1-1 移植には、造血幹細胞移植と臓器移植がある

1-2 造血幹細胞とは、白血球や血小板などの細胞のもとになる細胞のことである

1-3 造血幹細胞移植には、骨髄移植と末梢血幹細胞移植と臍帯血移植がある

1-4 造血幹細胞移植の公的事業として、骨髄バンクと臍帯血バンクがある

1-5 骨髄バンクに登録している人は、40代が一番多い

1-6 臍帯血を用いた造血幹細胞移植は、毎年増えている

1-7 改正臓器移植法により、小児からの臓器提供が可能になった

1-8 臓器提供意思表示カードは、臓器を提供しないという選択肢もある

1-9 臓器移植を希望している患者に対し、移植を受けられた割合はわずか3％である

1-10 臓器の待機期間は、腎臓移植患者が最も長い

2-1 造血幹細胞移植の適応として、血液悪性腫瘍や先天性免疫不全症などがある

2-2末梢血幹細胞移植には、自家移植と同種移植があるわ

2-3 自家末梢血幹細胞移植では、採取した細胞をいったん凍結保存する必要がある

2-4 末梢血幹細胞移植を行う時は、G-CSFを5日間投与し末梢血にCD34陽性細胞を動員する

2-5 末梢血幹細胞は、生着に必要な細胞数としてCD34陽性細胞2×10[6]/kg必要だ

2-6 骨髄移植は、血液型が違っても、そのまま移植する

2-7 造血幹細胞移植では、生着は末梢血が最も早く、GVHDは臍帯血が最も軽い

2-8 臓器移植では、患者とドナーの交差試験（リンパ球クロスマッチ）を行う必要がある

2-9 腎移植では、血液型不適合の場合は、ドナーの抗体を除去する必要がある

2-10 臓器移植後は、免疫抑制剤を飲み続ける必要がある

3-1 移植による拒絶やGVHDは自家移植では起こらない

3-2 超急性拒絶反応は24時間以内に起こり、DSAが原因と考えられる

3-3 急性拒絶では、主に液性免疫（Bリンパ球）が働く

3-4 拒絶反応を抑えるため免疫抑制剤を飲み続けるが、そのため感染症にかかりやすくなる

3-5 移植後GVHDは、輸血後GVHDと同じように移植する細胞を照射する必要がある

3-6 急性GVHDでは、皮疹、ビリルビン、下痢の度合いが重症度の基準となる

3-7 HLAの適合度が高い方が、GVHDをおこしやすい

3-8 移植後GVHDは、臓器障害がある一方で、GVL効果も期待される

3-9 造血幹細胞移植で再発した場合、ドナーリンパ球を輸注するDLIという治療がある

3-10 臍帯血移植では、DLIはできない

4-1 分子標的薬は、腫瘍細胞の中や細胞表面にある分子に作用し、腫瘍細胞の増殖を抑える

4-2 リツキシマブはCD20に対する抗体である

4-3 CD20抗原は、T細胞に多く発現している

4-4 G-CSFは、好中球の増殖を促進する

4-5 G-CSFは、骨髄移植の際に使用する

4-6 移植後の免疫反応を抑えるため、複数の免疫抑制剤を用いて、免疫抑制療法を行う

4-7 シクロスポリンは、カルシニューリンを阻害することで、炎症の原因となるサイトカイン産生を阻害する

4-8 メトトレキセートは、DNA合成に必要な葉酸の活性を阻害することで、炎症にかかわる細胞の合成を阻害する

4-9 免疫抑制療法を行うと同時に、様々な感染に対し対処していくことも重要である

4-10 投与することで、輸血検査に影響を及ぼす薬剤がある