問題一覧
1
熱力学第一法則(エネルギー保存則)は、物理・化学変化が自発的に起こるかどうかを予想する判断基準になる。
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2
自発変化は、物質が秩序だって集合しようとする傾向をもつ
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3
自発変化において、物質は乱雑に散らばろうとする傾向にあるが、エネルギーはそういう方向にない。
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4
エントロピーは、系の無秩序性の指標となる。
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5
エントロピーは、熱に関する示強性の状態関数である。
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6
熱力学におけるエントロピーの変化ΔSは、可逆的に吸収した熱qrewを系の絶対温度で割った値と定義される。
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7
S=kbInWと表される式は、熱力学的なエントロピーの定義である。ただし、kBはボルツマン定数、Wは状態の数である。
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8
水にインクを数滴垂らし、インクが水全体に広がる時、エントロピーは増大する。
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9
系が体積一定のまま温度が下がる時、エントロピーは増大する。
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10
系が温度一定のまま膨張するとき、エントロピーは増大する。
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11
気体の水が固体の水に昇華する時、エントロピーは増大する。
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12
系の物質が化学反応により結合が切れてバラバラになる時、エントロピーは増大する。
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13
気体Aと気体Bが温度一定のまま混合する時、エントロピーは減少する。
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14
エントロピーは熱量系を用いて測定できる。
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15
理想気体の状態変化において、気体の膨張仕事の最大値は予測できるが、気体の圧縮に要する仕事の最小値は予測できない。
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16
理想気体の状態変化において、等圧変化で系が熱qを吸収する時、q/Tは状態関数である。
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17
ある状態から別の状態に変化する時、エントロピーの変化量は経路が異なれば、異なった値を取る。
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18
理想気体の状態変化において、可逆的な膨張で気体が吸収する熱qrewは、不可逆的な膨張で吸収する熱qirrevより常に大きい。
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19
孤立系のエントロピーは、平衡状態では一定である。
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20
孤立系で不可逆反応が起これば、エントロピーは増大する。
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21
理想気体の状態変化において、自発的な変化が常に起こる時、系の(=全ての系において)エントロピーは常に増加する。
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22
孤立系のエントロピーは、可逆過程では一定であり、不可逆過程では増大する。
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23
熱力学第二法則は、「少しも変化を残さないで、熱とそれと当量の仕事に変化することはできない」と表現される。
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24
理想気体の状態変化において、仕事と熱は相互に完全に変換できるエネルギーである。
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25
熱は、自発的に低温から高温に移動する場合がある。
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26
理想気体の状態変化において、熱力学第二法則は、孤立系に対して自発性の判定基準を与える。
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27
熱力学第三法則でいう純物質の完全結晶のエントロピー(絶対値)は、絶対零度では0である。
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28
結晶物質のエントロピー(絶対値)は、0Kの時ゼロである。
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29
ギブスエネルギーGの定義式は、G=H-TSで表される。
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30
温度、圧力一定で自発的に反応が起こる時、系のギブスエネルギーは減少する。
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31
ギブスエネルギーはエントロピーSとエンタルピーHの関数であり、絶対温度Tには依存しない。
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32
自発的な反応は、系のギブスエネルギーが増加する方向に進む。
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33
自発的な反応は、必ず宇宙の全エントロピーが減少する方向に進む。
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34
発熱反応でエントロピー変化が正を示す反応は、温度に無関係に自発的に起こる。
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35
自発的に起こる化学変化は全て発熱変化である。
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36
定温定圧条件下、系内の反応が自発的に起こる時、系のギブスエネルギーは増大する。
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37
吸熱反応であっても、高温でエントロピーは増大し、自由エネルギーの変化量が負になる化学変化が自発的に起こる。
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38
1molの理想気体が状態1(0℃、10L)かた状態2(35℃、25L)まで可逆膨張する時のエントロピー変化ΔSを求める(温度と体積が同時に変化している)。この時、エントロピー変化ΔSを直接代入して計算できる公式はない。
○
39
状態1(温度T、体積V)から状態2(温度V、体積V)への温度変化を伴う気体の膨張におけるエントロピー変化を計算する時、中間の状態M(温度T、体積V)を仮定して、2段階の可逆的な変化のエントロピー変化の合計とすれば計算できる。
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40
状態1(温度T、体積V)から状態2(温度T、体積V)へのエントロピー変化ΔSは、nCvmIn(T2/T1)+nRIn(V2/V1)と表される。なお、Cvmは定積熱容量、Rは気体定数である。
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41
系は反応において可逆的に吸収した熱(qrev)sysは、外界が可逆的に失った熱(qrev)surrと等しい
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42
標準状態(1bar、25℃)において、外界が可逆的に失った熱(qrev)surrは、系の標準エンタルピーをΔHとすると、-ΔHに等しい。
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