問題一覧
1
具体
はっきりした形や内容を持っていること。観念的なものではなく、事実としてあること。
2
抽象
個々の事物から、ある共通する性質を抜き出すこと。
3
捨象
抽象するときに、抜き出す性質以外のものを切り捨てること。
4
普遍
時代や場所にかかわりなく、当てはまること。
5
特殊
普通のものとは異なっていること。限られたものだけに言えること。
6
絶対
他に比較するものがなく成り立っていること。
7
相対
他との比較の上に成り立っていること。
8
合理
論理や計算にかなっていること。
9
非合理
論理に合わないこと。理性では捉えられないこと。
10
本質
物事の根本にある性質。
11
現象
目や耳などの感覚で捉えることができるもの。
12
推論
事実や根拠のある事柄に基づいて、別の事柄を導き出すこと。
13
帰納
個別の事実から、一般的な法則を導くこと。
14
演繹
一般的な法則や原理を個別の事実に当てはめること。
15
概念
事物の抽象的な意味内容。
16
観念
物事についての意識や考え。
17
理念
ある物事について、こうあるべきだと言う考え。
18
超越
①標準をはるかに超えていること。 ②意識や経験を超えていること。
19
内在
事物の性質や意味が、それ自身の内部にあること。
20
外在
事物の外部にあること。
21
内包
①内部に含むこと。 ②ある概念が当てはまる事物が共通して持つ性質。
22
外延
ある概念に当てはまる事物の全て。
23
顕在
目に見える形ではっきりと現れていること。
24
潜在
目に見える形で現れず、内に潜んでいること。
25
自律
自分の立てた規律に従って、物事を行うこと。
26
他律
他人の命令や指示によって物事を行うこと。
27
逆説(パラドックス)
①一見、常識に反するように見えながら、真理を言い当てている表現。 ②矛盾を含んだ表現。
28
アイロニー(イロニー・皮肉)
①相手の欠点や弱点を遠回しの言い方で非難すること。 ②意図とは相反する結果が生じること。
29
ジレンマ
相反する2つの事柄の板挟みになっている状態。
30
ダブルバインド(二重拘束)
相反する2つのメッセージを同時に受け、身動きが取れなくなる状態。
31
矛盾
①辻褄が合わないこと。 ②相反する判断が同時に成立する言明。
32
背理
道理や論理に反すること。
33
一義(的)
①意味が1つであること。 ②根本的であること。
34
多義(的・性)
多くの意味を持っていること。様々な解釈ができること。
35
両義(的・性)
相反する2つの意味に解釈できること。
36
一元
事物の根本が、ただ1つであること。
37
二元
物事が2つの異なる要素から成り立つこと。
38
多元
物事が複数の要素から成り立つこと。
39
アナログ
情報を連続的に変化するもので表すこと。
40
デジタル
情報を数学や文字などの信号によって表すこと。
41
命題
①審議を判定できる文。 ②課せられた問題。
42
敷衍
①押し広げて説明すること。 ②例などを挙げてわかりやすく説明すること。
43
規範
社会や集団の中で、行動すべき際に従うべき基準。
44
倫理
①社会や共同体の中で従うべき道理。 ②より良く生きるための内面的な規範。
45
自己
自分によって把握された自分自身。
46
他者
自分とは異なる存在。自分の理解が及ばない存在。
47
主体
行為を行うもの。作用、動作を及ぼす側。
48
主観
①外界に対する主体の意識。 ②自分だけの考えや感じ方。
49
客体
主体の行為の対象となるもの。作用、動作を及ぼされる側。
50
客観
①主観の認識の対象となるもの。 ②誰にとっても同じように認識される考えや感じ方。
51
理性
感覚や感情に頼らず、論理的に物事を考える能力。
52
感性
①外からの刺激を感覚的に受け取る能力。 ②感受性。
53
ロゴス
言葉、論理、理性、比例などの意味を持つギリシア語。
54
パトス
受動、受苦、情熱などの意味を持つギリシア語。
55
実体
①事物の正体。そのものの本当の姿。 ②他の影響を受けず、それ自体で存在するもの。
56
物心二元論(心身二元論)
精神と物体(身体)は別物だと言う考え方。
57
独我論
自分の自我だけが実在し、他人や外界は、自己の意識のの存在に過ぎないとする考え方。
58
間主観性(共同主観性)
自分も他者も同じ世界を経験しているに違いない、と言う私の確信。
59
身体
からだ。近代哲学では、物体と同様に軽視され、精神と対立的に語られる。
60
間身体性
複数の人間の身体感覚が相互に浸透し合うこと。
61
感情
物事に触れて起こる喜怒哀楽や好悪、快・不快などの気持ち。
62
情動
心拍数や表情などの身体的な変化も含めた心の動き。
63
知覚
感覚器官の働きによって、外界の事物や事象を認識すること。
64
感覚
色、音、味、寒暖、痛みなど、感覚機関が受け取る印象や感じ。
65
自由意志
他から強制されることなく、自分の行動を自覚的に決定できる意思。
66
決定論
人間の行為も含めて、世界に起きる出来事は、全てあらかじめ決定されていると言う考え方。
67
責任
①自分がしなければならない任務。 ②ある行為の結果として、負わなくてはならない不利益や責め。
68
歴史
現在から意味づけられた過去の事実。
69
時間論
「時間とは何か」に関する議論や考察。
70
想起
過去の出来事を思い出すこと。
71
必然
必ずそうなること。それ以外にはなりようがないこと。
72
偶然
たまたまそうなること。そうでないこともあり得ること。
73
運命
人知ではどうにもならない力によって定められた物事の成り行き。
74
実在
①実際に存在すること。 ②意識から独立して、客観的に存在すること。
75
イデア
理性によって、捉えられる永遠普遍の実在。理念。
76
形而上
形を持たない抽象的、観念的なもの。
77
形而下
形のある具体的、感覚的なもの。
78
ア・プリオリ(先験的・先天的)
①経験に先立っていること。 ②根拠を欠いていること。
79
ア・ポステリオリ(後験的・後天的)
経験によって得られること。
80
唯心論
万物の本質は精神にあるとする哲学的立場。
81
唯物論
万物の本質は物質であるとして、精神や意識も物質からできていると考える哲学的立場。
82
弁証法
矛盾する事柄を、統一・総合することによって、高い次元の結論へと導く思考方法。
83
止揚(アウフヘーベン)
矛盾する2つの事柄を統合すること。
84
イデオロギー
①政治や社会のあるべき姿についての心情や思想。 ②自らの立場を正当化するための思想。
85
フェティシズム(物神崇拝)
①特定のものに極度の愛着を示すこと。 ② 人間自らが作り出した商品や、貨幣を、それ自体価値のあるものとして崇めること。
86
実存
①現実に存在すること。 ②人間の個別具体的なあり方。
87
実存主義
実存の内実を探求する思想。
88
構造主義
構造やシステムの分析を通じて、人間に関する様々な事象を明らかにしようとする思想。
89
懐疑(論)
①疑いを持つこと。 ②事物についての真理は知ることができないと言う議論。