問題一覧
1
次の文の( )内のA~Dに当てはまる語句の組合せとして、正しいものはどれか。 「有機過酸化物の貯蔵、取扱いには、必ずその危険性を考慮しなければならない。それは、有機過酸化物が一般の化合物に比べて (A) 温度で (B) し、 さらに一部のものは (C) により容易に分解し、 爆発する可能性を有しているからで ある。 有機過酸化物の危険性は、 (D) の弱い結合に起因する。」
2
2
有機過酸化物の一般的な貯蔵および取扱方法について、次のA〜Eのうち誤っているものの組合せはどれか。 A.できるだけ不活性な溶剤、 可塑剤等で希釈して貯蔵または取り扱う。 B. 有機物が混入しないようにする。 C. 水と反応するものがあるので、水との接触を避ける。 D. 金属片が混入しないようにする。 E. すべて密栓された貯蔵容器で保存する。 1. AとB 2. AとC 3. BとD 4. CとE 5. DとE
4
3
過酸化ベンゾイルの性状等として、次のうち誤っているものはどれか。 [★] 1. 無色または白色、 無臭の固体である。 2. 光によって、 分解が促進される。 3. 衝撃、摩擦に対して敏感であり、 爆発的に分解しやすい。 4. 水や有機溶媒によく溶ける。 5. 加熱すると100℃前後で分解する。
4
4
過酸化ベンゾイルの性状について、次のうち誤っているものはどれか。 1. エーテル、ベンゼンに溶解する。 2. 乾燥状態で着火すると、爆発的に燃焼する。 3. 融点以上に加熱すると、爆発的に分解する。 4. 硝酸、アミンと激しく反応して、発火・爆発のおそれがある。 5. 水と徐々に反応し、酸素を発生する。
5
5
可塑剤で 50wt% に希釈された過酸化ベンゾイルに関わる火災の初期消火の方法について、次のA~Eのうち、 適切なものの組み合わせはどれか。 [★] A.粉末消火剤 (リン酸塩類を使用するもの) で消火する。 B. 二酸化炭素消火剤で消火する。 C. 水 (噴霧状)で消火する。 D. 泡消火剤で消火する。 E. ハロゲン化物消火剤で消火する。 1. AとB 2. AとE 3. BとC 4. CとD 5. DとE
4
6
過酸化ベンゾイルとエチルメチルケトンパーオキサイドについて、次のうち正しいものはどれか。 1. 過酸化ベンゾイルは、硫酸、硝酸のような強酸と接触すると激しく分解する が、アミン類とは反応しない。 2. エチルメチルケトンパーオキサイドは、ぽろ布、 鉄さび等と接触すると著しく分解が促進されるが、 アルカリ性物質とは反応しない。 3. 過酸化ベンゾイルは、白い粉末で特異臭を有し、衝撃、摩擦などによって爆発するが、 ピクリン酸、 トリニトロトルエンなどに比較すると、感度は鈍い。 4. エチルメチルケトンパーオキサイドは、 純品は極めて危険であるので、市販品はフタル酸ジメチル等で希釈してある。 5. エチルメチルケトンパーオキサイドは自然分解する性質があるが、100℃程度の温度では影響されない。
4
7
エチルメチルケトンパーオキサイドの貯蔵および取り扱いについて、次のうち正しいものはどれか。 1. 20℃で固体である。 2. 比重は1より小さい。 3. 酸化力が強い。 4. アルコールに溶けない。 5. 貯蔵する容器は鉄製とする。
3
8
エチルメチルケトンバーオキサイドの性状として、次のうち誤っているものはどれか。 1. 無色の液体である。 2. 20℃以下で引火のおそれはない。 3.還元性が強い。 4. アルカリ性物質に接すると分解が促進されるおそれがある。 5. 日光によって分解するおそれがある。
3
9
過酢酸の性状等について、次のうち誤っているものはどれか。 1. 約110℃まで加熱すると発火、爆発する。 2. 強い酸化作用と助燃作用がある。 3. 火気厳禁である。 4. 換気良好な冷暗所に可燃物と隔離して貯蔵する。 5. 火災の際の消火剤として、水は不適切である。
5
10
硝酸エステル類について、次のうち誤っているものはどれか。 1. ニトログリセリンは、常温 (20℃) で無色ないし淡黄色の油状液体である。 2. ニトログリセリンを樟脳のアルコール溶液に溶かしたものがコロジオンである。 3. 硝酸エチルは、引火しやすい無色の液体である。 4. ニトログリセリンは、グリセリンと硝酸のエステルであり、水にはほとんど溶けない。 5. ニトロセルロースは、日光の照射や気温が高いときなどに分解が促進されて自然発火しやすい。
2
11
硝酸エステル類に属する物質は、次のうちどれか。 [★] 1. ジニトロベンゼン 2. トリニトロトルエン 3. ニトロフェノール 4. ジニトロクロロベンゼン 5. ニトログリセリン
5
12
硝酸エチルの性状について、次のうち誤っているものはどれか。 [★] 1. 引火点は常温 (20℃) より低い。 2. 比重は1より大きい。 3. 腐敗臭のする赤褐色の液体である。 4. メタノールに溶ける。 5. 蒸気は空気より重い。
3
13
次のA~Dの条件にすべて当てはまるものはどれか。 A. 粘性がある液体 B. ニトロ基が分子内に三つ C. 硝酸エステル類 D. 凍結させると爆発の恐れがあり危険 1. トリニトロトルエン 2. ピクリン酸 3. ニトログリセリン 4. ニトロセルロース 5. 過酸化ベンゾイル
3
14
次のA~Cに掲げる危険物の性状のすべてに該当するものはどれか。[★] A. 無色の油状物質である。 B. ダイナマイトの原料である。 C. 加熱や打撃により、爆発することがある。 1. 過酸化ベンゾイル 2. トリニトロトルエン 3. ニトロセルロース 4. ピクリン酸 5. ニトログリセリン
5
15
ニトログリセリンの性状について、 次のうち正しいものはどれか。 1. 液体の場合は衝撃に対して鈍感で、取扱いしやすい。 2. アセトン、 メタノールおよび水のいずれにも、よく溶ける。 3. 20℃では凍結した固体である。 4. 水酸化ナトリウムのアルコール溶液で分解され、非爆発性物質となる。 5.水よりも軽い。
4
16
次の文の( )内に当てはまる物質はどれか。 「ニトロセルロースは、 自然発火を防止するため、 通常()で湿らせて貯蔵する。」 1. アルコール 2. 灯油 3. 希塩酸 4. 酢酸エチル 5. アセトン
1
17
第5類のニトロ化合物に該当する危険物の組み合わせは、次のうちどれか。[★] 1. ニトロベンゼン、 過酸化ベンゾイル 2. ニトログリセリン、ニトロセルロース 3. トリニトロトルエン、ピクリン酸 4. ジニトロソペンタメチレンテトラミン、硝酸メチル 5. 硝酸エチル、ジニトロトルエン
3
18
C6H2 (NO2)3OHの性状について、次のうち誤っているものはどれか。 1. 苦みを有し、皮膚や呼吸器を刺激する。 2. 金属と反応して、爆発性の塩を生成する。 3. エタノール、ジエチルエーテルに溶ける。 4. 急激に加熱すると、爆発するおそれがある。 5. 無色の粘性液体である。
5
19
ピクリン酸の貯蔵、取扱いについて、次のうち誤っているものはどれか。 1. 安定化させるため水で湿性にする。 2. 取り扱う機器や設備は防爆型のものを用いる。 3. 加熱により爆発するので留意する。 4. 金属製の容器に保存する。 5. 衝撃、摩擦、振動を避ける。
4
20
ピクリン酸の性状について、次のA~Cのうち、正しいもののみをすべて掲げているものはどれか。 A. 黄色の結晶で、 アルコールによく溶ける。 B. 金属と反応し、爆発しやすい金属塩を生成する。 C. 水分を含むと、発火・爆発の危険性が増大する。 1. A 2. C 3. A、B 4. B、C 5. A、B、C
3
21
危険物とその貯蔵方法との組み合わせとして、次のうち誤っているものはどれか。
4
22
トリニトロトルエンとピクリン酸とに共通する事項として、次のうち誤っているものはどれか。 1. ニトロ化合物で、 爆薬原料として用いられる。 2. 急熱すると発火または爆発する。 3. 打撃、衝撃を加えると爆発し、その爆発力は大きい。 4. 金属と作用して非常に危険な金属塩を生じる。 5. 結晶である。
4
23
トリニトロトルエンの性状について、次のA〜Cのうち、正しいもののみをすべて掲げているものはどれか。 A. 水やジエチルエーテルによく溶ける。 B. 淡黄色の結晶で、日光に当たると茶褐色に変色する。 C. 溶解すると、 固体よりも衝撃により爆発を起こしやすくなる。 1. A 2.C 3. A、B 4. B、C 5. A、B、C
4
24
トリニトロトルエンの性状について、 次のうち誤っているものはどれか。 1. 無色または淡黄色の結晶である。 2. 水にはほとんど溶けない。 3. 比重は1より小さい。 4. 融点は約80℃である。 5. ベンゼンに溶ける。
3
25
アゾ化合物の一般的性状等について、次のうち誤っているものはどれか。 1. アゾ基 (-N=N-) を有する化合物である。 2. アゾ化合物はすべて無色の液体である。 3. 融点以上に加熱すると急激に分解する。 4. 貯蔵、 取扱場所は火気厳禁とし、直射日光を避け、 他の可燃物と分離する。 5. 他の可燃物が共存する状況では燃焼は継続する。
2
26
アゾビスイソプチロニトリルの性状について、次のうち誤っているものはどれか。 1. アセトン中で取り扱うときは、条件により発火 爆発のおそれがある。 2. 分解は自己加速的であり、多量のガスを発生するおそれがある。 3. 空気中で微粒子が拡散した場合は、 粉じん爆発のおそれがある。 4. 加熱すると、 容易に酸素を放出し爆発的に燃焼するおそれがある 5. 衝撃、摩擦を加えると、爆発的に分解するおそれがある。
4
27
次に掲げる危険物のうち、加熱すると有毒なシアン化水素(青酸ガス)を発生する可能性のあるものはどれか。 [★] 1. 硫酸ヒドラジン 2. ヒドロキシルアミン 3. アジ化ナトリウム 4. アゾビスイソプチロニトリル 5. 過酸化ベンゾイル
4
28
ジアゾジニトロフェノールの性状について、次のうち誤っているものはどれか。[★] 1. 黄色の粉末である。 2. 光により、 変色する。 3. 水に容易に溶ける。 4. 加熱すると、 爆発的に分解する。 5.摩擦や衝撃により、 容易に爆発する。
3
29
硫酸ヒドラジンの性状について、 次のうち誤っているものはどれか。 [★] 1. 無色または白色の結晶である。 2. 水に溶かすと水溶液はアルカリ性を示す。 3. 還元性を有し酸化されやすい。 4. 無臭である。 5.燃焼時に有毒なガスを発生する。
2
30
硫酸ヒドラジンの一般的性質で、次のうち誤っているものはどれか。 1. 酸化剤と激しく反応する。 2. 温水に可溶である。 3. 加熱すると分解し、毒性の強いガスを生成する。 4. 黄色の結晶または褐色の粉末である。 5. 吸引した場合は、 有害である。
4
31
ヒドロキシルアミンの性状について、 次のうち誤っているものはどれか。 1. 高濃度の水溶液に、鉄イオンが存在すると発火・ 爆発のおそれがある。 2. 過酸化バリウムと接触すると発火 爆発のおそれがある。 3. 熱分解により、窒素、アンモニア、水などを生成する。 4. エタノールによく溶ける。 5. 水溶液は酸性である。
5
32
硫酸ヒドロキシルアミンの性状等について、次のA〜Eのうち、正しいもの の組み合わせはどれか。 A. アルカリとの接触で激しく分解するが、酸化剤に対しては安定である。 B. 湿気を含んだものは、 金属 (鉄、銅、アルミニウム) 製の容器が適している。 C. 加熱や燃焼により有毒ガスを発生するおそれがある。 D. エーテルやアルコールによく溶ける。 E. 粉じんが舞い上がって空気と混合すると、 粉じん爆発のおそれがある。 1. AとC 2. AとD 3. BとD 4. BとE 5.CとE
5
33
アジ化ナトリウムの性状について、 次のうち誤っているものはどれか。 [★] 1. 無色(白色) の結晶である。 2.酸と反応して、 有毒で爆発性のアジ化水素を発生する。 3. 水によく溶ける。 4. 空気中で急激に加熱すると激しく分解し、爆発することがある。 5. アルカリ金属とは激しく反応するが、銅、銀に対しては安定である。
5
34
アジ化ナトリウムの火災および消火について、 次のうち誤っているものはどれか。 1. 重金属との混合により、発熱、 発火することがある。 2. 火災時には、 刺激性の白煙を多量に発生する。 3. 火災時には、 熱分解によりナトリウムが生成することがある。 4. 消火には、ハロゲン化物を放射する消火器を使用する。 5. 消火には、 水を使用してはならない。
4
35
第6類の危険物に共通する性状について、 次のうち誤っているものはどれか。 1. 水と激しく反応するものがある。 2. 不燃性の液体である。 3. 分子内に酸素を含有し、酸化力が強い。 4. 多くは腐食性があり、皮膚をおかすことがある。 5. 熱や日光によって分解するものがある。
3
36
第6類の危険物の性状について、次のうち正しいものはどれか。 [★] 1. 有機物と接触すると、それを発火させる危険性がある。 2. すべての金属を腐食する。 3. 一般に熱に対して安定である。 4. それ自体燃えるものがある。 5. 空気に触れると発火するものがある。
1
37
第6類の危険物の性状について、 次のうち誤っているものはどれか。 [★] 1. 一般に皮膚をおかす作用が強い。 2. 薄めた水溶液の方が、金属に対する腐食性が強くなるものがある。 3. 有機物と接触すると発火させる危険がある。 4. 水と反応して激しく発熱するものがある。 5. 大量にこぼれた場合は、水酸化ナトリウムの濃厚な水溶液で中和する。
5
38
第6類の危険物 (ハロゲン間化合物を除く。)の貯蔵を次のとおり行った。適切でないものは次のうちどれか。 1. 容器を排水設備を施した木製の台上に置いた。 2. 貯蔵場所に、 常に大量の水を使用できる設備を備えた。 3. 可燃物や分解を促進する物品との接触や加熱を避けた。 4. 火災に備えて、消火バケツ、 貯水槽を設けた。 5. 容器にガラス製のものを用いた。
1
39
第6類の危険物 (ハロゲン間化合物を除く。)の貯蔵について、適切でないものは次のうちどれか。 1. 充填容器は耐酸れんがまたは耐酸処理をしたコンクリート床に置く。 2. 貯蔵場所には、常に大量の水を使用できる設備を整える。 3. 可燃物や分解を促進する物品との接触や加熱を避ける。 4. みだりに、蒸気やミストを発生させない。 5. タンクのふたやコックの滑りが悪いときは注油する。
5
40
危険物の貯蔵方法として、次のうち誤っているものはどれか。 [★] 1. ナトリウムは水と接触すると発熱し、水素を発生して燃焼するので、石油等の保護液中に貯蔵する。 2. 炭化カルシウムは、水分、湿気等に触れないように容器に密封して保管する。 3. ニトロセルロースは自然発火の危険性があるので、水またはアルコールで湿らせて冷所に貯蔵する。 4. 二硫化炭素は沸点及び発火点が低く、かつ、 水に溶けず、水より重いので、容器に水を張って貯蔵する。 5. 過酸化水素は日光の直射を避け、 容器は密栓して貯蔵する。
5
41
第6類の危険物の火災予防、消火の方法として、次のうち誤っているものはどれか。[★] 1. 火源があれば燃焼するので、取扱いには十分注意する。 2. 日光の直射、 熱源を避けて貯蔵する。 3. 容器は耐酸性のものを使用する。 4. 可燃物、有機物との接触を避ける。 5.水系消火剤の使用は、 適応しないものがある。
1
42
危険物の性状に照らして、第6類のすべての危険物の火災に対し有効な消火方法は、次のうちどれか。 [★] 1. 噴霧注水する。 2. 棒状の水を放射する。 3. 泡消火剤を放射する。 4. 乾燥砂で覆う。 5. 二酸化炭素消火剤を放射する。
4
43
第6類の危険物 (ハロゲン間化合物を除く。)に関わる火災の消火方法等について、次のうち誤っているものはどれか。 1. 移動可能な危険物は速やかに安全な場所に移動する。 2. 炭酸水素塩類を使用する粉末消火剤は消火に適している 3.人体に有害なので、 消火の際は保護具を活用する。 4. 噴霧による注水は消火に適している。 5. 水溶性液体用泡消火剤は消火に適している。
2
44
ハロゲン間化合物にかかわる火災の消火方法について、 次のうち最も適切なものはどれか。 1. 強化液消火剤を放射する。 2.乾燥砂で覆う 3. 二酸化炭素消火剤を放射する。 4. 注水する。 5. 泡消火剤を放射する。
2
45
過塩素酸の性状について、 次のうち誤っているものはどれか。 1. 可燃物と混合したものは、発火のおそれがある。 2. 加熱すると分解し、腐食性のヒュームを生じる。 3. 加水分解を起こし、 発火のおそれがある。 4. 強い酸化力がある。 5. 鉄、銅、 亜鉛と激しく反応する。
3
46
過塩素酸の性状について、次のA〜Eのうち誤っているものはいくつあるか。 [★] A. 無色の液体である。 B. 水と接触すると、激しく発熱する。 C. おがくず、木片等の可燃物と接触すると、 これを発火させることがある。 D. ナトリウムやカリウムとは反応しない。 E. 加熱すると分解して、水素ガスを発生する。 1. 1つ 2. 2つ 3. 3つ 4. 4つ 5. 5つ
2
47
過塩素酸の性状について、次のうち誤っているものはどれか。 1. 濃度が20%ぐらいのものは、ほとんどの金属と反応し、 水素を発生する。 2. 無水物は空気中で発煙する。 3. 希水溶液は光により分解する。 4. 強い酸化力を持つ。 5. 有機物とは爆発的に反応する。
3
48
過塩素酸にかかわる火災の初期消火の方法について、次のA~Eのうち、適切なものの組合せはどれか。 A. 二酸化炭素消火剤で消火する。 B. 強化液消火剤で消火する。 C. ハロゲン化物消火剤で消火する。 D. 泡消火剤で消火する。 E. 水で消火する。 1. A, B, D 2. A、C、D 3. A、C、E 4. B、C、E 5. B、D、E
5
49
常温 (20℃) 1気圧 (1.013 × 10^5Pa) において液体であり、かつ、 不燃性の危険物は、次のうちどれか。 1. 過塩素酸アンモニウム 2. エチレングリコール 3. 過塩素酸 4. ピリジン 5. 硝酸エチル 494
3
50
過酸化水素の性状について、次のA〜Eのうち、正しいものの組合せはどれか。 A. 分解抑制剤としてアンモニアが用いられる。 B. 加熱すると激しく分解して酸素を発生する。 C. 水には溶けないが、エタノール、エーテルには溶ける。 D. 高濃度のものは、皮膚に触れると薬傷を起こす。 E. 無色で特有の芳香がある。 1. AとB 2. AとC 3. BとD 4. CとE 5. DとE
3
51
過酸化水素の性状について、次のA〜Eのうち、正しいもののみをすべて掲げているものはどれか。 [編] A. 無色の液体であり、 高濃度のものは粘性を有する。 B. 強力な酸化剤であり、還元剤としては作用しない。 C. 熱や日光によって速やかに分解し、酸素を発生する。 D. 無機酸や尿酸との混合により、 爆発のおそれがある。 E. オキシドールとして市販されている水溶液は40~50%のものである。 1. AとC 2. AとDとE 3. BとC 4. BとDとE 5. AとCとD
1
52
過酸化水素を貯蔵する際の安定剤として使用できるものは、次のうちどれか。 1. 酢酸 2. 尿酸 3. ピリジン 4. 二酸化マンガン粉末 5.金属粉末
2
53
過酸化水素の貯蔵および取扱いについて、次のうち適切でないものはどれか。 1. 可燃物から離して貯蔵し、 または取り扱う。 2. 通風のよい乾燥した冷暗所に貯蔵する。 3. 銅や普通鋼などから離して貯蔵し、 または取り扱う。 4. 容器を密封すると分解ガスにより破裂等を生じるので、 通気孔のついた容器に入れて貯蔵する。 5. リン酸と接触すると分解が促進されるので、リン酸から離して貯蔵し、または取り扱う。
5
54
次のA~I の危険物について、水を加えると激しく反応するものまたは加水分解して発熱するものはいくつあるか。 A. 過酸化ナトリウム B. リン化カルシウム C. カリウム D. 黄リン E. 水素化ナトリウム F. 過酸化水素 G. 硝酸グアニジン H. トリクロロシラン I. 二硫化炭素 1.2つ 2. 3つ 3. 4つ 4. 5つ 5. 6つ
4
55
過酸化水素および硝酸に共通する性状について、次のうち誤っているものはどれか。 1. 皮膚をおかす。 2. 水によく溶ける。 3. それ自体は不燃性である。 4. 加熱すると分解し、 可燃性ガスを発生する。 5. 有機物などに接触すると発火させる危険がある。
4
56
硝酸の性状等について、次のA~Dのうち、誤っているものの組み合わせはどれか。 A. 強い酸化力をもち、 硝酸の90%水溶液は第6類の危険物の試験に用いられる。 B. 鉄やアルミニウムは、濃硝酸には溶けるが、 希硝酸中では不動態となるため溶けない。 C. 濃硝酸と濃塩酸を体積比13で混合した溶液は酸化力が強く、 金や白金なども溶かす。 D. 濃硝酸が流出した場合は直ちに多量のおがくずで吸収し、 拡散防止を図る。 1. AとB 2. AとC 3. BとC 4. BとD 5. CとD
4
57
硝酸と接触すると発火または爆発の危険性のあるものとして、次のうち誤っているものはどれか。 [編] [★] 1. 濃アンモニア水 2アセチレン 3. 硫酸 4. 紙 5. 二硫化炭素 6. 木片 7. アミン類
3
58
硝酸の性状について、 次のうち誤っているものはどれか。 [★] 1. 蒸気は、 空気と爆発性の混合物をつくることがある。 2. のこくず、木毛等の有機物質と接すると、自然発火のおそれがある。 3. 酸化力が強く、燃焼を促進する。 4. 日光や加熱により分解しやすい。 5. 水とは 任意に混和する。
1
59
硝酸の性状について、 次のうち誤っているものはどれか。 [★] 1. 無色透明の液体である。 2. 水と任意の割合で混合する。 3. 熱や光により分解し、 変色する。 4. イオン化傾向の小さい銅や銀は溶かさない。 5.濃硝酸中では、鉄やアルミニウムの表面に不動態被膜が生じやすい。
4
60
硝酸の性状等について、次のうち正しいものはどれか。 [★] 1. 直射日光が当たっても性質が変化することはないので、遮光性を有していな い容器に保存することができる。 2. 金属製容器に保存する場合、 アルミニウム製のほか、銅製または鉛製のものも用いることができる。 3. 金属製以外の容器に保存する場合、 ガラス製、 陶器製のものは用いることができない。 4. 蒸気は不燃性のため、液面に火源を近づけても引火することはない。 5. アセトン、酢酸等を混合しても、発火・爆発のおそれはない。
4
61
硝酸の貯蔵および取扱いについて、 次のうち誤っているものはいくつあるか。[編] A. 安定剤として、尿酸を加えて貯蔵する。 B. 還元性物質との接触を避ける。 C. 人体に触れると薬傷を生じることがあるので、接触しないようにする。 D. 分解して発生する二酸化窒素を吸い込まないようにする。 E. ステンレス鋼製の容器に貯蔵する。 F. イオン化傾向の小さい銅や銀は溶かさない。 G. 濃度が高いと金や白金を溶かすことができる。 H. 濃度が高いと空気中で発煙する。 1. 1つ 2. 2つ 3. 3つ 4. 4つ 5. 5つ
3
62
ハロゲン間化合物の性状について、 次のうち誤っているものはどれか。 1. 水と反応する。 2. 多くの金属元素と反応する。 3. 多くの非金属元素と反応する。 4. 揮発性がある。 5. 空気中では安定である。
5
63
ハロゲン間化合物の性状について、次のうち誤っているものはどれか。 1. 一般にハロゲンの単体に似た性質を有する。 2. 加熱すると、酸素を発生する。 3. 多くの金属や非金属と反応する。 4. 揮発性である。 5. フッ素原子を多数含むものは、 特に反応性が強い。
2
64
ハロゲン間化合物の一般的性状等について、次のうち正しいものはどれか。[★] 1. 2種のハロゲンの電気陰性度の差が大きくなるほど安定になる傾向がある。 2. 爆発性がある。 3. 常温 (20℃)では固体である。 4. 多くの金属や非金属を酸化してハロゲン化物を生じる。 5. 消火には水系の消火剤が適している。
4
65
三フッ化臭素の性状について、 正しいもののみをすべて掲げているものはどれか。 A. 有機物と接触すると、爆発的に激しい反応を起こすことがある。 B. 水と激しく反応し、 フッ化水素を生じる。 C. 20℃で固体である。 D. 比重は1より小さい。 1. AとB 2. AとD 3. BとC 4. BとD 5. CとD
1
66
三フッ化臭素の性状について、次のA~Dのうち、誤っているものの組み合わせはどれか。 A. 金属容器を避け、 ガラス容器で貯蔵する。 B. 直射日光を避け、冷暗所に貯蔵する。 C. 危険性を低減するため、ヘキサン等の炭化水素で希釈して貯蔵する。 D. 木材 紙等との接触を避ける。 1. AとB 2. AとC 3.BとC 4. BとD 5. CとD
2
67
三フッ化臭素の性状について、 次のうち誤っているものはどれか。 1. 腐食性のある強力な酸化剤である。 2. 水と接触すると激しく反応して、酸素を生じる。 3. 水との接触により、 猛毒で腐食性のフッ化水素を生ずる。 4. 比重は1よりも小さい、 無色の発煙性の液体である。 5. 可燃物と接触すると発熱し、発火・爆発のおそれがある。
4
68
五フッ化臭素の性状について、 次のうち誤っているものはどれか。 1. 常温 (20℃) では無色の液体である。 2. 気化しやすい。 3. 空気中で発煙する。 4. ほとんどの金属と反応して、フッ化物をつくる。 5. 水とは反応しない。
5
69
五フッ化ヨウ素の性状について、次のA~Eのうち、正しいものを組み合わせたものはどれか。 A. 強い刺激臭がある発煙性の褐色液体である。 B. 空気中で激しく発煙し、酸または酸性蒸気に触れると、 フッ化水素その他の化合物を生じる。 C. ガラスはおかさない。 D. 水と激しく反応し、猛毒のフッ化水素とヨウ素酸を生じる。 E. 金属と容易に反応しフッ化物をつくるが、 非金属とは反応しない。 1. AとC 2. AとE 3. BとD 4. BとE 5. CとD
3
70
五フッ化ヨウ素の性状について、次のうち誤っているものはどれか。 1. 反応性に富み、 容易に金属と反応する。 2. 強酸で腐食性が強いため、ガラス容器が適している。 3. 20℃で液体である。 4. 硫黄や赤リンなどと反応し、 光を放つ。 5. 水と激しく反応して、 フッ化水素を生じる。
2
71
第6類の危険物の貯蔵、取扱いについて、 次のA~Dのうち、正しいものの組合せはどれか。 A. 過酸化水素は、ふたに通気のための穴がある容器に貯蔵する。 B. 硝酸が漏れた場合には、おがくずで吸収して廃棄する。 C. 過塩素酸は、エタノールとの接触を避ける。 D. ハロゲン間化合物は、ガラス容器で貯蔵する。 1. A、B 2. A、C 3. A、D 4. B、C 5. C、D
2
72
混合しても、発火または爆発の危険がない組み合わせは、次のうちどれか。 1. 硝酸とメタノール 2. 硫黄と二硫化炭素 3.カリウムと水 4. 塩素酸カリウムと赤リン 5. 三酸化クロムとグリセリン
2
73
次の物質の組み合わせのうち、混合又は互いに接触すると、 発火又は爆発の危険性を生じるものはどれか。 1. 黄リンと水 2. ナトリウムと灯油 3. 硝酸とメタノール 4.過酸化水素とリン酸 5. 二硫化炭素と硫黄
3
74
次の物質の組み合わせのうち、接触または混合しても、分解、発火、爆発などの危険性のないものはどれか。 [★]
2
75
次の物質の組み合わせのうち、接触または混合しても、分解、発火、爆発などの危険性のないものはどれか。 [★]
4
76
次の物質の組み合わせのうち、混合あるいは互いに接触すると、発火または爆発の危険性を生じるものはどれか。[★]
2
77
次に掲げる危険物の組み合わせのうち、互いに接触、混合しても反応が起きないものはどれか。 [★]
3
78
次の物質の組み合わせのうち、接触または混合しても、分解、 発火、爆発などが起きないものはどれか。
2
79
次の化学実験時の操作において、 発火・ 爆発のおそれが最も小さいものはどれか。 1. 使用済みの金属ナトリウムを処理するために、エタノール中に投入した。 2. ガラス機器をアセトンで洗浄して乾燥機に入れた。 3. 洗浄液を調製するため、過マンガン酸カリウムと濃硫酸を混合した。 4. 硝酸銀で汚れたビーカーをアンモニア水で洗浄したが、汚れが落ちないため、水酸化ナトリウム水溶液を入れて放置した。 5. 二酸化炭素を発生させるため、炭酸水素ナトリウムに塩酸を加えた。
5
80
次の事故の発生要因として、最も考えにくいものは次のうちどれか。 「防水工事に使用して余った硬化剤をポリエチレン製の容器に入れ、 屋外に置 いていたところ、 硬化剤に含まれているエチルメチルケトンパーオキサイドが分解して出火した。」 1. 鉄製の錆びたひしゃくを一緒に入れたため、 分解が促進された。 2. ぼろ布を一緒に入れたため、 分解が促進された。 3. 直射日光が当たって温度が上昇したため、 分解が促進された。 4. 余った硬化促進剤(ナフテン酸コバルト)を一緒に入れたため、分解が促進された。 5. ガラス製の計量カップを一緒に入れたため、 分解が促進された。
5
81
次の危険物の事故事例のうち、 事故の原因が重合の暴走反応と考えられるものはどれか。 [★] 1. トルエンタンクの屋根部の検尺口から、サンプル採取器を使いサンプリングしていたところ、 爆発した。 2.酸化プロピレンを製造する工場において、 補修のため、アルカリを含んだ精 留塔の塔底液を粗酸化プロピレン中間タンクに移送したところ、 爆発した。 3.カプロラクタムの製造過程で副生する硫酸アンモニウム水溶液から、真空蒸 発装置で硫酸アンモニウムを回収していたところ、 蒸発缶の塔底液に硝酸アンモニウムが濃縮されて爆発した。 4. 塗料製造工場において、タンクの清掃を行うため、 酢酸エチルをタンクに少 量入れ、底面をブラシでこすって洗浄していたところ、 爆発した。 5. ヒドロキシルアミンを製造する工場において、 再蒸留塔で高濃度に濃縮され たヒドロキシルアミンを循環させていたところ、 爆発した。
2
82
次の危険物の事故事例のうち、 事故の原因が重合の暴走反応と考えられるものはどれか。 [★] 1. ニトロベンゼンのスルホン化反応槽に、発煙硫酸とニトロベンゼンを投入し て反応を開始させ、反応温度を30℃に保つため冷却用コイルに水を流していたところ、水が漏えいし反応器が破裂した。 2. アセチレンガスを製造する工場で、 原料の炭化カルシウムが入ったドラム缶 電気ドリルで開けたところ、 爆発した。 3. ニトロセルロースの製造作業で、 硝化終了後、 除酸作業を終え、硝化器から ニトロセルロースを取り出していたところ、 発火した。 4. 低温で凝固していたドラム缶内のアクリル酸をバンドヒーターを用いて部分的に溶融させ、溶融液をくみ出す作業を繰り返していたところ、 爆発した。 5. 高純度の粉末状の過酸化ベンゾイルをメタノールで洗浄し、蒸発乾燥させた 後、プラスチック製シャベルでビニール袋に小分けしていたところ、 爆発した。
4
83
次の各事例から考えられる、アルミニウム粉の火災予防および消火の方法と して、 正しいものの組合せはどれか。 「原料貯蔵倉庫で、アルミニウム粉の自然発火と推測される火災が発生し、倉庫内の他の薬品類とともに爆発的に燃えあがった。」 「アルミニウム粉砕工場で、何らかの爆発後に火災が発生し、工場3棟が全焼した。」 A. 空気中の水分を吸収して自然発火するおそれがあることから、貯蔵容器を密封する。 B. 金属粉により粉じん爆発のおそれがあることから、 粉じんの飛散防止対策を行う。 C. 酸化剤とは同時に貯蔵できるが、他の危険物とは同時に貯蔵できない。 D. いったん着火すると激しく燃焼することから、 大量放水できる消火設備を設置する。 1. AとB 2. AとBとC 3. AとD 4. BとC 5. BとCとD
1