問題一覧
1
周産期の時期について正しいものはどれか
妊娠満22週以降から出産後7日までの期間
2
女性生殖器の構造について正しいものはどれか
受精卵は卵管筋層の蠕動運動と卵管上皮の繊毛運動によって子宮へと運ばれる
3
恥骨結合から仙骨にむけての位置関係で正しいものはどれ
恥骨結合→膣→会陰→肛門→直腸→仙骨
4
関連が誤っているものはどれか
黄体化ホルモン(LH)ー下垂体後葉
5
女性生殖器の構造について誤っているはどれか(1つ選択)
黄体化ホルモン(LH)の上昇(LHサージ)ー卵胞期の開始を引き起こす
6
女性の第二次性徴に最も関与するホルモンはどれか(1つ選択)
エストロゲン
7
頸管粘液について誤っているものはどれか(1つ選択)
排卵期が近づくとエストロゲンのはたらきによって頸管粘液の分泌が増加し、その性状も変化するため、精子は子宮腔内に侵入しにくくなる
8
誤っているものはどれか(1つ選択)
人口妊娠中絶ができるのは妊娠22週0日まで
9
組み合わせで誤っているものはどれか(1つ選択)
外胚葉ー胎児の骨・筋肉・脈管系に分化する
10
胎盤において、胎児の血液と母体の血液との間で物質交換が行われるのはどれか
絨毛
11
妊娠に伴う身体の変化で正しいのはどれか。2つ選べ。
皮膚の掻痒感の増加, 尿中への糖の排泄増加
12
Aさん(28歳、初産婦)は、妊娠30週である。今朝から性器出血が少量認められたため 外来を受診した。受診時、子宮収縮は1時間に4、5回認められ、Aさんは時々、軽い痛みを 訴えた。今までの妊娠経過では、異常は認められていない。身長160cm、体重60kg(非妊 時54kg)である 診察の結果、切迫早産と診断された。その他の異常は指摘されていない。 注意すべき検査項目はどれか。
CPR
13
流産で正しいのはどれか
切迫流産の主な症状は性器出血と下腹部痛である
14
重症妊娠悪阻の妊婦の注意すべき主な合併症はどれか。2つ選べ。
静脈血栓塞栓症, ウェルニッケ脳症
15
前置胎盤について正しいのはどれか
出血は痛みを伴わない場合が多い
16
Aさん(35歳,初産婦)は,夫と2人で暮らしている。妊娠28週2日,妊婦健康診査で胎盤 が内子宮口を全部覆っていると指摘された。自覚症状はない。その他の妊娠経過に異 常は認められていない。Aさんは,身長155cm,体重56kg(非妊時体重50kg)である。 Aさんの観察項目で最も注意するのはどれか。
痛みを伴わない性器出血
17
ハイリスク妊娠について正しいのはどれか
妊娠高血圧症候群では胎児発育不全になりやすい
18
妊娠高血圧症候群について正しいのはどれか。2つ 選べ
肥満妊婦に生じやすい, 病型の1つとして子癇がある
19
常位胎盤早期剝離のリスク因子はどれか
妊娠高血圧症候群
20
Aさん(34歳,初産婦)は,夫(37歳,会社員)と2人暮らし。事務の仕事をしている。身長 157cm,非妊時体重54kg。妊娠24週4日の妊婦健康診査時の体重58kgで4週前から1.5kg増 加している。血圧128/88mmHg。尿蛋白(±),尿糖(-)。浮腫(±)。Hb10g/dL,Ht30%。子 宮底長22.5cm,腹囲84cm。胎児推定体重700g。非妊時より白色の腟分泌物は多いが,瘙 痒感はない。 Aさんの妊婦健康診査時のアセスメントで適切なのはどれか
妊娠性貧血
21
Aさん(30歳)は,夫と2人で暮らしている。Aさんは看護師に「妊娠を考えていて風疹抗 体を調べたら8倍未満でした。風疹が流行しているようで,自分も感染するのでは ないかと心配なので予防接種を受けようと思います。気を付けることはありますか」と相 談した。 看護師の説明で正しいのはどれか。2つ選べ。
接種後2ヶ月は避妊する, 同居家族にも接種を勧める
22
母乳が主な感染経路となるのはどれか
成人T細胞白血病〈ALTウイルス〉
23
妊婦の感染症と児への影響の組合せで正しいのはどれか
風疹ーーー白内障
24
羊水過多の原因と関連がないものはどれか
前期破水
25
妊娠38週の妊婦。胎位は第2頭位である。胎児心音の聴取部位を図に示す。 最も適切な聴取部位はどれか。
4
26
Aさん(26歳,経産婦)は,夫(30歳)と長女(2歳)の3人で暮らしている。妊娠37週2日,これ までの妊娠経過に異常はない。9時に陣痛が開始し,10時に夫に付き添われ入院した。入 院時,陣痛間欠9分,陣痛発作30秒であった。内診所見は子宮口2cm開大で,少量の羊水 の流出を認めた。羊水混濁はなかった。21時30分に子宮口全開大,22時30分に3,200gの 男児を正常分娩で出産した。分娩時出血量は360mL。 設問 Aさんの分娩時のアセスメントで適切なのはどれか。
正期産である
27
先天異常で正しいのはどれか
軟骨無形成症は低身長になる
28
ダウン症候群Down's syndromeを生じるのはどれか
21トリソミー
29
出生前診断について正しいのはどれか
胎児異常を理由に人工妊娠中絶はできない
30
34歳の1回経産婦。妊娠42週0日。前回は正常分娩で,既往歴はない。誘発分娩 目的で午前9時に入院した。入院時の診察所見は,子宮底長32cm,腹囲86cm。第1頭位, 子宮口3cm開大,血圧124/76mmHg。尿蛋白(-),尿糖(-)。 入院時の対応で最も適切なのはどれか。
左臍棘線上で胎児心拍数を測定する
31
胎児の頭部が子宮口から最も遠い胎位はどれか
骨盤位
32
午前10時より点滴静脈内注射による子宮収縮薬の投与が開始された。午前11時30分 、産婦は「だいぶ痛くなってきました」と言っている。胎児心拍に異常はない。最優先して観察するのはどれか。
陣痛周期と強さ
33
妊娠36週の妊婦にNST〈non-stress test〉を行うため,分娩監視装置を装着することに なった。妊婦への説明で正しいのはどれか。2つ選べ。
「胎児の健康状態を判定します」, 「排尿を済ませてください」
34
Aさんは30歳の初産婦である。妊娠38週6日に妊婦健康診査が行われた。健診結果は,子 宮底長34cm,腹囲88cm,血圧128/76mmHg,尿タンパク(-),尿糖(-),浮腫(-),身長 157cm,非妊時体重が55kgで現在63kgであった。NST(ノンストレステスト)は,胎児心拍数 が150bpm,胎児心拍基線には細変動があり,胎動に伴う一過性頻脈の反応があった。超音 波診断の結果は,第1頭位であった。妊婦は,「よくおなかがはるようになってきた」と 言っていた。妊婦健康診査結果から考えられることはどれか。
妊娠週数にあった正常な妊娠経過である
35
Aさん(30歳、初産婦)は妊娠39週3日で陣痛発来し、4時に入院した。その後、陣痛が 増強して順調な分娩進行と診断されて、11時45分の診察で子宮口が8cm開大となった。 Aさんは16時15分、3,300gの男児を経腟分娩で出産した。胎盤娩出直後から凝血の混じっ た暗赤色の性器出血が持続している。この時点での出血量は600mL。臍高で柔らかい子宮 底を触れた。脈拍90/分、血圧116/76mmHg。意識は清明。このときの看護師のAさんへの対 応で最も適切なのはどれか。
子宮底の輪状マッサージを行う
36
子宮復古不全で正しいのはどれか
原因は胎盤や卵膜の子宮内遺残が多い
37
産褥7日の褥婦。発熱がみられた。体温38.5°C。脈拍88/分。排尿8回/日、排便1回/日 。倦怠感を訴えている。乳房は軽度うっ滞しているが、発赤はない。子宮底の高さは恥骨 上3横指で柔らかく触れる。赤褐色の悪露が少量みられ、下腹部痛が軽度あるという。会 陰切開部の軽度の痛みが続いている。排尿時痛はない。 この時点の褥婦の状況で適切なのはどれか。
産褥子宮内膜炎が疑われる
38
乳腺炎の褥婦に対する指導で正しいのはどれか
授乳を継続する
39
産褥期の生理的変化で正しいのはどれか
初乳は成乳に比べ免疫グロブリンの濃度が高い
40
避妊法について適切なのはどれか
経口避妊薬は排卵を抑制する
41
乳房について正しいのはどれか
乳腺はアポクリン汗腺が変化したものである
42
出生体重による定義で誤っているものを1つ選択して下さい
超低出生体重児 750g未満
43
出生週数による定義で誤っているものはどれか
早産児 36週未満
44
新生児の体温低下の原因と関連がない現象はまらないものはどれか。
拡散
45
胎児循環について誤っているものはどれか
アランチウス管を流れる静脈血の酸素飽和度は胎児循環の中でも最も低い