問題一覧
1
救急活動は、119 番通報受信から医療機関到着までをいう。
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2
消防機関における通信体制は、地震などの大規模災害発生時においても支障がでないシ ステムとなっている。
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3
口頭指導は、出動途上の救急隊から実施されるものであり、通信指令室からは実施しない。
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4
状況評価は、救急現場に到着後、傷病者に接するまでに行う活動である。
○
5
迅速な観察、処置を行うために、出場途上における情報から必要な資器材の確認と準備を行う。
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6
救護活動を終えるまで傷病者を移動させてはいけない。
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7
高齢傷病者への対応で難聴を認めた場合はいつもより高めのトーンで話しかける。
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8
腹部の内臓痛は、持続性であり腹膜刺激症状を伴う。
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9
腹痛の訴えだけに気をとられず、全身の把握から開始する。
○
10
直接圧迫止血法では局所的阻血や疼痛などがありえるが、止血の重要性に比べれば問題とならない。
○
11
創部が高度に汚染されている場合は、水道水を使用して洗浄する
○
12
標準予防策(スタンダードプリコーション)は、感染症にかかわらず、汗、唾液、鼻汁、喀痰 などのすべての湿性体液には感染性があるものとして取り扱う。
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13
結核、麻疹、水痘は、N95 マスクを着用すべき感染症である。
○
14
包帯を使用する場合は、静脈のうっ滞を防ぐため中枢から末梢方向に巻く。
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15
ストレチャーの金属部分を消毒する場合、次亜塩素酸ナトリウムを使用する。
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16
消毒液を使用する場合、血液や体液、排泄物などを除去してから消毒する。
○
17
喉頭鏡ブレードは、滅菌が必須である。
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18
直接圧迫止血法による止血が不十分な場合、他の止血法の追加、併用を考慮る。
○
19
直接圧迫止血法は、すべての外出血に対する第一選択の止血法である。
○
20
骨折には強い外力による外傷性骨折、スポーツ等による疲労骨折、骨粗鬆症等の病的骨折がある
○
21
骨折処置は骨折部の上下2関節を固定するのが基本である。
○
22
骨折による変形が高度の場合には、近位の関節を保持し、痛みが最も軽減される肢位となるよう牽引したのち固定する。
○
23
股関節脱臼では股関節を伸展し、痛みをやわらげ固定する。
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24
大腿骨骨折では、約 500 ㎖の内出血がある。
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25
高齢者の転倒で発生する骨折では、大腿骨骨幹部骨折が多い。
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26
骨折の合併症には、骨髄からの出血、骨折部周辺の血管及び神経の損傷がある。
○
27
副子を固定するために三角巾を巻く場合は、副子が完全に固定されるようきつく巻く。
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28
外傷のうち、上肢の外傷は約 23%、下肢の外傷は約 40%を占める。
○
29
開放骨折では、創を通じての細菌感染によって骨膜炎や骨髄炎をきたす可能性が高い。
○
30
脊椎損傷は、外傷全体の約 19%を占め、そのうち腰椎損傷が全体の半数を占る。
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31
脊椎損傷の受傷機転で、最も多いのが転落・墜落、次いで交通事故である。
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32
交感神経は視床下部や脳幹の交感神経中枢から頸椎を下行し、第8頚髄節~第2腰髄節のレベルで脊髄を出て交感神経幹を形成する。
○
33
第1~4胸髄節からの交感神経は心肺内臓神経を形成するため、これより下位の脊髄損傷では、徐脈、血圧低下など、交感神経消失による神経原ショックをきたす。
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34
横隔膜の運動を支配する横隔神経は、第3~5頸神経を経由し、脊髄の外を通って横隔膜に至る。一方、肋間筋の運動を支配する肋間神経は各髄節まで脊髄を下行する。
○
35
第 5 頚髄節より下位の頚髄損傷では、ほぼ全ての呼吸筋が麻痺するため、呼吸 停止をきたす。
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36
第3~5頚髄節以下の頚髄損傷では、横隔膜の機能が温存されるが、肋間筋が麻 痺するため、胸式呼吸を呈する。
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37
骨盤骨折を疑う場合、ログロールによってバックボードに収容する
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38
令和 4 年中、全国の救急出場件数全体の約5.3%が交通事故である。
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39
時間帯別の交通死亡事故にみると、朝の 7 時台が最も多い。
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40
交通事故現場において二次災害発生危険のある場合は、傷病者の倒れている位 置で観察を行い、その後安全な場所に移動して処置を開始する。
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41
交通事故現場において安全の確保が困難な場合は、傷病者を観察した後に応援 隊や警察官を要請する。
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42
四輪車の外傷において、フルフラップ衝突では身体の側面に強い外力が生じ る。
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43
シートベルト装着により死亡率は 41%減少し、エアバック搭載車では、さらに11%減少させる。
○
44
小児のエアバッグ損傷では心タンポナーデ、上位頸椎損傷を起こすことがある。
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45
ダッシュボード外傷では股関節脱臼をきたすことがある。
○
46
酸素投与の目的は、吸入酸素濃度を増加させて低酸素血症を改善し、組織に十 分な酸素を供給する
○
47
パラコート中毒傷病者への酸素投与は、絶対的禁忌である。
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48
酸素自体が燃焼するので、電気ショック時の火花で着火することがある
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49
4 流量計付き加湿酸素吸入装置の水槽内の水は、1 週間程度で交換する
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50
非再呼吸型リザーバ付きフェイスマスクは、部分再呼吸型に比べて吸入酸素濃 度が低くなる。
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51
酸素濃度を正確に調節するにはベンチュリーマスクは適している
○
52
デマンドバルブは 100%酸素を供給できるので、フェイスマスクより高濃度の 酸素が投与できる。
○
53
心停止によって脳幹への血流が途絶すると呼吸中枢の機能が停止して呼吸も 停止する
○
54
呼吸が停止すれば肺での酸素化が途絶え、冠動脈血の酸素含量は減少して心 筋虚血からやがて心停止をきたす。
○
55
心肺停止とは死と同義ではなく、回復の可能性がある病態である。
○
56
総頚動脈の拍動が触れない場合、心臓の機械的収縮も停止している
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57
死戦期呼吸は呼吸がある状態であり、心停止の判断には至らない。
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58
心肺停止発生後、意識が消失するまでの時間はおおよそ 30 秒である。
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59
「救急・救助の現況」によれば、全国で心配機能停止状態で救急搬送された傷 病者は全搬送人員数のうち、2022 年中は 2.3%、2018 年中は約 2.1%であ った。
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60
在宅医療に対する応急処置は、救急隊員の中では救急救命士でなければ実施で きない。
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61
COPD〈慢性閉塞性肺疾患〉傷病者で在宅酸素療法の目標とされる SpO₂値は 85%である。
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62
訪問リハビリテーションは在宅医療に該当する。
○
63
永久気管瘻を造設して在宅人工呼吸療法継続中の傷病者でチアノーゼを生じた 場合、救急救命士が行う処置として、気管カニューレの交換を実施した。
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64
永久気管瘻の傷病者に対する人工呼吸は、乳児用の円形マスクを使用して換気 する。
○
65
中心静脈栄養カテーテルのトラブルの対応について、カテーテルが抜けかけて いる場合は愛護的に抜去する。
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66
分娩介助の目的は、墜落分娩の防止と児頭をコントロールし会陰を保護するこ とである。
○
67
初産婦の場合、排臨状態で車内分娩を考慮する。
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68
総搬送人員に対する産科周産期傷病者の割合は 0.6%であるが、その内の転院 搬送割合は 6 割超である。
○
69
胎児付属物に胎盤は含まれない。
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70
羊水量は妊娠末期で 5ℓ前後である。
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71
妊娠後期の妊婦の搬送体位で適している体位は、右側臥位である。
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72
正常分娩において、陣痛が 5 分毎になると陣痛開始とみなす。
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73
分娩介助の目的は、墜落分娩の防止と児頭をコントロールし会陰を保護するこ とである。
○
74
多数傷病者事故(災害)の定義では、震災、台風、津波などの広域的な災害は 含まれない
○
75
医療上の災害とは、医療需要が医療供給を上回り、適切な対応が困難となる事 例をいう
○
76
傷病者がおおむね 10 人以上発生した場合は、多数傷病者事故の部隊運用を適 応する。
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77
多数傷病者に対する先着隊の最初の任務は、トリアージである。
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78
多数傷病者事案の災害現場では自分より傷病者の安全を優先する。
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79
脊椎や脊髄の損傷を疑わせる所見がある場合、頚椎カラーを装着後も全身固定が完了するまでは、用手による頭部固定を併用する
○
80
胸腰椎の損傷で性描写が痛みの為、仰臥位になれない場合仰臥位で搬送しても良い
○
81
脊髄損傷を疑う場合の損傷高位の評価など、詳細な神経学的所見は搬送中の救急車内で行う
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82
自動車が前方から衝突した際、シートベルトをした状態においては、過伸展が生じる
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83
在宅酸素療法の傷病者でチアノーゼが確認された場合、まずは酸素供給装置の酸素濃度を上げ、対応する
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84
血液透析の傷病者についてシャント部分からの出血に対しては、圧迫止血で対応する
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85
気管カニューレが挿入されている傷病者は、カニューレの抜去、閉鎖などのトラブルよりも、肺炎や誤嚥、原疾患の悪化による救急要請が多い
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86
異物による上気道閉鎖では、呼気性喘鳴が見られる
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