよ
・筋萎縮を防ぐための等尺性収縮運動が原則 ・抵抗運動は炎症が治まった関節に行う
21
1. 回旋筋腱板について(①の筋名を記入して下さい)
肩甲下筋
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肩関節の解剖について適切な言葉を入れて下さい 1. 棘上筋は腱板の中でも(① マッスル)として働く 2. 肩甲骨·上腕骨·鎖骨·胸骨の4つの骨に肋骨が加わり関節を形成、3つの滑膜性関節である(②関節) 、胸鎖関節、肩鎖関節と2つの機能的関節である(③関節)、肩甲胸郭関節で構成される 3.(④muscles) とは肩甲上腕関節の安定化メカニズムの中心的な役割 4. Outer muscles とはinner musclesの働きを基盤とし、関節運動で発揮される (⑤)や(⑥)を生み出す主たる役割であり、 これらの筋活動のバランスは非常に重要である 5. 第2肩関節とは(⑦)と(⑧)の間であり、腱板および肩峰下滑液包があり、 あたかも関節を形成しているように見える
①スターター②肩甲上腕③第二肩④inner⑤スピード⑥パワー⑦烏口肩峰アーチ⑧上腕骨頭
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6. 腱板の腱部分の構造は(⑨)層である 7. 腱板の機能として、肩関節挙上時に上腕骨頭を関節窩に引き寄せ、(⑩筋)の筋出力効率を高める 8. 2つ以上の筋肉が協同して関わることを (⑪作用 )とよぶ 9. 腱板の機能として、 上腕二頭筋長頭とともに上腕骨頭を (⑫)、骨頭の肩峰への(⑬)を防ぐ 10.(⑭)とは棘上筋と肩甲下筋腱の間であり、断裂や炎症を起こしやすい
⑨5⑩三角⑪フォースカップル ⑫下方に引き下げる⑬インピンジメント ⑭腱板疎部
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肩関節周囲炎に含まれる病態を5つ以上答えて下さい
肩関節腱板炎 肩峰下滑液包炎 上腕二頭筋腱炎 烏口突起炎 石灰沈着性腱板炎 不安定性肩関節症
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4.①~②のボジションはそれぞれ何というか、答えて下さい
①セカンドポジション②サードポジション
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5. 腱板損傷について(語群1から選んで下さい) 1. 外傷や加齢変化に伴う (①)、スポーツ障害などにより腱板が構造的破綻をきたした状態である 2.断裂による腱板機能の低下により(②)の乱れが生じる。その結果挙上運動時に上腕骨の運動が遅れ肩甲骨の(③)が優位となり腱板断裂特有の姿勢を呈する 3. 腱板損傷の代表的な評価として、(④)と(⑤)がある 4. 慢性期の理学療法は上腕骨頭に安定した(⑥)をつくるが重要である
①退行変性②肩甲上腕リズム ③挙上・上方回旋④有痛弧徴候 ⑤ドロップアームサイン⑥支点
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肩関節周囲炎について(語群2から選んで下さい) 1.「肩関節構成体の退行性変化を基盤として発症し、肩関節の(① )と (②)を主訴とする症候群で、自然治癒するもの」と定義されている 2. 上腕二頭筋長頭腱炎は(③)での長頭腱滑動機構の障害によって、摩耗や退行変性が進行し、健炎を引き起こす 3. 五十肩は病気を大きく3つに分類することができ、順に(④ ) →凍結期→(⑤) の3つに分類される 4. 凍結期は自発痛の軽減に伴って、(⑥)が著明となる 5. 代表的な体操として(⑦)がある
①疼痛②運動障害③結節間溝内 ④凍結進行期⑤解凍期⑥拘縮 ⑦コッドマン体操
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7.肩関節周囲炎に対する体操の特徴を答えて下さい
・自己の筋出力を用いない ・重力や慣性を利用する
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セドンの分類を3つ答えて下さい
一過性伝導障害(neurapraxia) 軸索断裂(axonotmesis) 神経断裂(neurotmesis)
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末梢神経障害患者に関する自律神経機能評価を2つ答えよ
①発汗テスト ②皮膚および爪の変化
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3. 紙を強くひかせると、 下記のような現象が発生した(患側:右手指) ① 何神経麻痺が発生しているか? ②この徴候は何というか? ③当該神経麻痺に発生する手の変形は何か?
①尺骨神経麻痺②フローマン徴候③鷲手
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4.下図のように手関節の掌屈を強調させた時右手にしびれがあった。 ①何神経麻痺が発生しているか? ②このテストの名称は何か? ③当該神経麻痺に発生する手の変形は何か?
①正中神経麻痺②ファーレンテスト③猿手
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腕神経叢後神経束の障害で筋力低下が生じるのはどれか。2つ選べ。
上腕三頭筋, 三角筋
34
Tinel徴候が陽性となるのはどれか。
手根管症候群
35
絞扼性神経障害における障害部位と症候の組み合わせで正しいのはどれか。
腓骨頭:下垂足
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絞扼性神経障害と神経の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
梨状筋症候群 - 坐骨神経, Guyon管症候群-尺骨神経
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神経麻痺と起こり得る症状の組合わせで正しいのはどれか。
前骨間神経麻痺:涙滴徴候
38
絞拒性神経障害と障害される神経の組合せで正しいのはどれか。
手根管症候群ー正中神経
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1本の神経線維を電気利激した場合の興奮伝導の説明で誤っているのはどれか。
興奮は隣接する別の線維に伝わる。
40
末梢神経損傷で予後が最も良いのはどれか。
ニューラプラキシア (neurapraxia)
41
末梢神経とその損傷による症状との組合せで誤っているのはどれか。
大腿神経ー股関節伸展の筋力低下
42
末梢神経麻痺の症候で正しいのはどれか、2つ選べ、
筋萎縮, 腱反射低下
43
絞拒性神経障害と症状の組合せで誤っているのはどれか。
Guyon (ギヨン)管症候群-手背尺側のしびれ
44
未梢神経損傷で誤っているのはどれか
腱反射亢進
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分挽麻痺で正しいのはどれか。
頭位分娩による上位型の予後は良い。