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心理学
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  • 問題数 100 • 1/20/2024

    問題一覧

  • 1

    コーピングの適切性は、環境や個人の状況によって変化することはない。

    ‪✕‬‪‪

  • 2

    認知的評価への介入法の一つで、誤った思い込みを解消するために、論理的・合理的な念(思い込み)を持つことが必要であり、そのためには現実に即した思い込みを持つように変換して修正していくという、エリスが提唱した理論を【?】という。

    ABCDE理論

  • 3

    ストレッサーに介入していくストレスマネジメントの一つで、ストレッサーを取り除いたり、ストレッサーの威力を弱める効果をもつ、適切な自己主張を行う行動を【?】という。【?】には、事実を提示する、共感・説明する、提案する、選択するといったプロセスが含まれる。問題解決の促進を考えて、場合によっては妥協や相手の意思を汲んだ提案を行うことや、主として自分の気持ちや行動を述べることが、特徴である。*

    アサーティブ行動

  • 4

    【?】は、ジェイコブソンが開発したシステマティックなリラクセーション法である。手足や腹部、頭部などの部分から徐々に弛緩状体にして、最終的に全身がリラックスできるようにする方法であり、身体のそれぞれの部位を緊張させた後に弛緩させるということを繰り返す。食事前後に実施し、数か月から1年程度のトレーニングを想定している。

    漸進的筋弛緩法

  • 5

    職場における健康心理学における多職種行動は、職場でも行われている。働く人たちのメンタルヘルスについて、2014年には、医師、保健師、および所定の研修を修了した看護師と精神保健福祉士が、【?】の実施を行い、ストレス予防の指導を行うことが義務化された。2018年には、所定の研修を修了した歯科医師と公認心理師も【?】の実施者に追加されている。

    ストレスチェック

  • 6

    ストレッサーに直面したとき、どんな個人でも一様に同じストレス反応が引き起こされ る。

    ‪✕‬

  • 7

    内分泌学者であるセリエは、長期的なストレスがさまざまな身体的問題の原因となりうることを指摘し、外傷や寒さ、筋肉疲労などのストレッサーを与えられた動物に、胃の出血や副腎皮質の肥大、胸腺の縮小などの一連の身体症状が現れることを明らかにした。そして、こうした症状がストレッサーの種類を変えても同様に現れることから、【?】と呼んだ。【?】には、告反応期、抵抗期、疲憊期といった過程が含まれる。

    汎適応症候群

  • 8

    私たちの身近にあるストレッサーのうち,人生の中で起こる大きな変化や出来事などのストレッサーは【?】と呼ばれる。ホルムズとレイは、主要な【?】をリストにして数値化できるようにした。【?】の衝撃度は高いかもしれないが、日常生活では頻繁に遭遇しない。

    ライフイベント

  • 9

    私たちの身近にあるストレッサーのうち、日常生活で頻繁に出会う些細なストレッサーを【?】と呼ぶ。【?】のほうが、人生における重大なストレスイベントよりも心身の健康と関連が深いことも報告されている。

    デイリーハッスルズ

  • 10

    ラザラスとフォルクマンが提唱した、人間の認知や行動とストレス反応の関係を表した心理学的なモデルを【?】という。【?】は、ストレッサーが一定の個人的なプロセスを経てストレス反応が生じることをモデル化したものである。

    トランスアクショナルモデル

  • 11

    出会った状況が、自身のウェルビーイングに関わるかどうか、関わるとすればどのように関わるのかを判断する過程は【?】と定義されている。【?】には、自分にとってストレスとなるかどうかの判断である1次的評価と、状況に対する対処の可能性や対処方法を判断する2次的評価が含まれる。

    認知的評価

  • 12

    ストレス状況に対する認知的・行動的な努力のことを、【?】と呼ぶ。【?】には、大き <2種類があり、問題を直接的・積極的に働きかける問題焦点型と、問題に対する感情的反応を制御する情動焦点型に分けられる

    対処

  • 13

    コントロール可能性が高い状況では、問題焦点型、コントロール可能性が低い状況には情動焦点型が有効である一方で、これと反対の組み合わせの認知的・行動的な努力を行ってしまうと、かえってストレス反応高くなってしまうことが示唆されている。このように、よい認知的・行動的な努力は、状況に対するあてはまりのよさによって決まるとする考え方を、【?】と呼ぶ。

    Goodness of Fit 仮説

  • 14

    健康に対するリスク要因を解明することは、疾病や障害の予防や対処につながるため、非常に重要であるといえる。予防には、いくつかの段階があり、各段階から健康維持行動に向けた取り組みがある。【?】では、疾病や障害の発生を未然に防ぐための予防が行われる。この段階でのリスク要因は、健康的な生活習慣が形成されないことである。

    1次予防

  • 15

    近年、1次予防と関連して、健康の維持増進であるヘルスプロモーションが注目されている。ヘルスプロモーションの実施の際の代表的なモデルに、【?】がある。このモデルでは、第1段階から第8段階までの過程が含まれている。例えば、対象集団のQOLを調査し、取り組むべきものを特定し、準備要因・実現要因・強化要因を明らかにし、介入や評価を行うことによって、地域での適切なヘルスプロモーション達成の可能性を高めることができる。

    プリシード・プロシードモデル

  • 16

    【?】は、今日の保健・医療・福祉の領域で注目されている概念である。【?】は、身体的にも心理的にも,社会的および実存的に、満足できる状態と考えることができ、治療中やリハビリテーションを行う患者においても重要視されている。【?】の構成要因には、身体的健康,心理・行動的健康,環境要因,そして主観的要因の側面が含まれる。

    生活の質

  • 17

    健康リスクへの対応に関して考える際には、個人の遺伝的背景にも注目すべきである。個人の遺伝情報の詳細が明らかになることは、特定の疾病リスクを早期に明らかにすることにつながる。そうした場合には、【?】の充実が不可欠となる。【?】では、主として遺伝性疾患において、患者に遺伝学的情報を正しく伝えるとともに、早期診断、疾病を保有している人の検出、予防、追跡訪問などを含めた支援が行われる。

    遺伝カウンセリング

  • 18

    幼年期における健康リスクでは、不慮の事故が挙げられる。そのため、不慮の事故への対策をしっかり行えば、生じる健康リスクは無いと考えられる。

  • 19

    ラッセルは、「感情」と「感情でないもの」の境界線を示すことは可能であると主張した。

    ‪✕‬

  • 20

    刺激に対する評価である認知は、他の3つの感情反応より先行していると考えられる。

  • 21

    感情反応では、主観的体験(悲しみ)が先に生じ、あとから表出行動(泣く)が生じる。

    ‪✕‬

  • 22

    実際に感情が生じる場面では、感情反応の連鎖が生じることはないため、何が原因で感情 反応が生じているかという因果関係を明確にすることができる。

    ‪✕‬

  • 23

    感情は、4つの要素から成立している。4要素とは、認知、【?】、生理反応、表出行動である。

    主観的体験

  • 24

    ジェームズ=ランゲ説では、【?】反応が主観的体験に不可欠であると考える。そのため、【?】起源説とも呼ばれる。(※全て同一の言葉が入る)

    末梢

  • 25

    キャノン=バード説では、主観的体験は【?】内の反応であると考える。また、【?】活動を重視するため、【?】起源説とも呼ばれる。(※全て同一の言葉が入る)

    中枢

  • 26

    感情の種類や、感情の質の違いを生じさせる喚起プロセスに焦点をあてた理論を、【?】 理論という。

    認知的評価

  • 27

    【?】説では、感情は、「生理的覚醒」と「認知的ラベルづけ(=評価)」の2つの要因に基づいて生じると考える。

    2要因

  • 28

    ラザラスによる2段階の認知的評価には、一次評価と二次評価が含まれる。一次評価では、状況が自分にとって【?】かどうかを評価する。二次評価では、その状況に対してどう対処するかを評価する。

    脅威

  • 29

    基本感情説の基本感情は、動物でも類似した表出行動がみられる。

  • 30

    基本感情説では、6つの基本感情は世界共通であり、普遍的な感情であると考える。

  • 31

    ラッセルは、感情の普遍的要素といえるのは、「快・不快」だけであると指摘した

    ‪✕‬

  • 32

    コア・アフェクト説は、一般的な感情カテゴリーが感情の基本要素であるとする基本感情説に異を唱えた。

  • 33

    トムキンスによる、「表情表出時の末梢反応が感情の主観的体験の源である」という説を何というか?

    顔面フィードバック説

  • 34

    基本感情と基本表情という【?】の考え方は、心理学を超えて、工学や医学など、多くの表情研究分野において共有されるようになった。しかし、1990年代に入ると、研究方法や結果の解釈に問題があるとして、【?】 へ批判的検討が加えられた。(※【?】に入る言葉は同じものです。)

    基本感情説

  • 35

    基本感情説では、感情の基本単位を日常的な感情カテゴリーと考えるが、【?】説では、感情カテゴリーの背後にある評価次を、感情の基本単位と考える。

    次元

  • 36

    コア・アフェクト説では、恐怖、怒り、悲しみといった基本感情説の基本感情は、「感情に直接的に関連しない諸要素とコア・アフェクトの組み合わせによって、心理的に構成される概念」であるとし、これを【?】と呼んだ。

    感情エピソード

  • 37

    扁桃体は、下知覚(意識できないが、何らかの仕方で刺激が受け取られ処理される)であっても,自動的に感情的刺激を検出できる。

  • 38

    扁桃体は、偏見や対人判断に関係するということが最近わかってきている。

  • 39

    扁桃体の活動により,自律神経系や内分泌系の活動が引き起こされることはない。

    ‪✕‬

  • 40

    人間を含む霊長類には、身体の情報が脳に伝達される経路において、多段階の経路をバイパスする特殊な神経経路がある。

  • 41

    他者の恐怖、悲しみ、幸福などの表情を見ると活動が上昇する脳の部位は?

    扁桃体

  • 42

    【?】の機能は、刺激と、それに対する行動,さらにはその行動の結果の良し悪しの関係を監視し、その評価に基づいて行動を長期的に制御することである。

    前頭眼窩野

  • 43

    感情制御に関わる脳の部位はどこか答えてください。

    外側前頭前野

  • 44

    現在までに確認されている,感情に強く影響する遺伝子とは、何の遺伝子か?

    セロトニン・トランスポーター

  • 45

    視覚と聴覚の両方に障害をもつ子どもの行動観察研究の結果から、 感情を表す表情、動作、発声には、視聴覚的な学習が必要であることが示された。

    ‪✕‬

  • 46

    微笑や泣き顔といった、基本的感情の表情には、人間が生まれながらに備えている基盤が存在することが示唆されている。

  • 47

    バック(1988)は、「コミュニケーションの生物学的側面と社会的影響のような獲得された側面が人間の行動に影響している」と述べた。そして、「生物学的側面の影響がない行動はあり得ない」と考えた。

    ‪○

  • 48

    伝染や模倣を行うことにより、表情認知がその感情的意味の把握につながっていることを知ることができる。

    ‪✕‬

  • 49

    表情を見るだけで、その表情に対応する顔面筋が活動することや、生後間もなくから表情をまねできることを何というか?

    表情の模倣・伝染

  • 50

    曖昧な状況に遭遇したとき、子どもは母親の表情を手掛かりにする。このことを【?】という。【?】は、発達初期の生後10か月までに表れる。

    社会的参照

  • 51

    感情を、「生物学的感情」と「高次の感情」の2側面からとらえるもので、感情を個別にではなく包括的にとらえようとする試みから生まれた理論を何というか?

    発達相互作用論

  • 52

    医療技術の進歩や、疾病構造の変化を反映した健康の考え方であり、健康の最終目標を「ウェルビーイング」とする、健康モデルを何というか?

    生物心理社会モデル

  • 53

    フレドリクソンによる、ポジティブ感情の機能を、拡張と形成の2つの観点から4段階で説明する理論を何というか?

    拡張ー形成理論

  • 54

    ネガティブ感情生起のあとに、ポジティブ感情が生起すると、ネガティブ感情によって引き起こされた心臓血管系の反応が元通りに戻るという現象を何というか?

    元通り効果

  • 55

    以下の指標を何というか答えてください。 「ある事象の起こりやすさを示す統計学的指標。この指標が1のとき、ある事象の起こりやすさが対象群と同じことを意味する。値の大きさは、事象の起こりやすさを示す。」

    オッズ比

  • 56

    以下の指標を何というか答えてください。 「ある疾病の頻度の比を、疾病の有無とある因子の有無という群から算出し、ある因子と疾病の発生との関連性の強さを示す疫学の指標」

    相対危険度

  • 57

    「怒りや攻撃、敵意、時間切迫感、焦燥感、競争心、活動性の高さといった特性をもつ行動特性のこと。この行動特性が高いと、虚血性心疾患の罹患率が高いことが知られている。」 この行動特性のことを何というか?

    タイプA行動パターン

  • 58

    「感情の認知や表出に関する機能が乏しいという特徴をもつ。感情の同定、感情と感情による覚醒としての身体的感覚の区別、他者に対して感情を記述することが困難である疾患。日本では、失感情症と呼ばれている。」この疾患(症状)のことを何というか?

    アレキシサイミア

  • 59

    リスク行動と関連する特性の一つであり、自分自身のリスク行動を正化するために偏った認知をすることに関係するもの。自分については、一般的なリスクの割合よりも楽観的に認識する、楽観的な考え方のこと。この考え方(特性)を何というか?

    非現実的な楽観主義

  • 60

    パーソナリティの類義語の1つであり、「パーソナリティの基礎になっている生物学的な感情的な性質で、新陳代謝や生化学的変化に関係があると推定されるもの」と定義されている。この、パーソナリティの生物学的な側面を表す言葉を何というか?

    気質

  • 61

    心理学では、遺伝と環境のどちらの影響があるのかがよく問題となるが、シュテルンは、遺伝も環境も、両方関係するとする考えを提唱した。このシュテルンによる考え方を何というか?

    輻輳説

  • 62

    パーソナリティが遺伝に関わる証拠の一つである研究法で、家系をたどり、ある傾向に関して遺伝が関係していることを明らかにする研究方法を何というか?

    家系研究

  • 63

    パーソナリティが遺伝に関わる証拠の一つである研究法で、双子を比較することによって、パーソナリティ形成の要因が遺伝か環境かを考えていく研究方法を何というか?

    双生児法

  • 64

    親と離れて施設で暮らす子どもにおいて明らかとなった現象(感情の変化の乏しさ、対人関係の持ちにくさ)であり、乳児院や養護施設で育てられたこどもたちに見られる発達の遅れを総称した言葉を何というか?

    ホスピタリズム

  • 65

    母親は、母性のみを持ち、父性をもっていない。そして、父親は、父性のみを持ち、母性をもっていないと考えられる。

    ‪✕‬

  • 66

    パーソナリティの理解において大事なことの1つに観察がある。観察は、調査者の主観を重視して行うものであり、客観的であることは重視していない。

    ‪✕‬

  • 67

    パーソナリティの理解において良く用いられる手法の1つであり、知能面の検査や情緒面のアセスメントを行う際に使う手法を何というか?

    心理検査

  • 68

    【?】の特性論に関する理論では、性格の構造が特性の階層として表されている。第1の階層には、独自特性と共通特性が含まれる。 第2の階層には、表面特性と根源特性が含まれる。根源特性は更に質的に分類することができる。

    キャッテル

  • 69

    【?】は、「『意識が自分に向いているか (内向性-外向性)』と『神経質であるかないか(神経症傾向-安定性)』で人の性格を表現できる」と考えた。そして、性格の構造は階層的であるとした。

    アイゼンク

  • 70

    5因子モデルやビッグファイブの因子は、神 経症傾向,外向性,開放性,調和性,誠実性の5つのパーソナリティ特性を含む。これらの頭文字を並び替えると【?】となることから,【?】モデルともいわれる。

    OCEAN

  • 71

    【?】は、精神疾患と体型に関連があるという考えに基づき、分裂気質,循環気質,粘着質の3つの類型を見出した。

    クレッチマー

  • 72

    【?】は、クレッチマーが提示した体型とパーソナリティの関連性を、一般の人(健常群)にも広げて検討した。具体的には、体型の写真をもとに、内肺葉型。中胚葉型,外肺葉型の体格に分類して、パーソナリティとの関連を検討した。

    シェルドン

  • 73

    文字の色を答える課題を行った際に、単語の「感情的な意味」に注意が向くことによって回答時間が長くなる効果を、何というか?

    感情ストループ効果

  • 74

    感情刺激への注意を調べる課題の一つである。 参加者に2つの単語を短時間提示し、モニター画面の左側に「封筒」、右側に「惨殺」と提示されたとする。単語が消えた後、画面の左側か右側のいずれかにドット「・」を提示する。参加者は、ドットが提示された位置を回答する。 このような課題を何というか?

    ドット・プローブ課題

  • 75

    先行して提示された刺激(プライム刺激) への感情的な処理によって、後続して提示された刺激(ターゲット刺激)の感情的な処理が促進される現象を何というか?

    感情プライミング効果

  • 76

    記憶同士のつながりが、意味的な関連性だけではなく、感情的な関連性にも従うという、バウアーによる理論を何というか?

    感情ネットワーク理論

  • 77

    感情制御が成功しやすい方略の一つであり、感情を引き起こした出来事の意味や捉え方を変えるという方略を何というか?

    認知的再評価方略

  • 78

    感情制御がうまくいかない方略の一つであり、心にたまった腹立たしい気持ちを押し殺して、無表情・冷静を装ったり、逆に笑顔を使ったりする方略を何というか?

    反応抑制方略

  • 79

    数式の正誤判断と単語の記銘を数回繰り返した後、単語を全て思い出すことを求められる。 このような課題を何というか?

    オペレーション・スパン課題

  • 80

    神経症傾向が高くても、作業記憶容量が高く、感情抑制をうまく行える人は、ネガティブ感情を抑えることができ、不適応にはつながりにくい。

  • 81

    ホフテッドは、1980年の研究において、仕事の目標に関する調査を行い,組織からの独立性を強調する目標と、独立性を強調しない目標の2つの内容に分類した。これらの対立的な目標を、【?】の指標とみなし、40カ国の会社員の回答を比較した。 【?】は、社会学、哲学、人類学,心理学などさまざまな学問領域でも議論されてきた重要な価値次元ということができる。

    個人主義ー集団主義

  • 82

    文化心理学における概念であり、「文化によって人に関する理解の仕方に違いがある」ことを【?】という。この概念は、マーカスと北山が提唱したものである。【?】には、2つのパターンがあり、自己の認識に影響をしている。

    文化的自己観

  • 83

    一つは、【?】と呼ばれるものであり、「個人は周囲の人やものから独立して存在しているものである」という人間観を意味する。もう一つは,相互協調的自己観と呼ばれ,「個人は周囲の人や物と結びついて存在しているものである」という人間観である。後者は、主に東アジア諸国に多いパターンといわれている。

    相互独立的自己観

  • 84

    文化心理学における概念の一つに,ニズベット(2003)が提唱した。【?】がある。【?】は、長年の年月をかけて各文化の特徴を反映したものであると定義されている。代表的なものとしては、西洋のギリシャ哲学に端を発する分析的思考と、儒教や仏教などの古代中国思想に基づく包括的思考がある。

    文化的思考様式

  • 85

    長い年月をかけた各文化の特徴を反映した思考は、知覚にも影響を及ぼしていることが知られている。そのことを研究した有名な北山らの実験(Kitayama et al., 2003)では、【?】という課題を用いて検証している。

    枠の中の線課題

  • 86

    質問紙法の実施方法の中で,協力者に質問紙を渡した後に一定期間留め置いて、後日回収箱等に入れて回収する方法を【?】という。

    留置調査

  • 87

    質問紙法の実施において、調査協力者に1カ所に集まってもらい,その場で質問紙を配布し、回答を求め、その場で回収する方法を【?】という。

    集合調査

  • 88

    【?】の例には、あいまいな絵を用いたロールシャッハテストや、絵画統覚検査(TAT),PFスタディなどがある。 【?】を用いることで,質問紙法では測定できないパーソナリティの潜在的側面を測定できると考えられているが、現在では妥性や頼性の乏しさも報告されている

    投影法

  • 89

    妥当性の種類の1つであり、パーソナリティ 尺度の項目が、測定しようとしている構成概念の内容を偏りなく反映しているかどうかを表す指標を【?】という。 【?】を高めたい場合には、先行研究などをもとにして、測定したい構成概念の下位尺度が全て網羅されているように項目群を作成していく。

    内容的妥当性

  • 90

    難解な妥性の指標といわれるものに【?】がある。【?】は、その尺度で測定される内容が理論的に予測される他の構成概念とどの程度関連しているかを表す指標である。例えば、外向性が高い人は交友関係が広いと考えられるので、外向性の高さと友人の数の多さに正の相関があると考えられる。この相関が実際に高かった場合,【?】が高いと考えることができる。

    構成概念妥当性

  • 91

    信頼性とは、偶然的に入り込む誤差の影響で尺度の得点が変化してしまう度合いの小ささを表す指標である。頼性には、安定性、等価性、そして【?】の3つの側面がある。 【?】は、測定された質問項目の各々が、バラバラの方向ではなく、同一の概念を測定する方向を向いているかどうかを表すものである。

    内的整合性

  • 92

    信頼性に含まれる「安定性」を測定する方法に、【?】がある。【?】とは、同一尺度を複数回測定し、尺度得点間の相関係数を算出することによって信頼性を推定する方法である。

    再検査法

  • 93

    信頼性係数を示すものの1つに、折半法を拡張したような方法である【?】を算出する方法がある。折半法では、1回の分析につき1つの基準でしか尺度項目を折半することができないが、Cronbachの【?】では、折半可能な全ての組み合わせを考慮して内的整合性を推定することができる。一般的には、【?】が0.80以上であると十分な内的整合性があると考えられる。

    α‬係数

  • 94

    食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣がその発症や進行に関与する疾患群と定義されるものを、【?】という。【?】のリスク要因には、食生活の変化、心理社会的ストレスの増大、運動不足などがある。

    生活習慣病

  • 95

    健康寿命の伸延をめざした国民健康づくり運動の実施として、日本で2000年からスタートしている取り組みを【?】という。2013年からは、第2次の【?】が開始された。

    健康日本21

  • 96

    異なった集団間の健康状態に違いがあることを、【?】という。集団の違いとしては、性別、人種や民族、移民、障害、地域、収入などの社会経済的状態(SES)が挙げられている。アメリカにおいて、【?】は大きな課題であり、ヘルシーピープルなどの政策がとられている。また、【?】は国家間の違いと認識されることも多いが、それぞれの国内にも存在しており、社会階層や社会経済状態によって健康に違いが生じていることがわかってきている。

    健康格差

  • 97

    先端的医療技術が発展した。しかし近年では、疾病になってからしか対応ができない等の批判もされている。

    生物医学モデル

  • 98

    【?】は、こころと身体は、どちらも健康と病気に関わっていると考えるモデルである。 【?】は,機械論や還元論に批判的であり、心身一元論の立場をとる。そして、健康と疾病は連続的であり、遺伝的な素因や、個人の精神的な状態,そして制度やサービスといったものが相互作用的に関わって疾病が生じると捉える点が特徴である。

    生物心理社会モデル

  • 99

    パーソナリティの発達をとらえる視点として、現在では【︖】の観点が⽤いられている。 これまではパーソナリティの発達として⻘年期までしか扱わなかったこともあったが、医学の発展に伴い、⼈⽣後半や終末期をどう⽣きるかという課題が⽣じたこともあり、【︖】の観点が⼼理学に導⼊されていった。 ※【︖】には同⼀の⾔葉が⼊る。

    ライフサイクル

  • 100

    【︖】は、ライフサイクルの観点から⼈間の全⽣涯にわたる発達段階を提唱した最初の研究者である。⼼理社会的発達理論を提唱した。

    エリクソン