問題一覧
1
28 歳の男性。脊髄完全損傷。両側に長下肢装具を使用し、平行棒内歩行練習を行っている。歩行パターンを図に示す。機能残存レベルはどれか
Th12
2
右側の靴型装具の補正と効果の組合せで正しいのはどれか。
④中足骨骨頭の免荷
3
75 歳の男性。糖尿病により右下腿切断。義足歩行練習時に右膝の膝折れを起こしそうな不安定感を訴えた。考えられる原因はどれか。2つ選べ。
初期屈曲角が過大である, 右膝関節の伸展筋力が低下している
4
短下肢装具の足継手機能のうち背屈補助が適応となるのはどれか。
下垂足
5
装具と疾患の組合せで正しいのはどれか。
SOMI装具-頸椎環軸骨折
6
6歳の女児。顕在性二分脊椎。機能残存レベルは第4腰髄である。 歩行練習の実施方法で適切なのはどれか。 2つ選べ。
短下肢装具と杖を併用する, 短下肢装具のみを使用する
7
大腿義足の遊脚相において、健側で爪先立ちが観察された。原因として正しいのはどれか。
義足長が長すぎる
8
正中神経麻痺による猿手変形に対する上肢装具はどれか。
5
9
45 歳の女性。遠位型ミオパチー。下肢筋力低下が徐々に進行し両側の下垂足を認める。最近つまずいて転倒することや捻挫することが多くなり装具を検討し歩行の改善を目指すことになった。下肢筋力を表に示す。最も適切な装具はどれか。
プラスティック短下肢装具
10
静的立位で下腿義足の足部内側が床から浮き上がった。原因はどれか。
初期内転角が不足している
11
切断について正しいのはどれか。
Chopart 関節離断では足内反変形を生じやすい
12
57 歳の男性。脳出血による左片麻痺。Brunnstrom 法ステージ下肢Ⅲ。左下腿三頭筋の MASは、2。平行棒内歩行時に左下肢の踵接地はみられず、内反尖足となる。また、左下肢立脚中期に膝のロッキングを認める。そこでダブルクレンザック(ロッド式)短下肢装具を作製した。誤っているのはどれか。
下腿半月の上縁の位置:腓骨頭
13
8歳の女児。顕在性二分脊椎。Sharrard の分類はⅣ群である。 歩行練習の実施方法で適切なのはどれか。
靴型装具を使用する
14
義足の遊脚相において下腿部の振り出し速度を制御する膝継手はどれか。
可変摩擦膝
15
胸腰仙椎装具で正しいのはどれか。
骨盤帯の位置は大転子と腸骨稜の間である
16
外側ストラップ付き金属支柱付き短下肢装具の使用が最も適切なのはどれか。
内反尖足
17
66 歳の男性。意識障害で右上肢を下に腹臥位で体動困難となっているところを 発見された。両膝、右手首、右肘および右前胸部に多発褥瘡を認め、脱水症を伴う ことから発症後数日が経過していると考えられた。保存的加療とともに理学療法が 開始され、徐々に意識障害が改善すると、入院後か月で訓練中に右手のしびれを 訴え、図のような手を呈した。 この患者の右手に適応となるのはどれか。
虫様筋カフ
18
下肢の異常と金属支柱付き短下肢装具の足継手の設定との組合せで正しいのはど れか。
立脚時の膝折れー前方制動
19
PTB 式免荷装具の除圧部位はどれか。2つ選べ。
脛骨粗面, 腓骨頭
20
切断後の幻肢で正しいのはどれか。2つ選べ。
四肢末梢部ほど明確に感じる, 術直後義肢装着法には予防効果がある
21
大腿義足装着者の異常歩行と原因の組合せで正しいのはどれか。
義足膝の不安定 股関節伸展筋力低下
22
下腿義足の静的アライメントにおいて、つま先の浮き上がりが観察され、膝折れを起こしそうな不安定感の訴えがあった。ソケットへの対応で適切なのはどれか。
初期屈曲角度を減らす
23
図に示す両側支柱付き長下肢装具について正しいのはどれか。2つ選べ。
足継手はダブルグレンザックである, 短下肢装具へと変更可能である
24
歩行において下腿義足の初期内転角が不足している時に生じる現象はどれか。
断端外側遠位部に圧迫感がある
25
45歳男性。左大腿切断後。大腿義足を用いた歩行練習中、左立脚中期に過度な腰椎前弯が観察された。原因として正しいのはどれか。
ソケットの初期屈曲角が不足している
26
義足におけるシリコンライナー使用の利点はどれか。
ピストン運動減少
27
末梢神経障害による猿手で使用する装具はどれか
短対立装具
28
静的立位で下腿義足の足部内側が床から浮き上がった。原因はどれか。
初期内転角が不足している
29
義肢の写真(別冊No. 2)を別に示す。使われている部品はどれか。
吸着式ソケット
30
65歳の男性。被殻出血による右片麻痺。発症後2カ月。意識レベル、認知機能および左下肢の機能に問題はない。右足関節の位置覚障害がみられる。起居動作は自立し、座位は安定している。現在、平行棒内での歩行練習中である。歩行中、右下肢の振り出しは可能であるが、踵接地がみられず、右下肢立脚中期に膝折れを認める。Brunnstrom 法ステージ右下肢Ⅲ、右下腿三頭筋の MASは、2である。歩行に用いる最も適切な装具はどれか。
3
31
骨盤帯付長下肢装具の適合判定で正しいのはどれか。
膝継手軸は矢状面で膝の前後径の1/2の点と後方1/3の点の中間点を通る
32
79 歳の女性。脳卒中後の左片麻痺。プラスチック AFOを装着してT字杖歩行が可能である。装具は足尖までの長さで足継手はない。Brunnstrom 法ステージでは上肢Ⅳ、下肢Ⅴ。左立脚後期が歩行周期の中で極端に短く安定性も低下している。歩容を改善するために有用な方法はどれか。
装具の中足指節関節部から遠位部を切除する
33
35歳の男性。実業団の長距離選手だったが、ランニング中の交通事故で左脛骨中央部での下腿切断となった。切断術後4週が経過し、左膝関節に軽度の側方不安定性 と軽度の筋力低下があるものの、断端は成熟し皮膚の状態は良好となった。スポーツ復帰を念頭に義足を製作することとした。最適なソケットはどれか。
5
34
義足での歩行練習開始後、義足側の立脚初期に過度の膝屈曲がみられた。原因として考えられるのはどれか。
義足足部の底屈制動が強すぎる
35
大腿義足の膝継手におけるイールディング機構の機能で正しいのはどれか。
立脚相での膝折れの防止
36
膝離断義足のソケットの利点で誤っているのはどれか。
膝継手の設定の簡便性
37
尺骨神経麻痺による鷲手変形に対する上肢装具はどれか。
ナックルベンダー
38
70 歳の男性。身長180 cm、体重 90 kg。脳梗塞のため麻痺肢に内反尖足がみられる。10 m であれば独歩可能であるが、軽度の分回し歩行となる。意識してゆっくりと歩けば分回しを軽減することは可能であるが、遊脚相の股関節屈曲は増加し立脚中期に膝過伸展がみられる。2 動作前型で屋外歩行の自立を目標に理学療法を進めている。この患者に適切なのはどれか。
金属支柱付き短下肢装具
39
カナダ式股義足で誤っているのはどれか。
股継手を正常股関節軸より 45°前上方につける
40
PTB 式免荷装具について正しいのはどれか。
歩行あぶみ(パッテン底)は舟状骨の真下に置く
41
45 歳の男性。脳出血による左片麻痺。Brunnstrom 法ステージは上肢Ⅱ、下肢Ⅲ。 感覚障害は中等度。非麻痺側機能はおおむね良好。裸足での歩行は可能であるが、 安定性が低下し速度も遅い。麻痺側の遊脚相で分回し歩行と強い内反尖足が出現する。立脚中期の膝ロッキングがみられる。この患者に適した装具はどれか。
クレンザック足継手付短下肢装具
42
72 歳の女性。右中大脳動脈領域の脳梗塞による左片麻痺。立位時に左下肢の外旋と足部内反が著明であり、歩行時に装具を装着している。 最も適応となりにくいのはどれか。
内側 Y ストラップ
43
大腿切断者の移動動作を図に示す。 適切でないのはどれか。
5
44
背屈 0 ~20°の範囲で自由に可動するように設定されている足継手を図に示す。 この継手を、背屈 5 ~20°で可動するように再調整する場合に、最初に動かすのはどれか。
4
45
82 歳の女性。脳卒中後の右片麻痺。プラスチック製短下肢装具を装着して T 字 杖歩行が可能である。装具は足尖までの長さで足継手はない。Brunnstrom 法ステージでは上肢Ⅳ、下肢Ⅴ。右立脚後期が歩行周期の中で極端に短く安定性も低下している。装具に修正を加えたところ歩容は改善した。 装具に加えた修正はどれか。
中足指節関節部から遠位を切除した
46
3歳の男児。先天性の腰髄髄膜瘤による二分脊椎。この男児の足の写真別冊(No. 1)を別に示す。この児の歩行改善に必要なのはどれか。
背屈制動つき足継手
47
大腿義足歩行で義足が長すぎる場合に起こるのはどれか。
伸び上がり歩行
48
義足装着側の立脚期に図のようなアライメント異常がみられた。異常の改善のために義足装着者に行う必要があるのはどれか。
右股関節伸筋群の強化
49
図に示す装具で反張膝に対する制動効果がないのはどれか。
4
50
大腿義足の膝継手選択時の留意点の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
不整地歩行 立脚相におけるイールディング機構, 低活動者 アライメントによる安定化
51
義肢の写真(別冊No. 6)を別に示す。 使われている部品はどれか。
吸着式ソケット
52
54 歳の男性。脳卒中左片麻痺。足部に中等度の痙性があり、内反尖足位となっている。膝の上から圧迫を加えて装具を装着すると図のような状態となり、歩行練 習の最後まで踵部が装具から離れることはない。装具のベルトをかける手順として適切なのはどれか。
B→C→A
53
装具の足継手の説明で正しいのはどれか。2つ選べ。
たわみ式は底背屈の両方に抵抗を生じる, 遊動式は底背屈の可動範囲を設定することができる
54
68 歳の男性。作業中に脚立の上から転落したため搬入された。強い腰痛を訴え、 下肢の運動麻痺が認められる。同日、脊椎固定術を行い、リハビリテーションを開始した。受傷3 か月後の MMT による筋力を表に示す。 この時点で、下肢に使用する装具として適切なのはどれか。
右 AFO
55
70 歳の男性。視床出血による右片麻痺。ダブルクレンザック足継ぎ手に外側 T ストラップがついた装具を処方され、装具の静的な適合判定を行った後に歩行練習を開始した。歩行時の麻痺側立脚中期に膝の過伸展が観察されたが、装具を調整したことでこの現象は消失した。装具の調整方法として適切なのはどれか。
足継ぎ手後方の調節ロッドを押し込んだ