問題一覧
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61. 管電圧200kV、焦点・フィルム間距離(FFD) 600mmの撮影条件で感光材料(フィルムIX100 +増感紙Pb0.03mm)を用いて試験体を撮影したところ、露出量5.0mA・minで写真濃度1.50を得た。同じ条件で写真濃度を2.50とする露出量mA・minをいくらにすればよいか。最も近い値を選べ。露出量の算出にあたり、巻末の図1のx線フィルムの特性曲線を利用せよ。
9.5 mA *min
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62. 管電圧200kV、焦点・フィルム間距離(FFD) 600mmの撮影条件で感光材料(フィルムIX100 +増感紙Pb0.03mm)を用いて試験体を撮影したところ、露出量5.0mA・minで写真濃度1.50を得た。フィルムIX80+Pb0.03mmに変更して写真濃度を同じ1.50としたい場合、露出量mA・minをいくらにすればよいか。最も近い値を選べ。露出量の算出にあたり、巻末の図1のX線フィルムの特性曲線を利用せよ。
13.5 mA・min
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63. 管電圧200kV、焦点・フィルム間距離(FFD) 600mmの撮影条件で感光材料(フィルムIX100 +増感紙Pb0.03mm)を用いて試験体を撮影したところ、露出量5.0mA・mmで写真濃度1.50を得た。 焦点・フィルム間距離(FFD)を800mmに変更して写真濃度を同じ1.50とする露出量mA・minをいくらにすればよいか。最も近い値を選べ。
9.0 mA・min
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64. 管電圧200kV、管電流5mA、焦点・フィルム間距離(FFD) 600mmの撮影条件で感光材料(フィルムIX100 +増感紙Pb0.03mm)を用いて試験体を撮影したところ、露出時間3分で写真濃度1.00を得た。焦点・フィルム間距離(FFD)を800mm、管電流4mAに変更して写真濃度を2.40にするためには露出時間分をいくらにすればよいか。最も近い値を一つ選べ。露出量の算出にあたり、巻末の図1のx線フィルムの特性曲線を利用せよ。
19.0分
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65. 撮影条件を以下として、厚さ15.0mm、鋼板突合せ溶接部(余盛なし)の透過写真を濃度2.50で撮影したい。このときの露出時間は巻末の図1のX線フィルムの特性曲線及び図2の露出線図により求める。露出時間について正しいものを選べ。 く撮影条件> ・管電圧:180kV、管電流:5mA ・感光材料:フィルム1X100 +増感紙Pb0.03mm ・焦点・フィルム間距離(FFD) 600mm ・写真処理:タンク現像、現像液ハイレンドール、現像温度20℃、現像時間5分
3.0 分
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66. 下図に示すような厚さに差のある試験体を撮影する必要が生じた。厚い方のほぼ中央(点A)の濃度を1.50にするためX線フィルムIX100,鉛箔増感紙0.03 mm,線源とフィルム間の距離(FFD) 600 mm,管電圧180 kV,管電流4 mAで撮影した。このときの露出時間及びこれより厚さの薄い方のほぼ中央(点目 の濃度が3.50となる厚さは何mmか。巻末の図1のX線フィルムの特性曲線及び図2の露出線図を利用して正しい組合せを一つ選べ。
露出時間8.0分 厚さ17.2mm
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67. 母材厚さ15.0mm、余盛高さ3.0mmの鋼溶接部を母材部の濃度が2.50になる条件で撮影した。 母材部及び溶接部の散乱比nがそれぞれ1.5及び2.5、透過厚さによる線質の変化はなく、半価層を2.0 mmと仮定する。このとき、溶接部に到達する線量は母材部に到達する線量の何倍か。正しいものを一つ選べ。なお、必要なら巻末図1のX線フィルムの特性曲線(IX+Pb100)を利用せよ。
0.5
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68.母材の厚さ15.0mm、余盛の高さ2.5mmの鋼溶接部を母材部の濃度が3.50になる条件で撮影した。このとき母材部及び溶接部の散乱比nがそれぞれ1.5及び2.5、透過厚さによる線質の変化はなく、減弱係数μが3.00 cm-1とすると、余盛部の濃度はいくらになるか。巻末図1のX線フィルムの特性曲線(IX+Pb100)を利用して正しいものを一つ選べ。
2.40
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69.母材厚さ15.0mmの鋼溶接部を余盛部で濃度1.80になる条件で撮影したところ濃度1.50となった。このときの露出量の変動について巻末の図1のX線フィルム特性曲線(IX100 + Pb0.03)を利用して求めた。次のうち正しいものを一つ選べ。
濃度1.80の条件に対して最も大きな変動とすれば、±20%の変動を考慮する必要がある。
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70.母材厚さ16.0 mmの鋼溶接部を母材部の濃度が2.00となる条件で2回撮影した。2枚の透過写真の同じ箇所の濃度は、1回目1.80、2回目2.40であった。2枚の濃度の違いは濃度2.00に対する露出量の変動によるものとすると、1回目と2回目の撮影における露出量の変動はそれぞれ何%か。巻末の図1のX線フィルムの特性曲線(IX100 + Pb0.03)を用いて求めよ。
1回目 -10% 2回目 +25%
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71.デジタルラジオグラフィ(D-RT)の一つにイメージングプレート(IP)を検出器として用いたコンピューテッドラジオグラフィ(CR)がある。この技術の工業分野への実用化が始まったのは何時頃か。次のうち正しいものを一つ選べ。
1980年後半に販売が始まり、現在広く普及している。
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72. 次の文は、デジタルラジオグラフィ(D-RT)による撮影画像の像質について述べたものである。次のうち正しいものを一つ選べ。
デジタルRTでは、フィルムRTと同じ針金形透過度計、有孔形透過度計に加えて複線形像質計を撮影し、撮影系及び撮影画像の像質を判定する。
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73. 次の文は、デジタルRTで使用する複線形像質計について述べたものである。正しいものを一つ選べ。
各対の線の直径は等比数列で構成されている。
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74. 次の文は、識別限界コントラストΔDminについて述べたものである。正しいものを一つ選べ。
針金の線径がある値以上の場合は、識別限界コントラストΔDminは、一定の値となる。
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75. 観察器をより輝度の高いものに変えて透過写真を観察したところ、より小さいきず像を識別することができた。その理由について正しいものを一つ選べ。
識別限界コントラストΔDminが小さくなった。
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76.次の文は、透過光の強さと写真の濃度について述べたものである。正しいものを選べ。
透過光の強さが入射光の強さの1/200になった。この時の写真の濃度は2.3である。
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77.明るさしL0の観察器で濃度1.50の透過写真を観察した。次に観察器の明るさを変えて濃度3.00の透過写真を観察する。このとき識別限界コントラストΔDminを同じにするためには明るさL0の何倍にすればよいか。正しいものを一つ選べ。
32 倍
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78.次の文は、明るい場所で透過写真を観察したときの見掛けのコントラストについて述べたものである。正しいもの一つを選べ。
透過写真のコントラストΔDが一定の場合、濃度Dが低いほど見掛けのコントラストはあまり減少しない。
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79. 次の文は、透過写真の観察について述べたものである。正しいものを一つ選べ。なお、n’は透過光に対する散乱光の比を表す。
観察器の明るさが一定の場合、透過写真の見掛けのコントラストは1+n’の値に反比例する。
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80. 次の文は、透過写真の観察について述べたものである。正しいものを一つ選べ。なお、n’は透過光に対する散乱光の比を表す。
明るい場所で観察する場合、濃度が高い方が1/(1+n‘)は小さくなる。