被ばく量を測定するための放射線測定器に関する記述で、誤っているものは?
(1)電離箱式PD型ポケット線量計は、充電により先端がY字状に開いた石英繊維が放射線の入射により閉じてくることを利用した線量計である。
(2)蛍光ガラス線量計は、放射線により生成された蛍光中心に緑色のレーザー光を当て、発生する蛍光を測定することにより、線量を読取る。
(3)光刺激ルミネセンス(OSL)線量計は、輝尽性蛍光を利用した線量計で、素子には炭素添加酸化アルミニウムなどが用いられる。
(4)半導体式ポケット線量計は、個体内での放射線の電離作用を利用した線量計で、検出器にはPN接合型シリコン半導体が用いられる。
(5)電荷蓄積式(DIS)線量計は、電荷の蓄積する不揮発性メモリ素子(MOSFETトランジスタ)を電離箱の構成要素の一部とした線量計で、線量の読取りは専用のリーダーを用いて行う。