問題一覧
1
六朝下では豪族が土地を失った人々を勢力下において貴族として経営した、中国では大土地所有制およびその経営を指す呼称は何か。
荘園
2
三国の魏の文帝が始めた、地方に役人を派遣し、中央に人材を推薦させた官吏登用制度は何か。
九品中正
3
九品中正で、中央から任命された役人を何と呼ぶか。
中正官
4
九品中正のもとでの、魏晋南北朝時代の豪族による上級官僚独占を風刺した言葉は何か。
上品に寒門なく、下品に勢族なし
5
九品中正により、上級官僚を世襲的に独占するようになった豪族は、何と呼ばれる階層を形成したか。
門閥貴族
6
国家財政を確立するため、三国の魏の曹操が、荒廃地を国有化して流民や一般農民に耕作させた制度は何か。
屯田制
7
三国の魏の曹操が戸ごとに課した現物税を何と呼ぶか。
戸調
8
残存する史料が少なく、その実態はよくわかっていないが、西晋の司馬炎が施行したといわれる土地制度は何か。
占田・課田法
9
国家財政を確立するため、北魏の孝文帝が、丁男・妻・奴婢・耕牛に土地を授給・回収した制度は何か。
均田制
10
北魏の孝文帝が制定した、村落統治制度は何か。
三長制
11
魏・晋時代に流行した、老荘思想にもとづき、世俗を超越した表現でおこなわれた哲学的論議を何と呼ぶか。
清談
12
清談をおこなった、阮籍らに代表される7人を何と総称したか。
竹林の七賢
13
4世紀初め洛陽に来て仏教を広めた、西域の亀茲出身の僧は誰か。
仏図澄
14
5世紀初め長安に来て仏典の漢訳と教理の中国定着に大きく貢献した、インド僧を父にもつ亀茲出身の僧は誰か。
鳩摩羅什
15
仏典収集のため、4世紀末に長安から陸路でインドへ向かい、海路で帰国した東晋時代の僧は誰か。
法顕
16
法顕が著したインド旅行記は何か。
仏国記
17
北魏前半の都である平城の西に位置し、石窟寺院が造営されたのはどこか。
雲崗
18
北魏の遷都後から石窟寺院の造営が開始された、洛陽南方の地はどこか。
竜門
19
4~14世紀にかけて莫高窟などの石窟寺院が造営された、甘粛省西端のオアシス都市はどこか。
敦煌
20
後漢末の太平道や五斗米道(天師道)を源流とし、北魏時代に教団組織を確立した中国固有の宗教は何か。
道教
21
北魏の太武帝に重用され、五斗米道を改革して新天師道を確立した人物は誰か。
寇謙之
22
魏晋南北朝時代にもっとも盛んになった、仙人や不老長寿の観念が発展した思想は何か。
神仙思想
23
魏晋南北朝時代に流行した、無為自然を理想の生き方とする道教の思想的基礎となった考え方を何と呼ぶか。
老荘思想
24
三国の呉から東晋・南朝までの時期、建業・建康を都とした江南の王朝の貴族文化を何と総称するか。
六朝文化
25
「帰去来辞」で知られる、東晋の田園詩人は誰か。
陶潜
26
六朝の山水文学の代表者でもある、南朝宋の田園詩人は誰か。
謝霊運
27
南朝とくに斉・梁で流行した、4字句と6字句の対句と顔をふむ華麗な形式の文体を何と呼ぶか。
四六駢儷体
28
南朝梁の武帝の長子で、詩文にすぐれていたのは誰か。
昭明太子
29
昭明太子が編纂した、全30巻からなる詩文集は何か。
文選
30
「画聖」と称される、東晋の画家は誰か。
顧愷之
31
女官へのいましめを書いた作品を題材として、顧愷之が描いたとされる作品は何か。
女子箴図
32
「書聖」と称され、「蘭亭序」で名高い東晋の書家は誰か。
王羲之
33
4世紀半ばに王羲之が書いた、行書の手本とされた書跡作品は何か。
蘭亭序
34
北魏の酈道元が著した歴史地理書は何か。
水経注
35
北魏時代の農法を著した、農業技術書は何か。
斉民要術