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漢方アドバンス
  • 末川真帆

  • 問題数 100 • 7/21/2024

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    問題一覧

  • 1

    麻黄の成分は何か

    エフェドリン

  • 2

    甘草に入っている成分は何か

    グリチルリチン

  • 3

    月経痛では、月経前から月経中に発症する疼痛や激痛拒按は( )に多く、月経後に発症する疼痛や隠痛喜按は( )に多く見られます。

    実証, 虚証

  • 4

    四診とは人の五感を使う4種類の診察方法で、望診、聞診、問診、切診がある。

  • 5

    漢方では、ひとつの症状だけで診断をするのではなく、さまざまな角度から情報を集めて分析した上で総合的にとらえることが大切である。

  • 6

    精神状態や顔色や体格など、視覚によって情報を得る診察法を望診という。

  • 7

    顔色が赤い場合は寒証ととらえ腎の不調が考えられる。

  • 8

    顔色が暗黒色なのは、寒証や瘀血が考えられる。

  • 9

    顔色が青い場合は熱証ととらえ脾の不調が考えられる。

  • 10

    漢方では、舌は経絡によって直接、または間接的に臓腑と結びついていると考える。

  • 11

    舌診の方法として、舌質については色と質を見極め、舌苔については色と形を見極める。

  • 12

    「舌質」とは、舌の表面に付着している苔状の物質のことである。

  • 13

    健康な舌の色は淡白である。

  • 14

    舌の色が鮮やかな赤色である場合は、熱証が考えられる。

  • 15

    舌の状態が胖大である場合は、血虚・陰虚が考えられる。

  • 16

    舌の縁に歯型がつくのは、気虚・陽虚・水滞が考えられる。

  • 17

    舌苔が厚くべっとりと舌に張りついてぬぐえない状態を膩苔といい、痰飲が考えられる。

  • 18

    舌苔の色が白色の場合は熱証が考えられる。

  • 19

    舌苔は、胃気が充実することで舌の表面に正しくあらわれる。

  • 20

    小さくて聞き取りにくい声や呼吸が浅くて短い場合は、実証が考えられる。

  • 21

    熱証では口臭や体臭が強くなりやすい。

  • 22

    主訴とは、現在一番つらい、生活に大きく影響していると自覚する症状である。

  • 23

    問診において、主訴以外の体調については十問歌を参考に要領よく効率的に聞き取るとよい。

  • 24

    弁証とは四診によって集めた情報を整理して、原因・経過・状態・予後を判定することである。

  • 25

    漢方の診断にあたっては症例に応じてふさわしい弁証方法があるので総合的に弁証することが大切である。

  • 26

    八綱弁証では、病位、病性、病勢から病状を判断する。

  • 27

    八綱弁証では、病性の判定を「表・裏」というものさしであらわす。

  • 28

    病勢弁証とは、正気の強弱と邪気の盛衰の変化がどのようであるかを考察する弁証法で実と虚がある。

  • 29

    表裏、熱寒、実虚は単独でも判断するが、組み合わせて判断することもある。

  • 30

    裏証とは、外感病の初期で、邪気が皮毛や口、鼻など体表部から侵入して体表にとどまっている病証である。

  • 31

    悪寒や悪風、節々の痛みがあらわれやすいのは裏証である。

  • 32

    寒証とは、寒邪の侵入や臓腑の陽気が 不足することで生じる病証である。

  • 33

    顔色が赤く、ほてりや口渇があり、尿色が濃く便秘がちなのは熱証であり温法で改善する。

  • 34

    邪気の勢いが盛んだが正気は損なわれておらず、邪気に対して抵抗している病証は虚証である。

  • 35

    気滞、瘀血、水滞や、二便不通、食積などの状態は、実証にみられる。

  • 36

    病勢弁証において、虚実は単純に分けられるわけではなく共存するケースも多くみられる。

  • 37

    痛む部位などに触れられると更に痛みや不快感が増すのは虚証に多くみられる。

  • 38

    気逆とは、気虚が進行して内臓や組織を定位置にもち上げておく力がなく、下降することで生じる病証である。

  • 39

    気虚の症状に加え、内臓下垂や気分の落ち込みがあるのは気逆が考えられ、降逆法で改善する。

  • 40

    症状が疲労によって悪化し、休息するとよくなるのは気虚証が考えられる。

  • 41

    しゃっくりや嘔吐などがみられるものを気陥といい昇提法で改善する。

  • 42

    自汗とは、日中に運動や着衣、天候などに関係なく汗をかいていることで動くと更にひどくなる。

  • 43

    抑うつ傾向があり、胸の張りやつかえがあるものは気滞ととらえ、理気法が治法となる。

  • 44

    爪が割れやすかったり、視力低下がみられる場合は瘀血が最も多く考えられる。

  • 45

    動悸やめまい、月経の遅れがあり、顔色が白くツヤがないのは血虚が考えられる。

  • 46

    水滞では、皮膚の乾燥や口渇、コロコロ便などがみられる。

  • 47

    月経血に血塊があるのは、主に瘀血が考えられる。

  • 48

    血虚とは、血の運行が滞ったり、遅くなったり、固まったりすることで生じる病証である。

  • 49

    湿気や雨に弱くむくみがちで、舌苔が滑・膩である場合は水滞が考えられ利水法が治法となる。

  • 50

    水液代謝を主る肝・心・腎の機能失調により水(津液)の過剰や停滞が生じる病証を水滞という。

  • 51

    陽気は、身体のさまざまな機能を推動し温める。

  • 52

    陰液は身体に栄養と潤いを与え、熱を冷ましている。

  • 53

    陰液の減少により陽気との平衡が崩れ熱感をもつのが陰虚の特徴である。

  • 54

    陽虚であることを判断する重要な特徴として、五心煩熱、寝汗、口乾がある。

  • 55

    左右の手のひら、両足のうら、胸のあたりに起こる熱感を五心煩熱という。

  • 56

    内傷七情などが原因で肝の気が滞り、抑うつ傾向や咽のつかえ、胸、腹部膨満感といった症状がみられる病証を肝気鬱結という。

  • 57

    肝血虚の症状に加え、寝汗や五心煩熱、口乾があり、舌に裂紋がみられるのは肝陰虚と考えられる。

  • 58

    肝気鬱結の治法は疏肝解鬱であり、代表処方として加味逍遥散がある。

  • 59

    肝気鬱結からの転化、内傷七情による化火などで、肝が熱を帯びている状態を肝火上炎という。

  • 60

    心身の過労や慢性病などで肝血が不足する病証を肝血虚といい、めまい、視力低下、手足のしびれなどがあらわれる。

  • 61

    心の血流が悪くなっている病証を心火上炎といい、胸痛、胸の圧迫感、動悸などがあらわれる。

  • 62

    心血虚では、動悸、多夢、眠れないなどが起こり、清熱瀉火で改善する。

  • 63

    心の熱が亢進している病証を心血瘀阻といい、落ち着きがない、目が冴えて眠れない、舌炎、舌尖の点刺などの症状がみられる。

  • 64

    肝血虚がさらに悪化すると肝火上炎となり、強い頭痛や耳鳴り、目の充血が生じやすい。

  • 65

    肝陽上亢は肝陰・腎陰の不足と肝陽の上昇が同時にあらわれている状態である。

  • 66

    肝陽上亢から内風が起きている病証を肝陽化風といい、風の揺り動かす性質から、めまいやけいれんを生じるのが特徴である。

  • 67

    内風を鎮め肝の機能亢進を抑える治法を平肝熄風といい代表処方として釣藤散がある。

  • 68

    脾気虚のうち、脾の統血作用が失調すると下垂症状や失禁がおこりやすくなる。

  • 69

    脾陽虚では、脾気虚の症状に加えて腹部の冷痛や冷えによる下痢がみられる。

  • 70

    湿邪が過剰に脾を傷めている病証を湿邪困脾といい、主な症状としては口の粘りや胃のむかつき、食欲不振などがある。

  • 71

    慢性的な脾気虚の状態で、出血傾向があらわれるものを脾不統血という。

  • 72

    肺陰が不足すると夕方からの空咳や少量で粘る痰が出る。

  • 73

    肺の宣発・粛降や脾の運化が失調することで湿が停滞し、胸がつまって苦しく、白い痰は切れやすいがたくさん出ている状態は肺陰虚が考えられる。

  • 74

    鼻水が水様性で、咳をすると痰が透明なのは、風熱の邪気を受けていることが考えられる。

  • 75

    腎の病症では根底に腎虚があり、耳鳴り、難聴、髪の劣化、足腰のだるさなどがあらわれる。

  • 76

    腎虚の症状に加えて、足腰の冷えや朝方の下痢などがあらわれるのは腎陰虚と考えられる。

  • 77

    六味地黄丸は腎陽虚、八味地黄丸は腎陰虚の代表処方である。

  • 78

    腎気不固とは、腎機能の低下により固摂作用が失調している状態で大小便の失禁や小児の夜尿、流産などがおこりやすい。

  • 79

    脾の機能低下による心血の不足や、心血の不足による脾の機能低下を心脾両虚という。

  • 80

    心と腎における陰陽バランスが崩れた状態を心腎不交という。

  • 81

    慢性疾患や房事不摂生、過労などが原因で、肝と腎の陰液がともに消耗した状態を肝腎陰虚という。

  • 82

    肝気が鬱結し、疏泄が失調することで脾の運化も失調した状態を肝脾不和という。

  • 83

    油っぽいものや酒、刺激物の摂りすぎなどで肝胆湿熱が発生すると、尿は黄色く少量で、おりものも黄色くにおいが強くなる。

  • 84

    小腸実熱、膀胱湿熱では尿が出しぶる他、血尿や排尿痛が起こることがある。

  • 85

    冷たいもののとり過ぎなどで胃が痛み、温めると楽になる状態を胃寒という。

  • 86

    辛いもののとりすぎで胃痛や口臭が生じた状態を胃火(胃熱)といい、清胃瀉火の安中散を用いる。

  • 87

    大腸湿熱では、腹痛や膿血混じりの下痢などの症状がみられる。

  • 88

    熱病の後や老化、出産などで大腸津虚が生じると、便は乾燥してころころ便となり出にくくなる。

  • 89

    漢方における治療の原則を治則という。

  • 90

    治則の第一段階として、治病求本と三因制宜という原則がある。

  • 91

    病気を治す時は表面の症状に対処するだけでなく、根本を改善していくことが大切である。

  • 92

    治療に際しては、三因制宜によって季節性や地域性、個人の体質を考慮することも大切である。

  • 93

    標本治則のうち、症状が急であれば標を優先し、比較的緩やかであれば体質や先の病気など本を優先することを標本同治という。

  • 94

    標本治則において、体表面にあらわれている症状や、後から生じた症状、外邪の侵入による症状などは本と考える。

  • 95

    気虚でかぜをひいた場合に、解表薬と補気薬を併用していくのは、急標緩本である。

  • 96

    補虚瀉実の原則では、正気が不足した場合には、瀉すことを優先する。

  • 97

    清法とは、涼性または寒性の薬物を用いて裏熱を除くことを目的とした治法である。

  • 98

    気血水(津液)や陰陽の不足を補う作用のある薬物を用い、滋養強壮する治法を補法という。

  • 99

    漢方薬を構成する薬物は、植物の他に鉱物や動物からも用いられ、総称して生薬と呼ばれる。

  • 100

    生薬にも食材と同じく、寒・涼・温・熱の四気がある。