問題一覧
1
1 令和2年(2020年)の人口動態統計における妻の平均初婚年齢はどれか。
3. 29.4歳
2
2 令和元年(2019年)の国民生活基礎調査における女性の有訴者の自覚症状で最も多いのはどれか。
2. 肩こり
3
3 喫煙指数(Brinkman〈ブリンクマン〉指数)を算出するために、喫煙年数のほかに必要なのはどれか。
4. 1日の平均喫煙本数
4
4 休憩時間を除いた1週間の労働時間で、超えてはならないと労働基準法で定められているのはどれか。
3. 40時間
5
5 介護保険法における要支援および要介護認定の状態区分の数はどれか。
4. 7
6
6 緩和ケアの目標で正しいのはどれか。
3. QOLの向上
7
7 運動機能の発達で3歳以降に獲得するのはどれか。
4. けんけん〈片足跳び〉をする
8
8 ハヴィガースト,R.J.が提唱する成人期の発達課題はどれか。
1. 経済的に自立する
9
9 令和2年(2020年)の衛生行政報告例における看護師の就業場所で、医療機関(病院、診療所)の次に多いのはどれか。
4. 訪問看護ステーション
10
10 体性感覚はどれか。
2. 触覚
11
11 健康な成人の白血球の中に占める割合が高いのはどれか。
3. 好中球
12
12 体温変化をとらえ、体温調節の指令を出すのはどれか。
3. 視床下部
13
13 下血がみられる疾患はどれか。
2. 大腸癌
14
14 糖尿病(diabetesmellitus)の急性合併症はどれか。
4. ケトアシドーシス昏睡
15
15 メタボリックシンドローム(metabolicsyndrome)の診断基準において男性の腹囲〈ウエスト周囲径〉で正しいのはどれか。
2. 85cm以上
16
16 炎症マーカーはどれか。
3. C反応性蛋白質〈CRP〉
17
17 薬物動態で肝臓が関与するのはどれか。
3. 代謝
18
18 胃から食道への逆流を防ぐために、成人が食後30分から1時間程度とるとよい体位はどれか。
1. 座位
19
19 全身清拭時に皮膚に触れるタオルの温度で適切なのはどれか。
3. 40~42℃
20
20 個人防護具の脱衣手順で最初に外すのはどれか。
1. 手袋
21
21 オートクレーブによる滅菌法はどれか。
2. 高圧蒸気滅菌
22
22 薬物の吸収速度が最も速いのはどれか。
3. 静脈内注射
23
23 室内空気下での呼吸で、成人の一般的な酸素療法の適応の基準はどれか。
2. 動脈血酸素分圧〈PaO2〉 60Torr未満
24
24 CO2ナルコーシスの症状で正しいのはどれか。
4. 意識障害
25
25 母乳栄養の児に不足しやすいのはどれか。
5. ビタミンK
26
26 骨格筋の細胞膜には( )に対する受容体がある。自己抗体がこの受容体の働きを阻害すると骨格筋は収縮できなくなる。 ( )に入る神経伝達物質として正しいのはどれか。
1. アセチルコリン
27
27 健常な女子(15歳)が野外のコンサートで興奮し、頻呼吸を起こして倒れた。 このときの女子の体内の状態で正しいのはどれか。
1. アルカローシスである。
28
28 薬物の分解、排泄の速さの指標となるのはどれか。
2. 生物学的半減期
29
29 多発性骨髄腫(multiplemyeloma) で腫瘍化しているのはどれか。
3. 形質細胞
30
30 くも膜下出血(subarachnoidhemorrhage)の成因で最も多いのはどれか。
3. 脳動脈瘤(cerebralaneurysm)
31
31 社会保険制度と根拠法令の組合せで正しいのはどれか。
1. 医療保険──健康保険法
32
32 老人福祉法と介護保険法のいずれにも位置付けられている施設はどれか。
4. 老人デイサービスセンター
33
33 ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉感染症(humanimmunodeficiencyvirusinfection)について正しいのはどれか。
4. 保健所でのHIV検査は匿名で受けられる。
34
34 医療計画について正しいのはどれか。
1. 基準病床数を定める。
35
35 ノロウイルス感染症に罹患した患者の嘔吐物が床に飛び散っている。 この処理に使用する消毒薬で適切なのはどれか。
4. 次亜塩素酸ナトリウム
36
36 臨死期の身体的変化はどれか。
3. 不規則な呼吸が出現する。
37
37 成人女性に対するベッド上での排泄援助とその目的の組合せで適切なのはどれか。
2. 上半身を挙上する。──腹圧のかけやすさによる排泄促進
38
38 成人のノンレム睡眠の特徴はどれか。
4. 睡眠周期の前半にみられる。
39
39 穿刺と穿刺部位の組合せで適切なのはどれか。
3. 腹腔穿刺──腹直筋外側の側腹部
40
40 毒薬の保管方法を規定している法律はどれか。
4. 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律〈医薬品医療機器等法〉
41
41 輸血用血液製剤と保存温度の組合せで正しいのはどれか。
2. 赤血球成分製剤──2〜6℃
42
42 真空採血管とホルダーを用いて静脈血採血を実施するときに、駆血を解除するタイミングで適切なのはどれか。
4. ホルダーから真空採血管を抜去した後
43
43 MRI検査室に持ち込んでよいのはどれか。
1. 耳栓
44
44 ムーア,F.D.が提唱した外科的侵襲を受けた患者の生体反応で正しいのはどれか。
2. 転換期では循環血液量が増加する。
45
45 関節拘縮の予防を目的とした関節可動域〈ROM〉訓練で正しいのはどれか。
3. 他動運動は痛みが生じないように行う。
46
46 放射線治療で人体の吸収線量を表す単位はどれか。
3. Gy
47
47 Aさん(62歳、男性)は呼吸困難と咳嗽が増強したため外来を受診した。胸部エックス線写真と胸部CTによって特発性肺線維症(idiopathicpulmonaryfibrosis)による間質性肺炎(interstitialpneumonia)と診断され、呼吸機能検査を受けた。 換気障害の分類を図に示す。 Aさんの換気障害の分類で当てはまるのはどれか。
1. A
48
48 右肺尖部の肺癌(lungcancer)の胸壁への浸潤による症状はどれか。
4. 上肢の疼痛
49
49 胃切除術後のダンピング症候群(dumpingsyndrome)を予防するための食事指導で適切なのはどれか。
3. 1回の摂取量を少なくする。
50
50 重度の肝硬変(cirrhosis)で基準値よりも低い値を示す血液検査項目はどれか。
1. 血清アルブミン〈Alb〉
51
51 成人のばね指(snappingfinger)で正しいのはどれか。
2. 原因は腱の炎症である。
52
52 広汎子宮全摘出術を受けた患者への退院後の生活に関する説明で正しいのはどれか。
2. 「定期的に排尿を試みてください」
53
53 老化に伴う血液・造血器系の変化で適切なのはどれか。
4. 赤血球数が減少する。
54
54 高齢者の身体拘束に関する説明で適切なのはどれか。
4. 切迫性、非代替性および一時性の全てを満たしている場合に検討される。
55
55 65歳以上の高齢者が要介護認定の有無に関わらず利用できるのはどれか。
1. 介護予防教室
56
56 入院中の高齢者への看護師の対応で適切なのはどれか。
4. 退院後の生活を予測して情報収集する。
57
57 1歳6か月の身体発育曲線(体重)を示す。 異常が疑われるのはどれか。
3
58
58 幼児期の心理社会的特徴はどれか。
1. 自己中心性
59
59 正常な幼児期の基本的生活習慣で、2歳0か月ころまでに習得するのはどれか。
2. スプーンを使う。
60
60 母子保健法に規定されているのはどれか。
1. 母子健康包括支援センター
61
61 排卵のある正常な月経周期で正しいのはどれか。
3. 発育した卵胞の顆粒膜細胞からプロゲステロンが分泌される。
62
62 不妊症について正しいのはどれか。
2. 検査に基礎体温測定がある。
63
63 正常な分娩経過はどれか。
1. 骨盤入口部に児頭が進入する際、児の頤部が胸壁に近づく。
64
64 新生児の呼吸窮迫症候群〈RDS〉(respiratorydistresssyndrome)で正しいのはどれか。
4. 肺サーファクタントの欠乏が原因で生じる。
65
65 小児期から青年期に発症し、運動性チック、音声チック及び汚言の乱用を伴うのはどれか。
2. Tourette〈トゥレット〉障害(Tourette’sdisorder)
66
66 患者の権利や力を尊重し、自己制御している感覚を持たせ、患者が社会生活に必要な技能や能力を獲得する支援を意味するのはどれか。
4. エンパワメント
67
67 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律〈障害者総合支援法〉に基づき、精神障害者に適用されるのはどれか。
4. 自立支援医療(精神通院医療)
68
68 Aさん(85歳、男性)は1人暮らしで判断能力が不十分である。4親等以内の親族はいない。訪問看護事業所におけるAさんの情報管理で適切なのはどれか。
1. 成年後見人にAさんの訪問看護計画を説明する。
69
69 Aさん(80歳、女性)は1人暮らしで、在宅酸素療法〈HOT〉を受けている。訪問看護師はAさんに停電時を想定した避難行動の指導を行うことにした。Aさんの停電時の避難行動で優先度が高いのはどれか。
4. 酸素濃縮器から酸素ボンベに切り替える。
70
70 介護保険制度における都道府県が指定・監督を行う居宅サービスはどれか。
1. 福祉用具貸与
71
71 Aさん(70歳、男性、要介護1)は脳梗塞(cerebralinfarction)の後遺症で左不全麻痺がある。家屋内は杖を使用して移動が可能である。Aさんから「入浴が不安なので安全な方法を教えてほしい」と訪問看護師に相談があった。Aさんへの助言で適切なのはどれか。
4. 浴槽から出るときは入浴台〈バスボード〉を使う。
72
72 看護マネジメントのプロセスの「統制」はどれか。
4. 病棟の1年間の業務評価に基づき看護活動の計画を修正する。
73
73 職員数が300人の病院の看護師の働き方に関するマネジメントで、労働安全衛生法に基づいて規定されているのはどれか。
1. 1年以内ごとに1回、定期に心理的な負担の程度を把握するための検査を行う。
74
74 国際協力として5歳未満児死亡率の高い地域に1年間派遣されることになった看護師が、派遣される地域の住民に対して行う活動でプライマリヘルスケアの原則に基づいた活動はどれか。
3. 派遣先で入手できる資源を利用した活動
75
75 音を感知するラセン器〈Corti〈コルチ〉器〉があるのはどれか。
1. 蝸牛管
76
76 正常な糸球体で濾過される物質はどれか。
2. ミオグロビン
77
77 冷たい川に飛び込んだときに急激に体温が低下する原因で正しいのはどれか。
3. 熱伝導による体熱の放散
78
78 インスリンを過剰に投与したときに現れる症候で正しいのはどれか。
5. 手足のふるえ
79
79 僧帽弁狭窄症(mitralstenosis)について正しいのはどれか。
2. 左心房内圧が上昇する。
80
80 検査の画像を下に示す。狭心症(anginapectoris)の手術に最も重要な検査はどれか。
3. C
81
81 変形性膝関節症(osteoarthritisoftheknee)について正しいのはどれか。
5. 経時的に進行して10年で半数が悪化する。
82
82 学校保健安全法で出席停止となる学校感染症のうち、第二種に分類されているのはどれか。
1. インフルエンザ(influenza)
83
83 成人におけるバイタルサインで緊急に対応が必要なのはどれか。
2. 体温34.4℃
84
84 老化による尿の生成と排尿機能の変化はどれか。
4. 残尿量の増加
85
85 定期予防接種について正しいのはどれか。
5. ヒトパピローマウイルス〈HPV〉ワクチンは筋肉内注射する。
86
86 緑内障glaucomaについて正しいのはどれか。2つ選べ。
2. 視神経が萎縮する。, 5. 眼圧の上昇が原因となる。
87
87 高齢者に脱水が起こりやすくなる要因はどれか。2つ選べ。
2. 筋肉量の減少, 3. 細胞内液量の減少
88
88 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律〈精神保健福祉法〉に基づく入院形態で正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 応急入院は72時間以内に限られている。, 3. 措置入院中の患者は精神医療審査会へ退院請求を申し出ることができる。
89
89 クリニカルパスについて正しいのはどれか。2つ選べ。
2. 医療者と患者が治療計画を共有できる。, 5. 一定の質を保った治療と看護ケアの提供につながる。
90
90 看護のアウトカムを評価するために収集する情報はどれか。2つ選べ。
1. 褥瘡発生率, , 2. 患者の満足度
91
Aさん(47歳、男性、会社員)は妻と2人暮らしで、自宅の室内で犬を飼っている。15年前に慢性糸球体腎炎(chronicglomerulonephritis)と診断され、徐々に腎機能低下が認められたので、2年前から慢性腎不全(chronicrenalfailure)のため血液透析療法を週3回受けている。今回、弟から腎臓の提供の申し出があり、生体腎移植の目的で入院した。入院3日、Aさんの生体腎移植手術は予定通り終了した。 91 Aさんの手術直後に観察すべき項目で優先度が高いのはどれか。 1.尿量 2.血糖値 3.白血球数 4.シャント音
1.尿量
92
Aさん(47歳、男性、会社員)は妻と2人暮らしで、自宅の室内で犬を飼っている。15年前に慢性糸球体腎炎(chronicglomerulonephritis)と診断され、徐々に腎機能低下が認められたので、2年前から慢性腎不全(chronicrenalfailure)のため血液透析療法を週3回受けている。今回、弟から腎臓の提供の申し出があり、生体腎移植の目的で入院した。入院3日、Aさんの生体腎移植手術は予定通り終了した。 92 Aさんは術前からタクロリムスなど複数の免疫抑制薬を服用している。Aさんは「移植したら免疫抑制薬を飲む必要があることは分かっているのですが、退院後は何に気を付ければよいですか」と看護師に質問した。 Aさんへの看護師の説明で適切なのはどれか。 1.「犬は今まで通り室内で飼育できます」 2.「グレープフルーツは摂取しないでください」 3.「感染予防のため風疹のワクチン接種をしてください」 4.「薬を飲み忘れたときは2回分をまとめて服用してください」
2.「グレープフルーツは摂取しないでください」
93
Aさん(47歳、男性、会社員)は妻と2人暮らしで、自宅の室内で犬を飼っている。15年前に慢性糸球体腎炎(chronicglomerulonephritis)と診断され、徐々に腎機能低下が認められたので、2年前から慢性腎不全(chronicrenalfailure)のため血液透析療法を週3回受けている。今回、弟から腎臓の提供の申し出があり、生体腎移植の目的で入院した。入院3日、Aさんの生体腎移植手術は予定通り終了した。 93 Aさんは順調に回復し、移植後の拒絶反応もなく退院することになった。Aさんは「腎臓が悪くなってから気を付けないといけないことが多かったのですが、移植してこれまでの制約がなくなりますね」と話した。 Aさんの退院後の生活で継続が必要なのはどれか。 1.蛋白質の摂取制限 2.週3回の通院 3.水分の制限 4.体重の管理
4.体重の管理
94
Aさん(28歳、女性、美容師)はゴルフが趣味である。同居しているパートナーと1週前にゴルフに行った後から、顔面の紅斑、微熱、全身倦怠感および手指の関節痛が現れた。病院を受診したところ、全身性エリテマトーデス〈SLE〉(systemiclupuserythematosus)と診断され入院した。Aさんは看護師に「これまで病気をしたことがなかったので、驚いています」と話した。 バイタルサイン:体温37.4℃、呼吸数18/分、脈拍64/分、整、血圧110/60mmHg。 血液所見:赤血球260万/μL、Hb9.0g/dL、白血球7,600/μL、血小板18万/μL、尿素窒素16mg/dL、クレアチニン0.8mg/dL、CRP0.7mg/dL、直接Coombs〈クームス〉試験陽性。 尿所見:尿蛋白(-)、尿潜血(-)。 神経学的検査:異常所見なし。 12誘導心電図:異常所見なし。 胸部エックス線写真:異常所見なし。 94 Aさんに生じている可能性が高いのはどれか。 1.心膜炎(pericarditis) 2.溶血性貧血(hemolyticanemia) 3.ループス腎炎(lupusnephritis) 4.中枢神経ループス(centralnervoussystemlupus)
2.溶血性貧血(hemolyticanemia)
95
Aさん(28歳、女性、美容師)はゴルフが趣味である。同居しているパートナーと1週前にゴルフに行った後から、顔面の紅斑、微熱、全身倦怠感および手指の関節痛が現れた。病院を受診したところ、全身性エリテマトーデス〈SLE〉(systemiclupuserythematosus)と診断され入院した。Aさんは看護師に「これまで病気をしたことがなかったので、驚いています」と話した。 バイタルサイン:体温37.4℃、呼吸数18/分、脈拍64/分、整、血圧110/60mmHg。 血液所見:赤血球260万/μL、Hb9.0g/dL、白血球7,600/μL、血小板18万/μL、尿素窒素16mg/dL、クレアチニン0.8mg/dL、CRP0.7mg/dL、直接Coombs〈クームス〉試験陽性。 尿所見:尿蛋白(-)、尿潜血(-)。 神経学的検査:異常所見なし。 12誘導心電図:異常所見なし。 胸部エックス線写真:異常所見なし。 95 Aさんはステロイドパルス療法の後、副腎皮質ステロイド薬の内服治療が開始された。入院3週ころから満月様顔貌がみられたため、外見の変化に気持ちが落ち込むようになった。 Aさんへの対応で適切なのはどれか。 1.気にする必要はないと励ます。 2.パートナーの面会を制限する。 3.外見よりも病気の治療を優先すると説明する。 4.薬の量が減れば満月様顔貌は軽減すると説明する。
4.薬の量が減れば満月様顔貌は軽減すると説明する。
96
Aさん(28歳、女性、美容師)はゴルフが趣味である。同居しているパートナーと1週前にゴルフに行った後から、顔面の紅斑、微熱、全身倦怠感および手指の関節痛が現れた。病院を受診したところ、全身性エリテマトーデス〈SLE〉(systemiclupuserythematosus)と診断され入院した。Aさんは看護師に「これまで病気をしたことがなかったので、驚いています」と話した。 バイタルサイン:体温37.4℃、呼吸数18/分、脈拍64/分、整、血圧110/60mmHg。 血液所見:赤血球260万/μL、Hb9.0g/dL、白血球7,600/μL、血小板18万/μL、尿素窒素16mg/dL、クレアチニン0.8mg/dL、CRP0.7mg/dL、直接Coombs〈クームス〉試験陽性。 尿所見:尿蛋白(-)、尿潜血(-)。 神経学的検査:異常所見なし。 12誘導心電図:異常所見なし。 胸部エックス線写真:異常所見なし。 96 Aさんは外来で副腎皮質ステロイド薬の内服治療を継続することになった。Aさんは「病気を悪化させないために退院後はどのような生活がよいでしょうか」と看護師に質問した。 Aさんへの退院指導で適切なのはどれか。 1.「すぐに復職できます」 2.「避妊は必要ありません」 3.「身体を冷やさないでください」 4.「くもりなら屋外でゴルフができます」
3.「身体を冷やさないでください」
97
Aさん(81歳、女性)は夫(86歳)と2人で暮らしている。高血圧症(hypertension)で内服治療をしているが、血圧のコントロールはできている。両眼に老人性白内障(senilecataract)があり、老人性難聴(presbyacusis) のために補聴器を使用している。認知機能は問題なく、日常生活動作〈ADL〉はほぼ自立している。1年前から両眼の羞明、霧視が強くなり、視力が低下して趣味の編み物ができなくなってきた。また、家の中を移動するときに小さな段差につまずいたりドアにぶつかるなど、歩行時の転倒の危険性が増えた。Aさんは自宅での生活を安全に送りたい、趣味を続けたいという希望があり、10日間程度の入院で両眼の超音波水晶体乳化吸引術と眼内レンズ挿入術を行うことになった。 97 入院当日、病棟の看護師がAさんに対してパンフレットを用いて手術前オリエンテーションを行うことになった。 Aさんへのオリエンテーションの方法で適切なのはどれか。 1.耳元で大きな声で説明する。 2.Aさんの身体に触れてから話しかける。 3.窓際の明るい場所でパンフレットを見せる。 4.手術後の注意点はパンフレットに赤色の太い文字で書く。
4.手術後の注意点はパンフレットに赤色の太い文字で書く。
98
Aさん(81歳、女性)は夫(86歳)と2人で暮らしている。高血圧症(hypertension)で内服治療をしているが、血圧のコントロールはできている。両眼に老人性白内障(senilecataract)があり、老人性難聴(presbyacusis) のために補聴器を使用している。認知機能は問題なく、日常生活動作〈ADL〉はほぼ自立している。1年前から両眼の羞明、霧視が強くなり、視力が低下して趣味の編み物ができなくなってきた。また、家の中を移動するときに小さな段差につまずいたりドアにぶつかるなど、歩行時の転倒の危険性が増えた。Aさんは自宅での生活を安全に送りたい、趣味を続けたいという希望があり、10日間程度の入院で両眼の超音波水晶体乳化吸引術と眼内レンズ挿入術を行うことになった。 98 Aさんの手術は局所麻酔下で行われ、10分程度で終了した。手術中および手術直後のバイタルサインに問題はなく、病室に戻ってきた。Aさんは眼痛や頭痛、気分不快などの症状はなく、「無事に終わって良かった」と話している。 手術後のAさんへの説明で適切なのはどれか。 1.手術直後から点眼する。 2.洗顔は手術の翌日から行う。 3.手術後24時間はベッド上で安静にする。 4.医師の許可があるまでは頭を振る動作をしない。
4.医師の許可があるまでは頭を振る動作をしない。
99
Aさん(81歳、女性)は夫(86歳)と2人で暮らしている。高血圧症(hypertension)で内服治療をしているが、血圧のコントロールはできている。両眼に老人性白内障(senilecataract)があり、老人性難聴(presbyacusis) のために補聴器を使用している。認知機能は問題なく、日常生活動作〈ADL〉はほぼ自立している。1年前から両眼の羞明、霧視が強くなり、視力が低下して趣味の編み物ができなくなってきた。また、家の中を移動するときに小さな段差につまずいたりドアにぶつかるなど、歩行時の転倒の危険性が増えた。Aさんは自宅での生活を安全に送りたい、趣味を続けたいという希望があり、10日間程度の入院で両眼の超音波水晶体乳化吸引術と眼内レンズ挿入術を行うことになった。 99 手術後2日、Aさんは日中はベッドに横になって過ごしている時間が多い。夜間にAさんから看護師に「手術後はゆっくり眠れていません。どうしたらよいでしょうか」という訴えがあった。 Aさんへの看護師の対応で適切なのはどれか。 1.寝る前に温かい緑茶を飲むことを勧める。 2.日中はベッドから離れて過ごすことを促す。 3.眠れなくてもベッドに横になっていることを勧める。 4.夜はよく眠っているので様子をみましょうと伝える。
2.日中はベッドから離れて過ごすことを促す。
100
Aさん(75歳、男性)は妻(75歳)と2人暮らしで、15年前にParkinson〈パーキンソン〉病(Parkinsondisease)と診断された。7年前よりレボドパ〈L-dopa〉を1日3回内服している。Hoehn&Yahr〈ホーエン・ヤール〉重症度分類のステージⅣで、要介護2である。妻は腰痛のため毎日リハビリテーション目的で通院中である。妻の介護負担を軽減するため、Aさんは毎月10日間、介護老人保健施設の短期入所〈ショートステイ〉を利用している。今回は妻の腰痛が増強したため、Aさんは予定を早めて入所した。Aさんは握力が低下しているが、スプーンを使用し自力で食事を摂取している。食事中に姿勢が崩れることが多く、むせや食べこぼしがある。 100 看護師のAさんへの食事援助で正しいのはどれか。 1.頸部を後屈した体位にする。 2.座位時の体幹を安定させる。 3.食後に嚥下体操を実施する。 4.こぼさずに摂取できるよう全介助する。
2.座位時の体幹を安定させる。