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  • 1

    冷媒液強制循環式冷凍装置に用いる低圧受液器は、蒸発器冷却管に低圧冷媒液を送り込むための液だめであり、運転状態が変化しても、冷媒液ポンプと蒸発器が安定した運転を続けられるように、温度自動膨張弁により送液量を調整し、液だめの液面高さを制御する。

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  • 2

    アンモニア冷凍装置には液ガス熱交換器を取り付け、凝縮器からの高温冷媒液を取り付け、凝縮器からの高温冷媒液と蒸発器からの低温冷媒蒸気との熱交換によって、凝縮器からの冷媒液を過冷却し、液管内でのフラッシュガスの発生を防止する。さらに、圧縮機吸い込み蒸気を適度に加熱することにより、負荷変動などによる液戻りをある程度防止する。

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  • 3

    バイメタル式サーモスタットは、熱伝導率の異なる2種類の金属を溶着または一緒にロール加工して作られ、温度が変化すると機械的な湾曲を生じる。バイメタル式サーモスタットは、この湾曲による力を利用して電気接点の開閉を行う。

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  • 4

    真空試験は、冷媒設備の気密の最終確認をするために実施する試験である。十分に長い時間にわたって真空のまま放置した後、試験開始前よりも5Kくらいの温度変化の場合には、1.2kPa程度の圧力変化であればよい。

    ×

  • 5

    圧力容器用安全弁では、冷媒ガスと圧力容器の外径や全長などにより安全弁の必要最小口径サイズを決定し、圧力容器の圧力が過度に上昇しないようにする。

  • 6

    一般的な冷凍装置の蒸発器における蒸発温度と比冷却物との温度差は、利用用途ごとに、ある程度経験的に決まっている。例えば、空気冷却器の温度差は、空調用で15Kから20K、冷蔵用で5Kから10Kとしている。この温度差が大きすぎると、伝熱面積の大きな蒸発器を必要とする。

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  • 7

    空冷凝縮器の凝縮圧力は、一般に凝縮器入口空気温度よりも15Kから20Kくらい高い温度に相当する飽和圧力となる。冬季に外気温度が低下して膨張弁容量が不足するときの対策として、空冷凝縮器の送風機の風量を増加させる方法、小容量の冷凍装置では凝縮圧力調整弁により凝縮圧力が高くならないように制御する方法などがある。

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  • 8

    遠心圧縮機の容量制御を吸い込み側にあるサクションベーンによって行う場合、低流量になるとサージング現象が発生し、振動や騒音を発生する。また、低温用では圧力比が大きくなるので、羽根車の段数は多段式となる。

  • 9

    高圧受液器は、凝縮器で凝縮した冷媒液を蓄える容器であり、この容器内で凝縮器と蒸発器の冷媒量の変化を吸収し、冷凍装置を円滑に運転できるようにする。一般に、大形の受液器には反射式液面計を取り付け、小容量の受液器にはサイトグラスを設置したりする。

  • 10

    温度自動膨張弁本体の取り付け位置は蒸発器入口に近く、また、感温筒の取り付け位置は蒸発器出口に近いほうが、過熱度制御の安定性がよい。特に、蒸発器出入口配管(冷媒液配管と圧縮機吸い込み配管)が長い場合には、膨張弁本体と感温筒を蒸発器から大きく離れた位置に取り付けないようにする。

  • 11

    R134a冷媒を使用する冷凍装置の低圧部の容器で、容器本体に附属する止め弁によって封鎖(液封)される構造のものには、安全弁、破裂板または圧力逃がし装置を取り付ける。

  • 12

    フルオロカーボン冷凍装置に用いる油回収機では、満液式蒸発器内の油の濃度が高まらないように、冷媒液と油を一緒に蒸発器の外部に抜き出した後、これらを加熱して冷媒蒸気と油に分離する。その熱源には、電気ヒータのほか、高圧冷媒液や高圧冷媒ガスが用いられる。

  • 13

    一般的に、コンクリート基礎の質量は、その上に据え付ける機器の質量よりも大きくする。特に多気筒圧縮機では、機器の質量の2倍から3倍の質量の基礎が必要である。なお、防振装置を備えた防振支持の基礎は、通常の基礎に比べて軽量にすることができる。

  • 14

    直動形の圧力式冷却水調整弁は、下部の凝縮圧力導入用の接続口付きベローズ部分と、作動圧力設定用ばねを収めた調整部分からなり、凝縮圧力が高くなると弁開度が大きくなる。また、凝縮負荷、水温変化、凝縮器の熱通過率変化などの応じて、凝縮圧力が適正な状態を保つように冷却水量を調整する。

  • 15

    電子膨張弁は、サーミスタなど温度センサからの電気信号を調節器で過熱度に演算処理し、電気的に弁を駆動して開閉の操作を行い、温度自動膨張弁と比較して幅広い制御特性にすることができる。また、構成材料を適切に選択すれば、電子膨張弁は冷媒の種類に関係なく使用できる。

  • 16

    耐圧試験は、圧縮機、圧力容器などの耐圧強度を確認しなければならない構成機器、またはその部品ごとに行う全数試験である。さらに、部品ごとに試験したときは、それを組み立てた全ての機器も耐圧試験を行わなければならない。

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  • 17

    フルオロカーボン冷凍装置においては、満液式蒸発器を使用する装置、蒸発温度がー40℃以下の低温の冷凍装置、配管距離が非常に長い装置、蒸発器の台数が多い装置などに、油分離器が必要である。

  • 18

    ロータリー圧縮機は、構造上、圧縮機の容器内は高圧であり、運転時の電動機巻き線温度は吐出しガス温度よりも高くなる。また、油ポンプによって底部の油だまりからくみ上げられた冷凍機油は、高圧側にあるため、高低圧の差圧によってロータとシリンダとの隙間を通り、低圧側のシリンダ内へ流れ込む。

  • 19

    吸入圧力調整弁は、圧縮機の吸い込み圧力が低下して圧縮機が過熱しないように、圧縮機吸い込み冷媒量を調整して圧縮機の吸い込み圧力を維持する圧力調整弁であり、圧縮機吸い込み蒸気配管に用いられる。

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  • 20

    冷却水調整弁は、制水弁または節水弁とも呼ばれており、年間を通じて水温の変化、装置の凝縮負荷の変化、冷却管の水垢の付着などに対して、凝縮圧力が適正な値を保つように冷却水量を調節する。

  • 21

    フルオロカーボン冷媒液は、冷凍機油を溶解すると粘度が低くなる。また、過度に油を溶解すると伝熱を阻害することになる。一般に、油の溶解量が3%以下であれば特に支障がない。

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  • 22

    吸い込み弁、吐出し弁やクランク軸のある圧縮機で、吐出し弁に漏れが生じると、圧縮機の吸い込み蒸気量が減少し、体積効率や断熱効率の低下を招き、吐出しガス温度が大きく上昇する。一方、吸い込み弁の漏れでは、体積効率の低下を招くが、吐出しガス温度が大きく上昇することはない。

  • 23

    低圧圧力スイッチを用い、圧縮機の運転と停止を制御する場合、低圧圧力スイッチの「入り」「切り」差をあまり小さく設定すると、圧縮機が短い間隔で運転と停止を繰り返すことになり、圧縮機用電動機焼損の原因となることがある。

  • 24

    気密試験は、冷媒設備の配管の部分を除く構成機器の個々そのものについて、耐圧試験を実施する前にあらかじめ気密の確認をするために行う。

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  • 25

    安全弁、破裂板、溶栓、高圧遮断装置などの安全装置は、設定の圧力や温度で作動し、外部に冷媒ガスを放出することで冷媒設備の圧力を許容圧力以下にする。

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  • 26

    凝縮圧力調整弁による凝縮圧力の制御は、凝縮器内への冷媒液の滞留と冷却水量の調整を同時に行う。したがって、装置の冷媒充填量に余裕が必要なので、受液器が必要になる。

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  • 27

    蒸気圧式サーモスタットは、感温筒内のチャージ方式により、ガスチャージ方式、吸着チャージ方式、液チャージ方式に分類される。これらのうち、吸着チャージ方式は、受圧部の温度が作動に及ぼす影響が大きく、サーモスタット本体が感温筒と異なった温度環境では使用できない。

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  • 28

    スクリュー圧縮機は、スライド弁によってある限定された範囲内で容量を無段階で制御できる。このスライド弁により吸い込み蒸気の閉めこみ量を減らした低用量で長時間運転すると、成績係数は低下する。

  • 29

    破裂板の最小口径数は、圧力容器に取り付けるべき安全弁の口径の1/2とし、破裂圧力は安全弁の作動圧力以上で、耐圧試験圧力以下でなければならない。

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  • 30

    吸入圧力調整弁は、圧縮機の吸い込み管に取り付ける。この調整弁を取り付ける目的は、上流側の圧力が所定の圧力以下にならないように、吸い込み蒸気を絞り、容量制御することである。この方法は、装置の運転動力が増大するので、装置の成績係数は低下する。

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  • 31

    法定の冷凍能力が20トン以上の冷媒設備の圧力容器の突合せ溶接部の試験には、機械試験と非破壊試験がある。また、溶接部は溶け込みが十分であり、かつ、割れまたはアンダーカット、オーバーラップ、クレータ、スラグの巻き込み、ブローホールなどの欠陥があってはならない。

  • 32

    中形や大形の往復圧縮機では油ポンプによる強制給油潤滑式が採用されており、油圧調整弁の調整不良で油圧が高くなりすぎると、油圧保護圧力スイッチが作動して、圧縮機を停止させる。

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  • 33

    スクリュー圧縮機において、多量の冷凍機油を強制的に噴射する目的は、摺動部の潤滑、ロータ部などのクリアランスのシール及び冷媒ガスと圧縮機本体の冷却である。また、この噴射により、吐出しガス温度を断熱圧縮の場合よりも低くすることも可能である。

  • 34

    低圧フロート弁は、満液式蒸発器などの液面レベルを一定に保持するものである。液面レベルの変動に応じて送液を行うので、フロートスイッチを使用した液面制御に比べ、液面レベルの変動を小さくすることができる。また、冷媒液の密度変化の影響が小さく、一般に、各種冷媒で共用することが可能である。

  • 35

    電磁弁は、冷媒用、水用、ブライン用などがあり、用途に応じて使い分ける。直動式の電磁弁は、その作動機構により弁前後の圧力差がゼロでも開閉できるが、パイロット式電磁弁は弁前後の圧力差が十分でないと作動しないこともあるので注意が必要である。

  • 36

    蒸発圧力調整弁を用いて圧縮機の容量制御をするとき、この調整弁は、温度自動膨張弁の感温筒及び均圧管の取り付け位置よりも上流側の配管に取り付けなければならない。

    ×

  • 37

    溶接部を対象に実施される非破壊試験には、放射線透過試験、超音波探傷試験、磁粉探傷試験、浸透探傷試験がある。突合せ溶接継ぎ手を対象に、放射線透過試験を実施した場合には、溶接継ぎ手の効率の値を高く設定できることがある。

  • 38

    乾式蒸発器を使用した冷凍装置の運転停止時には、蒸発器内に冷媒液が残留しないように、運転停止前に圧縮機で冷媒を高圧側へ回収して、再始動時の液戻りを防ぐ。

  • 39

    電子式サーモスタットは、温度変化を電気信号に変換しているので、電子回路にPIまたはPIDの補償をした制御を行うことができる。

  • 40

    高圧圧力スイッチを安全装置として使用する冷凍装置では、一般に、冷媒圧力が上昇して設定圧力になった場合、圧縮機電源回路を遮断して圧縮機を停止させる。異常高圧で動作した場合には、冷凍装置の停止した原因を修復してから運転再開する必要がある。

  • 41

    低温冷凍装置において、二段圧縮方式を用いる主な目的は、単段圧縮方式を用いた場合に問題となる。圧力比の増大、体積効率低下による冷媒循環量の減少、断熱効率の低下に伴う軸動力の増大と吐出しガス温度の過度な上昇を避けることである。

  • 42

    蒸発圧力調整弁はEPRとも呼ばれる。温度自動膨張弁では、蒸発器内の蒸発圧力を制御することはできないが、蒸発圧力調整弁を使用すれば、蒸発圧力を設定値よりも高くならないように制御することができる。

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  • 43

    蒸発器には、熱負荷の増減に応じて膨張弁から適切な量の冷媒液が供給される必要がある。その冷媒循環量が不足する原因として、過小な容量の膨張弁を選定したこと、フラッシュガスの発生などがあげられる。

  • 44

    高圧受液器には、運転中の大きな負荷変動、冷却器の運転台数の変化、およびヒートポンプ装置の運転モードの切り替えなどによる冷媒量の変化を吸収する容量を持たせる。さらに、冷媒充填量の全量または大部分の量を受液器内容積の80%以内で回収できる容量を持たせる。

  • 45

    多気筒圧縮機などの大形圧縮機では、油ポンプを内蔵または外部に装着している。運転中に定められた油圧が保持できなくなると、圧縮機の軸受けなどが焼き付き事故を起こすことがある。このような事故を防止するために、圧縮機を始動してから、または運転中に給油圧力が定められた圧力以下になった場合には、圧力が低下した瞬間に油圧保護圧力スイッチの電気接点を開にして圧縮機の電動機を停止させる。

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  • 46

    受液器兼用の水冷横型シェルアンドチューブ凝縮器において、装置内に冷媒を過充填すると、余分な冷媒液が凝縮器に貯えられ、多数の冷却管が冷媒液中につかり、冷媒蒸気の凝縮に有効な伝熱面積が減少し、凝縮温度が上昇する。一方凝縮器出口の冷媒液の過冷却度は増大する。

  • 47

    冷媒配管に使用する材料は、冷媒の種類に応じた材料を選択して使用し、冷媒と冷凍機油の化学的及び物理的な作用によって腐食及び劣化しないことが必要である。低温で用いるフルオロカーボン用冷媒配管では、低温でも靭性の高い材料を使用する。

  • 48

    蒸発圧力調整弁は、熱負荷の減少に伴い蒸発圧力が設定値以下へ低下することを防ぐ。この弁は、温度自動膨張弁の感温筒と均圧管の取り付け位置よりも下流側の吸い込み蒸気配管に取り付けられ、作動時は圧縮機吸い込み蒸気の過熱度や圧力を低下させる。

    ×

  • 49

    遠心圧縮機において、容量制御をサクションベーンにより行う場合、低流量になると、サージングによって振動や騒音が発生する。また、低温用の冷凍装置で使用するときは、圧力比が大きくなるので、多段圧縮機を採用する必要がある。

  • 50

    オリフィス交換形の温度自動膨張弁は、配管内に膨張弁を取り付けたままオリフィスとニードルの弁体セットが交換できるような構造になっている。弁本体の配管接続部は交換可能な弁体セットの最大容量に合わせてあり、弁体セットの交換により、広範囲の容量に対応することができる。

  • 51

    耐圧試験を液体で行う場合は、圧力容器内の空気を完全に排除した後、液体を徐々に加圧して、耐圧試験圧力まで上げ、その圧力を1分間以上保っておく。その後、圧力を耐圧試験圧力の1/2まで下げて、被試験品の各部、溶接継ぎ手などについて、漏れ、異常な変形、破壊などの異常がないことを確認して合格とする。

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  • 52

    真空試験は、冷媒設備の気密の最終確認をするために冷媒設備内を周囲待機温度に相当する水蒸気飽和圧力以下にすることが必要で、十分に長い時間にわたって真空のまま放置した後、試験開始前よりも5Kくらいの温度変化の場合に0.7kPa程度の圧力変化であればよい。

  • 53

    高圧遮断装置には、一般に高圧遮断圧力スイッチが使用され、安全弁の作動圧力よりも低い圧力で作動するように設定し、安全弁が作動する前に圧縮機を停止する。これによって冷媒の外部への放出を避ける。

  • 54

    低圧圧力スイッチは、圧縮機運転中の吸い込み圧力の低下を検出し、電気接点を開にして圧縮機を停止させるが、機器保護の目的以外に用いる場合は、使用目的に応じ、手動復帰形か自動復帰形のいずれかを用いる。これに対し、高圧圧力スイッチは、原則として手動復帰形を用いる。

  • 55

    低圧受液器は、冷媒液強制循環式冷凍装置の蒸発器冷却管に低圧冷媒液を送り込むための液だめとして、冷却管から戻った冷媒蒸気と液を分離する役割を持つ。低圧受液器では、運転状態が変化しても、冷媒液ポンプと蒸発器が安定した運転を続けられるように、一般に温度自動膨張弁で流量制御が行われる。

    ×

  • 56

    冷媒量が不足すると、蒸発圧力が低下し、圧縮機の吸い込み蒸気の過熱度が大きくなり、吐出しガス温度が低下し、冷凍能力も低下する。一方、冷媒が過充填の場合には、凝縮に有効な伝熱面積が増加し、圧縮機の消費電力は増大する。

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  • 57

    冷媒液強制循環式蒸発器では、一般に液ポンプにより蒸発量の3倍から5倍の量の冷媒を流す。また、冷凍機油の処理を行うために、一般に蒸発器本体に油戻し用の配管を設ける。

    ×

  • 58

    四方切換弁は、冷媒の流れを切り替えて冷凍サイクルの二つの熱交換器の役割を逆にする働きを持つ。この弁は、切り替え時に高圧側から低圧側への冷媒の漏れが短時間で起こるので、差圧式の四方切換え弁では高低圧間に圧力差が十分にないと完全な切り替えができない。

  • 59

    スクリュー圧縮機の押しのけ量は、ロータの歯の形状、歯数、長さ及び回転数により決まる。また、圧縮機の容量制御はスライド弁を使用して行うが、無段階制御はできない。

    ×

  • 60

    ホットガスバイパスによる容量制御を行うときに、ホットガスバイパス量の割合が多くなると、凝縮器の熱負荷がほとんど電動機の入力だけとなり、凝縮圧力が低くなりすぎる。その場合、ホットガス圧力が低くなりすぎて必要量のホットガスが吸い込み側にバイパスできなくなる。

  • 61

    空冷凝縮器では、冷媒と空気との算術平均温度差が大きいほど凝縮作用が活発となるため、凝縮液膜が厚くなる。その結果、冷媒側の熱伝達率が小さくなる。このため、空冷凝縮器の設計で伝熱面積を決定するにあたり、一般に、入口空気温度より5Kから6K高い凝縮温度となるようにする。

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  • 62

    圧縮機の吸い込み蒸気配管に蒸発圧力調整弁を取り付けることにより、この弁の作動時には圧縮機の吸い込み圧力が低下し、圧縮機の容量制御が出来る。この蒸発圧力調整弁は、温度自動膨張弁の感温筒取付位置と均圧管接続位置よりも上流側の圧縮機吸い込み蒸気配管に取り付けなければならない。

    ×

  • 63

    スクリュー圧縮機のアンローダ機構は、圧縮機始動時の負荷軽減装置などとして使われている。しかし、低負荷で長時間運転すると、吐出しガス温度が高くなることがあるので注意する必要がある。

  • 64

    多気筒圧縮機には、一般にアンローダと呼ばれる容量制御装置が取り付けてあり、吸い込み弁を締め切って、作動気筒数を減らすことにより、25%から100%の範囲で容量を段階的に変えられるようになっている。

    ×

  • 65

    フルオロカーボン冷媒は安定した冷媒であり、一般に毒性は低く可燃性もないが、高温の物体に触れると、分解してフッ化水素やホスゲンなどの毒性はないが可燃性のあるガスが発生する。圧力容器や配管の修理の際には、内部に残留ガスがないか十分に確認する。

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  • 66

    アンモニア用の多孔板式の液分離器は、円筒胴内の流速が1m/s以下の蒸気の流れに乗った液滴が多孔板に衝突して下方に落ち、蒸気は孔を通り抜けて流れることによって、液と蒸気を分離する。

  • 67

    フィンコイル乾式蒸発器では、蒸発器の冷媒出口側から入口側に向かって冷却しようとする空気を流す向流方式と、蒸発器の冷媒入口側から出口側に向かって空気を流す並流方式がある。一般に並流方式の冷媒と空気の平均温度差は、向流方式よりも大きくなる。

    ×

  • 68

    往復圧縮機の吸い込み弁や吐出し弁に漏れが生じると、圧縮機の吐出しガス温度にほとんど変化は見られないが、圧縮機の体積効率や冷凍装置の冷凍能力の大きな低下を招く。

    ×

  • 69

    直動形凝縮圧力調整弁は、空冷凝縮器の出口側に取り付け、調整弁の出口圧力が低下すると弁が閉じ、上昇すると弁が開く圧力比例調整弁である。凝縮圧力調整弁は、必要とする凝縮圧力に設定し、夏季の外気温度が高いときには全開となり、冷媒液の流れの抵抗は最小の状態となる。

    ×

  • 70

    圧縮機に容量制御装置がないと、負荷減少時に吸い込み圧力が低下し、圧縮機の吸い込み蒸気の比体積が大きくなり、冷媒循環量が大きくなり、1冷凍トンあたりの消費動力が増加するので成績係数が小さくなる。

    ×

  • 71

    高圧圧力スイッチは、安全装置や圧力制御スイッチとして使用される。安全装置として使用する場合は、冷凍装置の停止した原因を修復してから運転再開する必要があり、原則として手動復帰形を使用しなければならない。圧力制御スイッチとして使用する場合は、自動復帰形を使用する。

  • 72

    冷媒設備の気密の最終確認をするための真空放置試験では、真空ポンプを使用して、装置内部を真空状態にしながら水分を蒸発させて乾燥させるとともに、設備からの漏れの有無を確認する。冷媒設備内の真空度は周囲大気温度に相当する水蒸気飽和圧力以下にすることが必要である。

  • 73

    凝縮器では、冷媒温度と冷却媒体との算術平均温度差が大きいほど熱流束(熱流密度)が大きくなって、凝縮作用が活発になり、冷媒側熱伝達率も大きくなる。

    ×

  • 74

    スクリュー圧縮機に給油ポンプがついている場合の給油圧力は、吐出しガス圧力よりも0.2から0.3MPa程度高い。また、この圧縮機の吐出しガス温度は、フルオロカーボン冷媒では通常90℃以下である。これより高い場合は、油冷却器による冷却不良などを疑う必要がある。

  • 75

    圧縮機の湿り運転の原因として、冷凍機負荷の急激な変化、往復圧縮機のアンロード運転からフルロード運転の切り替わり時、温度自動膨張弁の感温筒の吸い込み管からの外れ、などがあげられる。また、多気筒圧縮機の液圧縮発生時の安全装置としては、シリンダ頭部の安全ぶたがある。

  • 76

    冷凍機油の選定条件として、使用条件に対して凝固点が高く、ろう分が少なく、熱安定性と引火点が高いことなどがあげられる。また、低温用の冷凍機油では、流動点が低く、水分により乳化しにくいこと、酸に対する安定性が良いことなども選定条件として大切である。

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  • 77

    冷凍機油の選定は、冷媒の種類、冷凍装置の構造、運転温度条件などにより異なるが、一般に、低温用の冷凍装置には、流動点の低い油を選定し、高速回転圧縮機で軸受け荷重の比較的小さいものには、粘度の高い油を選定する。

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  • 78

    直動形蒸発圧力調整弁は、バルブプレートに作用する蒸発圧力が、ばねで設定した値以上になると、その差圧で弁が開く。また、一般に、蒸発圧力が変化しない場合でも、バルブプレートに作用する圧縮機の吸い込み圧力が低下した場合には、弁前後の差圧が大きくなり弁が開く。

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  • 79

    液ポンプ方式の低温用二段圧縮冷凍装置において、液封を起こしやすい箇所は、高圧受液器から中間冷却器及び中間冷却器から低圧受液器に至る液管、低圧受液器の液ポンプ出口から蒸発器への低圧配管などであり、これらの箇所には圧力逃がし弁などを設ける。

  • 80

    フルオロカーボン冷凍装置において、満液式蒸発器や定圧受液器に入り込んだ冷凍機油は冷媒液に溶解しているので、油だけを分離して容器外に抜き出すことはできない。そこで、油の濃度が高い冷媒液を抜き出し、冷媒液は加熱して蒸気とし、冷媒と油に分離する機能を持った油回収器を使用する。不燃性冷媒液の加熱には、高圧冷媒液または高圧吐出しガスを利用し、過熱による油の劣化を避けるため、電気ヒータは加熱源としては利用しない。

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  • 81

    ローフィンチューブを用いる水冷凝縮器や満液式水冷却器の冷却管の外表面積基準の熱通過率は、汚れ係数の増大とともに減少する。この熱通過率は、汚れ係数の値が小さい範囲ではあまり変化しないが、汚れ係数の値が大きくなると大幅に低下する。

    ×

  • 82

    フルオロカーボン冷媒液は、冷凍機油を溶解すると粘度が高くなる。そのため、過度に冷凍機油を溶解すると、熱交換機における伝熱を阻害することになる。一般に冷凍機油の溶解量が3%以下であれば、伝熱には特に支障がない。

  • 83

    インバータを用いて圧縮機の回転速度を調整する容量制御方法では、圧縮機の回転速度と容量は常に比例する。回転速度の範囲を大きく増減させた場合にも、体積効率は回転速度に依存せず常に一定である。

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  • 84

    小型のフルオロカーボン冷凍装置に用いられるU字管を内蔵した液分離器では、入口から入った液滴を含んだ冷媒蒸気は、上記の流れ方向の変化と速度の低下によって、密度の差で液と蒸気に分離される。

  • 85

    圧縮機の吸い込み蒸気配管に蒸発圧力調整弁を取り付けることによって、この弁の作動時には圧縮機の吸い込み圧力が所定の圧力より低下し、圧縮機の容量制御ができる。この蒸発圧力調整弁は、温度自動膨張弁の感温筒と均圧管取り付け位置よりも下流側の圧縮機吸い込み蒸気配管に取り付けなければならない。

  • 86

    液封は、配管などに液が充満した状態で、出入り口の両端が封鎖された状態をいう。この状態で液温が上昇すると、その比体積が増加することで封鎖された内部は、著しく高圧となる。通常使われる温度において、アンモニアとR410Aを比較した場合、液温上昇における比体積の増加割合が大きいのはアンモニアである。

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  • 87

    冷凍装置の保守上、蒸発器の熱通過率はできるだけ高く保持することが重要である。水冷却器の冷却管への水垢の付着や、低温の空気冷却器への霜の付着は、蒸発器の熱通過率を低下させる。このほかにも空気冷却器の前面風速や満液式水冷却器の冷却管内の流速などが熱通過率に影響する。

  • 88

    圧縮機の運転でオン・オフ制御を行う場合には、圧縮機吸い込み側の低圧圧力スイッチ、または冷却室内装置のサーモスタットによって圧縮機を発停させる。この方法は、短い時間間隔で圧縮機が発停を繰り返すと、装置の効率低下、圧縮機の油上がり、電動機の過熱や焼損を生じる恐れがある。

  • 89

    フルオロカーボンは安定した冷媒であり、一般に毒性は低く可燃性もないが、高温の物体に触れると、分解して、フッ化水素やホスゲンなどの毒性の強いガスが発生する。圧力容器や配管の修理の際には、内部に残留ガスがないか十分に確認することが大切である。

  • 90

    液配管に取り付けられている附属品の一つである止め弁は、耐圧、気密性能が十分であることが要求される。止め弁は、管と比べて圧力降下が大きく、冷媒漏れの原因となることもあるので、設置する数をできるだけ少なくし、弁のグランド部を下向きに取り付ける。

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  • 91

    内部均圧形の温度自動膨張弁を用いると、過熱度に及ぼす蒸発器内冷媒の圧力降下の影響が大きく、圧力降下分だけ過熱度が小さくなる。この圧力降下の影響を除くには、外部均圧形の温度自動膨張弁を用いる。

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  • 92

    空冷凝縮器を用いた冷凍装置における、冬季の外気温度の低下による膨張弁容量不足の対策の一つとして、空冷凝縮器の送風機の風量を減少させる方法がある。この方法では、凝縮器の熱通過率は変わらないが、凝縮器の冷媒と空気との間の平均温度差が小さくなり、膨張弁容量の不足を防止できる。

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  • 93

    水垢や油膜が水冷横型シェルアンドチューブ凝縮器の冷却器に付着すると、それらの熱伝導抵抗によって熱通過率の値が小さくなる。そのため圧縮機の消費電力は増加し、冷凍能力は減少する。冷却管が裸管の場合よりもローフィンチューブのほうが、水垢が厚く付着することによる熱通過率の低下割合が大きい。

  • 94

    凝縮圧力調整弁(CPR)は、空冷凝縮器の凝縮圧力が設定値以下にならないように制御するものである。凝縮器出口側に取り付けて、凝縮器の圧力が設定値以下に下がると、弁が閉方向に作動し、凝縮器に液を滞留させて凝縮圧力を制御するので、受液器を必要としない。

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  • 95

    油分離器は、冷凍装置の圧縮機と凝縮器の間に設置し、圧縮機吐出しガスに含まれている油を分離する附属機器であり、バッフル式、金網式、出簾田式などの油分離器がある。バッフル式油分離器は、多数の小孔がある複数のバッフル板を立型円筒内に斜めに設け、吐出しガスが小孔を通る際に油滴を分離する。

  • 96

    高圧遮断圧力スイッチは、圧縮機吐出し部で吐出し圧力を正確に検出する位置に圧力誘導管を接続する必要があり、配管の下側(下面側)から圧力誘導管を接続することは避ける必要がある。また、設定圧力は、高圧部に取り付けられた内蔵安全弁を除くすべての安全弁の最低吹き始め圧力以下で、かつ、高圧部の許容圧力以下の圧力で作動するように設定する。なお、設定圧力の精度は、設定圧力の範囲によって規定されている。

  • 97

    フルオロカーボンが裸火や高温の物体に触れると、分解してフッ化水素やホスゲンなどの毒性の強いガスを生成するので、圧力容器や配管の修理を行うときは、内部に残留ガスがないことを十分に確認したのち、窒素に置換してから行うのが一般的である。

  • 98

    機器の基礎底面にかかる荷重により地盤の不同沈下が起こらないようにするためには、荷重分布によらずに、機器の荷重をその基礎底面積で除した平均荷重が、地盤の許容応力よりも低くなっていればよい。

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  • 99

    低温装置における温度自動膨張弁の感温筒は、霜の影響を受けないように吸湿性のないもので感温取り付け部とともに防熱する。また、正しい冷媒液温度を検出できるように冷却コイルや吸い込み蒸発配管のヘッダーなどの液の溜まりやすいところに取り付ける。

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  • 100

    大形冷凍装置などで利用される冷媒液強制循環式蒸発器では、冷媒を液ポンプで強制循環する。この蒸発器では、冷媒充填量が乾式蒸発器よりも多く、液戻りを防ぐために液分離器を設ける必要がある。

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