問題一覧
1
世の(覚え)、時のきら、めでたかりき
評判
2
母后いといみじう時めき、皇子の(御覚え)も優れて
寵愛されること
3
右大臣の(御覚え)ことのほかにおはしましたるに、左大臣安からずおぼしたるほどに、
寵愛
4
妻戸のあきたる(ひま)を何心もなく見入れたまへるに
すき間
5
僧ども念仏の(ひま)に物語をするを聞けば
合間
6
名利に使はれて、しづかなる(いとま)なく、
暇
7
御息所、はかなき心地にわづらひて、まかでなむとし給ふを、(いとま)さらに許させ給はず。
休むこと
8
この御族は 女も皆(才)のおはしたるなり
漢詩文の教養
9
琴弾かせ給ふことなむ一 の(才)にて、
才能
10
(よろこび)奏するこそをかしけれ
お礼
11
<三歳になった光源氏は、> 御容貌、(心ばへ)、 ありがたくめづらしきまで見え給ふを、
気だて
12
そのほどの(心ばへ)はしも、 ねんごろなるやうなりけり。
心づかい
13
春の(心ばへ)ある歌奉らせ給ふ。
趣
14
木の間よりもりくる月の影見れば(心づくし)の秋は来にけり
もの思いをすること
15
皇子たちあまたあれど、 (そこ)をのみなむかかるほどより明け暮れ見し、
あなた
16
(ここ)をば捨てさせ給ひつるか。
このわたし
17
<帝は遊女のことを気がかりにお思いになって> 「(かれ)が申さむこと、 院に奏せよ。 (中略)」 と仰せたまうければ、
あの女
18
(これ)はたびたび参つて候ふ間 案内は存知して候ふ。
このわたし
19
山崎の(あなた)に、 水無瀬といふ所に宮ありけり。
向こう
20
(1こなた)をも(2そなた)をも、 さまざま人の聞こえ悩まさむ、
1このわたし2あなた
21
(そのかみ)を思ひやりて、 ある人の詠める歌。
その当時
22
かの人の(せうと)なる稲船龍守を召し寄せて、
兄
23
妻の(おとうと)を持て侍りける人に、うへのきぬを贈る。
妹
24
<光源氏は宮中で桜の宴のあった夜、 名前も聞かぬまま、 ある女性 (朧月夜の君) と契りを結んでしまう。 次は、 帰宅しての光源氏の思い。 をかしかりつる人のさまかな。 女御の御(おとうと)たちにこそはあら
妹
25
筒井つの井筒にかけしまろがたけ過ぎにけらしな(妹)見ざるまに
いとしいあなた
26
<男と女が草むらに隠れていると、追って来た人が野に火をつけようとした。 女は次のような歌を詠んだ。> 武蔵野は今日はな焼きそ若草の(つま)もしもれり我もこもれり
夫