問題一覧
1
図に示す向流二段洗浄において、各段の洗浄水量Qを1m3/min、製品が各段で持ち込む水量q、持ち出す水量qをそれぞれ10L/minとするとき、単位時間当たりに第1段洗浄槽に入る製品に付着する不純物質の量a0に対する第2段洗浄槽を出る製品に付着する不純物質の量a2の比(a2/a0)の値に最も近いものはどれか。
⑴1/100
⑵1/1000
⑶1/10000
⑷1/100000
⑸1/1000000
⑶
2
工場排水対策に関する記述として、誤っているものはどれか。
⑴工場内の排水は大別して、製造排水、冷却排水、衛生排水に分けられる。これらを混合して処理することは得策ではないので、排水系統の分離を検討する。
⑵工場内の水の使用系統を調べ、水収支を明らかにしておく。
⑶洗浄工程では、向流多段洗浄を取り入れることで、同じ洗浄効果を得るのに必要な洗浄水の量を、個別のバッチ洗浄と比較して大きく減らすことができる。
⑷排水量の少ない生産工程に変更するには、水処理技術者と生産プロセス技術者の緊密な連携が必要である。
⑸一般に、ある製品を生産するときの汚濁負荷量は一定とみなされるから、排水量を減少させれば排水中の汚濁物質の濃度も減少する。
⑸
3
沈降速度が2cm/minの懸濁(けんだく)粒子を含む流量10m3/minの濁水から、幅10m、深さ5mの横流式沈殿池を用いて懸濁粒子を分離したい。懸濁粒子の除去率を60%とするために必要な横流式沈殿池の長さ(m)はいくらか。ただし、沈殿池全体で流れは平行かつ均一であるものとする。
⑴10
⑵15
⑶20
⑷25
⑸30
⑸
4
加圧浮上分離装置に関する記述として、誤っているものはどれか。
⑴表面が疎水性の懸濁粒子の分離に適する。
⑵空気溶解槽の頂部には空気抜き弁を設ける。
⑶空気の溶解量は、同一圧力条件下では水温が高くなれば大きくなる。
⑷装置内の滞留時間は、凝集沈殿法と比較して短い。
⑸浮上分離槽には、浮上したフロスを槽外に排出する機構(スキマー)を設ける。
⑶
5
アンモニアを含む排水に塩素を注入したときの残留塩素濃度の変化を示す下図に関する説明として、誤っているのはどれか。
⑴点Aから点Bの間では、水中のアンモニアと塩素が結合し、モノクロロアミン、ジクロロアミンなどのクロロアミンが生じている。
⑵極大点Bから点Cの間では、結合塩素どうしが反応して結合塩素が減っていく。
⑶極小点Cは不連続点と呼ばれ、ここまでに注入された塩素量を塩素要求量と呼ぶ。
⑷点Cよりさらに塩素を注入すると、遊離塩素が増加する。
⑸結合塩素と遊離塩素を合わせて残留塩素と呼ぶが、殺菌力を持つのは遊離塩素だけである。
⑸
6
排水中に含まれるある有機物の濃度Cと活性炭の平衡吸着量Xとの関係がフロイントリッヒの式で表わされるものとする。このとき、濃度Cと平衡吸着量Xとの関係を表わす図として、正しいものはどれか。
⑷
7
次に示すイオン交換体の活性基のうち、弱酸性陽イオン交換樹脂に用いられるものはどれか。
⑴第二級アミン
⑵第三級アミン
⑶第四級アンモニウム基
⑷カルボキシル基
⑸スルホン酸基
⑷
8
膜分離法に関する記述として、誤っているものはどれか。
⑴精密ろ過膜は孔径が0.05~1μm程度で、微細な懸濁粒子や細菌などの除去に用いられる。
⑵限外ろ過膜は分子量1000~100万程度の溶質又は粒子をろ過によって分離するためのもので、水溶性の高分子物質の除去に用いられる。
⑶逆浸透法では濃厚溶液側に浸透圧以上の圧力をかけて、水溶液中の水を半透膜を通して移動させる。
⑷ナノろ過法は逆浸透法に比べ、操作圧力が低く、塩化ナトリウム除去率も低い。
⑸電気透析法では、一定以上の分子量の溶質だけを透過させる膜を多数配列し、その両端に直流電圧を加えて脱塩水と濃縮液とを一つおきのセル内に生成させる。
⑸
9
汚泥の脱水に関する記述として、誤っているものはどれか。
⑴真空ろ過では、多孔ドラムにろ材を巻き付けてこれを回転させ、内部を減圧して汚泥をろ布面に吸い付ける。
⑵ベルトプレスは、汚泥に凝集剤を添加して凝集させ、これを目の粗いベルト状のろ布の上で重力によって脱水し、ろ布上に残った汚泥をそのまま脱水汚泥として排出する。
⑶フィルタープレスでは、汚泥は加圧ポンプでろ過機の各ろ過室に押し込み、圧搾(あっさく)脱水した後に各ろ板を外し、ケーキを排出する。
⑷スクリュープレスは、ケージの中で回転するウォームによって汚泥をケージ内の挾隙(きょうげき)部に送りこんで、圧搾圧力によって脱水する。
⑸遠心脱水では、高速回転による遠心力を利用して汚泥の脱水を行う。
⑵
10
汚水処理から生じた汚泥の焼却に関する記述として、誤っているものはどれか。
⑴有機質の汚泥を焼却する目的の一つは、体積を減らし、取り扱いを容易にすることである。
⑵汚泥を補助燃料なしに自燃させるには、含水量を減らし、単位重量当たりの発熱量を高める必要がある。
⑶流動焼却炉では炉の中に礫(れき)などの流動媒体を入れ、上方から高温ガスを送入して流動化させ、この流動層内に汚泥を供給して燃焼させる。
⑷向流式横形回転炉(ロータリーキルン)では、汚泥は燃焼用空気とは逆向きの流れで移動しながら乾燥され、最終的に燃焼する。
⑸焼却処理においてダイオキシン類の発生を抑制するには、燃焼温度の管理が重要である。
⑶
11
りんの除去に関する記述中、(ア)~(ウ)の中に挿入すべき語句の組合せとして、正しいものはどれか。
HAP法は、原水に( ア )を添加し、アルカリ剤によるpH調整を行い、りんを晶析させるものである。MAP法は、( イ )の存在下で( ウ )を添加し、アルカリ剤によるpH調整を行って、りんを回収する技術である。
ア イ ウ
⑴マグネシウム剤 アンモニア カルシウム剤
⑵マグネシウム剤 鉄(Ⅲ)イオン カルシウム剤
⑶カルシウム剤 アンモニア マグネシウム剤
⑷カルシウム剤 鉄(Ⅲ)イオン マグネシウム剤
⑸カルシウム剤 塩化物イオン マグネシウム剤
⑶
12
活性汚泥により有機物(ここでは、グルコースが例)が二酸化炭素と水に酸化分解する反応が以下の化学反応式に従う場合、式のx、y、zに入る数値の組合せとして、正しいものはどれか。
x y z
⑴3 3 3
⑵3 6 6
⑶6 3 6
⑷6 6 6
⑸9 6 6
⑷
13
BOD200mg/L、流量500m3/日の排水A系と、BOD1000mg/L、流量20m3/日の排水B系とがあり、A系とB系が合流した。この合流排水を曝気槽(ばっきそう)で活性汚泥処理した場合の容積負荷(kgBOD/(m3・日))と汚泥負荷(kgBOD/(kgMLSS・日))の組合せとして、正しいものはどれか。なお、曝気槽の容積は300m3、MLSS濃度は2000mg/Lとする。
(容積負荷) (汚泥負荷)
⑴0.40 0.20
⑵0.40 0.30
⑶0.40 0.40
⑷0.50 0.25
⑸0.50 0.50
⑴
14
BOD180mg/L、流量100m3/日の排水を曝気槽容量45m3の活性汚泥法で処理する場合、汚泥負荷(kgBOD/(kgMLSS・日))として適切なものはどれか。ただし、Sv(30分間静置後の汚泥容積)は300mL/L、SVI(汚泥容量指標)は150mL/gであった。
⑴0.15
⑵0.2
⑶0.25
⑷0.3
⑸0.35
⑵
15
BOD200mg/L、流量300m3/日の排水を曝気槽150m3、MLSS濃度2000mg/Lで処理している活性汚泥処理施設がある。処理水BODが10mg/Lで運転されているとき、この施設の1日当たりの余剰汚泥生成量(kg/日)を次式より求めよ。ただし、aは0.5、bは0.05とする。
ΔS = aLr - bSa
ここに、
ΔS:余剰汚泥生成量(kg/日)
Lr:除去BOD量(kg/日)
Sa:曝気槽内汚泥量(kg)
a:除去BODの汚泥への転換率
b:内生呼吸による汚泥の自己酸化率(1/日)
⑴10.5
⑵12.0
⑶13.5
⑷15.0
⑸16.5
⑶
16
種々の活性汚泥法を一般的な条件で運転したとき、MLSS濃度が高い順に並べたものとして、最も適切なものはどれか。
⑴標準活性汚泥法 > オキシデーションディッチ法 > 膜分離活性汚泥法
⑵標準活性汚泥法 > 膜分離活性汚泥法 > オキシデーションディッチ法
⑶膜分離活性汚泥法 > オキシデーションディッチ法 > 標準活性汚泥法
⑷オキシデーションディッチ法 > 標準活性汚泥法 > 膜分離活性汚泥法
⑸オキシデーションディッチ法 > 膜分離活性汚泥法 > 標準活性汚泥法
⑶
17
生物的硝化脱窒法に関する記述として、誤っているものはどれか。
⑴硝化工程では処理槽内のpH低下を防ぐために、アルカリの添加が必要となる場合がある。
⑵脱窒工程で硝酸や亜硝酸が還元される際には、水素供与体が必要になる。
⑶硝化菌の増殖速度は、BOD酸化にかかわる従属栄養細菌に比べて非常に小さく、処理系内に維持するためにはSRTを大きくとる必要がある。
⑷硝化菌の増殖速度は、BOD酸化にかかわる従属栄養細菌に比べて温度により大きく影響を受け、低水温では硝化速度が著しく低下する。
⑸硝化菌は独立栄養細菌であるため、一般に毒性物質に対してはBODにかかわる従属栄養細菌に比べて耐性がある。
⑸
18
生物的脱りん法を用いた有機物とりんを除去する活性汚泥法のフローとして、正しいものはどれか。
⑴
19
汚水処理装置の維持管理に関する記述として、誤っているものはどれか。
⑴密閉状態に近い排水の貯留槽内に入る場合は、十分に換気を行い、酸欠や硫化水素中毒に注意し、必ず監視員を置き、酸素マスクを準備することが望ましい。
⑵排水の滞留部分では嫌気性となり、硫化水素が発生してスラブや壁面の水滴に溶け込むと、硝化菌により酸化されて硝酸となり、コンクリートの腐食の原因となる。
⑶pH調整槽ではpH計と連動するポンプ等により中和剤を添加する。pH計は、定期的な標準液による校正と電極内部液の補給、電極の洗浄が必要である。
⑷凝集処理装置では、最適な凝集条件を保持することが重要で、ジャーテストにより凝集剤の添加量並びにpH値を決定するのが確実である。
⑸ろ過装置で捕捉できる浮遊物質の総量は、被ろ過水の浮遊物質濃度には依存せずほぼ一定であるので、高濃度の原水をろ過すると短時間でろ層が閉塞し、頻繁な洗浄が必要となる。
⑵
20
フレーム原子吸光法に関する記述中、下線を付した箇所のうち、誤っているものはどれか。
フレーム原子吸光法では、(1)トーチと誘導コイルを用いてフレームを作り、そこに(2)試料溶液を噴霧して(3)原子蒸気を生成させ、その中を(4)中空陰極ランプなどからの光を透過させた際の(5)吸光度を測定する。
⑴
21
浮遊物質の試験に関する記述中、下線を付した箇所のうち、誤っているものはどれか。
浮遊物質(懸濁物質)は、網目(1)2mmのふるいを通過した試料の適量を孔径(2)0.05μmのガラス繊維ろ紙でろ過した時に、ろ紙上に捕捉される物質で、その物質を(3)水洗後、(4)105~110℃で2時間加熱乾燥し、(5)デシケーター中で放冷した後の質量を測定し、試料1L中の質量(mg)で表す。
⑵
22
フェノール類の検定に関する記述中、下線を付した箇所のうち、誤っているものはどれか。
採取した試料を保存する場合は、(1)りん酸で約pH4にし、(2)硫酸銅(Ⅱ)を加え、(3)0~10℃の暗所とする。4‒アミノアンチピリン吸光光度法では、前処理した試料のpHを(4)約7に調節し、これに4‒アミノアンチピリン溶液と(5)ヘキサシアノ鉄(Ⅲ)酸カリウム溶液を加えて、生成するアンチピリン色素の吸光度を測定する。
⑷
23
流れ分析法による全りんの測定に関して、次に示す酸化分解前処理モリブデン青発色FIA法の構成のア~ウに該当する語句の組合せとして、最も適切なものはどれか。
ア イ ウ
⑴キャリアー液(水) 酸化剤溶液 アスコルビン酸溶液
⑵キャリアー液(水) アスコルビン酸溶液 酸化剤溶液
⑶酸化剤溶液 アスコルビン酸溶液 キャリアー液(水)
⑷アスコルビン酸溶液 酸化剤溶液 キャリアー液(水)
⑸アスコルビン酸溶液 キャリアー液(水) 酸化剤溶液
⑴
24
次の分析法又は計測機器と、それに関連する語句との組合せとして、誤っているものはどれか。
(分析法又は計測機器) (関連する語句)
⑴吸光光度法 ランバート-ベールの法則
⑵電気伝導率計 セル定数
⑶ORP計 ネルンストの式
⑷pH計 隔膜ポーラログラフ式
⑸BOD計 クーロメトリー方式
⑷
25
TOC計に関する記述として、誤っているものはどれか。
⑴水中に存在する有機物に含まれている炭素を燃焼により二酸化炭素まで酸化し、それに必要な酸素の重量として表示する。
⑵TOCは、CODやBODより短時間で測定できるという特長がある。
⑶燃焼酸化方式のTOC計では、有機物に含まれている炭素の酸化で生じた二酸化炭素を赤外線により定量している。
⑷2チャンネル方式では、全炭素(TC)から全無機体炭素(TIC)を減じてTOCを得る。
⑸1チャンネル方式では、試料を酸性とし、これにパージガスを通気して無機体炭素を除去する。
⑴
R5公害総論
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問題一覧
1
図に示す向流二段洗浄において、各段の洗浄水量Qを1m3/min、製品が各段で持ち込む水量q、持ち出す水量qをそれぞれ10L/minとするとき、単位時間当たりに第1段洗浄槽に入る製品に付着する不純物質の量a0に対する第2段洗浄槽を出る製品に付着する不純物質の量a2の比(a2/a0)の値に最も近いものはどれか。
⑴1/100
⑵1/1000
⑶1/10000
⑷1/100000
⑸1/1000000
⑶
2
工場排水対策に関する記述として、誤っているものはどれか。
⑴工場内の排水は大別して、製造排水、冷却排水、衛生排水に分けられる。これらを混合して処理することは得策ではないので、排水系統の分離を検討する。
⑵工場内の水の使用系統を調べ、水収支を明らかにしておく。
⑶洗浄工程では、向流多段洗浄を取り入れることで、同じ洗浄効果を得るのに必要な洗浄水の量を、個別のバッチ洗浄と比較して大きく減らすことができる。
⑷排水量の少ない生産工程に変更するには、水処理技術者と生産プロセス技術者の緊密な連携が必要である。
⑸一般に、ある製品を生産するときの汚濁負荷量は一定とみなされるから、排水量を減少させれば排水中の汚濁物質の濃度も減少する。
⑸
3
沈降速度が2cm/minの懸濁(けんだく)粒子を含む流量10m3/minの濁水から、幅10m、深さ5mの横流式沈殿池を用いて懸濁粒子を分離したい。懸濁粒子の除去率を60%とするために必要な横流式沈殿池の長さ(m)はいくらか。ただし、沈殿池全体で流れは平行かつ均一であるものとする。
⑴10
⑵15
⑶20
⑷25
⑸30
⑸
4
加圧浮上分離装置に関する記述として、誤っているものはどれか。
⑴表面が疎水性の懸濁粒子の分離に適する。
⑵空気溶解槽の頂部には空気抜き弁を設ける。
⑶空気の溶解量は、同一圧力条件下では水温が高くなれば大きくなる。
⑷装置内の滞留時間は、凝集沈殿法と比較して短い。
⑸浮上分離槽には、浮上したフロスを槽外に排出する機構(スキマー)を設ける。
⑶
5
アンモニアを含む排水に塩素を注入したときの残留塩素濃度の変化を示す下図に関する説明として、誤っているのはどれか。
⑴点Aから点Bの間では、水中のアンモニアと塩素が結合し、モノクロロアミン、ジクロロアミンなどのクロロアミンが生じている。
⑵極大点Bから点Cの間では、結合塩素どうしが反応して結合塩素が減っていく。
⑶極小点Cは不連続点と呼ばれ、ここまでに注入された塩素量を塩素要求量と呼ぶ。
⑷点Cよりさらに塩素を注入すると、遊離塩素が増加する。
⑸結合塩素と遊離塩素を合わせて残留塩素と呼ぶが、殺菌力を持つのは遊離塩素だけである。
⑸
6
排水中に含まれるある有機物の濃度Cと活性炭の平衡吸着量Xとの関係がフロイントリッヒの式で表わされるものとする。このとき、濃度Cと平衡吸着量Xとの関係を表わす図として、正しいものはどれか。
⑷
7
次に示すイオン交換体の活性基のうち、弱酸性陽イオン交換樹脂に用いられるものはどれか。
⑴第二級アミン
⑵第三級アミン
⑶第四級アンモニウム基
⑷カルボキシル基
⑸スルホン酸基
⑷
8
膜分離法に関する記述として、誤っているものはどれか。
⑴精密ろ過膜は孔径が0.05~1μm程度で、微細な懸濁粒子や細菌などの除去に用いられる。
⑵限外ろ過膜は分子量1000~100万程度の溶質又は粒子をろ過によって分離するためのもので、水溶性の高分子物質の除去に用いられる。
⑶逆浸透法では濃厚溶液側に浸透圧以上の圧力をかけて、水溶液中の水を半透膜を通して移動させる。
⑷ナノろ過法は逆浸透法に比べ、操作圧力が低く、塩化ナトリウム除去率も低い。
⑸電気透析法では、一定以上の分子量の溶質だけを透過させる膜を多数配列し、その両端に直流電圧を加えて脱塩水と濃縮液とを一つおきのセル内に生成させる。
⑸
9
汚泥の脱水に関する記述として、誤っているものはどれか。
⑴真空ろ過では、多孔ドラムにろ材を巻き付けてこれを回転させ、内部を減圧して汚泥をろ布面に吸い付ける。
⑵ベルトプレスは、汚泥に凝集剤を添加して凝集させ、これを目の粗いベルト状のろ布の上で重力によって脱水し、ろ布上に残った汚泥をそのまま脱水汚泥として排出する。
⑶フィルタープレスでは、汚泥は加圧ポンプでろ過機の各ろ過室に押し込み、圧搾(あっさく)脱水した後に各ろ板を外し、ケーキを排出する。
⑷スクリュープレスは、ケージの中で回転するウォームによって汚泥をケージ内の挾隙(きょうげき)部に送りこんで、圧搾圧力によって脱水する。
⑸遠心脱水では、高速回転による遠心力を利用して汚泥の脱水を行う。
⑵
10
汚水処理から生じた汚泥の焼却に関する記述として、誤っているものはどれか。
⑴有機質の汚泥を焼却する目的の一つは、体積を減らし、取り扱いを容易にすることである。
⑵汚泥を補助燃料なしに自燃させるには、含水量を減らし、単位重量当たりの発熱量を高める必要がある。
⑶流動焼却炉では炉の中に礫(れき)などの流動媒体を入れ、上方から高温ガスを送入して流動化させ、この流動層内に汚泥を供給して燃焼させる。
⑷向流式横形回転炉(ロータリーキルン)では、汚泥は燃焼用空気とは逆向きの流れで移動しながら乾燥され、最終的に燃焼する。
⑸焼却処理においてダイオキシン類の発生を抑制するには、燃焼温度の管理が重要である。
⑶
11
りんの除去に関する記述中、(ア)~(ウ)の中に挿入すべき語句の組合せとして、正しいものはどれか。
HAP法は、原水に( ア )を添加し、アルカリ剤によるpH調整を行い、りんを晶析させるものである。MAP法は、( イ )の存在下で( ウ )を添加し、アルカリ剤によるpH調整を行って、りんを回収する技術である。
ア イ ウ
⑴マグネシウム剤 アンモニア カルシウム剤
⑵マグネシウム剤 鉄(Ⅲ)イオン カルシウム剤
⑶カルシウム剤 アンモニア マグネシウム剤
⑷カルシウム剤 鉄(Ⅲ)イオン マグネシウム剤
⑸カルシウム剤 塩化物イオン マグネシウム剤
⑶
12
活性汚泥により有機物(ここでは、グルコースが例)が二酸化炭素と水に酸化分解する反応が以下の化学反応式に従う場合、式のx、y、zに入る数値の組合せとして、正しいものはどれか。
x y z
⑴3 3 3
⑵3 6 6
⑶6 3 6
⑷6 6 6
⑸9 6 6
⑷
13
BOD200mg/L、流量500m3/日の排水A系と、BOD1000mg/L、流量20m3/日の排水B系とがあり、A系とB系が合流した。この合流排水を曝気槽(ばっきそう)で活性汚泥処理した場合の容積負荷(kgBOD/(m3・日))と汚泥負荷(kgBOD/(kgMLSS・日))の組合せとして、正しいものはどれか。なお、曝気槽の容積は300m3、MLSS濃度は2000mg/Lとする。
(容積負荷) (汚泥負荷)
⑴0.40 0.20
⑵0.40 0.30
⑶0.40 0.40
⑷0.50 0.25
⑸0.50 0.50
⑴
14
BOD180mg/L、流量100m3/日の排水を曝気槽容量45m3の活性汚泥法で処理する場合、汚泥負荷(kgBOD/(kgMLSS・日))として適切なものはどれか。ただし、Sv(30分間静置後の汚泥容積)は300mL/L、SVI(汚泥容量指標)は150mL/gであった。
⑴0.15
⑵0.2
⑶0.25
⑷0.3
⑸0.35
⑵
15
BOD200mg/L、流量300m3/日の排水を曝気槽150m3、MLSS濃度2000mg/Lで処理している活性汚泥処理施設がある。処理水BODが10mg/Lで運転されているとき、この施設の1日当たりの余剰汚泥生成量(kg/日)を次式より求めよ。ただし、aは0.5、bは0.05とする。
ΔS = aLr - bSa
ここに、
ΔS:余剰汚泥生成量(kg/日)
Lr:除去BOD量(kg/日)
Sa:曝気槽内汚泥量(kg)
a:除去BODの汚泥への転換率
b:内生呼吸による汚泥の自己酸化率(1/日)
⑴10.5
⑵12.0
⑶13.5
⑷15.0
⑸16.5
⑶
16
種々の活性汚泥法を一般的な条件で運転したとき、MLSS濃度が高い順に並べたものとして、最も適切なものはどれか。
⑴標準活性汚泥法 > オキシデーションディッチ法 > 膜分離活性汚泥法
⑵標準活性汚泥法 > 膜分離活性汚泥法 > オキシデーションディッチ法
⑶膜分離活性汚泥法 > オキシデーションディッチ法 > 標準活性汚泥法
⑷オキシデーションディッチ法 > 標準活性汚泥法 > 膜分離活性汚泥法
⑸オキシデーションディッチ法 > 膜分離活性汚泥法 > 標準活性汚泥法
⑶
17
生物的硝化脱窒法に関する記述として、誤っているものはどれか。
⑴硝化工程では処理槽内のpH低下を防ぐために、アルカリの添加が必要となる場合がある。
⑵脱窒工程で硝酸や亜硝酸が還元される際には、水素供与体が必要になる。
⑶硝化菌の増殖速度は、BOD酸化にかかわる従属栄養細菌に比べて非常に小さく、処理系内に維持するためにはSRTを大きくとる必要がある。
⑷硝化菌の増殖速度は、BOD酸化にかかわる従属栄養細菌に比べて温度により大きく影響を受け、低水温では硝化速度が著しく低下する。
⑸硝化菌は独立栄養細菌であるため、一般に毒性物質に対してはBODにかかわる従属栄養細菌に比べて耐性がある。
⑸
18
生物的脱りん法を用いた有機物とりんを除去する活性汚泥法のフローとして、正しいものはどれか。
⑴
19
汚水処理装置の維持管理に関する記述として、誤っているものはどれか。
⑴密閉状態に近い排水の貯留槽内に入る場合は、十分に換気を行い、酸欠や硫化水素中毒に注意し、必ず監視員を置き、酸素マスクを準備することが望ましい。
⑵排水の滞留部分では嫌気性となり、硫化水素が発生してスラブや壁面の水滴に溶け込むと、硝化菌により酸化されて硝酸となり、コンクリートの腐食の原因となる。
⑶pH調整槽ではpH計と連動するポンプ等により中和剤を添加する。pH計は、定期的な標準液による校正と電極内部液の補給、電極の洗浄が必要である。
⑷凝集処理装置では、最適な凝集条件を保持することが重要で、ジャーテストにより凝集剤の添加量並びにpH値を決定するのが確実である。
⑸ろ過装置で捕捉できる浮遊物質の総量は、被ろ過水の浮遊物質濃度には依存せずほぼ一定であるので、高濃度の原水をろ過すると短時間でろ層が閉塞し、頻繁な洗浄が必要となる。
⑵
20
フレーム原子吸光法に関する記述中、下線を付した箇所のうち、誤っているものはどれか。
フレーム原子吸光法では、(1)トーチと誘導コイルを用いてフレームを作り、そこに(2)試料溶液を噴霧して(3)原子蒸気を生成させ、その中を(4)中空陰極ランプなどからの光を透過させた際の(5)吸光度を測定する。
⑴
21
浮遊物質の試験に関する記述中、下線を付した箇所のうち、誤っているものはどれか。
浮遊物質(懸濁物質)は、網目(1)2mmのふるいを通過した試料の適量を孔径(2)0.05μmのガラス繊維ろ紙でろ過した時に、ろ紙上に捕捉される物質で、その物質を(3)水洗後、(4)105~110℃で2時間加熱乾燥し、(5)デシケーター中で放冷した後の質量を測定し、試料1L中の質量(mg)で表す。
⑵
22
フェノール類の検定に関する記述中、下線を付した箇所のうち、誤っているものはどれか。
採取した試料を保存する場合は、(1)りん酸で約pH4にし、(2)硫酸銅(Ⅱ)を加え、(3)0~10℃の暗所とする。4‒アミノアンチピリン吸光光度法では、前処理した試料のpHを(4)約7に調節し、これに4‒アミノアンチピリン溶液と(5)ヘキサシアノ鉄(Ⅲ)酸カリウム溶液を加えて、生成するアンチピリン色素の吸光度を測定する。
⑷
23
流れ分析法による全りんの測定に関して、次に示す酸化分解前処理モリブデン青発色FIA法の構成のア~ウに該当する語句の組合せとして、最も適切なものはどれか。
ア イ ウ
⑴キャリアー液(水) 酸化剤溶液 アスコルビン酸溶液
⑵キャリアー液(水) アスコルビン酸溶液 酸化剤溶液
⑶酸化剤溶液 アスコルビン酸溶液 キャリアー液(水)
⑷アスコルビン酸溶液 酸化剤溶液 キャリアー液(水)
⑸アスコルビン酸溶液 キャリアー液(水) 酸化剤溶液
⑴
24
次の分析法又は計測機器と、それに関連する語句との組合せとして、誤っているものはどれか。
(分析法又は計測機器) (関連する語句)
⑴吸光光度法 ランバート-ベールの法則
⑵電気伝導率計 セル定数
⑶ORP計 ネルンストの式
⑷pH計 隔膜ポーラログラフ式
⑸BOD計 クーロメトリー方式
⑷
25
TOC計に関する記述として、誤っているものはどれか。
⑴水中に存在する有機物に含まれている炭素を燃焼により二酸化炭素まで酸化し、それに必要な酸素の重量として表示する。
⑵TOCは、CODやBODより短時間で測定できるという特長がある。
⑶燃焼酸化方式のTOC計では、有機物に含まれている炭素の酸化で生じた二酸化炭素を赤外線により定量している。
⑷2チャンネル方式では、全炭素(TC)から全無機体炭素(TIC)を減じてTOCを得る。
⑸1チャンネル方式では、試料を酸性とし、これにパージガスを通気して無機体炭素を除去する。
⑴